砂糖が甘い理由
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#564 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:37 :SO902i :pJUgnrwY
#565 [スィミー]
:06/11/12 17:37 :D902i :☆☆☆
#566 [花◆AV8KevAYKk]
紗弥は顔が真っ赤。
長いストレートの髪が風になびいて甘い甘い香りが漂う。
[学校…遅刻するよ]
紗弥は俺の頬から手を放し,うつ向きながら言った。
[あぁ…
え?紗弥〜…]
紗弥の顔を覗きこむ。
長い髪が邪魔してなかなか目が見付からない。
紗弥の髪に手をかざすとスルスルと音を立てて,手の中を流れた。
[紗弥…もう一回聞きたい]
:06/11/12 17:41 :SO902i :pJUgnrwY
#567 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 17:42 :SO902i :pJUgnrwY
#568 [花◆AV8KevAYKk]
ゴツッ…
[痛え!何すんだよ]
いきなり額を殴られて驚いた俺は声を張り上げた。
[あれ。紗弥…]
紗弥は目に一杯涙をためて顔をますます赤くして拳を震わせていた。
[達也の馬鹿!!!!]
[ごごごめん…紗弥ッ]
焦ってしまい,紗弥に上手く触れることが出来ない。
額も痛むし…
何で泣くんだよ???
[ごめんってば…]
一呼吸ついて紗弥の背中に手を回す。
やっぱ背が高くたって女の子。俺の胸の中にすっぽり収まった。
:06/11/12 17:48 :SO902i :pJUgnrwY
#569 [花◆AV8KevAYKk]
[…ッだよ]
鼻をすすりながら紗弥が呟く。
[えッ?何???]
[好きだよ…]
聞き間違いじゃないよな。
紗弥は確かに言った。
俺が待ち望んでいた二文字。甘い甘い小さな単語。
【好き】
[まじで???]
思わず紗弥にキスをした。
紗弥の口元についた滴がしょっぱい。
だけどこんな幸せなキス二度と味わえない。
俺も好きだ…
:06/11/12 17:54 :SO902i :pJUgnrwY
#570 [(゚∀。)ノシポワン]
素直な紗弥かわぇ―ね
:06/11/12 17:56 :SH901iS :2BJvtLNs
#571 [花◆AV8KevAYKk]
キスを何度かしてからまた紗弥を思いきり抱き締める。
[苦しいよ…]
苦しいくらい抱き締めてやる。
俺だって昨日フラレて苦しかったんだ。
馬鹿。
[付き合って]
甘いキスの酔いから覚めて一言付け加える。
紗弥は腕の中で身震いをして,もう一度鼻をすすった。
[うん…]
夢じゃないよな。
この世界最高。
:06/11/12 17:58 :SO902i :pJUgnrwY
#572 [花◆AV8KevAYKk]
:06/11/12 18:00 :SO902i :pJUgnrwY
#573 [花◆AV8KevAYKk]
[おい]
俺が紗弥をまだ放さずに抱き締めていると,横から聞き慣れた声が聞こえた。
顔を上げると…
[…ゆ…優???]
優は照れ臭そうな顔をして片手をあげておす。と言った。
[何でお前…あっ!]
紗弥から俺は慌てて手を放した。
優はそれを見て苦笑い。
眉をひそめて紗弥を見た。
[篠田には達也の家まで案内してもらったんだ]
:06/11/12 18:05 :SO902i :pJUgnrwY
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