゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#1 [三ッ葉]
ヘタですが描きます
コメントなどくれると嬉しいです
登場人物
楠未 梨緒{クスミ リオ
高1 1-Eクラス
鈴宮 栞{スズミヤ シオリ
高1 1-Eクラス
和佐 龍也{ワサ リュウヤ
高1 1-Eクラス
:07/01/04 14:43 :N902i :☆☆☆
#2 [三ッ葉]
登場人物…続
有馬 笙吾{アリマ ショウゴ
高2 2-Aクラス
滝川 新{タキガワ アラタ
高2 2-Aクラス
羽月 亜梨沙{ウズキ アリサ
高2 2-Cクラス
もしかするとこれから増えるかもしれません
:07/01/04 14:45 :N902i :☆☆☆
#3 [三ッ葉]
始めていきたいと思います
読んでいただけると嬉しいです
:07/01/04 14:46 :N902i :☆☆☆
#4 [三ッ葉]
私が小学校5年生の時
家庭の事情で住んでいる町からでていくことになった――。
その時、私は一つ上の
笙ちゃん(有馬 笙吾)
の事が大好きだった。
離れる事は嫌だったけど、泣きながらお別れをした…。
梨『笙ちゃん……大好きだよ。』
笙「うん。俺も。」
梨『私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!』
笙「うん。まってるよ。笑ばいばい、梨緒。」
笙ちゃんは私の頭を撫で、少し涙を浮かべた笑顔でいう。
それがお別れの時に話したこと――――。
:07/01/04 15:00 :N902i :☆☆☆
#5 [三ッ葉]
私は離れて逢えなくなってからもその事を胸に頑張って過ごしてきた。
そして――――
:07/01/04 15:02 :N902i :☆☆☆
#6 [三ッ葉]
梨『よっこいしょっ…と。』
私は、たくさん荷物の入ったダンボールを、あるドアの前でおろしてドアのナンバープレートをみつめる………。
………189号室………
私は、もう高校一年生になった!!
そして水菜月学園の寮の一階にいる。
私は、ようやく元の町に戻ってきた。
笙ちゃんのいる所に―――。
:07/01/04 15:09 :N902i :☆☆☆
#7 [三ッ葉]
私が立っていると……
「楠未 梨緒さんっ。ここにいましたか……あなたに言いたい事がありまして………。」
少しポッチャリとした優しそうな男性="校長先生"が申し訳なさそうな顔をして声をかけてきた―。
梨『何ですか??』
校「実は……あなたの入学手続きが周りより急だったために、部屋がちょっと………;;」
なんだか嫌な予感がする――。
:07/01/04 15:20 :N902i :☆☆☆
#8 [三ッ葉]
…………。
聞きたくないけど、聞くしかないっ!!!!!
梨『ちょっと……??』
問い掛けてみる。
校「ここは二人一部屋で使ってもらっていますが、女子の部屋にあまりがないので………」
梨『ので………??』
また問い掛ける。
校「申し訳ないですが…」
ガチャッ―――
校長が話している途中に私の前のドアが開く…。
:07/01/04 15:27 :N902i :☆☆☆
#9 [三ッ葉]
?「梨緒……???」
急に男子生徒が顔をだして私の名を呼ぶ……。
なんで私の名前をしってんの!??
心の中は驚きでいっぱいだった。
私は、その男子生徒の顔に見覚えがある……。
?「誰か覚えてねぇの?」
その声と同時に思いだした!!!!!
梨『――和佐 龍也ッ!!??』
私は思わず指をさして大声をだしてしまった!!
:07/01/04 15:33 :N902i :☆☆☆
#10 [三ッ葉]
龍「あったりぃ〜♪」
龍也は笑顔でそう言う………
龍也は私の小さい時の友達だ
何で私の部屋に龍也がッ―――!???
すっかり混乱しきった頭の中を整理させて考えていく―……。
まさかッ!!!
:07/01/04 15:38 :N902i :☆☆☆
#11 [三ッ葉]
梨『…校長先生ッ!!
どういう事で……ッ!!…』
あわてて振りかえるとそこには校長先生はいなかった…………。
あんの"ハゲッ"!!!
今度は怒りでいっぱいになった。
:07/01/04 15:41 :N902i :☆☆☆
#12 [三ッ葉]
でも、よく考えると私の入学手続きだすの本当に急だったし……………こっちが悪いかぁ…。
仕方ない…
私は深呼吸を大きくしてから荷物をもって部屋に入ろうとした。……ら、
龍「荷物、もう中にいれたからぁ〜」
部屋の中からそう言う龍也の声が聞こえた。
私は渋々部屋のなかへ足を一歩ずつ踏み入れた―――
:07/01/04 15:46 :N902i :☆☆☆
#13 [三ッ葉]
梨『わぁッ!!!』
部屋は思っていたよりも広く綺麗だった。
部屋に置いてある机に龍也がお茶の入ったコップを二つだし、
龍「まぁ、飲めよ〜」
といって手招きする。
私は言われるがまま机の前で座りお茶を一口飲んだ。
少し心が落ち着いた……。
:07/01/04 15:50 :N902i :☆☆☆
#14 [三ッ葉]
龍「まっ、俺から簡単に説明すると
女子で余ってる部屋もねぇし、他でも部屋があまってねえ。
俺んトコがたまたま人数の関係で一人しかいなくて、梨緒と知り合いだったからこの部屋にまわされたってこと!!!!!」
龍也は淡々と口調でしゃべる…………平気なのかな??
