君のこと!〜Girls Love〜
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#1 [Mr.RabbIts!]
 
「先輩〜!あゆり先輩っ」
「…五月蝿い。なに」
 
自分を呼ぶのを止めさせ、用件を訊くがニコニコしたままの後輩・櫻庭 八恵(さくらば やえ)に溜め息が出る。
 

⏰:11/06/08 21:49 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#2 [Mr.RabbIts!]
 
「用が無いなら呼ぶな!」
「えー冷たいー。あゆり先輩、氷の如く私に冷たいいい」
「だあっ!もう黙れっ」
 
こんなやり取りは日常的 なのに、いつも八恵は嬉しそうにケラケラ笑う。
八恵はよく笑う。
よく笑い、よく食べ、よく走り回り、よく教師や私に叱られる。
 

⏰:11/06/08 21:54 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#3 [Mr.RabbIts!]
 
単純過ぎるほど単純な彼女は、皆の人気者だ。
長身で細く、顔も整っているのだが、どうも短髪だったり性格だったりが影響しているのか、彼女が彼に間違えられるのはしばしばあることだった。
 

⏰:11/06/08 21:58 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#4 [Mr.RabbIts!]
 
じいっと八恵の顔を見つめる。
目はぱっちりと二重だし、睫毛だって長い。
しかし、健康的な小麦色の肌と大きな口やスッと通った鼻筋、薄いわけではないが形はいい眉毛…男顔なのかな。
 
「もしもーし?あゆり先輩っ?」
 
笑うと目を細め、大きな口を吊り上げる。
まるでやんちゃな少年のような…
 

⏰:11/06/08 22:05 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#5 [Mr.RabbIts!]
 
「…見惚れてます?」
 
そう言っていたずらっ子のような笑顔を向ける八恵にハッとする。
 
「………阿呆」
「ひっでえー。何だよ、ちぇー」
 
また騒ぎ出した八恵に苦笑する。
いつからだろう、八恵が欲しいなんて邪な感情を抱き始めたのは。
 

⏰:11/06/08 22:09 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#6 [Mr.RabbIts!]
 
その後も自分がしているバイト先の話や、そこに来た面白い客の話を八恵は訊かせてくれた。
 
「それでね、店長何て言ったと思います?店長ってば…」
「八恵ー」
 
話の腰を折られた八恵は不満そうに呼ばれた方向に顔を向ける。
 

⏰:11/06/08 22:13 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#7 [Mr.RabbIts!]
 
「次、体育だってばー。もう着替えないと時間無いよ?」
「あーハイハイ。今、行きますよー」
 
クラスの女友達だろうか、わざわざ三年生の教室に来ている八恵を迎えに来たようだ。
 
「八恵…行くのか?」
「!…先輩、寂しーんすか?」
 
何だか甘い声になってしまい、自分自身ビックリした。
 

⏰:11/06/08 22:18 📱:P906i 🆔:53cnDasM


#8 [Mr.RabbIts!]
 
「馬鹿言ってないで…ほら、友達待たせてる」
「は、…うん。じゃあまた放課後来ますね!」
 
何だか納得がいかない表情を見せた八恵に、私は困ってしまう。
八恵も私ともっと居たかったのかな、なんて期待を捨てきれなくなる。
 

⏰:11/06/09 11:33 📱:P906i 🆔:HVKEreug


#9 [Mr.RabbIts!]
 
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/3210/
 
感想お願いします。(>_<)♪
 

⏰:11/06/09 11:42 📱:P906i 🆔:HVKEreug


#10 [Mr.RabbIts!]
 
「…ふう」
 
八恵は女にモテる。
男との浮わついた話は訊いた事が無いが、レズビアンなんじゃないかって噂を訊くのはたまにある。
 
女友達の元へ向かう八恵は、さっきまで私に向けていた笑顔を惜しみ無く滲ませていた。
 

⏰:11/06/12 21:07 📱:P906i 🆔:K2dVMez2


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