拝啓、中二の僕へ。
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#13 [だーいし]
そして、ろくに眠れないまま変わらぬ朝をむかえた。
自転車を駐輪場に停め、真也は大きく欠伸をしながら教室へと向かう。
『右から三番目…』
真也の脳裏に手紙の文字が浮かぶ。
自分の席に着くやいなや、真壁が近づいてきた。
『真也ー!今日は待ちに待った席替えだな!』
『あぁ。』
『なんだー!?テンション低っ!上げてけ、上げてけ!』
『なぁ、真壁。席替えって、今回どんな決め方するんだろうな。』
:12/04/25 01:39
:S003
:cX90P95M
#14 [だーいし]
真壁の頭に?が浮かぶ。
『なんだその質問。決まってんだろ、「じゃんけん」だよ!性懲りもなく。棚橋の野郎、いつもそうじゃん。オレ弱いのに……』
真壁は両手で顔を覆い泣くふりをする。
『ハハッ、だよな。』
そういうと真也は窓の外を見た。
棚橋というのはこのクラスの担任の体育教師で一年の時と同じである。席替えの時はいつも「じゃんけん」をし、勝った者から好きな席を選べるという方式をいつもとっていた。
:12/04/25 01:44
:S003
:cX90P95M
#15 [きらり]
面白いですよ!!★
:12/04/25 18:42
:PC/0
:4vMpjJUo
#16 [だーいし]
:12/04/26 00:15
:S003
:XPhimqok
#17 [だーいし]
ガララ…
『はーい、席につけー!コラッ!お前またガム食ってるだろ!』
担任の棚橋が教室に入り、朝のHRが始まった。
『よーし!じゃあ早速みんなお待ちかねの「席替え」をしようか!』
イェーイと教室がドッと沸く。
真也は何も言わず棚橋の次の言葉を待つ。
『じゃあ、いつも通りじゃんけんでいくぞー。はい、みんな前来てー!』
ざわつきながら前へ移動するクラスメイト達。
『やっぱりな。あの手紙は手の込んだイタズラだ。』
真也はため息をつき、教卓へと向かった。
:12/04/26 00:21
:S003
:XPhimqok
#18 [だーいし]
『………と、言いたい所なんだが、先生な最近「占い」に凝っててな。で、今月のラッキー行為が「アミダくじ」なんだよ。』
クラスメイト達が笑いだす。
『えっ!?』
【アミダくじで】
【右から三番目】
真也の脳裏にまたあの手紙の文章がよぎる。
『これはもしかしたら、もしかするぞ。ってかなんだ?「ラッキー行為」て。』
:12/04/26 00:39
:S003
:XPhimqok
#19 [だーいし]
棚橋はお手製のアミダくじを教卓の前に広げ生徒達に見せる。生徒達は我先にと自分の名前を書き込む。特に男子の熱気は凄かった。目的はただひとつ。
「瀧川美緒の隣の席」
(右から三番目。右から三番目。右から三番目。右から三番目。)
真也は心の中で何度も唱えながら、右手にはペンを持ち教卓へ向かった。
(よし、やっと書ける。右から三番目は……あった!まだ誰も書いていない!よし!)
真也はアミダくじの右から三番目にしっかり自分の名前を記した。
そして、全員が名前を書き終わった!
:12/04/26 08:08
:S003
:XPhimqok
#20 [だーいし]
『よ〜し!みんな書き終わったな!じゃあ結果は帰りのHRで発表するから。楽しみに待つように!以上。』
『起立、礼、着席。』
朝のHRが終わった。
真也は満足げに胸を踊らせながらいた。
『はぁ〜どうなんだろうな〜。』
『美緒ちゃんの隣かな〜。』
『おい、真也!聞いてんのか?』
昼休み、中庭のベンチで真也と真壁はいた。真也は終始ニヤニヤが止まらなかった。
『なぁに、ニヤニヤしてんだ?』
『いや〜真壁君。帰りのHRが待ち遠しいね。』
:12/04/26 18:51
:S003
:XPhimqok
#21 [だーいし]
『なんかキャラ違くね?まぁいいや、でも美緒ちゃんの隣じゃなかったらハズレも同然だもんなー。あーなんか胃が痛くなってきた。。あぁぁせめて美緒ちゃんの前の席、いや、後ろの席で香りを嗅がせてくれぇぇぇ!!!!』
『変態かお前。』
『イエス!』
こうして昼休みが終わった。
そして、帰りのHRが始まった。
:12/04/26 18:59
:S003
:XPhimqok
#22 [我輩は匿名である]
おもしろいです!
更新楽しみにしてます
:12/04/26 21:35
:Android
:jGrNDLFU
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