:07/01/04 15:54 :N902i :☆☆☆
#15 [三ッ葉]
梨『龍也は平気なの??』
龍「俺はなッ!!」
梨『何でッ??』
龍「お前みたいな幼稚体系なやつ女なんかにみれねぇし!!笑」
梨『何それッ!??
ムカつくしッ!!怒』
私は顔をしかめた。
龍也ってこんなやつだったっけ……??
昔は私にいつもくっついてきて、泣き虫だったのにぃ………
これじゃあ、まるで…
龍「形勢逆転だろッ☆
昔とは違うよん。」
急に口をだし、私にむかってウインクする。
私の考えてる事すべておみとおしされていた。
:07/01/04 16:16 :N902i :☆☆☆
#16 [三ッ葉]
梨『あたしも龍也なんか男なんかに見えないもんッ!!!!!』
と、反抗すると
龍「はいはい。
早く荷物とかだそ〜ねぇ」
と大人っぽく振る舞われて流された……。
私、子供みたいでかっこ悪…。
:07/01/04 16:20 :N902i :☆☆☆
#17 [三ッ葉]
それから
龍也にも手伝ってもらって部屋のセット完了〜☆
もう夜になっていた…。
梨『お風呂は当然レディーファーストよねぇ〜☆』
とおちょくって言う。
龍「………お前がレディーか…。早くいってこいよッ」
龍也は平然を装っているみたいにみえた…
だって、顔少し赤くなってたし!!笑
:07/01/04 16:26 :N902i :☆☆☆
#18 [三ッ葉]
龍也(俺だって本当は平気じゃね〜よ;;///)
すっかり寝る時間になった。
龍「電気けすぞ。
いびきかくなよっ!!笑」
梨『かかないよ、多分!笑 おやすみぃ……』
龍「おやすみ」
私達は何事もなく過ごした。
龍也と一緒の部屋とか、最悪だけど何とか楽しくやっていけそう………。
早く笙ちゃんに逢いたいなぁ〜。
:07/01/04 16:36 :N902i :☆☆☆
#19 [三ッ葉]
ピチチチ……
鳥の声がわずかに聞こえてくる……
私はベットからムクッと体を起こして、目覚まし時計をのぞく。
梨『は!?!?!?』
時間は8時半……
やばいッ!;;
9時から入学式なのに……
綺麗にきっちり支度しようと思ってたのにできないじゃんッ!!!
:07/01/04 18:07 :N902i :☆☆☆
#20 [三ッ葉]
龍「―ッ何だよ朝からでかい声だして……」
龍也が目をこすりながら起きてきた
梨『もう八時半だよッ!!
早く支度しないと遅れるよ!!;;』
龍「ギリギリ間に合うだろ〜多分;;」
二人は、用意をテキパキとする。
多少がさつに。笑
「『完璧ッ☆』」
私たちは、鏡をみて髪をセットし、いそいで寮からでる……。
:07/01/04 18:15 :N902i :☆☆☆
#21 [三ッ葉]
私達は、競馬の様に走った。
周りに人はいなかった
みんなもう登校したんだろう………。
走っていると視界に二人の男子生徒が写ってきた
ガッ―…
梨『わっ!!』 龍「おいッ!」
ズサッ―――
私は、視界に写っていた一人の男子生徒に肩をぶつけてしまいバランスを崩してこけてしまった;;;
膝がすりむいていた
いたい―
しかも、ださい……
:07/01/04 18:30 :N902i :☆☆☆
#22 [三ッ葉]
??「ぷっ……あんた大丈夫?」
ビクッ―
後ろから誰かに笑いながら声をかけられびっくりしてしまった………
あれッ?
今の声―――
振り向かなくても誰かわかった…
この声は―――
私は目を輝かせて言う
梨『笙ちゃんッ!!』
やっと逢えた―
:07/01/04 18:35 :N902i :☆☆☆
#23 [三ッ葉]
笙「えッ!??
梨緒??????????」
梨『そうですよ!!
逢いたかったです!』
笙ちゃんが今は先輩という事に気付き、敬語を使うように心がけなきゃと思った私……。
笙「俺も。何で連絡くれんかったん!?」
梨『びっくりさせた…』
ガシッ――
新「感動の再会のとこ悪いけど、時間ないからまず手当てせんと!!」
と言ってもう一人の男子生徒が私の腕をつかみどこかひっぱっていく……。
:07/01/04 19:02 :N902i :☆☆☆
#24 [三ッ葉]
行き先は保健室―
手当てをしてもらい外にでると三人共まっててくれていた。
梨『私がドジな所為で迷惑をかけてすみませんッ!!』
謝って顔をあげてみると少し驚いた。
三人ともよく見ると格好良い………モテそーだった
そんな人達といてて良いのか私………;;;
:07/01/04 19:12 :N902i :☆☆☆
#25 [三ッ葉]
そんな事を考えている内に体育館前………
もう始まりかけてるカモ;;;;;;;;;
どうしよう。。
私が慌てていても、他の三人は平然としている
体育館の正面から笙吾先輩から入っていく――。
:07/01/04 20:06 :N902i :☆☆☆
#26 [三ッ葉]
ざわざわ……
体育館にいた人達がざわつきだす
梨『……ッ』
私は何だか緊張していたし、周りが怖くみえて足を動かせなかった――。
そんな私の姿に笙吾先輩が気付いたのか
笙「ほらッ!!」
と笑顔で私の手を握って軽く引っ張る……
:07/01/04 20:12 :N902i :☆☆☆
#27 [三ッ葉]
私は、少しづつ中に入っていく――
何だか女の子の視線がとても怖い……;;
ある会話が耳についた
「何ぃ〜あの子!??」
「笙吾と新らと一緒にくるなんて……」
「しかも一年の子も格好良いし!!!」
「っていうか!
