*トワイライト・ゾーン*
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#331 [スピーディ]
あの" 魔法のジュース "の打撃からも立ち直ったユ―タの胃袋が、急にぐうぐう鳴り出した。
ユ―タは手を伸ばしてクロイチゴの実をひとつかみ取ると、いそいで頬ばった。
:11/04/07 00:14
:SH07B
:☆☆☆
#332 [スピーディ]
びっくりするほど甘くて、おいしかった。
自分でも少し頭がおかしくなったのじゃないかと思いながら、夢中でまたひとつかみ、またひとつかみ…と頬ばりつづけた。
:11/04/07 00:15
:SH07B
:☆☆☆
#333 [スピーディ]
あとになって考えてみると、たぶんそのおいしさはクロイチゴだけのものではなくて、澄んだ空気のおいしさも手伝っていたのにちがいなかった。
そしてまた、ゆっくり歩きだした。
:11/04/07 00:17
:SH07B
:☆☆☆
#334 [スピーディ]
クロイチゴの茂みを少し離れたあたりで、ユ―タは足を止めると、太陽を見上げた。
すると、カモメが叫び声をあげ飛んでいた。
:11/04/07 00:20
:SH07B
:☆☆☆
#335 [スピーディ]
それがまた、とてつもなく大きなカモメだった。
その巨大カモメが、恐れるようすもなく、ユ―タのほうへ近づいてきた。
:11/04/07 00:21
:SH07B
:☆☆☆
#336 [スピーディ]
とたんに、カモメがぎゃっと啼いた。
そして、ニタリと笑った。
―まちがいなく笑った、とユ―タは思った。
:11/04/07 00:23
:SH07B
:☆☆☆
#337 [スピーディ]
そしてさらにそいつが近づいてくると、死んだ魚や腐った海藻のような不快な臭いがかすかに鼻をついた。
カモメはしゅうしゅうというような声をあげ、また翼を動かした。
:11/04/07 00:24
:SH07B
:☆☆☆
#338 [スピーディ]
「あっちへ行け」
ユ―タはどなった。
胸がドキドキしていたが、どんなに巨大だろうと、カモメなんかに負けてたまるかと思った。
「あっち行けったら!」
:11/04/07 00:26
:SH07B
:☆☆☆
#339 [スピーディ]
カモメが喉の奥を振動させるような声を出した。
「オマママ―シンゾゾ―…オマママ―シンゾゾゾ――」
(オマエノママハ、シヌンダゾ―…)
:11/04/07 00:28
:SH07B
:☆☆☆
#340 [スピーディ]
ユ―タは怖くなって、自分がなにをしているのかという自覚もないままにダ―クグリーンの壜に口を持っていって、中身を飲んだ。
:11/04/07 00:30
:SH07B
:☆☆☆
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