遠い昔の不思議な話｡

麻子は父親が亡くしたとは想像出来ないくらい元気だった｡

無理してるんだろうと良太は思った｡

麻｢あ！そうだ良太先生！昨日仁のいる病院に電話したんですけど仁明日退院するみたいです｡｣

良｢え？そうなんですか｡早く退院出来てよかったですね！｣

麻｢はい！｣

二人は並んで学校へ迎う｡

良太は麻子に夢の事を話そうとしたが放課後にする事にした｡

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ－…‥

学校が終わり麻子と良太は病院へ迎う｡

途中麻子が良太に何かを言い掛けたが麻子は下を向いてしまった｡

……………？

アンカーありがとぅｺﾞｻﾞｲﾏｽ

病院につき仁のいる部屋に入る｡

麻｢仁！来たよぉ！｣

仁｢あぁ！早いね｣

麻｢仁！この人が昨日言ってた良太先生だよ！｣

良｢はじめまして｡竹野川良太です｡｣

仁｢はじめまして｡西野森仁です｡話は姉から聞いてます｡僕に聞きたい事があるんですよね？｣

良｢ええ｡仁君は夢を毎日見てるんですか？…｣

仁｢……なぜそんな事を聞くんですか？｣

良｢気になるからです！｣

麻｢………；｣

仁｢はは;…確かにそうですよね｡｣

仁｢ええ｡夢は毎晩見てますよ…昨日も…きっと明日も明後日も…。｣

良｢そっか…内容とか…覚えてる？｣

仁｢………………｣

麻｢仁…話してほしい…なんだか…分からないけど何かがひっかかるの…。｣

仁｢ああ､僕もだ…｣

仁は少し難しい顔をした後ゆっくりと話しはじめる｡

仁｢実は…僕が襲われる前に見てた夢と…襲われた後に見る夢はまったく違うもの…
前は…父さんと母さんが出てきた……二人は…僕を見て…泣きながら………………許してくださいと…ひたすら土下座するんだ…。｣

仁は泣いていた｡

仁｢生々しかったよ…自分を見る両親の顔が…まるで悪魔を見ているかのような……そしてかならず夢の最後は………………僕が二人を殺して終わる｡｣

仁｢その夢があまりにもリアルだった…怖かった…本当に殺してしまいそうで…夢が現実になるんじゃないかって……。毎晩も見るんだ｡だから家出した…現実になってしまうかもしれないとゆう思いに押し潰されそうだった！！｣