笙吾と手つないでんの何で〜!!!やだ〜」
視線やそんな会話を私の体を重くしていく……
:07/01/04 20:19 :N902i :☆☆☆
#28 [三ッ葉]
やっと自分の席についた
周りからじろじろと見られながら入学式が始まる――
━━━━━━…‥
ようやく入学式が終わった〜
体の重さが軽くなったと思いきやよけいに重くなる
自分の教室までいくのにもたくさんの視線が刺さっていたかった…;;
はぁ〜
何なのよ〜!!!!
:07/01/04 20:24 :N902i :☆☆☆
#29 [三ッ葉]
クラスは1-E
皆友達を作ろうと周りの人に話しかけている
なぜか私には誰も話しかけてこない……
悲しいな
と、思っていたら
栞「ねぇねぇ☆
私、鈴宮 栞ッ!!!友達としてよろしく♪」
といって女の子が私の手をぎゅっと握ってきた
綺麗な子だな…‥
:07/01/04 20:42 :N902i :☆☆☆
#30 [三ッ葉]
私も自己紹介をした
何だか仲良くなれそう♪
嬉しい…
栞「ところでさ、入学式のときに龍也と先輩らといたよね〜???」
梨『……え??』
質問に驚いていると
龍「訳あって寮で同室になったんだよ!!
んで、先輩らとは知り合いなんだよ」
後ろから栞の質問に龍也が答えてくれた
:07/01/04 20:50 :N902i :☆☆☆
#31 [三ッ葉]
:07/01/04 20:51 :N902i :☆☆☆
#32 [リオ☆]
読んでますょ〜ト
続き気になるんで、主さんのペースで頑張ってくださぃ楽しみにしてますP
:07/01/04 20:54 :W32T :☆☆☆
#33 [三ッ葉]
リオ☆さん ありがとうございます
おかげで頑張れますョ
続きが面白くなるように頑張ります
更新も自分のペースでいきたいと思います
嬉しかったです
:07/01/04 22:21 :N902i :☆☆☆
#34 [三ッ葉]
栞「龍也に聞いてないッ!!梨緒に聞いてんの!!」
栞は龍也に向かってべーッと舌をだす
龍「はいはい」
二人のやりとりをみて思った……
梨『二人って付き合ってるの??』
栞「違うって!!
同じ中学だっただけ」
龍也もうなずく
栞の顔が少し赤い……
気のせいかな???
:07/01/04 23:55 :N902i :☆☆☆
#35 [三ッ葉]
梨『そういえばもう一人の男の先輩って誰??』
私は龍也に聞いた
龍「梨緒はあの先輩の事は知んねーもんな!!
滝川 新先輩だよ
笙吾先輩の親友みたいなもん!!」
栞「その二人は格好良くてこの学園で一番人気あるんだよッ!!!
だから皆、急に入った一年がその二人の傍にいる事が気にくわないんだよ………梨緒、何かあったらいってね!!!!!」
栞ってやさしいなぁ……
先輩達ってそんな凄かったんだなぁ;;
:07/01/05 00:03 :N902i :☆☆☆
#36 [三ッ葉]
梨『うん!!!ありがと』
この時間が凄く楽しかった。
もっと友達ができるといいなぁ〜
私は期待に胸をふくらませた
担任紹介、自己紹介、学園案内などが終わって
いつのまにか放課後……………
:07/01/05 00:07 :N902i :☆☆☆
#37 [三ッ葉]
龍「俺、サッカー部の部室いってくる〜
笙吾先輩と新先輩もいるしさ!!」
龍也はカバンを持って教室をでていこうとする
栞「まって!!
梨緒!ウチらもいこーよ
先輩いてるしさ!!」
栞はニヤリと笑って私を引っ張る
梨『うん!!』
私達はしゃべりながらサッカー部の部室に向かった―――
:07/01/05 00:17 :N902i :☆☆☆
#38 [三ッ葉]
━━━━━━━━━━━━この学園では必ず何らかの部活に入らなければならない……。
━━━━━━━━━━━━
サッカー部の部室前に到着〜☆
「「きゃ〜///!!」」
甲高い女子のキーキー声がグランドに響く……
梨、龍、栞『!???』
たかっている女子の方向を見てみるとサッカーの試合が始まっていた……
新入部員勧誘のためにやっているのだろう!!
:07/01/05 00:27 :N902i :☆☆☆
#39 [三ッ葉]
龍「うわぁ〜かっけぇ!!」
龍也は身を乗り出してみていた
梨『……あっ!!』
私の目についたのは
笙吾先輩………。
格好良い……///
私の目が笙吾先輩から離れなくなって、ずっと目で追っていた――
胸がきゅ〜っとなる。
:07/01/05 00:32 :N902i :☆☆☆
#40 [三ッ葉]
バチッ
梨『―ッ///』
笙吾先輩と目が合ってしまった……
先輩は私に向かって手をふってくれた!!
幸せだぁ〜
でも、女子の視線が痛い……;;;
:07/01/05 00:36 :N902i :☆☆☆
#41 [三ッ葉]
━━━━━━……‥
亜「集合〜!!!」
しばらくすると
すごく綺麗な女の先輩がでてきて集合をかけた
女の先輩は私達やたかっている女子や男子達の方をみて、
亜「私は、サッカーマネージャー部の一員としてサッカー部をサポートしている二年の羽月 亜梨沙
です☆
交替でやっているので何人入ってもかまいません!!!
入部したい人はいってくださいね!!
