砂糖が甘い理由
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#109 [花]
城谷はお茶と雑誌を袋につめ終わって
[ありがとうございました]
と言って俺に袋を差し出した。
俺は城谷と目を合わせた。城谷も不思議そうに俺を見つめる。

[城谷…]
俺はごくりと唾を飲む。

[あの……連絡先…教えてくれる???]

⏰:06/07/08 16:09 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#110 [花]
言った!!!!
ついに出した言葉は,震えていたし,小さかったし,何とも情けなかった。勇気を振り絞って言ったものの城谷からの返事はない…
沈黙が少々続いたあと,城谷が申し訳なさそうに返事をくれた
[ゴメン達也。あたし携帯持ってない。
家の電話番教えても,ほとんど家にいないから出ないし…今時ダサいよね。でもあたしには必要ないし]
恥ずかしそうに俯いて,それ以上何も話さない城谷。

⏰:06/07/08 16:28 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#111 [花]
俺は城谷がすごく愛おしくなった。
俺は俯いた城谷の顔を優しく持ち上げ
[いいんだ。俺こそ悪かった。じゃあ変わりに月曜…屋上で話がしたい]
と言った。
あれだけ連絡先を聞くのに戸惑っていた俺なのに,この時はこんな大胆な言葉がすんなり出たのか自分でもわからない。
でも,城谷と話したい気持ちが強かったからだと思う。

⏰:06/07/08 16:29 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#112 [我輩は匿名である]
BookMarkに登録しちヤイましたョ
早く続き見たイです

⏰:06/07/08 19:46 📱:SH901iS 🆔:vOG7/W2Y


#113 [花]
匿名サン
ぁりがとぅござぃますすごく嬉しいデスなるべく更新の機会を増やしていきます

⏰:06/07/08 21:01 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#114 [花]
城谷は,また黙って少し考え込んでから何も言わずに頷いた。
俺は城谷が了承してくれただけでもう充分胸いっぱいだった。

[じゃあ…月曜午後から屋上に行くよ]
と,時間の約束をして俺はコンビニを出た。
帰る途中,何度もニヤけそうになった自分の顔をひっぱたいた。
俺はきっと校内で城谷に誰よりも近い存在だと思う。城谷は俺をどう思っているんだろう。
熱い心をさらに焦がす。城谷の甘い香りが肌に絡み付いているような気がした。

⏰:06/07/08 21:10 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#115 [花]
俺は家に着いてからもずっと城谷のことを考えていた。
城谷が学校に来ない理由は裕也君の医療費を稼ぐために沢山の場所で働いているから…
そのために自分の携帯さえ買っていない。

こんなことを考え始めると,次は裕也君のことが気になり始めた。
どんな心臓の病気なんだろうとか,城谷に大切にされてるんだからいい子なんだろうな… とか。

とにかく早く月曜日になれ。まだまだ聞きたいことがいっぱいあるんだ。

⏰:06/07/08 23:02 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#116 [花]
俺は始め,城谷の姿に夢中になっていたが,いつのまにかありのままの城谷を知りたいと思った
と同時に
まだ城谷が笑ったところを見たことない俺はあの冷たい瞳を溶かしたいとも思った。
城谷を思うとそんな欲張りな自分が生まれたんだ。
不思議と城谷のためならなんでもできる気がした。城谷の隣にいれたら…城谷が隣にいてくれたら

⏰:06/07/08 23:06 📱:F700iS 🆔:75UxT/gw


#117 [梨奈+゚]
読ませてもらッてまス`)この小説面白いし^口)ハマってます(圉*'V`)+゚
コレカラも頑張ッて下さい

⏰:06/07/09 08:35 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#118 [花]
梨奈サン
ァリガdです
今日わバイトなので,更新できるかわからナイけど応援お願いします

⏰:06/07/09 16:00 📱:F700iS 🆔:Z9bLWnv6


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