砂糖が甘い理由
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#247 [花◆AV8KevAYKk]
携帯を閉じたのと同時に,着信音が部屋に響いた。

画面を見ると,着信は優だった。
そういえば今日は優に話しないまま帰ったんだった。

[…はい]

[たッチャ-ン!なぁんて]

優は明るい声で冗談っぽく笑った。

[何だよ,その呼び方。
言いたいことはわかってるよ!]

俺は紗弥との事を話すのを覚悟した。

⏰:06/08/15 21:52 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#248 [花◆AV8KevAYKk]
[あッああ…]
優はいきなり声を縮めた。唾を飲む音も聞こえた。

俺も一回だけ深呼吸をした。

[今日はA時間くらい話したんだ]

優は
[達也,俺はお前が話終わるまで一々返事はしないから,続けてな]
と,気を使ってくれた。

[ああ。
メアドも聞いた。
今週末に会う約束もしたんだ]

俺は大体の流れだけを大まかに話した。

⏰:06/08/15 21:59 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#249 [花◆AV8KevAYKk]
[そっかぁ〜
いいよなぁ!城谷って以外にしゃべるんだな]

[まぁな]

優は俺がまだ話していないことがあるって事に気付いていたっぽいけど,俺に追求や詮索をしてこなかったので,俺も少し安心した。

[んじゃ,また明日な]

[おう]

簡単に電話を切るとこはいつも優の癖だ。

優しいんだよなぁ〜

⏰:06/08/15 22:04 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#250 [花◆AV8KevAYKk]
 
 
 
そして次の日も,その次も,紗弥は学校に来る事はなかった。
俺は美穂子と適当に会って,授業も上の空で過ごした。

優も紗弥の話に触れることはなかった。

紗弥には…金曜ぐらいにメールすればいいよな。
こんな事を考えてる癖に俺は未送信にバッチリ紗弥あてのメールを保存していた。

⏰:06/08/15 22:09 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#251 [花◆AV8KevAYKk]
またあとで来ます

⏰:06/08/15 22:13 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#252 [我輩は匿名である]
続き楽しみにしてます

⏰:06/08/15 22:31 📱:N901iC 🆔:☆☆☆


#253 [花◆AV8KevAYKk]
匿名サン
ぃっつもァリガトぅござぃます
嬉しい-です

⏰:06/08/15 23:56 📱:F700iS 🆔:iwMdRwTE


#254 [花◆AV8KevAYKk]
【お〜す!
バイト頑張ってるか???
たまには体休めろよ(^O^)v

日曜だけど,大丈夫?】

最初の一通はこんな感じ。どうかな…変じゃないかな。
顔文字なんか洒落て使ったけど[顔]で変換して出てきたやつ。

でも俺が可愛い手作り顔文字なんか使ってたら逆に変じゃね???

俺は画面とにらめっこしたまま 一人で考え込む。

⏰:06/08/16 00:00 📱:F700iS 🆔:m6U/cvr2


#255 [花◆AV8KevAYKk]
何分か格闘したけどやっぱりメールを変えるところはどこもなくて,そのまま保存。
俺,何回あのメール読み返したかわかんねー。
もう暗記しちゃったよ。

次は服装。
紗弥と初デート(?)だしなぁ〜
でも行き先は病院なわけだし,そんなに気合を入れるのも恥ずかしい。
俺っていつも空回りするし…

よし!でもやっぱり一様買物行っとこう。

⏰:06/08/16 00:05 📱:F700iS 🆔:m6U/cvr2


#256 [花◆AV8KevAYKk]
そう考えたら直ぐさま優に報告。
買物に付き合ってもらうのは優しかいない。
いつもは美穂子だけど,今回はさすがに一緒に行けないもんな。
しかも,美穂子が選ぶ服って全部お兄系…。

正直俺,白パンとか無理っす!!!!

ごちゃごちゃ考えながら後ろの席でノートと教科書を枕にして爆睡する優を揺さ振る。

⏰:06/08/16 00:09 📱:F700iS 🆔:m6U/cvr2


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