サッカー部もよろしくね!!」
と元気よく笑顔で声をかける。
明るい先輩でいい人そうだった
女の私がときめくくらいの魅力をもっている人だ―――
:07/01/05 00:47 :N902i :☆☆☆
#42 [三ッ葉]
その声の効力バツグンで、大勢の人がなだれこむ様にサッカー部や
サッカーマネージャー部
に入部を決めていく………
その中には龍也もいる――
私と栞がじっと立っていると笙吾先輩が近づいてきた……
笙「梨緒とそこの女の子も入ってよ☆」
といってウインクする
まわりの女子は倒れかけていた。笑
:07/01/05 00:55 :N902i :☆☆☆
#43 [三ッ葉]
栞がさっと私の方を向く
栞「私、入る!!」
笙「梨緒は〜??」
ぼっーとして俯いている私の顔を下から覗き込むようにして聞きにくる…//
それは反則でしょッ……////
梨『うん///……入る』
入ることにした
:07/01/05 01:00 :N902i :☆☆☆
#44 [三ッ葉]
サッカー部が終わるまで見学をした。
笙吾先輩と新先輩と龍也と栞と寮に向かっている―――
栞は
………180号室…………
だと言うことが分かった
覚えとかなきゃ!!
私と龍也は部屋の前について、ドアをあけようとした――――――
ガチャッ――
:07/01/05 01:15 :N902i :☆☆☆
#45 [三ッ葉]
私達はまだドアを開けていない―――
さっきのドアを開ける音は、私達の部屋の左から二つ目の部屋から聞こえた
見てみれば、笙吾先輩と新先輩が部屋のドアを開けていた
梨『先輩達の部屋……そこなんですか???』
:07/01/05 01:22 :N902i :☆☆☆
#46 [三ッ葉]
笙「そうだけど……梨緒、おまえッ!!!!」
笙吾先輩は口をあんぐりと開く…
新「お前等……何で部屋一緒なの??」
ドキッ!!
一つの部屋に男女が入ろうとしてたら確かに怪しいよね……;;
変に誤解される前に何とかしなきゃッ!!!
梨『これには‥ちょっと事情がありましてですね……///』
:07/01/05 01:28 :N902i :☆☆☆
#47 [三ッ葉]
笙「梨緒ッ!!!
お父さんはお前をそんな風に育てた覚えはないぞぉっッ!!泣」
梨『育てられた覚えもありません!!!!笑』
笙「龍也ぁ!!
梨緒に手だすなよッ!!」
龍「なっ!!……出しませんよ!!!こんな奴ッ」
おいッ!!
こんな奴って……怒
新「笙吾うるさいって…;;君ら、ごめんネ??
それじゃあ、ばいばい」
新先輩が笙吾先輩を
無理矢理部屋へと引っ張っていった―。
:07/01/05 01:40 :N902i :☆☆☆
#48 [三ッ葉]
新先輩って大人っぽくて格好良いんだなぁ………
とか思いながら部屋に入る
龍「今度、笙吾先輩の変な誤解とかねえとな;;」
梨『そうだね……』
今日は、いろんな人に出会えて本当良かったなぁ〜
明日も笙吾先輩に逢えますように…………
と、祈って私は眠りについた――――
:07/01/05 01:46 :N902i :☆☆☆
#49 [三ッ葉]
ピリリリッ………
今日はちゃんと目覚まし時計でおきた!!
龍也「………」
目覚まし時計の音を聞いても起きていないようだ
龍也って朝に弱いのかなぁ…??
:07/01/05 08:47 :N902i :☆☆☆
#50 [三ッ葉]
この学園では
☆朝食と夕食
自分達でつくるor学食
☆昼食
学食
というシステムになっている………
……………………………
梨『仕方ない!!!
今日は私がつくるかッ』
こう見えても料理には結構自信あるんだ☆
少したつと龍也が起きてきた…
:07/01/05 08:54 :N902i :☆☆☆
#51 [三ッ葉]
龍「何これ……」
そういって机に並んでいるものをみる
梨『オムライスだよっ!!
さっ食べて!!!』
ぱくっ――
龍也が不安げに口にいれる
その不安げな顔はすぐに消え、目をぱあっと輝かせる
龍「超うめ―じゃん………超以外!!」
梨『オムライスは得に練習したからね―』
私は、自慢げに答える
:07/01/05 09:00 :N902i :☆☆☆
#52 [三ッ葉]
実は……
"オムライス"は
笙吾先輩の大好物!!
離れてからもお母さんに教えてもらって、今ではお手のもの!!!
笙吾先輩にもいつか
食べてほしい…………
:07/01/05 09:03 :N902i :☆☆☆
#53 [三ッ葉]
クラスでは、まだ女子の視線は感じるものの
少しずつ友達ができていった…………
頑張ろう!!
キーンコーンカーンコーン……
お昼の時間になる
:07/01/05 09:06 :N902i :☆☆☆
#54 [三ッ葉]
「楠未っ!!!
メアド教えてよっ」
「俺も俺もっ!!」
梨『えっと………;;』
2、3人の男子につかまってしまって抜け出せなくなり困っていた……
梨緒自身は、気付いていないが可愛い子なのだ
そのせいか
クラスでも、女友達より男友達の数の方が多い……
:07/01/05 09:11 :N902i :☆☆☆
#55 [三ッ葉]
龍「ほらっ!!
いくぞっ!!!!!!」
急に男子の中から龍也が出てきて私を引っ張る
梨『えっ??あっ!!
うん……………』
龍也助けてくれたのかな??
感謝、感謝〜
梨『あっ!!
