冷めた身体
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#132 [主]
雅樹の掌が
あたしの口を塞いだ。

微かに
煙草と香水の香り。

また意識が朦朧とする。

口塞がれて
後ろから入れられて
激しく突かれて

犯されてるみたいで
興奮しちゃう。
やっぱりあたしMだね。

「ハァ‥お前まぢ‥エロいって‥ッ」

⏰:06/11/08 20:53 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#133 [主]
雅樹は普段甘々なくせに
えっちは基本S。

相性がいいって
こ-ゆう事か。

押さえられてても
まだ声出ちゃうし。

「ん‥ッおく‥ッ」

「ハァハァ…奥が何‥?」

「おくッあたるの…ッ」

「気持ちい-んだろ?」

苦し気な声
荒い息遣い
それだけで気持ち良くてやばい。

⏰:06/11/08 21:01 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#134 [主]
口を塞いでた手も
胸を揉んでた手も

あたしの腰を掴んだ。

グチュッグチュッ

「あッ…ハァッ
んッんッん…ッ」

「ハァ‥ッイクよ‥ッ」

動きが速くなって
すぐ中がドクドクッてした。

⏰:06/11/08 21:25 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#135 [主]
ゆっくり動いた後
抜いたと同時にぐちゅって
やらしい音。

「ハァ‥あ-気持ちよかった」

「ん…」

あたしはもう
足が痙攣したみたいにガクガクで。

手摺りに捕まって
下向いてた。

「唯ちゃん?大丈夫?」

「はぁ…はい」

⏰:06/11/08 21:29 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#136 [主]
「ごめんね俺早漏で(笑」

余韻に浸るヒマなく吹き出しちゃった。

「あははッ」

「やーまぢ笑い事じゃないって」

雅樹は笑いながら
あたしの乱れた服を直してくれた。

「唯ちゃん満足出来た?」

そりゃ-もう。

「出来たよぉ(笑」

⏰:06/11/08 21:35 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#137 [主]
「ならいいけどさ〜
まぢ早漏治さなかんし。
ゴム2枚重ねた事あんだけどそれだと何も感じねぇんだよね(笑」

「まじかぁ-笑」

雅樹に過去の女遊びとかえっち体験とか
話されても嫉妬はないの。

むしろ聞くの楽しいくらい。

なんでだろ?

和也だったらほんと半日は口聞かない。
元カノの話しとか聞きたいけど絶対聞きたくないもん。

⏰:06/11/08 21:40 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#138 [主]
これは恋とは違うのかな?

やっぱりあたしが好きなのは和也で

雅樹は…

う-ん。
なんなんだろ?

好きは
好き。

逢いたくなるし

ちゅ-もえっちも
気持ちい-し。

でも

なんか違う。

わかんない。

⏰:06/11/08 21:43 📱:V703SH 🆔:DZNHlOK2


#139 [主]
それからも
雅樹との関係は続いた。

あたしから逢いたいって
言う事はなかった。

だッて

付き合うつもりはないから。

逢いたいって言われたら
絶対に逢った。

だッて

失いたくないから。

⏰:06/11/09 20:29 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#140 [主]
曖昧で

だけど確かな気持ち。

あたしは
甘やかされて

みんな
優し過ぎて

進めなくなっていた。

周りを傷付けるッて

分かりながら

自分だけを守ッてたんだ。
 

⏰:06/11/09 20:33 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


#141 [主]
季節は秋から冬になった。

日が暮れるのが早い。

夕方5時を過ぎれば
もう暗くて。

あたしはコンビニへ行こうと家を出た。


「う-寒ッ」

トレンチの前を重ねて腕を組んだ。

瞬間

「ユイ」

後ろから重い声がした。

⏰:06/11/09 20:38 📱:V703SH 🆔:q6aZCieU


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