冷めた身体
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#100 [主]
あたしさっきまで
和也の事想ッてたのに。
木之下の事思い出して鳥肌立ッてたのに。
簡単だなぁ。
快感で
全部流れてく。
「んッ…ぁハァ…」
ん?ちょい待ち。
ここ家の前じゃん!
ご近所さんに見られる!
:06/11/05 13:37 :V703SH :yl6a8Fk.
#101 [主]
「ま…さき…待ッて…」
両手で拒む。
「…ん…何?」
「ここ…家の前だからダメ…」
「あ-…そだな。笑
よし移動ッ」
雅樹はあたしの手を握ったまま
片手だけで運転してた。
こうゆうの
何気に好き。
:06/11/05 13:40 :V703SH :yl6a8Fk.
#102 [主]
「怖がってる唯ちゃんにいいもん見せたる♪」
そう言って雅樹はニコニコしながら車を走らせた。
握ってる手を見る。
和也の方が掌は大きいなぁ。
でも体温は同じくらい熱い。
どっちも好き。
どうしよう。
そんな事考えてると
車は山道に止まった。
:06/11/05 13:45 :V703SH :yl6a8Fk.
#103 [ゆか]
:06/11/05 13:47 :N901iC :HYYLyCfY
#104 [なは]
:06/11/05 15:32 :W42H :Ac8CVMbU
#105 [主]
ゆかサンなはサン読んでくれてありがとデス☆
勉強の合間にちョコッと更新ッ☆ミ
:06/11/05 18:47 :V703SH :yl6a8Fk.
#106 [主]
「ここ何処-?
ちょ-暗いよ。」
バタンッ
雅樹は先に車から降りて
助手席のドアを開けた。
差し出される手を
握った。
「こっち〜
足元気をつけてな」
やぁ-砂利道だ。
ミニスカで来ちゃッたからちょッと寒い。
:06/11/05 18:51 :V703SH :yl6a8Fk.
#107 [主]
「足元大丈夫?」
「うん平気ッ」
あたしは昔からギャル男とか
お兄に惹かれる。
それはまぁ自分に寄ってくるのがそ-ゆうタイプだからッてのもあるかも
だけど
やッぱ女遊びしてる奴ッて優しいんだよね。
チャライのは嫌いだけど
遊びで軽く抱き合えるなら
そんな有り難い事ないし。
:06/11/05 18:55 :V703SH :yl6a8Fk.
#108 [主]
雅樹も優しいし
普通にいい男だし
好き。
でも「好き」ってゆった事はない。
あたしに和也がいる限り
言葉にしちャいけないッて思うんだ。
多分雅樹は
軽い遊びで
あたしと逢ってるんじャないと思うから。
複雑になりつつある
あたし達の関係…
ハァ…
:06/11/05 19:00 :V703SH :yl6a8Fk.
#109 [主]
「唯ちゃん♪
ちょい目〜閉じてッ」
「ふぉ?!」
ああ。
考え事してたら変な声出ちャッた。
「ふぉッて(笑
ほら目開けないの!」
「はぁ-い」
抱きしめられるみたいに肩を抱かれて
ふらふらしながら道を歩いた。
:06/11/05 19:05 :V703SH :yl6a8Fk.
#110 [主]
雅樹は身長179a。
あたしは158a。
ちなみに和也は173a。
雅樹はあたしをすっぽり包んでくれる。
ピタッと足が止まった。
「はい!開けてい-よ☆」
ガッツリ閉じてた目を
ゆっくり開けた。
「うわあ-ッ♪」
夜景だろうとは思ってたけど
想像以上に綺麗でビックリした!
:06/11/05 19:09 :V703SH :yl6a8Fk.
#111 [主]
「めっちゃキレー…♪」
手摺りがあったから捕まって
光の地平線を見た。
多分口半開きのアホ面だったと思う。
「ツレとこの場所見つけてさ-唯ちゃんに見せたかったんだよね〜」
「ありがとぉッ♪」
「あ、笑った〜☆
ずっと不安そ-な顔してたもんな。よしよし」
そう言ってあたしを後ろから抱きしめた。
:06/11/05 19:14 :V703SH :yl6a8Fk.
#112 [主]
…雅樹は
何を想うんだろう?
