゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#143 [三ッ葉]
トイレには先輩達の他に私しかいないみたいだ

それに、今は生徒は食堂にいてるのでトイレの外を出歩いている人もそういなかった

数人通ったが、皆見知らぬフリをや気付いていないフリをして通り過ぎていく――;;


4人の先輩の胸ポケットについている小さなワッペンをみる…………


この人達――2年生だ


ちょっと恐いカモ;;
でもッ……!!

梨『一体なんなんですかッ!!!こんなことまでしてッ…………』

少し強い口調で言った―

⏰:07/01/08 00:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#144 [三ッ葉]
「はぁッ!??
"なんなんですかッ!!"…じゃねえだろっ!!!」


ある一人の先輩がドスの効いた声で私に向かって怒鳴ってきた――…


すっごい迫力;;


私が黙っていると先輩が話を続ける――

「手紙で言っただろ??
ちゃんと意味理解できたの??
私達は、まとわりつくなって書いてたの!!」

先輩が私の体を押して壁へと追いやる……

⏰:07/01/08 00:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#145 [三ッ葉]
「……なのにお前は、ずっとつきまとってんだよッ!!一年のくせにッ……!」


睨みにくる視線が私の目に刺さる


頭が更にグラグラしてくるが――――

梨『私は、話したいから話してるだけですッ!!
そんなに一緒にいたいなら話かければいいじゃん!!
あ……もしかしてぇ話かける勇気もないんですか?笑
根性ないのは先輩達じゃないんですかッ!!』

言い返してやった!!

怒りの所為で私語やら敬語が交じってしまったけど……

⏰:07/01/08 00:35 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#146 [三ッ葉]
「良くそんな口きけるんだなッ!!!!
何こいつ……まじムカツクっ!!」

ガッ―

梨『痛っ…痛いっ!!ッ…!!』

先輩が私の髪の毛を乱暴に掴みひっぱる…

そして他の先輩が私の顔や体にホースを使って水をかけにきたッ……!!!

⏰:07/01/08 00:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#147 [三ッ葉]
息ができなくなるくらい顔にかけにこられる

苦しッ………

私はその場にしゃがみこんだ――


何秒後にホースの水が止まる

そして、
うずくまっていた私の顔を先輩はぐっと手で上げさせて言った……

「どうせアンタは笙吾に遊ばれてるんだからッ!!」

と笑いながら――…

⏰:07/01/08 00:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#148 [三ッ葉]
笙吾先輩が…………遊び――――??

梨『笙吾先輩は、女で遊ぶような人ではありませんッ!!!!』

怒りに狂った声で言った

その後にチャイムが鳴る―――

「へぇ…。あんた、笙吾の事何も知らないんだ〜。笑
いずれ分かるわ
…もう授業始まるしいこッ!!」

と大人の口調でかわされた……

⏰:07/01/08 00:57 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#149 [三ッ葉]
先輩達はトイレをでていく―――…

最後にトイレをでていく先輩が

「あっ!!これ返すわっ!!!」

と笑いながら私に何かを投げつけてでていった……



それは、ボロボロになったジャージだった――

まるで、今の私みたい………

⏰:07/01/08 01:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#150 [三ッ葉]
騒がしかったトイレは静かになった――


かすかに先生達が授業をしている声が廊下を伝って私の耳に届く――…


もう、笙吾先輩達と栞達は教室戻って授業受けてるよね―





女の先輩達はいなくなったのに私の心はどんどん沈んでいく――…

⏰:07/01/08 01:11 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#151 [三ッ葉]
本当の笙吾先輩?
……遊び?

………って何????


私には理解できなかった


ポタッポタッ―

私の髪から雫が落ちる


寒い…
頭が痛い―…
気持ち悪い――…
体が重いよ―――…

⏰:07/01/08 01:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#152 [三ッ葉]
このままでいてるわけにはいかない―…

梨『……ッ;;』


重たい体を頑張って起こして私はトイレから一歩踏み出した―――――


亜『梨緒ちゃんッ…!!』


亜梨沙先輩が私の姿を見て、血相を変えた

亜梨沙先輩が……なんでここに??
授業は――…‥??

⏰:07/01/08 01:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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