裏の王子様
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#16 [恋]
彩美「せ..先輩」
先輩が今日したように
自分でする。
スカ−トの中に手を入れて
激しく動かしていく。
彩美「っ..!!!あ」
身体がまたびくつく。
私は何をしているんだろう。
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#17 [恋]
学校でも上の空。
恭子「彩ー?彩ー?」
彩美「...」
恭子「彩くーん生きてる?」
彩美「..!!!あっ、おはよう」
恭子「何かあった?」
恭子が心配そうに覗き込む。
彩美「えっ!!ううん」
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#18 [恋]
二年の教室から三年の教室は
離れているが、窓から覗けば少し見ることができる。
窓越しに三年の教室の方を向くと、吉村先輩が教室から出てきたのが分かった。
恭子「あっ、吉村先輩じゃん!!相変わらず綺麗だね」
彩美「うんうん」
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#19 [恋]
二日前
憂夜先輩と吉村先輩は部室でエッチをしていた。
私は..結局昨日帰られてしまった。吉村先輩を羨ましく思う。
あれだけ綺麗だったら、誰でもしたいよね..
恭子「彩、憂夜先輩がいるよ」
恭子が指を指す方向には、二人が話している姿。
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#20 [恋]
ズキズキと痛む胸。
ずるい...
それから一ヶ月以上、憂夜先輩と会うことはなかった。
そんなある日、下駄箱で私は恭子の帰りを待っていた。
吉村「憂夜ー、明日の予定教えてくれない?メモるの忘れちゃって」
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#21 [恋]
(.....吉村先輩)
憂夜「あー、悪い他に聞いて」
私は下駄箱の隅に隠れていた。
起き上がった瞬間
憂夜「いてっ..!!」
憂夜先輩とぶつかった。
彩美「.....ごっ..ごめんなさい」
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#22 [恋]
憂夜先輩は何も見なかったように通りすぎた。
彩美「待ってください」
私は先輩に駆け寄った。
憂夜「......」
彩美「あの..これ」
憂夜「なに?」
メアドの書いた紙を渡す。
彩美「よかったら送って下さい」
心臓がバクバクして、今にも倒れそうだった。
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#23 [恋]
憂夜「ふっ...」
まだ見下した目で、先輩は笑っていなくなった。
メ−ルは、一週間たってもこなかった。
恭子「先輩って、吉村先輩と付き合ってるのかな?」
彩美「えっ?」
恭子「ん−..彩、傷つくかなってずっと言えなかったんだけど」
彩美「なんとなく気づいてたよ」
恭子「憂夜先輩モテるからね..」
彩美「もう大丈夫だから!!気にしないで★」
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#24 [恋]
やっぱり付き合ってたんだ。
泣きそうだよ..放課後、屋上に行き、先輩のことを考えていた。
《ブーブー》
鞄にいれていた携帯が鳴る。
携帯を取り出し開くと、知らないアドレスだった。
[今日部室においで]
そう一言書いたメ−ルが送られてきた。
:11/04/04 09:23
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#25 [恋]
私は部室に向かった。
ノックをしても誰も出ない。
彩美「まだかな」
私は先に部室に入った。
彩美「...」
静かに腰を下ろす。
不安で一杯だった。
:11/04/04 09:27
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