世界の崩壊・・・
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#281 [ひろ]
としき「……ひどいな」
僕はその家を見てそう言った
その家は、爆風によるものか…砲撃によるものなのか、分からないが、家の半分が吹き飛んでいた…
ヤス「…としき…分からないのか?」
ヤスは驚いた顔をして聞いてくる…
:07/04/20 00:24
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#282 [ひろ]
としき「なにがだよ…?」
ヤス「……もっと良く見てみろよ……」
そう言われた僕はもっと近くで見ようと足を踏み出した
ガラッ!!
としき「痛ッ!!」
僕はガレキにつまずいた
:07/04/20 00:27
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#283 [ひろ]
僕は、そのつまずいたガレキを見て鳥肌が立った……
そのガレキを見てもう一度家を見た
としき「………俺の家だ…」
そのガレキは長方形の石に「瀬良」と彫ってあるものだった…
:07/04/20 00:32
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#284 [ひろ]
僕は驚きを隠せずに周りを見回した……
町はぐちゃぐちゃで、ずっと気がつかなかったが、良く見ると僕の近所の面影がかすかに残っていた…
ヤス「……やっと気がついた?」
としき「………」
ヤス「…お前の母ちゃんや親父さん…カヨちゃんはどうしてる…?」
:07/04/20 00:40
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#285 [ひろ]
ヤスにはまだ話していなかった……僕の家族の事…カヨの事…
としき「……死んだよ…」
ヤス「………すまん…」
ヤスにはきっと、家族を殺された人の気持ちが痛いくらいに分かるんだろう…
:07/04/20 00:43
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#286 [ひろ]
ヨシキ「……今日はここに寝泊りしよう!」
いつの間にかヨシキさんが僕の後ろに立っていた…
としき「……いいんですか?」
ヨシキ「……もう…君がここに来る事もないだろう……最後くらい、我家のぬくもりで体を休めたらどうだ?」
最後……僕が我家に帰るのはもう……これが最後…
:07/04/20 00:54
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#287 [ひろ]
としき「……ありがとうございます。」
そういって僕達は家の中に入った
としき「…ただいま。」
ヤス「おじゃましまぁす!!」
ヨシキ「…お、おじゃまします…」
恥ずかしそうに言うヨシキさん、
なにげなく、いつも通りに入ってくるヤス
:07/04/20 01:21
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#288 [ひろ]
そんな二人の心使いが……胸に響いた…
家の中はぐちゃぐちゃだが、今でも母さんの「おかえり。」って声が聞こえてきそうで…
今でも、カヨの「兄ちゃんおかえり」って声が聞こえてきそうで…
でも、現実は誰もいない……みんな居ない…
僕は耐えきれずに涙を流していた…
:07/04/20 01:26
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#289 [ひろ]
必死にこらえようとしても、こらえきれない……
ヨシキ「いいんだよ……今は…思う存分に泣きなさい……辛い……辛い思いをしてきたな……まだこんな若さで……自分の感情を押し殺して……君はよく頑張っているよ…」
そう言ったヨシキさんも……僕の隣で涙を流していてくれていた……
僕が泣き止むまで…
:07/04/20 01:32
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#290 [ひろ]
:07/04/20 01:35
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