拝啓、中二の僕へ。
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#26 [だーいし]
:12/04/27 02:27
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#27 [だーいし]
:12/04/27 02:31
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#28 [だーいし]
『さぁ、お待ちかね!席替えの発表だ!先生が一人ずつ席順発表していくからなー。』
教室が一気にざわつく。
『はい、まず相田ー。相田は3列目の3番目。』
棚橋はどんどん席順を発表していく。
『はい次ー。多田木ー。多田木は6列目の5番目。』
6列目とは一番窓側で5番目は一番後ろの席になる。
:12/04/27 02:39
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#29 [だーいし]
『はっ?俺今と変わんねーじゃん。』
真也は立ち上がり言った。
教室がドッと沸く。
(とか文句言ってみたけど、ここ一番いい席なんだよね〜。てか俺どんだけくじ運いいんだ?これもあの手紙のおかげか?あとは……)
そしていよいよ運命の瞬間が。
『で、次は……瀧川か。』
男子達が固唾を飲んで棚橋の言葉を待つ。
:12/04/27 02:47
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#30 [だーいし]
(5列目の5番目5列目の5番目5列目の5番目5列目の5番目)
『瀧川はだなー…』
(こい!こい!こい!こい!こい!こい!こい!こい!こい!こい!)
その瞬間は1秒1秒が長く感じられた。
「歓喜の瞬間」
『5列目の5番目だな。』
(はいっ!キタ―――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
:12/04/27 02:53
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#31 [だーいし]
真也は思わずニヤついたが、すぐに真顔に戻った。
(あぶねー。自分でも引くぐらいニヤついてたぜー。グフフフフ…)
男子達が一斉に真也を睨み付ける。
真也はどや顔を押し殺した顔でにらみかえした。
『これで全員だな。じゃあ移動してー。』
棚橋の声とともに全員が自分の机を移動しだした。男子達は誰も納得していなかった。
先ほどとは変わらぬ風景、窓の景色。
唯一変わったのは、右隣に美緒がいることだった。
:12/04/27 03:03
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#32 [だーいし]
『明日もっかい席替えしてもらう!』
『何を言い出すかと思えば…』
部活終わり、真也と真壁はいつものように買い食いをしていた。
『うわっ勝者の余裕かよ!』
『まぁな。』
『出たぁーー!!したり顔2012ぃー!!』
真也は満面の笑みだった。
『ダメだ!やぱ納得いかねぇ!変われ!真也、席変われ!』
『いやだよ〜。』
『ぐふっ、、だってお前の席最強じゃん!』
:12/04/27 03:09
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#33 [だーいし]
(確かに最強だ。)
決まった席順はこうだ。
真也の前の席は女子。右斜め前も女子。隣は美緒。美緒の前・右横・右斜め前も女子。つまり…
『邪魔者いねぇじゃんか!』
(邪魔者がいない!)
真也の心の声と真壁の大声がシンクロした。
:12/04/27 03:17
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#34 [だーいし]
席替えして数日後。
授業中。
(席替えしてしばらく経ったが、なんにも喋れてねぇぞ。どうする俺。)
真也は美緒を見つめた。
パッ!
美緒が真也の方を見る。
咄嗟に真也は目線をずらす。
(うわっ!やべ!視線に気づかれたか!)
(あれから手紙もこないしなぁ。)
真也はまだ美緒と一言も喋れずにいた。
『じゃあ、メールするから!』
『大した内容じゃねえだろ。』
部活終わり真也は真壁と別れた。
『ただいまー。』
『おかえりー。また手紙きてるわよー。』
『おぉ!!』
:12/04/28 07:02
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#35 [だーいし]
『きましたか!やっときましたか!』
自分の部屋に戻り真也は封筒の封を切った。
【久しぶりの手紙になるな。美緒ちゃんの隣になったと思うがどうだろうか。】
『なりましたよ。確かにね。』
【まぁ僕の事だ。何も話しかけられてないと思う。】
『バレバレか。』
【朗報だ。明日の5時間目に美緒ちゃんの方から話しかけられる。】
『マジか?』
【『消しゴム貸してくれる?』ってな。上手く対処してくれ。以上。】
『け、消しゴム?』
すっかり独り言が多くなった真也。
『この機会は大切にしなきゃな。』
真也は腹をくくったが内心不安だった。
:12/04/28 07:10
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