砂糖が甘い理由
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#367 [花◆AV8KevAYKk]
あちゃサン
ぁりがとぅござぃます下手ながら頑張りますネッ好きだなんて。。。。照れます

MIKUサン
はぃ来週カラまたテスト期間になったりと,忙しくて遅れがちですが,必ず完結するので,最後まで見ていただきたいデス
[花様]だなんて,花は高Aのガキです様なんて呼ばれるようなィイ作家?でわナイです
もちろん,たまにコメントして下さるのは,何よりも励みになります
お願いしますネ
体のお気づかい,ほんと-にァリガトウござぃます

リリーサン
最初からァリガトゥゴザィマス嬉しいこんな作品が,本やドラマなんて,有り得ませんでもそんな応援をいただくとかなり嬉しいし頑張れます

⏰:06/08/29 23:02 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#368 [花◆AV8KevAYKk]
スミマセン
>>367
ぁちゃサンKUMIサンリリーサン
へのお返事は書きました
続き… をクリックしてくださぃ
でわ。。。少し更新します

⏰:06/08/29 23:05 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#369 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は坂の上の公園の入口までいくと,追い掛けた俺を振返り,手を出した。
もう涙は消えて,いつもの無表情な紗弥がそこにはいた。

紗弥は何も言わずに手を出したけど,俺にはわかった。

紗弥と手を繋ぎ,夕焼けに照らされたの公園を歩いた。
もうすぐ夏というのにやっぱりまだ少し肌寒い。
田舎の証拠だ。

[紗弥…]

⏰:06/08/29 23:10 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#370 [花◆AV8KevAYKk]
[何?]

紗弥は一応目だけ俺のほうを向いた。

[裕也君の手術は,どこまで行かなきゃならないんだ?
あと,お前お金って…]

やっぱり心配だ。
いくらぐらいかかるのかな。やっぱり何百…何千とか!?
紗弥は今までどうり学校へ来ないかもしれないけど,こうして会えなくなるくらい忙しくなるのは決定的だ。

[ん〜…愛知病院だよ。
お金は,実は恐くて先生に詳しく聞けなかった]

紗弥は顔を歪めて頬をかきながら小さく言った。

⏰:06/08/29 23:15 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#371 [花◆AV8KevAYKk]
[そっか…
でもさ,やっぱり今以上忙しくなる…よな?]

俺は言葉がギクシャクしてうまく話せない。

[まーね。
でも…テストの日は行くし,また裕也に会いに行かなきゃいけないから]
[っていう日は俺も誘ってくれる???]

つい興奮して紗弥の手を引っ張る。

[たぶんね]
紗弥は欝陶しそうに言った。
けど,軽く口を緩めて笑っていた。

⏰:06/08/29 23:21 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#372 [花◆AV8KevAYKk]
やった。紗弥とまた約束交わしたぜ〜!
舞い上がった俺は大変な事情もなんだかうまくいくような気がした。

―紗弥達のこと何も知らなかったからかも知れないけど…


[だけどお金の心配は達也はいちいちしないで]
紗弥はいきなり強い口調になって,俺を黙らせた。

[親からの保険は昔おりてて貯金くらいあるし,今までも一生懸命働いてきた。
それに…]

保険?親の保険って何?
俺が固まっていると,紗弥はしまったという顔をして俯いた。

⏰:06/08/29 23:28 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#373 [花◆AV8KevAYKk]
[紗弥,あの…]

さっき考えた,俺の予想がまた頭を掠めた。

[家の親は死んだから。
何か言えなくて,てゆーか言う必要ないし]

やっぱり…

俺の中で紗弥の口調と親の面影,裕也君の瞳までもが何かと重なった。

[何かの事故…?]

紗弥は頷く。

[結構お金は入ったし,あたしも裕也も納得できる年頃だった。
A人で頑張ろうって]

[うん…]
俺は紗弥の手を強く握り,話をただ聞くしかできなかった。

⏰:06/08/29 23:35 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#374 [花◆AV8KevAYKk]
そこまで話したところで公園の入口まできた。

紗弥は指で,あたしはこっち とジェスチャーした。俺の家とは逆方向。

[送るよ]

[いいよ。まだ少し明るいし…]

ただ早く帰りたいだけなのかもしれない。

[またメールするから]

そう言って紗弥は俺に背を向けて既に歩き出していた。

[うん。
あ!紗弥!!さっきの「それに」の続きって…]

俺は未練がましく紗弥を止めるが紗弥は止まらない。

⏰:06/08/29 23:41 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#375 [花◆AV8KevAYKk]
聞こえてないのかな。
紗弥は振返りも,手も降らずに,帰って行った。

俺も紗弥の帰った道に背を向けて,歩き出した。
結構遠回りしたけど,あの公園は以外と俺の家から近い。

家についたと同時に携帯がなった。

受信は紗弥。
…?

【それに,達也には心配かけたくなかったの!




って言いたかった。】

俺は思わず携帯を抱きしめて声を出して笑った。

紗弥の素直じゃない態度は逆に俺をまた強く紗弥に引き込む。

⏰:06/08/29 23:46 📱:F700iS 🆔:oGI3eSwE


#376 [花◆AV8KevAYKk]
家に入ると,兄貴が丁度出掛けるところだったみたいで,玄関先ですれ違った。

[兄貴,どっか行くの?]

[あ〜ぁ…今日さ,夕飯彼女も一緒に食うから]

[ってことは今から迎えに行くとか?]

[正解♪じゃーな。
あと,表でおかしな声出して笑うなよな〜達也]

げっ!バレてた…ダセぇな俺ってば。
兄貴は機嫌よく家を出て行った。
つーか,一緒に夕飯って…もちろん俺もだよな。

⏰:06/08/30 22:53 📱:F700iS 🆔:rYfyUQ/2


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