*トワイライト・ゾーン*
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#12 [スピーディー]
母はユ―タの手を引きずるようにして、何かから逃げまわっているようだ。
:11/02/21 23:42
:SH07B
:☆☆☆
#13 [スピーディー]
いったい、どうしてなんだろう。
ひとけのない浜辺の左のほうに目をやり、つぎには向きを変えて、右のほうをながめた。
:11/02/21 23:44
:SH07B
:☆☆☆
#14 [スピーディー]
左手のほうには、古びたいまや稼働していない遊園地があった。
いまは鼓動を止めた心臓のようにひっそりやすんでいる。
:11/02/21 23:47
:SH07B
:☆☆☆
#15 [スピーディー]
棒漠としたくもり空を背景にそそりたつ、ローラ―・コ―スタ―の骨組みが、木炭でえがいた線画のように見えていた。
:11/02/21 23:49
:SH07B
:☆☆☆
#16 [スピーディー]
あの下に、友だちになったばかりのトニ―・パ―カ―がいるはずだが、いまは彼のことを考える心のゆとりはなかった。
:11/02/21 23:51
:SH07B
:☆☆☆
#17 [スピーディー]
ここに着いた日、ユ―タはレンタカーから降りると、荷物をなんとかしてもらいたがっている母顔色を無視して、周りを見渡した。
:11/02/21 23:54
:SH07B
:☆☆☆
#18 [スピーディー]
「トランクを開けて、バッグを出してよ」と、母が声をかけた。
「このくたびれたお婆さんは、はやくチェックインして、飲み物にありつきたいんだから」
:11/02/21 23:56
:SH07B
:☆☆☆
#19 [スピーディー]
「マティーニだね」
とユ―タが言った。
「そんなときは、『まだそんな歳じゃないよ』って言うものよ」
車の座席から、降り立ちながら、母が言った。
:11/02/21 23:58
:SH07B
:☆☆☆
#20 [スピーディー]
「まだそんな歳じゃないよ」
母はきらりと光る目でユ―タをにらんだ
―20年にわたるB級映画の女王だった、元女優 海堂ナオコのあの目だった。
:11/02/22 00:01
:SH07B
:☆☆☆
#21 [スピーディー]
彼女は背をしゃんと伸ばして、
「ここなら大丈夫よ、ユ―タ。 ここはいいところなんだから。」
:11/02/22 00:02
:SH07B
:☆☆☆
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