遠い昔の不思議な話。
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#111 [()。]
麻「なんだか懐かしい…」
良「懐かしい?」
麻「はい。よく分からないんですけど…」
良「そうですか……夢といえば…僕も怖い夢を見ます。内容は覚えてないんですけど…」
麻「……覚えてないのに分かるんですか?」
:07/02/08 14:09 :N702iD :IHnHtlFQ
#112 [あや]
下を向きながら話していた良太を麻子が覗き込みながら聞く。
―ドキッ
《あ、あれ?なんで俺今………》
良太はなぜか麻子の顔を見た瞬間心臓が高ぶった。
良太の顔がほんのり赤くなる。
麻「…………?」
:07/02/09 21:11 :N702iD :a5sZDCFo
#113 [あや]
:07/02/09 21:16 :N702iD :a5sZDCFo
#114 [あや]
麻「どうしました?」
良「い、いえ何でも…すいません;」
良「それで仁君はまだ入院中なんですか?」
麻「ええ、すぐ退院出来ると思うんですけど…」
:07/02/10 16:30 :N702iD :kvz.FBtA
#115 [あや]
麻「私…自分で分かります。あの夢もう1度見ると思うんです。自分でもなぜ分かるのか…なぜこんな気持ちになるのか分からないんですけど…」
麻子はコーヒーカップを見ながらゆう。
良太は麻子がゆっている事が理解出来た。
なぜなら自分も同じ経験をしているから。
怖くて不思議な夢を見ているから。
:07/02/12 00:43 :N702iD :yglXqnts
#116 [あや]
そしてふと麻子の顔を見た。
良「!?」
麻「…あ…ぁ……りょう………た先生……ッ」
麻子は良太の方を見ながら驚きのあまり声が出ないようだった。
いや…良太をとゆうより良太の後ろを見ていた。
良太は後ろを見ようとした時麻子が良太の手をとり良太が後ろを振り向くのを阻止した。
:07/02/12 12:04 :N702iD :yglXqnts
#117 [あや]
その手は凄く力が強く。
麻子は汗を流しながら今にも泣きそうだった。
良「……先生、とりあえずここ出ましょう。」
麻「…はい………」
:07/02/12 12:45 :N702iD :yglXqnts
#118 [あや]
二人は店を出て近くの公園に向かった。
麻子は一言も喋らずただ泣いていた。
とりあえずベンチに座り麻子が落ち着くのを待った。
数分後――…
麻「すいません…驚かせてしまって。」
良「いえ、大丈夫ですか?
一体何を見たんですか?」
:07/02/13 10:54 :N702iD :jotD4gd2
#119 [あや]
麻子は少し良太を見つめ言った。
麻「信じてもらえないかもしれませんけど…」
良「大丈夫です…麻子先生は嘘はつきませんよ。」
良太はニコッと優しい笑顔を見せた。
それを見て麻子は安心したのか静かに口を開く。
麻「…父を………見ました。」
:07/02/16 11:28 :N702iD :cO9/Y7wI
#120 [あや]
良「…え?!…………………それは……霊…とゆう事ですか?」
麻「ええ…父は亡くなりましたから。……父は…あなたを見ていました。」
麻子は良太を見る。
良「僕を…ですか?…………それは…なぜ?」
麻子は首を横に振り分からないと言った。
良「今は…いますか?」
麻「いいえ。」
:07/02/16 22:31 :N702iD :cO9/Y7wI
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