心霊夜話
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#216 [怪男]
「きゃっ!」
いきなり鏡に映った背後の人影に驚き、小さな悲鳴をあげて振り返る。
「うわっ、びっくりした!」
「なんだ…お父さんか…」
少し気まずい空気と沈黙が流れた後、美緒は父の横を通り過ぎ、そそくさとリビングへ向かった。
:12/02/05 13:08
:W62P
:☆☆☆
#217 [怪男]
キッチンの食卓には、いつもの朝食が並んでいた。
炊きたての白いご飯、わかめと豆腐の味噌汁、目玉焼き…そして珍しくサラダ。
「今日はアルバイト何時から?」
ご飯を茶碗に盛りながら母が聞く。
「夕方の5時からだよ」
「そう。じゃあお願いしたい事あるんだけどいい?」
「いいけど…なに?」
思わずゴクリと息をのむ。
:12/02/05 13:09
:W62P
:☆☆☆
#218 [怪男]
「今日ね、勇紀を学校休ませてお母さん一人でその例の子に会いに学校に行こうと思ってるの。だから、お母さんが帰ってくるまででいいから家で勇紀の事見張っててくれる?」
「え……」
「ほら、放っておくとあの子、例のもの買いに行くかもしれないでしょ?まだお母さんに黙って隠し持ってる可能性もあるし。ね?お願い」
手を合わせてお願いする母。
姉としては当然引き受けるべきなのだろうが、弟の勇紀は自分の秘密を知っているかもしれないと思うと、少し了承しずらい点もあった。
だが断ると、昨夜のように豹変しかねないと思い
「わかったよ。私に任せて」
と愛想よく返事し、約束をしてしまった。
:12/02/05 13:11
:W62P
:☆☆☆
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