砂糖が甘い理由

[ぎゃははは！
城谷顔真っ赤じゃん]

そう｡
優が言う通り,紗弥の顔はまた真っ赤｡
その顔がまた愛しい｡

[篠田うるさい…]

紗弥は俺達に背を向けて縮こまって自分の顔を叩いた｡

[紗弥…これからは俺と一緒に病院通いだからな]

後ろ様に声をかけると紗弥は大振りにうなずいた｡

更新お疲れ様です

やっぱりこの小説一番です

また、無理せずがんばってください

全部よみました

すっごくおもしろぃです

花ｻﾝのﾍﾟｰｽでがんばってくださぃ

又見に来ますﾈｯ

アゲます

みな様

毎度更新＆お返事遅くてｺﾞﾒﾝなさい

それから,紗弥はバイトだから学校には行かないと言ったので,俺は優と一緒に学校に向かった｡

優はまだ新配の格好｡
優の家まで行かされて待たされて…

まぁ許してやるか｡

[なぁ～お前城谷と付き合ったりして平気なの???]

[何で]

[美穂子ﾁｬﾝ…]

あ～そうか｡
優は昨日の出来事をなにも知らないんだった｡

俺は美穂子から受けた仕打を話し,紗弥との経緯も全て話した｡

[…ってわけなんだよ｡
美穂子ってこんな奴だったんだよ｡
騙されたな～優！]

[え｡俺知ってたよ]

は…???
今なんて言ったこいつ｡

[達也,口開いてるぜ～]

[お前!!!!
知ってたんなら何で付き合わせようとなんかしたんだよ]

そもそも俺たちのｷｭｰﾋﾟｯﾄは優だった｡

[だって｡
美奈子ﾁｬﾝ達也が好きって言ってたからさ♪]

優は軽く笑った｡

美奈子…
たしか美穂子も言ってた名前だ｡

誰だっけ…………

[あ！野田さんだ!!!!]

[正解～]

そうか｡
優は野田さんが好きだったんだ｡
でもまさか野田さんが俺を好きなんて…

優やるな～…
くっそ!!!!

なんて思いながら笑った｡

馬鹿な奴｡

[お前,最高だな]

あぁ｡
これでﾂｼﾞﾂﾏがあった｡
俺たちの姿を見てコソコソ話す女子たち…

学校での野田さんの言葉｡
すべて繋がった気がした｡

何で今まで気付かなかったんだろう｡
俺やっぱり鈍感だな～

[達也が鈍感なんだよ
周りはみんな気付いてたし…]

あれ｡
またエスパーですか…