ごめん、メアドはまた今度で……!!』
男子に笑顔でそういって教室をでた……
男子達(笑顔、かわえぇ〜////)
:07/01/05 09:17 :N902i :☆☆☆
#56 [三ッ葉]
教室からでると栞がいる
栞「学食一緒にいこッ☆」
梨『うん!!もちろん』
龍「いっとくけど栞がお前の事待ってたみたいだから助けただけだからなッ!!
もてる女はつらいなッ!笑
んじゃッ!!」
と言って龍也は学食に走っていく………
栞「そういうお前もモテてるんだっつーの……//」
と横でぼそっとつぶやく
:07/01/05 09:25 :N902i :☆☆☆
#57 [三ッ葉]
てか、栞ちゃんもモテてるんだよっ!!
と心の中でつっこんだ……………
ガヤガヤ……
食堂はにぎやかだ
たくさん人がいてて驚いた
:07/01/05 09:28 :N902i :☆☆☆
#58 [三ッ葉]
学食にはいろんな種類の物があった!!!
私は、カレーライスをとった
食堂のおばちゃん「あんたら一年だろっ???
はい、コレ!!お祝いに」
私と栞のトレーの上にプリンを一個ずつ置いてくれた
明るいおばちゃんだなッ
:07/01/05 09:35 :N902i :☆☆☆
#59 [三ッ葉]
場所を探していると………………
笙「こっちくれば〜!??」
笙吾先輩が大きく手をふって私達を誘う
栞「良かったね☆」
席につくとそこには
笙吾先輩、新先輩
龍也、
そして、昨日の女の先輩がいた―――
:07/01/05 09:39 :N902i :☆☆☆
#60 [三ッ葉]
自己紹介をしていく――
新「俺の名前わかる??」
新先輩が私に聞く……
名字が思い出せない;;
えーっと……
梨『滝沢 新先輩ですよねッ!!?』
ぷっ―
皆笑っている……
??????
:07/01/05 09:56 :N902i :☆☆☆
#61 [三ッ葉]
新「滝沢じゃなくて、滝川だよッ!!笑☆」
梨『え……///』
間違えちゃった
恥ずかしい………
新「覚えといてね??」
といって、私の頭をポンポンっとたたく
梨『はいっ!!!』
:07/01/05 10:00 :N902i :☆☆☆
#62 [三ッ葉]
自己紹介が終わると…
亜『笙吾と梨緒ちゃんはどういう関係なの??』
と聞かれた……
相変わらず綺麗だなぁ〜
目が引き付けられる
笙「将来を約束をした相手☆だよな??」
笙吾先輩がにやりとこっちを向く……
梨『えっ!!!』
突然の発言に驚いてしまった……
:07/01/05 10:05 :N902i :☆☆☆
#63 [三ッ葉]
小さい頃の話まだ覚えてくれてるんだ……////
私は浮かれそうになった
周りも驚いていて言葉がでない………
笙「冗談☆
子供の頃の話だって!!」
と笑う……
ビキッ――
私の心が音を立ててかすかに割れてしまった気がした……………
:07/01/05 10:09 :N902i :☆☆☆
#64 [三ッ葉]
そうだよ……
子供の頃の話だしッ!!!
気にしない、気にしない!!!!!!
これから頑張るんだ!!
私は心のなかで自分に言い聞かせる……
:07/01/05 10:13 :N902i :☆☆☆
#65 [三ッ葉]
皆の話を聞いていると
笙吾先輩と新先輩と龍也は中学からのサッカー仲間
龍也と栞が中学が同じ
亜梨沙先輩は新先輩と笙吾先輩と仲が良い
私と龍也と笙吾先輩は昔の知り合い
という関係だということだ。
:07/01/05 10:18 :N902i :☆☆☆
#66 [三ッ葉]
私は、カレーライスを食べ終えて学食プリンを食べていた…………
最後の一口の時――
笙「ちょーだい…」
梨『……ッ!!!』
笙吾先輩が
私のスプーンをもっていた手を引き寄せ……
プリンを食べてしまった………/////
:07/01/05 10:25 :N902i :☆☆☆
#67 [三ッ葉]
梨『…先輩ッ…///』
私の体中の体温が上昇していく―――……!!!
笙「梨緒、顔真っ赤…
どうかした??」
笙吾先輩は普通に接する……
ガタッ――
梨『―ッ!!ちょっと失礼しますッ……』
恥ずかしさのあまり、私はトレーや食器を片付けて食堂をでていった―――
:07/01/05 10:30 :N902i :☆☆☆
#68 [三ッ葉]
教室に行き、
自分の席について俯せる――
"どうしたの???"…って
間接ちゅーだよッ!!
あれは!!
(自分はやってないけど…
笙吾先輩にとって普通な事でも、
恋愛も子供の私には
刺激が強いよ〜///
その後の授業が頭に入らなかったのは言うまでもない………
:07/01/05 10:35 :N902i :☆☆☆
#69 [三ッ葉]
授業が終わって寮に戻る――――
もう龍也は部屋にいた
龍「おかえり〜☆」
龍也は変な笑みを浮かべる………
イヤな予感;;;
:07/01/05 10:46 :N902i :☆☆☆
#70 [三ッ葉]
龍「お前さぁ……」
龍也は途中で何も言わなくなる
梨『何……?』
龍「まだ笙吾先輩のこと好きなんだなッ!!」
当たってるだろッ??
