砂糖が甘い理由
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#456 [リリー]
またまた,あげぇ
:06/10/05 21:20 :P701iD :☆☆☆
#457 [☆MIKU☆]
:06/10/06 01:17 :N901iC :d2ZMrJfE
#458 [リリー]
寝れないから深夜にのぞいちゃいました* ̄0 ̄)ノ
あげますぅ
:06/10/08 02:42 :P701iD :☆☆☆
#459 [花◆AV8KevAYKk]
いつもぁげ
てくださる皆様
とても感謝しています
頑張ります
:06/10/08 09:54 :SO902i :upLnr4jE
#460 [花◆AV8KevAYKk]
日も暮れはじめて,校舎は静かになっていた。
微かに聞こえる笑い声や部活の声…
俺達は黙って夕日を見ていた。
紗邪はまだガラスみたいな目をしていたけど,俺は夕日の暖かさにまかせて,何も話しかけなかった。
何分か座ったままでいたけど,紗邪はいきなり立ち上がって俺の手をとっ出口へとて歩き出した。
:06/10/08 09:58 :SO902i :upLnr4jE
#461 [花◆AV8KevAYKk]
[紗…邪…?]
[…見たい]
呟くように紗邪が何かを言った。
あまりに小さい声を俺は上手く聞き取れなくて,紗邪の顔を見つめた。
紗邪は屋上から一点を見つめてもう一度小さく呟いた。
[教室が見たい]
紗邪の視線の先には,第一本館の俺等の教室があった。
[行こう]
俺は紗邪の頭をなでて,早歩きで屋上を出た。
:06/10/08 10:03 :SO902i :upLnr4jE
#462 [花◆AV8KevAYKk]
階段を一段づつ降りるたび,二人の足音が響いた。
途中,何人かの生徒とすれ違ったけど,俺は紗弥の手をはなさなかった。
紗弥も気に止めていないようで,目がちらちら合うたびに小さく微笑んでくれた。
[何か…急に学校での自分の存在を確かめたくなったの]
並んで渡り廊下を歩きながら紗弥は独り言みたいにはなした。
[紗弥の席はまだ俺のとなりだよ]
:06/10/08 10:08 :SO902i :upLnr4jE
#463 [花◆AV8KevAYKk]
また階段を上がって俺たちは教室を目指した。
何人かまだ生徒は残っていて,他のクラスからも声が聞こえる。
C組の前を通った時,中を少しだけ横目でのぞいたけど,誰もいなくて電気もついていなかった。
美穂子は…帰っただろう。
安心なのか,不安なのかわからない,おかしな気持ちが俺の心を煩わせた。
:06/10/08 10:12 :SO902i :upLnr4jE
#464 [花◆AV8KevAYKk]
俺達の教室に着くと,教室から声が聞こえた。
高い大きな声。女子???
A,B人いるみたいで,みんなで騒いでる。
俺は紗弥と繋ぐ手を思わず離し,ドアを開けるのをためらっていると,紗弥は首を傾げて,教室のドアを開けようとした。
―その時
[あーもう別れよっかな]
今の美穂子…?
いつもの美穂子の声だけど,どこか違い,憎たらしい声をしている。
でも確かに…この声は美穂子。
:06/10/08 10:25 :SO902i :upLnr4jE
#465 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥はドアを開けようとした手を止めて,ガラス張りから教室の中を背伸びで静かに覗いた。
美穂子を確認したのか,離していた俺の手を握り返し,ドアの向こう側を見透かすように見つめていた。
[え〜?
だって真奈美から盗ったばっかなんでしょ???
早いよくねー!?]
友達らしい誰かが言った。真奈美…?とった???
紗弥は黙って美穂子達の話を聞いている。
:06/10/08 10:29 :SO902i :upLnr4jE
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