砂糖が甘い理由
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#260 [花◆AV8KevAYKk]
[え〜!]
優は投げやりに答えた。
[何だよ,付き合えよ]
俺らが討論に入ろうとすると,すかさず野田サンが
[A人は仲良しでいいね]
と,優に笑いかけた。
[達也が俺にベタボレなんだよ,真奈美チャン!
仕方ないから一緒に行ってやるよ]
と手のひら返して俺にいった。
こりゃ,優には野田サンマジックだな。(笑)
:06/08/16 00:28 :F700iS :m6U/cvr2
#261 [花◆AV8KevAYKk]
[頼むな!金曜だぞ]
と イヤミっぽく優に言い放つと,既に優は野田サンとの会話に投入していた。
まぁ…とにかくこれでひとまず日曜の準備は安心だな。
紗弥にも早く会いたいけど,裕也君にも早く会ってみたい。
病状どうなんだろう。
俺に何かできれことないかな…
紗弥の携帯のプリクラで見た裕也君は結構美形。
でも紗弥とはどっか違った。
やっぱり 親は…
って何で紗弥の親いねーんだっけ???
:06/08/16 00:33 :F700iS :m6U/cvr2
#262 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥の事はなんでも知ったような気になっていたけど,よく考えると俺はまだ紗弥の知らない部分が沢山あることに気付いた。
でも…あれもこれも聞きにくいことばかり。
俺,不器用だし,うまく聞けるかわからない。
いや,聞いていい質問なのかも微妙。
紗弥はやっぱり完璧俺に心を開いたわけじゃないし…
こんなことを考えると少し切なくなった。
紗弥の中学時代のアルバムを見ていたとき感じたみたいに。
:06/08/16 00:38 :F700iS :m6U/cvr2
#263 [花◆AV8KevAYKk]
授業が終わると,優はさっきとはまるで違うご機嫌な態度で俺に擦り寄った。
[達也君ッ!]
[きも〜]
笑った優の顔はまさに猿。優おかげでさっきまで深刻だった俺の心も軽く流れる。
[どこまでお供しましょうか???]
[猿め。俺は,桃太郎か!
そうだな〜。学校帰りだとあまり時間ないし,一様近場の予定だよ]
:06/08/16 01:07 :F700iS :m6U/cvr2
#264 [花◆AV8KevAYKk]
[もしかして,週末に会うから???]
優はにやついてまた俺に擦り寄る。
[そうだよ…悪いか!]
優は大声を出して,教室を走り回った。
何が嬉しいんだよ,あいつは…
[とにかく!
近場な。俺,本町の花屋の前の服屋まで行きたい]
[わかったよーん]
優はまたでかい声で俺に向かって叫んだ。
:06/08/16 01:13 :F700iS :m6U/cvr2
#265 [花◆AV8KevAYKk]
:06/08/16 01:22 :F700iS :m6U/cvr2
#266 [あや]
更新お疲れさまです!!どんどん続きが気になってきちゃいます゜+(☆*O艸o*+)花さんのペースで頑張ってください!!ちょっとした小説中毒症状です 笑
:06/08/16 01:28 :P901iS :wQL24gfo
#267 [我輩は匿名である]
:06/08/16 18:09 :N901iC :☆☆☆
#268 [花◆AV8KevAYKk]
:06/08/16 21:42 :F700iS :m6U/cvr2
#269 [花◆AV8KevAYKk]
そして金曜
美穂子に一緒に帰ろうと誘われたけど「優に付き合わなきゃいけない」と,言い訳をした。
俺達はホームルームが終わると,掃除をサボってさっさと教室を出た。
校門を出る途中で,生徒指導の藤田に出会ってしまい,A人一緒に[髪色・ズボン・ネクタイ・ピアス]を注意されたけど,優の人懐っこさで軽く遇って逃げた。
俺らは中学では結構頭がよかったし,進学校が地元だったので,これまたA人一緒に推薦で今の高校に入った。
ま…今じゃ俺は赤点大王だけどさ。
:06/08/16 21:44 :F700iS :m6U/cvr2
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