ヤクザの恋
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#1 [結衣] 12/10/29 03:19
「きゃぁ!!」

突然聞こえる悲鳴。
悲鳴を聞くのは慣れてるつもりだが
悲鳴を聞きつけて寄ってくる女は初めてだった。

「大丈夫ですか?!」
倒れてる老人と駆け寄る女。
老人は転んだらしく返答がない。

「ちょっと!!そこの男!」
鋭い目つきで名指しされたのは
俺か?

「つったってんなら救急車よんで!
人が倒れてんのよ!!」
女は間髪入れずに叫んだ。

#16 [結衣]
「ストレッチャーこっち!」
「一、二、三!」

類と救急隊の奴らが担架に運転手を乗せる。

「海!運転手さん血液型は?」
「多分、AB。」

「搬送先…どうします?」
救急隊は俺らの職業を知ってか尋ねてきた。
「あぁ。●病院で!」
俺と類が救急車に乗り込む。
搬送先に指定した病院は俺達が囲ってる病院だ。

⏰:12/10/30 00:28 📱:Android 🆔:☆☆☆


#17 [結衣]
病院につくと俺達専属の医師が歩いてくる。

「おやおや。今度は何事かね?おっ!」
「じぃさん久しぶりだな。」
じぃさんことこの医師は桂木といって先代から世話になっている。
腕がよく、色んな病院から誘いがきてるらしいがいつも決まって「あっかんべー!」と子どもじみたことをして断っているらしい。

「海くんと……浅野類さんかな?」
俺は驚いた。
「こんにちは。先生。お久しぶりです。」


「じぃ、なんで類をしってんだ?」
類は白衣を借りて運転手の看病をしてる。
俺とじぃは、じぃの部屋(院長室)でコーヒーを飲みながら話をしている。

「海くん、ここは禁煙だよ」
じぃに止められ、タバコを出そうとした手をとめる。
「浅野くんはわしの友人が癌になったときに入院した病院にいた看護師さ。」

じぃの話いわく、友人は癌になり、何度か見舞いに行ったときはなして仲良くなった?らしい。
類はその美貌もだが看護師としてすごく優秀で飛び抜けていたらしい。

「忘れもせんよ。蒸し暑い6月15日。わしの友人が静かに息を引き取った。そのとき他の医師、看護師もいたが彼女だけじゃったよ。涙を流してくれたのは」

⏰:12/10/30 00:42 📱:Android 🆔:☆☆☆


#18 [結衣]
類が泣いた…?

「きれいな涙じゃったな。」
じぃはふっと物思いにふける。
「彼女は優しい子じゃよ。本当に患者思いの。お前は彼女に…ほれておるな?」

じぃはいつも鋭い。
「あぁー…よくわかんねぇな。今日あったばっかだし。ただ、あいたいと思う。」

じぃは笑って「それが好きということじゃ」とだけ言って院長室から出て行った。
入れ違いに類が入ってきた。

⏰:12/10/30 00:45 📱:Android 🆔:☆☆☆


#19 [結衣]
「ちょっとー?運転手さん目さましたわよー!」
白衣姿の類はさっきとは違う、天使のようだった。
「あぁ。いくわ」

俺も類につれられ部屋をでた。

⏰:12/10/30 00:46 📱:Android 🆔:☆☆☆


#20 [結衣]
「井坂!」
「若!!すんません、心配かけて!!」

病室に入るとベッドに座ってる運転手(井坂)がいた。

「傷は大丈夫か??」
思ったより元気そうだ。

「かなり出血してたからねー、しばらく入院よ」
類は井坂にいう。

「え!じゃじゃじゃぁ誰が運転を?!」
「代わりを頼んで。すぐに退院できないってさっき説明したわよね?」
類が井坂をじっと睨む。

⏰:12/10/30 00:50 📱:Android 🆔:☆☆☆


#21 [結衣]
「若さん、そーいうことだから。」
類は俺に視線をむける。

「よし、一仕事したしー!帰るかな!海、今日飲みたい!」
類は欠伸しながら伸びると俺にそういった。

「先生、白衣ありがとうございました。」
類は笑顔でじぃに伝えると着替えにいった。

⏰:12/10/30 01:26 📱:Android 🆔:☆☆☆


#22 [我輩は匿名である]
続き気になる…

⏰:12/11/05 23:06 📱:SH004 🆔:☆☆☆


#23 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/24 14:01 📱:Android 🆔:☆☆☆


#24 [○&◆oe/DCsIuaw]
↑(*゚∀゚*)

⏰:22/10/25 21:36 📱:Android 🆔:☆☆☆


#25 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/12/27 23:53 📱:Android 🆔:☆☆☆


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