あたしに
何を求めてるんだろう?
別れるのを待ってるのかな?
それともヤリたいだけで
こんな風にしてくれるもんなのかな。
よくわかんないけど
愛は感じる。
:06/11/05 19:58 :V703SH :yl6a8Fk.
#113 [主]
「唯ちゃんちっこいなぁ笑」
雅樹が顔をあたしの頭に乗せて笑う。
「え-ヒ-ルだから160はあるもん!」
「そうなの〜?
てかシャンプ-の匂いやばいね。まぢ興奮すんだけど」
「シャンプ-の匂い好きなんだぁ笑」
「んーん。唯ちゃんが好きなの。」
:06/11/05 20:04 :V703SH :yl6a8Fk.
#114 [主]
ドキッとした。
雅樹はこ-ゆうの上手いな。
和也だったら照れちゃって
絶対そんな事言わないし。
言っても茶化すから笑い話になっちゃうし。
甘-い夜を見せてくれる。
キラキラの夢をくれる。
雅樹は王子様みたいな
あたしにとってそんな人。
:06/11/05 20:07 :V703SH :yl6a8Fk.
#115 [~ミィ~]
まぢ凄いですね!!
頑張ってね☆
:06/11/05 20:41 :W32SA :jLtNy.OQ
#116 [なぁタン]
なんかちょっと昔の自分と重なったぁ
もっと読みたいです
:06/11/05 21:28 :N901iS :wGLLL1aY
#117 [かよ]
:06/11/07 04:40 :SH901iS :pkURbi1k
#118 [主]
皆様ありがとうございます☆ほんと嬉しいですッ↓続き↓
「雅樹…」
身体は前を向いたまま
少し振り向いて上を見た。
唇が重なる。
冷たい空気の中で
温もりが伝わる。
わかんないけど
なんか泣きそう。
:06/11/07 13:12 :V703SH :9LUDjI6U
#119 [主]
「ん…ッ」
「唯…」
名前呼んで貰えるだけで
あたしは幸せで。
雅樹も和也も
傷付けて
あたしは
この景色みたいに
美しくは輝けないね。
誰か一人を温められたら
それでいいのに。
それさえも
こんな冷たい身体じゃ
無理かな?
:06/11/07 13:18 :V703SH :9LUDjI6U
#120 [主]
だんだんキスが
激しくなって
息が苦しくなる。
「ん…ハァ待っ…て…」
「無理」
雅樹の腕が
あたしを強く抱きしめて
キスだけで
力抜けちゃうあたしを
支えてた。
:06/11/07 13:22 :V703SH :9LUDjI6U
#121 [主]
舌を絡めながら
雅樹の手が胸を触る。
「んんッ…」
唇を離すと
雅樹が軽く笑った。
「ほんと素直な身体だな(笑」
「やぁだ…」
俯くあたしの顔を上げる指先とか
好きなんだよ…
:06/11/07 13:29 :V703SH :9LUDjI6U
#122 [主]
唇
ほっぺ
おでこ
耳
首筋
鎖骨
順番に
優しくキスをする。
その度に
アソコは濡れるし
声は漏れるし
「ぁ…ちょッ…ここ外…」
「関係ねーよ」
「んハァ…誰か来るよぉ…」
:06/11/07 13:37 :V703SH :9LUDjI6U
#123 [主]
「やだ。お前とヤリてぇもん」
いつも唯ちゃんって呼ぶくせにお前呼ばわり?
しかもヤリたいって直球な。
でもこんな欲望だけの言葉にも感じる。
あたしって相当M?
首に手を回して抱き着く。
雅樹の指が湿ったとこに触れた。
:06/11/07 13:42 :V703SH :9LUDjI6U
#124 [主]
「あ-あ…濡れ過ぎ…」
声にまで感じるし
も-やばい。
「あ…んんッ…
やぁ…」
優しく触られてるのに
身体がビクビクして
おかしくなりそう。
「ハァハァ…ぁん…ッ」
グチュ…
指が一本中に入った。
:06/11/07 13:49 :V703SH :9LUDjI6U
#125 [主]
冷たい指。
入ってきたのがすごい分かる。
「唯ちゃんの中熱い…」
「んぁんッ…」
出し入れすると
グチュグチュッて音がする。
親指でクリ触りながら中指は中を掻き回す。
「や…ぁ…気持ちぃ…ッ」
:06/11/07 13:53 :V703SH :9LUDjI6U
#126 [主]
「ハァ…入れたい…」
雅樹が荒い息で呟く。
暖かい息が耳にかかる。
「唯も…ね…ッ入れて…?」
雅樹はあたしを手摺りに捕まらせて
スカートを捲くり上げた。
:06/11/07 13:59 :V703SH :9LUDjI6U
#127 [かよ]
:06/11/08 02:26 :SH901iS :wMkfRKU.
