*トワイライト・ゾーン*
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#342 [スピーディ]
自分の目が信じられない気がした。
テリトリーではたしかに、60歩ほどしか歩いたにすぎない。
それなのに―。
:11/04/07 00:35
:SH07B
:☆☆☆
#343 [スピーディ]
ユ―タは振り向いて、自分のいた遊園地のア―チを見やった。
彼の視力は左右ともに2.0あるのだが、その彼の目ですら、文字がやっと見えるくらいにア―チは遠くのほうにあった。
:11/04/07 00:37
:SH07B
:☆☆☆
#344 [スピーディ]
テリトリーでは30メートルくらいしか歩かなかった。
それなのにこちらの世界では100メートルほども移動していた。
「どうなっちゃってんだ?」
:11/04/07 00:39
:SH07B
:☆☆☆
#345 [スピーディ]
「ユ―タ! おおい、ユ―タ! 風来ユ―タ!」
トニ―の声が、トラックのエンジン音といっしょに聞こえてきた。
:11/04/07 00:41
:SH07B
:☆☆☆
#346 [スピーディ]
そのトラックはユ―タのそばに停まると、トニ―は騒々しいエンジンを切ると、すばやく運転席から降りてきた。
「無事だったかい、ユ―タ?」
:11/04/07 00:43
:SH07B
:☆☆☆
#347 [スピーディ]
ユ―タは手にしている壜を、トニ―の前につきつけて、
「この魔法のジュースはほんとにひどい味ですね」
と、力のない声で言った。
:11/04/07 00:44
:SH07B
:☆☆☆
#348 [スピーディ]
「これで信じるだろ、ユ―タ?」
ユ―タはうなずいた。
「それだけじゃわからないぜ」
と、トニ―。
「はっきり口で言ってみな」
:11/04/07 00:46
:SH07B
:☆☆☆
#349 [スピーディ]
「テリトリーはほんとうにありました。
本物だった。それに鳥が― 」
絶句して身震いした
「どんな鳥だい?」
トニ―がすかさず聞き返した。
:11/04/07 00:47
:SH07B
:☆☆☆
#350 [スピーディ]
「カモメだけど、ばかでかいカモメで―」
ユ―タはかぶりを振った。
「とても信じてはもらえない」
そこで考えなおした。
「いや、あなたは別ですね。
ほかの人には、とても信じてもらえないようなでかい奴でした」
:11/04/07 00:49
:SH07B
:☆☆☆
#351 [スピーディ]
「そいつは喋ったかい?
むこうにいる鳥には言葉を喋るやつが多いんだぜ。
たいがいろくなことは言わんし、それも嘘ばっかりつくんだ」
ユ―タはうなずいた。
:11/04/07 00:51
:SH07B
:☆☆☆
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