という顔をしていう…
:07/01/05 10:53 :N902i :☆☆☆
#71 [三ッ葉]
梨『何でそう思うの?;』
図星をつかれて、動揺しそうになる…
龍「お前は気付かなかったかもしんねーけど
笙吾先輩、今日オムライス食べてたんだよね…
お前がでてった後
新先輩が"またかよっ"ていってて
そしたら笙吾先輩が
"大好物だもん"っていっててさぁ――
梨緒がオムライスは得に練習したっていってたし……練習したのは笙吾先輩のためかなぁ〜と思ってよ」
笙吾先輩……まだオムライス好きなんだぁ〜
:07/01/05 11:01 :N902i :☆☆☆
#72 [三ッ葉]
ばれるッ!!
つか、もうばれてる;;
龍「何よりも……
梨緒、鏡のぞいて??」
梨『え???』
鏡を見るとそこには―
龍「顔真っ赤だしッ!!笑」
そう……
鏡には、りんごみたいに真っ赤な私の顔がうつっていた…///
もぅいいや……;泣
:07/01/05 11:06 :N902i :☆☆☆
#73 [三ッ葉]
とりあえずここまで更新っと
またヒマがぁれば更新したいと思います
コメントなどあれば宜しくお願いします :07/01/05 11:11 :N902i :☆☆☆
#74 [三ッ葉]
梨『黙っといてね??』
龍「しゃあねーなッ!!!
あっ!!そういえばぁ先輩達と栞がこの部屋に遊びにくるってさ☆」
梨『えっ!!
ちょっとちらかってるから片付けないと;;』
私は、細かい所まで整理する―…
ある物が目にとまった。
梨『あっ!!
私、小学校の時のアルバムなんかもってきてたんだ………』
棚にしまおうとした時に龍也が私の手からアルバムをすっと取った――
:07/01/05 13:58 :N902i :☆☆☆
#75 [妃芽]
楽しいです(*^□^*)
続き頑張ってください↑↑
:07/01/05 16:12 :W43T :☆☆☆
#76 [三ッ葉]
妃芽さん
楽しいですか
そういって頂けて嬉しいです(p`・・。)
続きも頑張って更新しますので宜しくです
:07/01/05 17:33 :N902i :☆☆☆
#77 [三ッ葉]
梨『ちょッ……!!』
私は取り替えそうと腕を振り回すが
龍也にひょいっとよけられてしまってなかなか取り返すことができない!!
龍「へぇ〜何か懐かしいじゃん♪
梨緒はっけーんッ!!笑」
小さい頃の顔を見られるのはなんとなく嫌だッ!!
なんとしても取り返さなければ――ッ!!
:07/01/05 17:39 :N902i :☆☆☆
#78 [三ッ葉]
梨『龍也ッ!!
早くッ…返してよッ!!!』
私は龍也ベッドの上にあがってまでアルバムを必死にとろうとした
ガッー
やっとアルバムを手でつかむことができたッ!!
梨『やった!!!』
龍「おいッ!!倒れてく……んなっ―――」
梨『え????……!!』
:07/01/05 17:44 :N902i :☆☆☆
#79 [三ッ葉]
私の体は龍也に勢いよくよりかかってしまった――――――
すると――――
梨『ぎゃぁッ!!』
龍「うぉっ」
バッターン!!!!!
ガチャッ――
激しい音の後に部屋のドアが開く――…
笙、新、亜、栞「「―――――――!!!」」
梨、龍『………』
:07/01/05 17:49 :N902i :☆☆☆
#80 [三ッ葉]
私の唇に
やわらかくて暖かい感触が――…‥
えッ????
今の状況をいうと
私が龍也に勢いよくよりかかったために、ベットの下に落ちた。
その時に、
先輩達と栞が部屋に入ってきた……
龍也の上に私が倒れてしまって……………ッて
おいッ!!!!!!;;
:07/01/05 22:13 :N902i :☆☆☆
#81 [三ッ葉]
ズサッ―…
私は状況を理解してすぐに龍也の上から起き上がった
私の体温が一気に高くなる………
龍「……///」
龍也の顔が少し赤かった………
どうしよぅ…‥;;
また頭が混乱して体が動かせない
:07/01/05 22:19 :N902i :☆☆☆
#82 [三ッ葉]
私達が黙っていると……
新「どういう事??」
梨、龍「『これには――ッ』」
━━━━━━……‥
━━━…‥
私と龍也は必死で誤解を解くために説明をした
皆納得した様だ……
よかったぁ〜〜
でも
めずらしく笙吾先輩がからかわなかった事と
栞の一瞬見せた浮かない顔に気になった……
笙吾先輩にあんなとこ見られるなんて……
最悪だぁ〜;;
:07/01/05 22:38 :N902i :☆☆☆
#83 [三ッ葉]
さっきのことはとりあえず置いといて――
皆で"新入生歓迎プチパーティー"をする
お菓子を食べながらいろんな話をして盛り上がっていた―――
梨『栞……;』
私は、申し訳なさそうに栞に声をかけた
栞「大丈夫っ!!
気にしてないって〜♪ねっ??」
梨『うんっ……』
それでも栞は無理をしている様な気がした……
:07/01/05 22:54 :N902i :☆☆☆
#84 [三ッ葉]
皆といてる時間は楽しすぎて、あっというまに過ぎていった――――
コンコンッ
部屋のドアのほうから音がしたので私があけてみると若い女性の先生がいた
「あなたたちッ!!
もぅ時間なので早く各部屋に戻りましょーねッ」
と優しくいう
栞から部屋をでていく―――
:07/01/05 23:05 :N902i :☆☆☆
#85 [三ッ葉]
亜「はぁい♪
今日は当りの日で良かったぁ〜〜!!!」
といって亜梨沙先輩がでていく………
梨『当り…??』
新「見回りには後もう一人、しつこくてうるさい男の真山っつぅ先生がいてさ〜〜そいつだと
ハズレ☆
って俺等はいってるんだ」
私の質問に新先輩が答えてでていく……
真山先生かぁ〜
一体どんな人なんだろ??
