拝啓、中二の僕へ。
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#96 [だーいし]
>>95
ありがとうございます!これからも頑張って更新します!

⏰:12/05/23 05:48 📱:S003 🆔:STP5p4NU


#97 [だーいし]
真也は美沙をなだめつつも、美緒の言葉を待った。

(美沙のヤツ何言ってんだよ!……でも気になる…。)


驚きを隠せずにいた美緒だったが、ついに重い口を開いた。


『んー好きかな。もちろん、友達として。』

『そうなん!?てっきりLoveの方や思ってた!じゃあ、今、異性として見てるんはウチだけやな!よかったな、真ちゃん!』
『何がだよ。』

真也は愛想笑いをした。
つられて美緒も笑う。


(「友達」として…か。)

⏰:12/05/23 05:57 📱:S003 🆔:STP5p4NU


#98 [だーいし]
県の大会を間近に控えた部活の練習はいつにもましてハードなものだった。

『多田木!集中!』

『はいっ!』


つかの間の休憩。
真也はリュックから水筒を取り出した。

『真ちゃ〜ん!』

『な、美沙!なんでここに?』
美沙は体育館の2階から真也を見下ろしていた。

『いや〜明日からお世話になるバスケ部の様子を見とこうと思って!』

『はっ?運動オンチのお前が?我がバスケ部もナメられたものだな!』

『マネージャーやで。』

『へえっ?』

⏰:12/05/23 06:12 📱:S003 🆔:STP5p4NU


#99 [だーいし]
『マネージャー?この学校にそんなのねぇだろ!?』

真也達が通う中学校に部活のマネージャーというのはなかった。美沙はこう続ける。

『それがな、校長に頼んだらいけてん!だからこれからヨロシク!』

そうこうしてるうちに、他の部員達が休憩から戻ってきた。

『あれっ?美沙ちゃんじゃん!』

『あっ!………誰やっけ?』

『ズコッ!真壁です。』

⏰:12/05/25 16:37 📱:S003 🆔:jBER8ePw


#100 [だーいし]
『多田木、誰だ?』

キャプテンが真也に尋ねた。

『まぁ、あの、知り合いってか…』

『皆さん!初めまして!飛鳥美沙言いますっ!明日からバスケ部のマネージャーとして頑張ります!ヨロシクお願いします!』


『『おぉー!』』


と部員達は口々に言い、拍手の渦が体育館に鳴り響いた。
真也は浮かない顔だ。

⏰:12/05/25 16:42 📱:S003 🆔:jBER8ePw


#101 [だーいし]
『いや〜まさか美沙ちゃんがマネージャーとして来てくれるとはな!』

『明日からよろしく!真壁!』
『呼び捨て?そ、その強引な所もいい…』

部活終わりのいつものコンビニに3人はいた。

『なんでまたマネージャーに?』

真壁は肉まんを頬張りながら美沙に尋ねた。美沙は真也の腕を掴み

『だって、ずっとずーっと真ちゃんの隣におりたいんやもん!』

美沙は真也の腕を抱きしめる。
『なっ!バカ!よせ!』

⏰:12/05/25 22:48 📱:S003 🆔:jBER8ePw


#102 [だーいし]
『美沙のヤツ、何考えてんだか…』

誰もいない家で真也は鍋のカレーを温める。
温めている間に郵便受けの方へ向かった。

『おぉ!きてる♪きてる♪』


久しぶりの手紙。
封筒はいつものより分厚く感じられた。

『1、2、3、…5枚もある。』


【拝啓、中二の僕へ。久しぶりの手紙になる。前にも伝えたように、今回の手紙はとても重要なものになる。心して読むように。】


『はいはい、分かってるよ。』

【美緒ちゃんとの仲はどうだろうか。】


『変わらねえな。なんにも。』

⏰:12/05/25 22:59 📱:S003 🆔:jBER8ePw


#103 [だーいし]
【大して何も変わってないと思う。】

『知ってるんなら聞くなよ。』

【単刀直入に言うが、】


手紙の次の文章を見て、真也は目を見開いた。



【告白のチャンスは3回しかない。】

⏰:12/05/25 23:02 📱:S003 🆔:jBER8ePw


#104 [だーいし]
その文の意味を真也はよく理解出来ずにいた。
その手紙は告白に至るまでの経緯が事細かく書かれていた。
真也は一語一句見落とさないように、そして胸に刻むように何度も何度も読み返した。


カレーはグツグツと音を立て、焦げはじめていた。

⏰:12/05/29 04:10 📱:S003 🆔:KdxUpcs6


#105 [だーいし]
(何が3回だけだ、だよ!毎日のようにチャンスはあるじゃねえか。腹立つぜ、未来の俺。)
通学路を自転車でいつも以上のスピードを出し、颯爽と走る。
『真也ぁ!おはようンゴ!』

『何が3回だよ!!』

『うわぁ!なんだよ、いきなり!ビックリした〜』

自転車置き場で真壁は胸を押さえる。

『あぁ、わりぃわりぃ。なんでもねぇ。』

真也は真壁を置いて、校舎へと向かう。

『へっ?あれっ?「それ新ギャグ?」とかないの?ちょ、待って!』

⏰:12/05/29 04:19 📱:S003 🆔:KdxUpcs6


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