*トワイライト・ゾーン*
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#211 [スピーディー]
「やるもんだな、妹よ」
ナオト叔父さんが言っている。
「あざやかなお手並みだ。
おまえがまだいまだに映画に出てるころなら、こいつを利用して 《スタ―女優はなぜ失踪したか?》 なんて、ちょっとした宣伝に使えたろうにな。
しかし、もういいかげんに分別のある人間らしく振る舞ったらどうだ?」
:11/02/24 16:40
:SH07B
:☆☆☆
#212 [スピーディー]
「どうしてここがわかったの?」
「見つからないとでも思ってたのか?
頼むから、ナオコ、東京へ戻ってくれないか。
逃げまわるのは止めにしなさい。」
:11/02/24 16:42
:SH07B
:☆☆☆
#213 [スピーディー]
「兄さん、あたし、逃げまわってるの?」
「おまえにはもうそんな時間はないはずだ。
私だって暇じゃない。
おい、ちょっと待て。 坊主のほうの電話はまだ切れてないぞ。」
:11/02/24 16:44
:SH07B
:☆☆☆
#214 [スピーディー]
「もちろん切ったわよ」
ユ―タは心臓が止まるかと思った。
「受話器を置くんだ、坊主」
ナオトの声がユ―タに言った。
:11/02/24 16:46
:SH07B
:☆☆☆
#215 [スピーディー]
「バカげたこと言わないで」
と、母が言った。
「バカげたことというのはな、ナオコ、おまえが入院していなければならんときに、そんなチンケな避暑地なんぞに隠れていることだよ。
子供の教育のことだってそうだ。」
:11/02/24 16:49
:SH07B
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#216 [スピーディー]
「兄さんとは話し合いたくないのよ」
「おまえが嫌でも、話し合わなければならんのだ。
そっちまで出向いていって、必要なら力ずくでも入院させるぞ。」
:11/02/24 16:51
:SH07B
:☆☆☆
#217 [スピーディー]
「おまえは会社の半分を所有してるんだ
―そいつはあんたが死ねば、ユ―タのものになる。
だからユ―タの面倒を、私がちゃんと見ようというんだ。」
:11/02/24 16:53
:SH07B
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#218 [スピーディー]
「何がお望みなの」
母はうんざりしたような声で言った。
「わかってるだろう
みんなによかれと思ってるだけさ。
ユ―タの面倒は私が見るよ、よい大学にも行かせるさ。
おまえはユ―タを学校にも行かせてないじゃないか」
:11/02/24 16:56
:SH07B
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#219 [スピーディー]
「ごりっぱなことね」
「それが返事か。 ナオコ、おまえにはいま助けてくれる人が必要なんだ。
それができるのは兄である私しかいない」
:11/02/24 16:58
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#220 [スピーディー]
「それで、要求は?」
「よく知ってるじゃないか、私は公正な取り分しか要求しない。
海堂社のために、私は身を粉にして働いてきたんだ、社長だったおまえの旦那が死んだいま、当然私のものになってしかりべきなんだ。」
:11/02/24 17:07
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