悪魔と天使の暇潰し
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#88 [匿名]
「君はもう大丈夫なの?あの男に、未練はない?」
「正直、分かりません。でも今日仕返しして、スッキリ忘れるつもりです!」
無理矢理笑ったターゲットは少し痛々しかったけど、頼もしさを感じた。こうやって少しずつ忘れればいいんだ。
「その為にも、ちゃんと演技しろよー!」
「あなたが一番心配!」
「は?お前俺の演技力なめんなよ!」
:11/05/22 17:57 :F06B :2D2DV3U.
#89 [匿名]
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一時間後。
俺とターゲットは浮気男の家で、奥さんと対面していた。
あいつは浮気男と会った事はないので、とりあえず作戦が終わるまで、上から見ている事になった。
浮気男とターゲット、俺の関係を話し、そのあと三人で雑談をしていると、浮気男が帰ってきた。
:11/05/22 18:00 :F06B :2D2DV3U.
#90 [匿名]
あの時の浮気男の顔は、傑作だった。
絶望なのか、恐怖なのか、あるいは状況を把握出来ていなかったのか、今までで一番酷い顔をしていた。
「あら、おかえりなさい。あなたのお客様よ?」
奥さんはニコッと笑う。
その愛らしい笑顔も、今の浮気男から見たら不気味な笑顔なんだろう。
「お邪魔しています。」
俺は立ち上がり挨拶をした。
:11/05/22 18:04 :F06B :2D2DV3U.
#91 [匿名]
浮気男は返事が出来ないでいる。なんて楽しいんだろう。
「それでは僕達はこれで失礼します。」
笑い転げそうな自分を抑え、普通を演じる。最後にこそっと奥さんに耳打ちした。
すると奥さんは
「そうなんですね。全く気付かなかったわ。」
と、浮気男を見つめながら言った。
:11/05/22 18:06 :F06B :2D2DV3U.
#92 [匿名]
そしてターゲットも浮気男に、話しちゃいました。と小声で言ったのが聞こえ、浮気男の顔は青白くなる。
俺達が家を出ると、そこにはあいつがもういて、大成功だねと喜んだ。
「これからのあの男が、どれだけ精神的にやられていくか見たかったな。」
ターゲットの笑顔は、痛々しいものではなかった。
「報告してあげるよ。」
俺達だけが楽しむのは、ちょっと贅沢な気がしたから。
:11/05/22 18:08 :F06B :2D2DV3U.
#93 [匿名]
「なんかこんなにスッキリするとは思わなかったです!」
「俺もだ。」
「奥さんがとてもいい人で良かったです。あの人には敵わないって思ったし、もし私よりも変な人だったら、まだ勝てる!って思っちゃってたかも。」
笑いながら言う。
「君は君で、あの奥さんに勝ってる所は沢山あるよ。それを分かってくれる人も必ずいる。」
:11/05/22 18:11 :F06B :2D2DV3U.
#94 [匿名]
あいつの言葉にターゲットは顔を赤らめた。
「私頑張ります!もっといい女になって、素敵な彼氏を作ります!」
ターゲットが成長した。
俺もあいつも、安心しただろう。
「うん、応援してる。」
そしてターゲットと別れた。上に戻り、浮気男の様子を眺める。
:11/05/22 18:13 :F06B :2D2DV3U.
#95 [匿名]
.仕返し...裏
「浮気男、騙されたな!」
「そうだね。」
浮気男は俺達の嘘に気付かなかった。
五日目、あいつが思い付いた仕返しは、こんなかんじだ。
「とりあえず、君とターゲットは結婚する!」
「はあ?」
:11/05/22 18:15 :F06B :2D2DV3U.
#96 [匿名]
「僕は浮気男だけをドン底に落としたい。奥さんや子供は何も関係ないからね。」
うん、それは俺も思う。
「だから考えた!」
「おう。でも何で結婚しなきゃいけねーんだよ!」
「うん、ごめん。結婚するふりだ。」
ターゲットと俺は会社で出会い、すぐに恋に落ちた。二人は今すぐにでも結婚したい!そう思っているが、周りは壁だらけ。
:11/05/23 11:34 :F06B :3LX4MsVg
#97 [匿名]
沢山の人に反対される中、二人の直属の上司であるあの浮気男だけが、二人を応援してくれた。
その甲斐あって二人は周囲にも認められ、めでたく結婚できるようになった。
「そこまでが僕の考えた架空のあらすじね。」
まずは、お世話になっている上司の奥様にお礼をしよう!しなければならない!そう思い立ち、上司の自宅へと向かった。
:11/05/23 11:36 :F06B :3LX4MsVg
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