拝啓、中二の僕へ。
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#82 [だーいし]
ヒューヒューとまた教室に声が飛び交う。
『あきません先生?』
『まぁ、瀧川の意見を聞いてみないとだな。』
『たきがわ…?ああ!真ちゃんの横の子ね!』
美沙は美緒の方を見た。
美緒は臆する事なく、
『私は…いいですけど…。』
と答えた。
(み、美緒ちゃん。。マジ?いやっここは…)
『い、いや、先生コイツだけにそんな待遇ありっすか?』
:12/05/09 23:47
:S003
:thpJL.lI
#83 [だーいし]
『ん〜まぁ待遇というかだなぁ…』
棚橋は腕を組み考える。
(やべぇ…俺勢いで凄いこと言っちゃったよ…美緒ちゃんと離れるの嫌って事皆に言ったようなもんじゃん!)
美沙は真也と美緒の顔を交互に見る。
『ふ〜ん。なるほどね〜。』
棚橋は思いついたように手を叩く。
『そうだ!また席替』
『ほな、真ちゃんの前でいいですよ!いいよな!?』
美沙の勢いの押されたのか、真也の前の席の女の子は頷いた。
『はいっ決まり♪』
そう言うと美沙は自分の席を真也の前に置いた。
(まぁ、とにかく難を逃れたぞ。)
:12/05/10 02:05
:S003
:vgV4ce3s
#84 [だーいし]
休み時間クラスメートのほとんどが、美沙の席を取り囲み色々な質問をする。
真也は窓の方を向き寝ていた。
『ねぇねぇ!関西弁だけど前の学校も関西なの?』
『そうやで!前は大阪の学校で』
『なんだその嘘。』
真也はムクリと起きた。
『昔おばさんが大阪で1年住んでただけで、すっかり関西弁になってそれがうつっただけだろ?コイツはねっからの関東人です。』
『なんでそれ言うん!』
オーと教室が沸く。
『なんのオーだよ。』
:12/05/10 02:18
:S003
:vgV4ce3s
#85 [だーいし]
『いや〜真也氏にあんなに可愛い幼なじみがいたとはな!てか、教室入ってきた時に気づけよ!』
『いや、ばっさりショートカットにしててよ、昔はもっと長かったんだ。』
昼休み、真也と真壁はいつもの中庭のベンチにいた。
『でもこれって運命じゃね?だって何にも知らなかったんだろ?もう付き合っちゃえよ。』
『はっ?なんでそうなる。』
『よかった〜これでライバル1人減ったぜ〜。』
『だから!なんでそうなる?誰があんなずんぐりむっくり。』
:12/05/10 09:10
:S003
:vgV4ce3s
#86 [だーいし]
パシッ!!
真也の頭に一瞬痛みが走る。
『いてっ!』
『誰がずんぐりむっくりやって!?』
頭を叩いたのは美沙だった。
『ってーな!お前友達のとこいけよ!』
『今日来たばっかりでおるわけないやんか!』
しばらく言い争いを見ていた真壁はこう呟いた。
『いや〜美沙ちゃんも捨てがたい。』
:12/05/10 09:19
:S003
:vgV4ce3s
#87 [だーいし]
「えぇー2年B君の真壁君。至急職員室まで来て下さい。」
昼休みが終わる10分前に、真壁を呼び出す放送が入った。
『えっ?何かしたかな?俺!ちょっと行ってくる!』
真壁は首を傾げながら職員室へ向かった。
『てか、真ちゃん久しぶりやね!』
美沙は真也の隣に座った。
『あぁ、でもすげぇな。こんな偶然あるんだ。』
『ホンマやな!「運命」ってヤツ♪?』
『うんたぶん。』
『ちょっと!棒読みやん!』
:12/05/11 15:34
:S003
:mMv2d4Ac
#88 [だーいし]
『でも、どうしてこっちに?』
『なんやおとんが転勤になってこっち来てん!あぁ〜でもよかったー。』
『何が?』
『いや、めっちゃ不安やったけど真ちゃんおったら安心やな!』
美沙は笑顔で言った。
『あっあぁ。』
(不覚にも少しキュンとしてしまった…)
:12/05/11 15:40
:S003
:mMv2d4Ac
#89 [だーいし]
その日帰ると手紙がきていた。
『あんたこの手紙誰からきてるの?』
差出人が書いていない真也宛の近頃手紙がよくきている事に真矢は触れた。
『まぁそのー「ペンフレンド」ってヤツだよ。』
『ふるっ!!』
適当にその場をしのぎ、真也は自分の部屋で手紙の封を切る。
【サプライズがあったと思うがどうだろ。】
『いや〜ビックリしたよ。まさか美沙が転校してくるなんてな。』
【今回は大した内容はない。】
『ないのかよ。』
【次回の手紙で重要な事を書くつもりだ。】
『えぇ!すげぇ気になる!』
手紙はそこで終わっていた。
:12/05/15 15:43
:S003
:AyKpvokE
#90 [だーいし]
次の日の2時間目は国語だった。次回の授業でやるディベートの班決めが始まった。
『班だが〜めんどくさいから、席順でいいか。じゃあ、席くっつけて適当に打ち合わせして。』
国語教師の永田はだるそうに言った。クラスメート達は批判したが仕方なく席をくっつける。前から3番目までがとなりの列とくっつき、1つの班になる。真也はうれしかった。美緒と同じ班になるからだ。
(美緒ちゃんと同じ班になるのはいいが、美沙のヤツ余計な事言わなきゃいいけど……)
:12/05/15 17:42
:S003
:AyKpvokE
#91 [だーいし]
『じゃあ、ウチらの班は中学生にケータイは必要かの肯定派やな。』
美沙は持ち前の明るさですっかりクラスに馴染んでいた。
(美沙のヤツちゃんとやってんじゃん。よかった、よかった。)
『美緒ちゃんはなんかこれについて意見ある?』
美沙は聞いた。
『んーそうね、やっぱりケータイないと皆に連絡出来ないし、なんか急用あった時とかね。』
:12/05/15 17:48
:S003
:AyKpvokE
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