異種系バトルロワイヤル
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#101 [かきて]
それからはその男たちに気絶させられ、あの部屋に連れていかれた。
いまになってだんだん思い出してきながら、ミクは涙をこらえながら歩き続けた。
:11/03/06 20:15 :SH07B :☆☆☆
#102 [かきて]
確か、あのアナウンスでは "地上まで生き残った者は生きて帰れる"と言っていた。
ミクはどうしても自分と龍の住んでいたアパートに帰りたかった。
:11/03/06 20:19 :SH07B :☆☆☆
#103 [かきて]
そして、復讐をしてやるんだ!!!!
ミクは憎悪で満たされていく…
多分、目的は分からないが、あんなことまであった以上、殺し合いはあながち嘘ではない気がする。
:11/03/06 20:21 :SH07B :☆☆☆
#104 [かきて]
さっき助けてくれたオカマは信用してもいいのか…
いや、自分だけしか信用できない…
絶対に生き残る…絶対に!!
まずは、武器だ…
ミクは汚れたドレスの足元を動きやすいように結び、歩き続けた。
:11/03/06 20:24 :SH07B :☆☆☆
#105 [かきて]
そのころ、ドア入り口前で気絶していたエイジが目を覚ましていた。
「…ッ!…くそ、どれくらい寝てたんだ…」
あたりを見回したが静かだった。
:11/03/07 18:45 :SH07B :☆☆☆
#106 [かきて]
「あの野郎…ボクシング使ってやがったな…不意討ち食らわせやがって…」
エイジは怒りをこみあげながら、ブツブツと言った。
:11/03/07 18:48 :SH07B :☆☆☆
#107 [かきて]
イライラすること続きだ…あの時からなんも変わらねえ…!!!
高校時代、いじめられてた俺は、親の薦めで柔道を一筋やってきた。 もちろん黒帯。
予選を勝ち抜き、全国大会出場の切符も勝ち取った。
:11/03/07 18:54 :SH07B :☆☆☆
#108 [かきて]
強くなってからは、自分をいじめてきた奴らはもちろん、俺の暴力は学年1だと確信した…!
俺は強い、なんだ、暴力一つでこんないい景色がみられるんだ…
:11/03/07 18:57 :SH07B :☆☆☆
#109 [かきて]
そして次第に自分はこんな学校にくすぶっておくような人間なのか…?
違う! …そして、ある考えに辿り着く…
試したい…
:11/03/07 19:23 :SH07B :☆☆☆
#110 [かきて]
自分の力を試したい…!!!
夜の街には興味はあった、一体ストリートで自分の力はどのように通用するのか…!?
:11/03/07 19:26 :SH07B :☆☆☆
#111 [かきて]
エイジは、夜の街で路上格闘をするようになり、ヤンキー・不良・喧嘩屋、さまざまな格闘を制し
…ある日一人を死の寸前まで負いやってしまう…
:11/03/07 19:29 :SH07B :☆☆☆
#112 [かきて]
当然、退学…そしてエイジはなるべくして夜の街の世界に浸かりこんでいった…
2年後、とにかく街で暴れまわるエイジは、あるヤクザに一目置かれ、組で働くことになった…
……これでいいんだ。これで…
:11/03/07 19:34 :SH07B :☆☆☆
#113 [かきて]
そして、エイジはある大きな仕事…いわゆるヤクの運びをした時のこと、相手の取り引き先の倉庫に辿り着き、ガスマスクをつけた男たちに気絶させられ、拉致されてきた…
:11/03/07 19:39 :SH07B :☆☆☆
#114 [かきて]
エイジは、思い出しはじめていた。
まぶたをゆっくりと閉じ、鼻血を手の甲でぬぐいながら、落ちている銃を手に取りフゥ―…と息を吐いた。
:11/03/07 19:44 :SH07B :☆☆☆
#115 [かきて]
くっくっ…殺し合いかァ…もう俺はなにも驚かねェ…
忘れてたぜ…強ェやつがいい景色をみれんだ…!
俺は、あの景色が…このゲームであのときに感じたあの景色を見れる気がする…!!!!
:11/03/07 19:52 :SH07B :☆☆☆
#116 [かきて]
のってやるよ…
そしてゆっくりとまぶたを開いた。
「まずは…ヤツらだ」
その瞳は、瞳孔が開いていた。
:11/03/07 19:55 :SH07B :☆☆☆
#117 [ビオレ]
いいね
:11/03/07 22:22 :SH02A :HEp1HEPA
#118 [我輩は匿名である]
書いて
:11/03/20 15:19 :SH02A :zvg5DsD6
#119 [びおれ]
あ 携帯一緒
:11/03/22 20:37 :SH02A :ji3V9BNA
#120 [かきて]
そのころ剛とアキトは、大きな樹のそばで休憩していた。
銃弾による剛の脚の怪我を治療する道具がないため、アキトが剛の脚に負担はかけられないと判断したためだった。
:11/03/27 16:16 :SH07B :☆☆☆
#121 [かきて]
「あなた、なんでオカマのあたしにここまでしてくれるの」
息を切らしながら剛が聞いた。
「…いや、深く考えてないから自分でもわかりません…」
:11/03/27 16:22 :SH07B :☆☆☆
#122 [かきて]
「今時、純粋なのね笑」
「え…いや、別に
」
「…」
「…」
「殺しあいなんて…ばかばかしいわよ」
:11/03/27 16:29 :SH07B :☆☆☆
#123 [かきて]
コクリと頷くアキトに、剛は微笑んだ。
「あなた、死んじゃだめよ?」
「え…?」
:11/03/27 16:31 :SH07B :☆☆☆
#124 [かきて]
どうやらこのオカマはアキトにハマっていた。
「それより、ボクシング…どのくらいやってたの?」
「…えっと、10年くらいです」
:11/03/27 16:34 :SH07B :☆☆☆
#125 [かきて]
「…俺、昔はいじめられっこだったんです」
剛はなにも言わなかった。
「中学生のときからまともに人に意見したりなんてできなくて…放課後は毎日のように呼び出されてリンチやカツアゲをされてました」
:11/03/30 14:34 :SH07B :☆☆☆
#126 [かきて]
「自殺も何回も考えたりもしたけど…それでも結局行動にうつすことができず、生きる意味を持てずにいました
ある日、ある女の子が転校してきました」
:11/03/30 14:37 :SH07B :☆☆☆
#127 [かきて]
「その子は、見た目は清楚でおとなしそうな印象だったんですが、自己紹介のとき、いつも俺をリンチしてたやつがおちょくったんです…
すると、彼女はそいつのもとまでズカズカと近づいていき、回しげりをそいつの顔面に食らわせたんです…」
:11/03/30 14:41 :SH07B :☆☆☆
#128 [かきて]
「それで、その子に恋しちゃったわけか」
剛がおちょくるように言った。
:11/04/12 22:30 :SH07B :☆☆☆
#129 [かきて]
アキトは慌てるように言い付け足した。
「いや、好きとは違ってて…なんというか、憧れ…ってゆ―んですかね」
:11/04/12 22:31 :SH07B :☆☆☆
#130 [かきて]
「憧れ?…女の子に?」
アキトがこくりと頷く。
「…それで、影響されて格闘技始めたってわけね」
:11/04/12 22:34 :SH07B :☆☆☆
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