アンパンメン

「なんだ！ジャムじゃねぇか！！朝から何だ！」
アンパンメンは、ジャムに、そう言い放った。
「くるしいですご主人様！今度は、ばい菌野郎が客を人質にして銀行を襲っているのです！」

ジャムはそう言うと、アンパンメンの方を見た。

アンパンメンは鼻をほじりながらこう答えた。

「っていうか俺関係ないじゃん(笑)」

「何をおっしゃるのです！子供たちのヒーローではありませんか！」

ジャムは得意気にそう言い放った。

そんな得意気なジャムにボディーブローを食らわすと、アンパンメンはこう言った。

「わぁったよ！行きゃあいぃんだろ？」

アンパンメンは全開だったチャックを上まで引き上げると、原付にまたがり、もちろんノーヘルで現場へと向かった。

「歯皮膚屁保～♪早く金を袋につめるのだ～♪」

運悪くたまたまお年玉を貯金しにきていたカバ男がまた人質になっている。

「そこまでだ！ばい菌野郎！」

アンパンメンは勇ましくそう言い放ち、突入してきた。

が、チャックはまたしてもなぜか全開だった。

「現れたな！アンパンメン！！今日も来るんじゃないかなぁなんて胸をときめかせながら待っていたのだ！歯皮膚屁保～♪」

「アンパンメン！助けてよ～↓↓カマを掘られちゃうよ～↓」

カバ男は全力で肛門をガードしながら言い放った。

「ばい菌野郎！前みたいにてこずったりはしないぞ！」

アンパンメンは、さらっとカバ男を無視した。
というより、全力で無視した。

「歯皮膚屁保～♪今日は、お前を完璧にやっつけるために最強の武器を作ってきたのだ」
そう言うと、ばい菌野郎は、パンツの中から巨大な物体を取り出した。

「そ、その物体はまさか！」

「歯皮膚屁保～♪この物体でお前を完全に倒してやるのだ！」

ばい菌野郎は自慢気に物体を見せびらかしている。

この時、カバ男が肛門のガードを少し緩めてみる、という大冒険をしたことは誰もしらない。

「アンパンメン食らうのだ～！！」

ばい菌野郎は、おもむろに物体をアンパンメンにふりかざした。

「この物体をくらったらひとたまりもない！」

アンパンメンは池谷直樹張りの跳躍力を披露した。

「次はこうだ！」

ばい菌野郎は物体を投げ飛ばしてきた。

「うぁ～！！」

見事にアンパンメンの股間にダイレクトヒット！！

悶え苦しむアンパンメン。

それを見て喜ぶばい菌野郎。

再び全力で肛門のガードをするカバ男。

さぁどうなるのか…