:07/01/05 23:20 :N902i :☆☆☆
#86 [三ッ葉]
笙「……」
笙吾先輩は何も言わずにでていく……
梨『笙吾せ…ん…ぱい』
私は手を伸ばした
しかし、ドアはもう閉まりかけていて笙吾先輩の姿も見えなくなっていた……
ガタッ―
梨『!!!!』
笙吾先輩がドアを開けて私の腕をぎゅっ…と握ってきた――
:07/01/05 23:51 :N902i :☆☆☆
#87 [三ッ葉]
:07/01/05 23:54 :N902i :☆☆☆
#88 [りィ]
:07/01/05 23:58 :P901i :☆☆☆
#89 [我輩は匿名である]
:07/01/06 07:57 :N902iS :☆☆☆
#90 [三ッ葉]
りぃさん
匿名さん
わざわざコメントありがとうございます
頑張りまぁす
:07/01/06 17:16 :N902i :☆☆☆
#91 [三ッ葉]
笙「………梨緒」
梨『はっ…はいッ///』
先輩の顔が私の顔に近づいてくる――…
やばいッて!!
ちょっと待って〜//
なんて思っていると――――――――
:07/01/06 17:28 :N902i :☆☆☆
#92 [三ッ葉]
先輩の顔が私のすぐ横にきて止まる
笙「…梨緒は‥‥俺の物でしょ???」
―――ドキッ…―――
先輩は私の耳元でぼそっとつぶやいた…………
:07/01/06 17:36 :N902i :☆☆☆
#93 [三ッ葉]
梨『えっ…え??』
私が戸惑っていると
先輩は私の目をしっかりとみつめてきた……
私の腕に笙吾先輩の手の力が更にかかる
笙「…約束のこと…本当は………ッごめん。
やっぱ何でもない……」
笙吾先輩はパッと私の腕を話して
部屋からでていった………
:07/01/06 18:17 :N902i :☆☆☆
#94 [三ッ葉]
梨『……』
今のは何だったんだ??
握られていた腕には
まだ微かに熱を帯びていた
いつもチャラけてる笙吾先輩のあんな真剣な顔―――――
今まで見たことない…
でも、笙吾先輩にまた近付けたんだ!!!
嬉しいな〜〜
:07/01/06 18:24 :N902i :☆☆☆
#95 [三ッ葉]
部屋に戻ると龍也の姿――…;;
梨『今日はごめんなぁッ……??』
龍「……あんなん事故やから気にせえへんわッ!!
気にしたくもない!!」
梨『そんなんこっちの台詞やしッ!!』
私は龍也にまくらを勢いよくぶつけた
龍「いってぇ〜何すんだよ!!」
といって龍也も枕をなげてきた
:07/01/06 18:31 :N902i :☆☆☆
#96 [三ッ葉]
そんなのが何回も何回も続いた………
さっきのちょっとした事故は忘れて
龍也とすぐに普通に接する事ができていた
そして
私達は疲れ果てていつのまにか寝てしまった……
:07/01/06 18:40 :N902i :☆☆☆
#97 [三ッ葉]
‥
明日から私の生活が少しずつ歪みだすことを知らずに―――――…‥
……
:07/01/06 18:42 :N902i :☆☆☆
#98 [三ッ葉]
また後で更新しまぁす
コメントなどくれると嬉しいです
:07/01/06 18:52 :N902i :☆☆☆
#99 [スゥ]
:07/01/06 19:02 :D902i :☆☆☆
#100 [三ッ葉]
スウさん
おもしろいといって頂けてとっても嬉しいです
エネルギーチャージ完了
頑張りますョッ
またコメントなどくださると嬉しいです笑;
:07/01/07 00:26 :N902i :☆☆☆
#101 [三ッ葉]
━━━朝━━━
起きると何やら焦げ臭い匂いがする……;;
もしや火事ッ――??
とか考えていた……
すると
台所の方から龍也が何かを持ってでてくる――
:07/01/07 00:32 :N902i :☆☆☆
#102 [三ッ葉]
梨『な…何それッ…;;』
龍也の手には、
お皿にのった、見た目からして得体のしれない物が………………
龍「何って……朝飯だよッ!!!!!」
あれが朝飯ッ!???;;
見ただけで吐きそうになる………
梨、龍「『いただきま〜す…』」
とりあえず一口食べてみた………
:07/01/07 00:41 :N902i :☆☆☆
#103 [三ッ葉]
………………。
味も吐きそうになるぐらいの物だった;;
龍「……」
龍也もさすがに黙っていた
二人はある事を考えてそろえて口を開く――
梨、龍「『今日は、食堂で食べよう;;」』
……
:07/01/07 00:47 :N902i :☆☆☆
#104 [三ッ葉]
そういう事で
私達は栞を誘って食堂に向かうことにした――――――――
ガチャリッ
玄関で外履きの靴から
室内用の靴に履きかえるために、フタをあける
:07/01/07 00:53 :N902i :☆☆☆
#105 [三ッ葉]
その中には三枚の封筒が入っていた――!!!
