悪魔と天使の暇潰し
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#9 [慎太]
めっちゃすきです
天使と悪魔の暇つぶしのときからずっとみてました
更新頑張ってください\(^O^)/

⏰:11/04/28 11:36 📱:SH706iw 🆔:anPZ9V/Y


#10 [匿名]
皆様ありがとうございます!嬉しすぎます!

⏰:11/04/28 12:09 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#11 [匿名]

一日目


「おし!今回もターゲットはお前に選ばせてやる!」

理由はない。

「ありがとう。」

じゃあ、とあいつが人間のいる下の世界を見渡しながらターゲットを選ぶ。

「あの人にしようかな!」


そう言って指を指した先には幸せそうに笑っている女がいた。

年齢は二十代の前半くらいだろうか。茶色いくるくるした髪の毛で、可愛い服装をしている。

⏰:11/04/28 12:10 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#12 [匿名]
その女の隣には三十代の男が座っている。カップルだろうか。

「幸せそうなの選んだじゃねーかよ。お前が有利だなー」

思ったままに言った。

「いや、あの男さっきまで別の女といたよ。小さな女の子もいたから多分結婚してるんだろうね。あのターゲットは浮気相手だ。」

いつの間にそんな事まで見ていたんだこいつは。でもそれなら自殺の原因は作れる。上手くバラせばこっちのものだ。

⏰:11/04/28 12:13 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#13 [匿名]
「僕はとりあえず様子を見るよ。」

あいつは下に行かずに、上からターゲットの事を調べるらしい。

あいつは丸一日ターゲットに接触しないという事がよくある。俺には理解出来なかった。どんな形でもターゲットに近付き、恐怖や不安、絶望を与えなくてはこの暇潰しの意味はない。

あいつの考えてる事は謎だ。だけど俺の考えはだいたい見抜かれる。何故だ?

⏰:11/04/28 12:15 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#14 [匿名]
とりあえず下に行こう。

ターゲットと浮気男はカフェにいた。テラス席でお茶を飲んでる。

「今日は仕事お休みでよかったねぇ〜」

鼻にかかった甘えた声でターゲットは浮気男に触れている。

「そうだな。」

少しだけ笑った浮気男を見ると、温度差を感じてならない。

⏰:11/04/28 12:41 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#15 [匿名]
観察を続けると、こんな俺でもすぐに分かった。ターゲットは本気でこの浮気男の事が好きだ。

でも浮気男はターゲットの事は好きじゃないだろう。若くて可愛い女だから、遊んでいるだけなんだ。

その証拠に、10分もしないうちにカフェを出てホテルに向かってしまった。まだ17時過ぎだというのに、馬鹿だな。

⏰:11/04/28 12:43 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#16 [匿名]
脅す証拠に絶望の証拠。
暇潰しに勝つにはそれが必要だ。

あと少しで二時間が終わってしまう。考えてみればホテルに入った男女が二時間もかからないうちに出てくるとは思えにくい。

出て来た二人を写真におさめれば決定的な脅しの品になる。次にこんなチャンスはいつ来るか分からないから、今日のうちに撮っておきたいのだが、難しいかもしれない。

他に何か証拠になるようなものはあるのか?

⏰:11/04/28 12:46 📱:F06B 🆔:RexzSorE


#17 [匿名]
諦めかけたその時、ホテルからターゲットと浮気男が出て来た。

二時間になる五分前。
俺はなんという悪運の強さだろうか。まあ当たり前か、俺は悪魔なんだから。


「今度は朝までいたいなー」

ベッタリと浮気男にくっつきながら甘えるターゲットを見ると、なんだか惨めな気持ちになった。

この男には家庭がある事を早く教えてあげたくなる。

⏰:11/04/29 10:24 📱:F06B 🆔:CkGxWalM


#18 [匿名]
二日目


「昨日は上手く写真撮れたみたいだね。」

余裕の笑みであいつが声をかけて来た。非常にむかつく。今この暇潰しにリードしているのは間違いなく俺だ!

「おう!俺にかかればこんなもんだよ!お前はどーなんだ?昨日何かしたのかよ?」

多分何もしてない。

「昨日は上で見てたよ。今日は下に行って来ようと思う。」

⏰:11/04/29 10:26 📱:F06B 🆔:CkGxWalM


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