#128 [さや]
:06/11/08 17:30 :D902i :AVJ19B1Y
#129 [主]
ありがとぉ-☆涙
でわ更新します↓↓
「唯ちゃ‥生でい-の?」
雅樹は今まで何も言わなくても
ちゃんとゴムを付けてくれた。
当たり前の事だけど
なんか嬉しかった。
生は
和也への罪悪感でしなかったけど。
「唯…ピル飲んでるから‥ッ」
今日はいいよ。
:06/11/08 20:31 :V703SH :DZNHlOK2
#130 [主]
「んん‥ッ」
立ちバック
めちゃくちゃ久しぶり。
目の前には綺麗な夜景があるのに
も-それどころじゃない。
「ぁ〜‥中‥めっちャあったけ‥ッ」
「あ‥んんッや…ッ」
ゆっくり腰を動かす。
その度に
グチュグチュ音がする。
:06/11/08 20:44 :V703SH :DZNHlOK2
#131 [主]
足がガクガクするあたしに
容赦なく動く雅樹。
左手で胸揉んでくるし
誰か来そうで
ドキドキで
でも声が我慢出来ない。
「ぁんッ…ハァッ…んッんんッ」
「声やべ-って‥」
:06/11/08 20:48 :V703SH :DZNHlOK2
#132 [主]
雅樹の掌が
あたしの口を塞いだ。
微かに
煙草と香水の香り。
また意識が朦朧とする。
口塞がれて
後ろから入れられて
激しく突かれて
犯されてるみたいで
興奮しちゃう。
やっぱりあたしMだね。
「ハァ‥お前まぢ‥エロいって‥ッ」
:06/11/08 20:53 :V703SH :DZNHlOK2
#133 [主]
雅樹は普段甘々なくせに
えっちは基本S。
相性がいいって
こ-ゆう事か。
押さえられてても
まだ声出ちゃうし。
「ん‥ッおく‥ッ」
「ハァハァ…奥が何‥?」
「おくッあたるの…ッ」
「気持ちい-んだろ?」
苦し気な声
荒い息遣い
それだけで気持ち良くてやばい。
:06/11/08 21:01 :V703SH :DZNHlOK2
#134 [主]
口を塞いでた手も
胸を揉んでた手も
あたしの腰を掴んだ。
グチュッグチュッ
「あッ…ハァッ
んッんッん…ッ」
「ハァ‥ッイクよ‥ッ」
動きが速くなって
すぐ中がドクドクッてした。
:06/11/08 21:25 :V703SH :DZNHlOK2
#135 [主]
ゆっくり動いた後
抜いたと同時にぐちゅって
やらしい音。
「ハァ‥あ-気持ちよかった」
「ん…」
あたしはもう
足が痙攣したみたいにガクガクで。
手摺りに捕まって
下向いてた。
「唯ちゃん?大丈夫?」
「はぁ…はい」
:06/11/08 21:29 :V703SH :DZNHlOK2
#136 [主]
「ごめんね俺早漏で(笑」
余韻に浸るヒマなく吹き出しちゃった。
「あははッ」
「やーまぢ笑い事じゃないって」
雅樹は笑いながら
あたしの乱れた服を直してくれた。
「唯ちゃん満足出来た?」
そりゃ-もう。
「出来たよぉ(笑」
:06/11/08 21:35 :V703SH :DZNHlOK2
#137 [主]
「ならいいけどさ〜
まぢ早漏治さなかんし。
ゴム2枚重ねた事あんだけどそれだと何も感じねぇんだよね(笑」
「まじかぁ-笑」
雅樹に過去の女遊びとかえっち体験とか
話されても嫉妬はないの。
むしろ聞くの楽しいくらい。
なんでだろ?
