世界の崩壊・・・
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#327 [ひろ]
ヨシキ「やっと目が覚めたか!」


目を覚ますと目の前には心配そうな顔をしているヨシキさんが居た


隣にはヤスが寝転んでいる……ヤスも気を失っているのだろう…


としき「……ここは?…どこですか?」

⏰:07/05/04 02:34 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#328 [ひろ]
僕は戦車から大砲が打ち込まれた瞬間からの記憶がなかった


ヨシキ「ここは、黒耀高校から5キロぼど離れた所だ、君達は黒耀高校に行きたかったんだろ?」


としき「…そうですかぁ!ここまで運んでくれたんですか?」


ヨシキ「…ッく………」


としき「……ヨシキさん?」

⏰:07/05/04 02:39 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#329 [ひろ]
よく見てみるとヨシキさんの表情は真っ青だった…


としき「…ヨシキさん、どうしたんです?……うッ!」


体を起こそうとしたが、頭がズキンズキンして起き上がれない…

どうやら意識を失う前、頭を強打したようだ…


しかしヨシキさんの顔色を見ると、そんな事は言ってられない…


それほどヨシキさんの顔色は悪かった…

⏰:07/05/04 02:44 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#330 [ひろ]
ヨシキ「……としきくん、そのままでいいから……今から俺の言う事をよく聞いてくれ!」


ヨシキさんの声はかすかに震えていた……明らかに苦しそうな声だった…


としき「……はい」


ヨシキ「…も、もうすぐこの町に大軍団が攻め寄せてくる……この町を乗っ取るために……」


としき「そ、そんな!!」

⏰:07/05/04 13:53 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#331 [ひろ]
ヨシキ「敵は、黒耀高校を……本部拠点とするみたいなんだ………き、君はどうする?」


としき「…どうするって…すぐに帰って皆にその事を知らせないと…」


ヨシキ「………ゲホッ…」


ヨシキさんは口から血を吐き出し、その場にうつ伏せに倒れこんだ…

⏰:07/05/04 13:59 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#332 [ひろ]
としき「ヨシキさん!!」


僕は頭の痛みをこらえて倒れているヨシキさんを抱え込んだ


すると


ヨシキさんのお腹の部分からおびただしい量の血液が流れ出していた…


としき「…そんな…ヨシキさん、しっかりしてください!!」

⏰:07/05/04 14:02 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#333 [ひろ]
ヨシキ「……はは…肝臓をやられちまってなぁ……どうも、そろそろヤバイみたいだ…」


としき「……そんな、あなたが居なくなったら…俺はどうすれば……」


もう誰も失いたくないという気持ちが、僕に自然と涙を流させていた…

⏰:07/05/04 14:05 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#334 [ひろ]
ヨシキ「……どうすればって…君はもうやるべき事は分かっているじゃないか……」


としき「でも……でも、俺はヨシキさんと一緒に生き残りたいんです!」


泣きながら必死に訴える僕の顔を見てヨシキさんはニコッと笑った


ヨシキ「はは……そろそろ、俺も娘のもとへ……家族のもとへ行かせてくれ……」

⏰:07/05/04 14:10 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#335 [ひろ]
そう言ったヨシキさんは、うっすらと涙を流していた


としき「……でも…」


ヨシキ「…娘の人生は短かった……だがその短い人生でも、精一杯の幸せを感じてくれていた……ありがとう…としき君!」



としき「……え?」



ヨシキ「まだ私のフルネームを言ってなかったね……俺の名前は…平山ヨシキ……ミキの父だ…」

⏰:07/05/04 14:17 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


#336 [ひろ]
としき「……ミキの…ミキのお父さん…」


そういえば、あの火事が鎮火された後、発見された遺体は3人…ミキとミキの母、ミキの弟だけだった……



ヨシキ「……君の話はミキから、たくさん聞かされていてね……君の話をしている時のミキの顔はすごく嬉しそうで…」



としき「……こんな…こんな偶然って…」

⏰:07/05/04 14:23 📱:PC 🆔:VI0vp0qo


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