砂糖が甘い理由
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#16 [花]
鈍い音と共に,明るい陽射しと心地いい風が俺を包んだ。
ドアを閉めて鍵をかけ直す。
[これで今から屋上は俺の領域♪]
せっかく先輩にもらった役立つ鍵だ。これから活用していきたいと思った。一年の頃はサボりなんて考えたことなかったけど,以外とこの陽射しは病み付きになる。
そう思いながら,第一本館から死角になる場所を探す。

⏰:06/05/25 00:01 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#17 [花]
あの後ろ,ちょうどいいなと思った倉庫の角を曲がると

驚いた―

冊から身を乗り出して,空に向かって顔を突き出す女の子がいた
まるで。。。その子が太陽にキスしていみたいに見えた。
俺は彼女を見た瞬間,なぜか直感でわかった。
この子が[城谷 紗弥]だろうなッて―

⏰:06/05/25 00:07 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#18 [花]
☆★☆★☆★☆★☆★
これが 俺と城谷紗弥
との出会い。

この出会いが運命な
のか,偶然なのか今だ
にわからない。
でも,どっちにしろこ
の出会いから逃れる
ことはできない。逃れ
たりしたくない
☆★☆★☆★☆★☆★

⏰:06/05/25 00:15 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#19 [花]
その子は俺に気がつくと,無言でその場から立ち去ろうとした。
[あのさ…!!君,城谷。。サンだょな?]
俺はなぜか彼女に向かって声を発していた。

彼女は立ち止まって俺の方を見て頷いたが,何も喋らない。
彼女の俺を見る目は真っ直ぐで,澄んだ綺麗な目をしているが,どっか冷たくて鋭い気がする。
俺は自分から呼び止めたくせに,彼女の目を見ていると次の言葉が見つからない。
(優が言ってた,[城谷と話せるやつはいない]ってわかる気がする)

⏰:06/05/25 00:23 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#20 [花]
思わず 城谷から目を反らすと,城谷はまた出口の方へ歩こうとした。
[俺…俺,城谷と同じクラスの柿山。。。柿山達也!!
ちなみに,席隣だよ!今日はたまたま俺もサボりだし,遅刻だけど]
焦って早口で言うと
城谷はまた俺の方へ振返り,無表情で
[知ってるよ]
とだけ言って,屋上から消えた

⏰:06/05/25 00:30 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#21 [花]
城谷の姿が消えたのを確認した俺は,さっきまで城谷が立っていた場所に座った。
美穂子と優の城谷についての言葉が頭を過ぎる
[たしかに美人で有名になるって話…わかるな]

俺はさっきまでこの場にいた城谷の姿をもう一度思い出す
綺麗な栗色で真っすぐな長い髪,柵から乗り出した細い体,背もたぶん170pくらいありそうだ
髪の色と似た,切れ長の大きい澄んだ目。。。

⏰:06/05/25 00:39 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#22 [花]
優や美穂子が心配するのわかる。
城谷ッて,ほんと美人つ-か,綺麗だ…ヤベェ。なんか俺かなり城谷のこと考えてるし!!俺はもう少し城谷のことを考えていたかったが,陽射しが暖か過ぎていつのまにか寝てしまっていた。

城谷ッて…何で学校サボるんだろ?たるいのもわかるケド,半年はキツい。
それに,何であんなに綺麗な目してるのに。。。どっか寂しそうだし冷たいんだろう

とか思いながら,さっき城谷がキスしてた(みたいに見えた)太陽に照らされていると考えると,俺はなぜか嬉しくなった…のかな?

⏰:06/05/25 07:21 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#23 [花]
E限目が終わった頃に教室に戻ると,SHRが始まりかけていたので慌てて自分の席についた。

―もちろん城谷の姿は隣にはない
(あいつ…やっぱりそのままサボりやがったな)

⏰:06/05/25 11:06 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#24 [花]
もしかして読んでくれてる人ぃなぃのかなぁ
でも頑張る

⏰:06/05/25 13:12 📱:F700iS 🆔:ZKjiJJZE


#25 [みぃ]
いるよ今、全部呼んだぁ頑張れ

⏰:06/05/25 14:11 📱:N900i 🆔:☆☆☆


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