悪魔と天使の暇潰し
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#270 [匿名]
彼は強く思った。
弱い者を救うべく、ヒーローになろうと。
ヒーローにならなくてはいけないと。
そして、この日から四年後、彼は二人の青年と出会う。
その出会いの経て、正しいヒーローへの道を、彼はやっと見つける。
:11/08/20 22:11 :F06B :S7DQT51E
#271 [匿名]
二つ目の暇潰し、終わり
:11/08/20 22:12 :F06B :S7DQT51E
#272 [葵]
おもしろかったです(^ω^)
:11/08/21 02:12 :SH06A3 :☆☆☆
#273 [匿名]
>>272葵さん
ありがとうございます!いつも読んでくださって、凄く嬉しいです(*´д`*)
:11/08/21 09:46 :F06B :iZMoJc/w
#274 [葵]
また書いてくださいね。楽しみにしてます
:11/08/21 10:04 :SH06A3 :☆☆☆
#275 [隆平]
かいてください!!
:11/08/23 12:38 :F09C :RqlSIqKc
#276 [匿名]
葵さん、隆平さん
ありがとうございます!
次の暇潰しを、試しに視点を変えて書いてみたいと思います。
:11/08/23 19:50 :F06B :6ehtGtFM
#277 [匿名]
3
一日目
今日も目覚ましの音で目が覚める。少し開いたカーテンの隙間から光が漏れている。眩しい。
隣に寝ている守を起こさなくちゃ。私が朝起きてから、まずする事。
「朝だよ。おは…―」
隣を見て、気が付く。
そうだ、守はいないんだ。
一体いつになったら慣れるのだろうか。
:11/08/23 20:52 :F06B :6ehtGtFM
#278 [匿名]
悲しい気持ちが消えないまま、顔を洗いに行く。
ついこの間まで、隣には守がいた。顔を洗うのと歯を磨くタイミングは毎日一緒で、いつも蛇口の取り合いになる。
待たされる事がほとんどだったのに、二人で並んで歯を磨くあの時間が私は好きだった。
鏡越しに目が合うと、何だか嬉しくて、目が合うまでずっと守を見ていた事もあった。
楽しかったな。そう感じると同時に、言い様のない孤独感に包み込まれた。
:11/08/23 20:54 :F06B :6ehtGtFM
#279 [匿名]
もう戻らない過去を振り返っても、何にもならない。そう言い聞かせながら、簡単な朝食を作り、一人で食べた。
「旨いじゃん!」
手の込んでいない料理でも守は旨いって言ってくれた。
守の声が聞こえた気がして、ふと正面を見上げてしまう。
何日同じ事を繰り返せば、私は学習するのだろう。
:11/08/23 20:56 :F06B :6ehtGtFM
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