遠い昔の不思議な話。
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#151 [主]
数日後―…


麻子は実家に帰っていた。

仁はまだ両親の顔が見れないと言い自分の家で麻子の帰りを待っている。


母「いきなり帰ってくるなんて…それに学校もやめて…なんのつもりなん?」

麻「私の事はいいの!それよりお母さん…体の方は大丈夫?もう年なんだから。」

⏰:07/02/27 01:06 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#152 [主]
母「……お父さんが死んで辛い事ばっかりやけど…大丈夫!いつまでも悩んでたらお父さん成仏しやんかもしれやんしな!」

麻「…そっか。元気ならそれでいいの!…ところでさ!お父さんの部屋そのままにしてあるなら見たいんだけど、いい?」

母「あぁええよ?見ておいな。」

麻「うん行ってくる。」

麻子は2階にある父の部屋へと向かった。

⏰:07/02/27 01:13 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#153 [主]
ガチャッ…

フワッ


懐かしい香り…

昔自分を抱っこしてくれた時と同じ…

安心するー…


「ッ―うッ……お父さん…」

麻子はその場に泣き崩れた。

⏰:07/02/27 01:16 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#154 [我輩は匿名である]
頑張って下さい

⏰:07/02/27 01:17 📱:SH903i 🆔:Fmdm1xgk


#155 [主]
一方その頃良太も実家に帰っていた。


母「何かあったの?…あんたが帰ってくるなんて…」 
良太の母が台所から心配そうにゆう。

良「ゆっくりしたかっただけだよ。」

良太はテレビの方に目を向けた。


良「……ん?」

⏰:07/02/27 01:22 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#156 [主]

うわぁ
ありがとうゴザイマス
頑張ります(・ω・´)

⏰:07/02/27 01:23 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#157 [主]
良太が見た物はテレビの横にある本棚。
その中に一冊だけ不自然にボロく、薄汚い本のような書物のような物がおいてあった。

良「なんだこれ?……」

良太は手にとりそれを開いてみた。


良「うわッ…これ相当昔のだな…なんでこんな物が?
…にし……の…もり?……………!?……………………西野森!!?…って」

⏰:07/02/27 01:30 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#158 [主]
良「嘘だろ……?……」

良太はその内容を見た。

―ほど昔
西の山に女ありけり、
その顔は見る者すべての
目を奪う
女はある男に襲われた
女は心を失った
男は女を閉じ込めた
女のすべてを求めた結果
女の心を奪われた
他の男に奪われた
男は鬼と化した
男は女と共に亡き
純粋な男はただ立ち尽くす
なんとも悲しき西野森―

⏰:07/02/27 01:42 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#159 [主]
良太はその内容を見た時これは確実に麻子の父が言っていた本だと確信した。

良「でも…これがなんでここに?…」

その時ちょうど母が台所から戻ってきた。

母「何見てんの?………………!…………あ……」

母は驚きを隠せないようだった。

良「母さん?…これ…何?」
母「え?…さッ…さあ?…」

⏰:07/02/27 01:47 📱:N702iD 🆔:0yROJPKE


#160 [主]
良「母さん?…ごまかすな」

母「…………はぁ…分かった。話さなくちゃね…この時が来るのは分かってた。…‥あ「ちょっと待って!」……」

良太は嫌な予感がして母が喋るのを止めさせた。

母「大丈夫、この話はお父さんが帰ってきてからだよ。」

良「あ、ああ…」

⏰:07/02/28 14:56 📱:N702iD 🆔:ivtOjQ3A


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