和也だったらほんと半日は口聞かない。
元カノの話しとか聞きたいけど絶対聞きたくないもん。
:06/11/08 21:40 :V703SH :DZNHlOK2
#138 [主]
これは恋とは違うのかな?
やっぱりあたしが好きなのは和也で
雅樹は…
う-ん。
なんなんだろ?
好きは
好き。
逢いたくなるし
ちゅ-もえっちも
気持ちい-し。
でも
なんか違う。
わかんない。
:06/11/08 21:43 :V703SH :DZNHlOK2
#139 [主]
それからも
雅樹との関係は続いた。
あたしから逢いたいって
言う事はなかった。
だッて
付き合うつもりはないから。
逢いたいって言われたら
絶対に逢った。
だッて
失いたくないから。
:06/11/09 20:29 :V703SH :q6aZCieU
#140 [主]
曖昧で
だけど確かな気持ち。
あたしは
甘やかされて
みんな
優し過ぎて
進めなくなっていた。
周りを傷付けるッて
分かりながら
自分だけを守ッてたんだ。
:06/11/09 20:33 :V703SH :q6aZCieU
#141 [主]
季節は秋から冬になった。
日が暮れるのが早い。
夕方5時を過ぎれば
もう暗くて。
あたしはコンビニへ行こうと家を出た。
「う-寒ッ」
トレンチの前を重ねて腕を組んだ。
瞬間
「ユイ」
後ろから重い声がした。
:06/11/09 20:38 :V703SH :q6aZCieU
#142 [主]
ビクッ
身体が跳ねた。
振り返った先に
居たのは
高校の時と変わらない
片端だけで笑う口元。
狂った瞳。
「…」
あたしは言葉が出なかった。
血の気が引いた。
木之下だ。
:06/11/09 20:42 :V703SH :q6aZCieU
#143 [マサ]
頑張って下さい~~
<<80-130
:06/11/09 20:46 :W41CA :f9UKVsLg
#144 [主]
マササンありがとう☆
「ユイ〜メールシカトしないでよ〜」
やだ。
なんで?
何でいるの?
クスクス笑いながら
じりじり近づいて来る。
怖くて
動けない。
:06/11/09 20:51 :V703SH :q6aZCieU
#145 [主]
「固まっちゃって
どしたぁ〜?
つ-か1人で外出なんて珍しいじゃ〜ん」
は?
何でそんな事知ってんのよ。
「お前いっつも男が車で迎え来るもんなぁ!
姫かっつーの笑」
…何?
見られてたって事?
怖い。
来ないで。
:06/11/09 20:55 :V703SH :q6aZCieU
#146 [主]
目の前に
木之下が立った。
冷たい風に混じった
独特な匂い。
変わってない。
高校の時の記憶が
フラッシュバックした。
:06/11/09 20:58 :V703SH :q6aZCieU
#147 [主]
高校1年の冬。
あたしは木之下にレイプされた。
あの日も
今日みたいな寒い日で
これくらいの時間帯で
外は暗かった。
あたしは居残りを終わらせて
教室を出たんだ。
:06/11/09 21:00 :V703SH :q6aZCieU
#148 [主]
「廊下寒〜…」
あたしは指だけセーターの袖から出して
あったかい息を吹き掛けながら
階段を降りていた。
人の気配がなくて
めちゃくちゃ恐かったのを覚えてる。
下駄箱で靴に履き代えて
外に出た時だった。
あたしの口は
誰かに塞がれた。
:06/11/09 21:04 :V703SH :q6aZCieU
#149 [主]
「?!」
意味がわかんなかッた。
何が起こったのか
起こってるのか
わからなかった。
どんな体制かもわからないまま
近くの体育倉庫に押し込まれた。
ゴ-ッガチャンッて音がして
扉が締まった。
:06/11/09 21:08 :V703SH :q6aZCieU
#150 [主]
あたしはつまずいて
体育マットの上に
ひざまずいた。
体育倉庫には小さい
豆電球が灯ってた。
「ほんとに来たじャ〜ん♪」
その声に顔を上げると
男の先輩が
5人。
中心に
木之下が居た。
:06/11/09 21:13 :V703SH :q6aZCieU
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