ぼくらのみかた
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#11 [輪廻◆j6ceQ96kak]
なんだ。


こいつが女子を猛アピールしてたと思っていたらまさかの逆だった。


続いて別のメールを拝見。


『学校近いね あたしも彼氏いないので付き合っちゃいます?』

見知らぬ相手に単刀直入に付き合っちゃう?

…とかどうなんだろう。


ほとんどの男はそう言われて嬉しいだろうけど、俺は別だ。

⏰:11/08/08 19:51 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#12 [輪廻◆j6ceQ96kak]
それは草食系だからとか、肉食系だからとかいう問題じゃない。


それ以前の問題だ。


突然メールで付き合おうなんて言われても、まずその時点で疑うべきだ。


おそらく奴とその女子はまだ直接会った事はない。


前略プロフィールとやらで知り合って何回かメールをやりとりした程度だろうと予測できる。

⏰:11/08/08 20:01 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#13 [輪廻◆j6ceQ96kak]
たかが数回メールをやりとりしただけで、本当にお互いがわかり合えるのだろうか?


いや無理だろう。


メールの文章で人を作り変えるなんて事はたやすい。


最悪な話…女になりすました男、もしくは逆なんてものも存在するかもしれない。


それでさんざん男を釣ってそろそろか、という時に音信不通にする。


そしてそいつは携帯電話片手にあざ笑っている訳だ。

⏰:11/08/08 20:08 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#14 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『なあ、お前それでOKしたの?』

一応聞いてみたが、さっき彼女ができたと言ってたから聞くまでもなかったか。


『もち。まさか俺に彼女ができるなんて思ってもみなかったよ!』

やけに自慢気に話しているが、その場合到底いつか両親に紹介する時がくる。


その時、サイトでたまたま知り合いましたなんて言ったらお互いの両親はなんて思うだろう。

⏰:11/08/08 21:29 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#15 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『その子、何歳なの?』

気になるのは年だ。

同い年くらいの場合、その子の親は心配するぞきっと。


父親としては、可愛い娘をそう簡単には渡したくないだろうし。


もっとも、こいつとその子の父親の気が合えば話は別かもしれないが。


だがこいつは俺の知ってる限りじゃ目上の人には人見知りするタイプだと思う。

⏰:11/08/08 21:34 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#16 [輪廻◆j6ceQ96kak]
よって頑固な父親だった場合は、あたふたするのは確実。


すると自動的に別れさせられるという展開は俺にも予想できている。


『名前は茜ちゃんって言って、俺の二つ下』

…は?


ちょっと待て。

二つ下という事は、中学二年生?


何考えてるんだこいつは。


年下がタイプなんて聞いた事もない。


これにはさすがに呆れた俺は柄にもなく忠告した。

⏰:11/08/08 21:39 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#17 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『お前、それやめた方がいいんじゃない?』

しかし奴は聞く耳を持たなかった。

それどころか反発してきた。


『俺の勝手じゃん。お前にどうこう言われる筋合いないわ』

これには俺の堪忍袋の尾が切れた。


頭の血管がプチンと切れたのと同時に


『何かあっても知らねーからな!』

俺の出した大声に教室の皆の視線が集中した。

⏰:11/08/08 21:45 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#18 [輪廻◆j6ceQ96kak]
『高見…なした?』


『大きな声出さないでよ!』


『うるさいんだけど!』

ほとんどの女子から罵声を浴びせられた俺は恥ずかしくなって教室を飛び出した。


穴があったら入りたいとはまさにこの事だろう。


気がついたらトイレの個室に入っていた。


休み時間終了まではあと五分くらいだろうか。


教室に戻りたくなくなった。

⏰:11/08/08 21:49 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#19 [輪廻◆j6ceQ96kak]
高校は義務教育ではない。


このまま次の授業をサボる事を決めた。



…しまった。


ポケットをまさぐるが、あれが出てこない。


そう、携帯電話が。

机の上に置きっぱなしだ。


取りに戻らないと誰かに見られてしまう。


別にやましい事はないのだが、携帯電話はなぜかいつも手元にないと落ち着かない。

⏰:11/08/08 21:54 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


#20 [輪廻◆j6ceQ96kak]
せめて電源を切っておけばよかったと後悔しても遅かった。


俺はしぶしぶ教室に戻る事にした。


携帯電話を見られるくらいなら、女子からの罵声と冷ややかな視線の方がマシかもしれない。


戻ろうかと思った矢先に次の授業の始まりのチャイムが鳴り響いた。


俺は血相を変えて早足で教室へ入った。


あいにく先生はまだきていなかった。

⏰:11/08/08 22:00 📱:T004 🆔:jFWiLo7I


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