*トワイライト・ゾーン*
最新 最初 全 
#631 [スピーディ]
そのとき突然、この男になぜ見覚えがあったかを、ユ―タは理解した。
誘拐されそうになったあの日―あのときのベンツに乗った二人のうちの白いス―ツの男は、オズモンドだったのではないか。
たぶんそうだったのに違いない、とユ―タは思った。
:11/04/16 12:40
:SH07B
:☆☆☆
#632 [スピーディ]
隊長は片手でこぶしを作って額に当てると、体を前にかがめた。
一瞬ためらってから、ユ―タもそれに倣った。
:11/04/16 12:41
:SH07B
:☆☆☆
#633 [スピーディ]
「倅のルイスです」
こわばった声で隊長が演技をはじめた。
ユ―タが横目で見ると、彼はまだ頭を下げたままだ。
:11/04/16 12:43
:SH07B
:☆☆☆
#634 [スピーディ]
「うん、隊長。 それから、ルイス。
おまえたちに女王の御恵みを」
オズモンドの牛追い鞭の柄で触れられて、ユ―タは叫び声をあげそうになった。
:11/04/16 12:44
:SH07B
:☆☆☆
#635 [スピーディ]
それをぐっとこらえ、体をまっすぐに伸ばす。
オズモンドは狂気じみた陰気な目つきでユ―タを見据えている。
:11/04/16 12:48
:SH07B
:☆☆☆
#636 [スピーディ]
やっぱり、そうだ。
彼はあの日、ユ―タをさらっていこうとした男の1人だ。
胃袋がよじれ、煮えくり返るような気がした。
:11/04/16 12:49
:SH07B
:☆☆☆
#637 [スピーディ]
「おまえに息子がいたとは知らなかったよ、ファ―レン隊長」
オズモンドが言った。
:11/04/16 12:50
:SH07B
:☆☆☆
#638 [スピーディ]
隊長に話しかけながらも、目はユ―タに向けたままだ。
(ルイスだぞ)
と、ユ―タは自分に言い聞かせた。
(ぼくはルイスだぞ、忘れるな―)
:11/04/16 12:52
:SH07B
:☆☆☆
#639 [スピーディ]
「よせばよかったのですが」
と、隊長はユ―タを見ながら応じた。
「勿体なくも、宮殿に連れてきてやったのに、こいつめは犬みたいにこそこそ逃げ出しおって、遊んでおるところを―」
:11/04/16 12:53
:SH07B
:☆☆☆
#640 [スピーディ]
「そうか、そうか」
オズモンドはよそよそしい笑みを浮べた。
(彼は信じてないんだ)
そう思うと、ユ―タはまたも理性を失いそうになった。
:11/04/16 12:55
:SH07B
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194