砂糖が甘い理由
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#176 [花]
もう一枚は結構 機械が古くて,写ってるのは…男!?
焦げ茶の髪と大きな目をした可愛いげのある男と,隣で優しく微笑む城谷が写っていた。
落書きはハートのスタンプが無造作にしてあるだけで,文字は書かれてない。

[まさか…彼氏???なんかじゃないよな!!??]
俺は城谷の目を真っ直ぐ見て聞いた。
今日初めて目が合った。
城谷は驚いたように,俺を見て

[バカ,それが裕也だよ。
可愛いでしょ]
と言って笑った。

そう,城谷が笑ったんだ。

⏰:06/08/01 23:36 📱:F700iS 🆔:v3uyuBOs


#177 [花]
始めて俺の前で城谷が笑顔になった瞬間だった。

城谷の笑顔は見たいと願い続けてたこと。嬉しさで胸がいっぱいになる。
だって,すげー可愛いんだ。
ほんと,世界一ってくらい可愛いんだ。

[城谷が笑った…]

そう呟くと,それを聞いた城谷ははにかんだ様子を見せて,俯きながら顔を赤らめて言った。

[達也は…楽しい。
…達也といると,楽しい]

⏰:06/08/01 23:40 📱:F700iS 🆔:v3uyuBOs


#178 [花]
それを聞いた俺は,もう城谷を抱きしめずにはいられなかった。
片手に城谷の携帯を握ったまま,隣にいる城谷を両手で力いっぱい自分の腕の中に押し込んだ。

二度目の城谷の感触…
甘い匂いと 城谷のサラサラの髪 息遣いが聞こえる。
城谷は一度目みたいに暴れたりしずに,俺の腕の中で黙っていた。

…気のせいかな。
城谷が[達也]って呟いた気がしたけど。

城谷の髪を撫でて,力をもう一度込めると,城谷も俺の背中に手を回して軽くシャツを掴んだ。

⏰:06/08/01 23:49 📱:F700iS 🆔:v3uyuBOs


#179 [花]
俺達はお互い黙ったまま何秒かの間抱き合っていた。

俺が城谷を離そうとすると,城谷はほんと聞き取れないくらい小さな声で

[必ず連絡して…]
と言った。
俺は強く頷いて城谷から腕を解いた。

⏰:06/08/01 23:54 📱:F700iS 🆔:v3uyuBOs


#180 [我輩は匿名である]
うはーついに笑ったww

⏰:06/08/02 00:22 📱:F901iC 🆔:☆☆☆


#181 [花]
匿名サン
そ-なンですょ
これから紗弥がたくさん出ま-す
そして
つぃに弟・裕也が…
これからもょろしくお願いします

⏰:06/08/02 09:05 📱:F700iS 🆔:x0QNdQWM


#182 [新]
この小説すごく大好きです
主さん頑張ってください

⏰:06/08/02 14:37 📱:W41T 🆔:☆☆☆


#183 [花]
新サン
二度も感想
ァリガトぅござぃます
頑張ります

⏰:06/08/02 15:58 📱:F700iS 🆔:x0QNdQWM


#184 [花]
俺は城谷を離して,また横に向き直して一息ついた。
そして落ち着きを取り戻そうとすると自分の顔が熱くて赤くなっているんじゃないかと思って城谷を見れなかった。

城谷を横目で見下ろすと,城谷は俯き加減で黙って指を絡め弄んでいる。

[明日からまたバイト???]俺が沈黙を破る。

城谷は頷くだけ。

[今週末に裕也クンに会いたいんだけど…
城谷空いてる?]

俺は裕也クンのプリクラを再度見つめた後,城谷の携帯を開いて勝手にボタン操作音を消す設定をしながら聞いた。

⏰:06/08/03 22:50 📱:F700iS 🆔:3z8jcOXg


#185 [花]
 
 
[…午前中なら空いてる]
城谷は小さい声で言った。
俺はその返事だけで,一緒に裕也クンに会いに行ってくれるのだと確信して,城谷の頭を撫でた。
髪が指の間にするりと流れる。
城谷はそのまま俺の肩にもたれかかった。

⏰:06/08/03 22:57 📱:F700iS 🆔:3z8jcOXg


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