手にとって封筒達を見てみると、名前は書いていなかった
そんな私を見て栞が
栞「もしや、それってラブレター!!!??」
とはやしたてる……
梨『……まさかッ☆
後でみてみるよッ!!』
とか、私は言ってしまったけど………
心の中でひそかに期待をしている私がいたり…………………;笑
:07/01/07 00:58 :N902i :☆☆☆
#106 [三ッ葉]
食堂に行き、それぞれ自分の好きな物を頼んだ
ちなみに私は
☆サンドウィッチ☆
栞と龍也が何かの話で盛り上がっていたので
私は、さっき発見した三枚の封筒をみてみる事にした…………
内心はドキドキだ…
封筒を開く――
:07/01/07 01:07 :N902i :☆☆☆
#107 [三ッ葉]
梨『………』
期待をぐっさりと裏切られる………
逆に胸が痛くなる
封筒の中の内容とは
:07/01/07 01:11 :N902i :☆☆☆
#108 [三ッ葉]
………………………………
笙吾と新から
早くはなれろ。
一年のくせにまとわりつくなよ。
お前なんか
<Font Size="1">消えろ!!!!</Font>
じゃないと消しちゃうよ??
………………………………
というものだった。
しかも、他の二枚も同じ内容だった…………
:07/01/07 01:21 :N902i :☆☆☆
#109 [三ッ葉]
:07/01/07 01:22 :N902i :☆☆☆
#110 [三ッ葉]
栞「…ッ!!梨緒……??」
栞「梨緒ってばッ!!!」
はっ――
栞の声で我にかえった。
栞「手紙…どうかしたの??」
栞は私の手にもっている手紙の内容を見ようとする……
梨『何でもないよッ!!
ちょっと考えごとしてただけだってッ……』
栞に見られる前に
私は手紙と封筒をカバンに無理矢理詰め込んだ
:07/01/07 01:31 :N902i :☆☆☆
#111 [三ッ葉]
龍「そぅかぁ〜??
顔も真っ青になりかけてるぞ……;;」
龍也も心配して声をかけてくれた……
梨『昨日、良く寝れなくてさッ☆』
私は、頑張って笑顔をつくってみせた!!
二人は、それから深入りしてこなかった………
一安心。
:07/01/07 01:42 :N902i :☆☆☆
#112 [三ッ葉]
私の所為で起こってる事なんだから
周りには迷惑かけちゃ駄目だ!!!!
こんな事でひるむ私なんて私じゃないッ……
私は、笙吾先輩の傍にいてたいし………
新先輩も先輩として好きだもんッ!!
手紙なんか
気にしないでおこう;;
と、心の中で何回も言い聞かせた――
:07/01/07 01:52 :N902i :☆☆☆
#113 [三ッ葉]
……………………
……………
ところがそれだけではすまなかった!!!!
……
:07/01/07 12:40 :N902i :☆☆☆
#114 [三ッ葉]
━━━体育の時間━━━
梨『…ない―…』
私は、ごそごそと小さなカバンをあさっていた…
ジャージの上がみつからない!!!!
たしかにカバンの中にいれたはずッ――――
:07/01/07 12:42 :N902i :☆☆☆
#115 [三ッ葉]
栞「何で、半袖ッ?;;
上はどうしたの!?」
栞は私の格好を見て驚いていた………
梨『あはっ……忘れちゃったみたい!!笑』
栞「とりにかえったら??」
梨『もう授業始まるし、いいよッ!!!』
と言い訳をして、
栞の体を押して更衣室からでた
:07/01/07 12:56 :N902i :☆☆☆
#116 [三ッ葉]
ブルッ―…‥
外の風が私の腕にまとわりついて私の体は震える
うぇッ…;;
まだ春だし、やっぱり寒いもんだなぁ〜
我慢、我慢
子供は風の子っていうしねッ!!!!
気合いで授業を受ける事を決めた
:07/01/07 13:00 :N902i :☆☆☆
#117 [三ッ葉]
グランドに集合すると
女子のほとんどは私の格好を見て
「どうしたの??笑
大丈夫〜!?」
と声をかけてくれる!!
もぅ女子の子達は、すっかり普通に話してくれるようになった
手紙の内容からして
"笙吾"と"新"
って呼び捨てで書いてるから、女子の先輩がこんな事をしてるんだろう――…‥
:07/01/07 13:30 :N902i :☆☆☆
#118 [(pq¨)・゚]
今、一通り
読みました
!
すごい面白いですよ
私の方とは比べ物にならないくらい…
頑張って更新してください
(人の事言ってる場合じゃないけど…
笑)
:07/01/07 13:36 :SH700iS :☆☆☆
#119 [三ッ葉]
でも……
どうやってジャージをとったんだ???
とか考えながら走っていたら、誰かに前をふさがれる――――
梨『新先輩ッ!!!
先輩も体育の授業なんですね』
新「あぁ…。
そんなことよりその格好……」
新先輩が変人を見るような目で私をみる
:07/01/07 13:36 :N902i :☆☆☆
#120 [三ッ葉]
:07/01/07 13:44 :N902i :☆☆☆
#121 [ぱぴこ]
:07/01/07 14:06 :P902iS :☆☆☆
#122 [三ッ葉]
:07/01/07 17:00 :N902i :☆☆☆
#123 [三ッ葉]
梨『私、馬鹿なんでジャージの上忘れちゃって……;;笑』
新「今日はかなりさみぃのに……大丈夫か??」
梨『だっ大丈夫ですよ〜!!寒さに強いんでッ☆』
バサッ
私の視界が何かで覆われる………
:07/01/07 17:08 :N902i :☆☆☆
#124 [ぱぴこ]
友達にあんたは全体的に美味しそうなオーラ
が出てるよって言われたので(笑)
美味しそうなオーラってどんなんでしょうね
小説
がんばってください
:07/01/07 17:10 :P902iS :☆☆☆
#125 [三ッ葉]
私は覆いかぶさった物をモソモソと手でとった
目の前には笙吾先輩の姿―
笙『何が大丈夫っ!!…なの??梨緒さん鳥肌たってますけどぉ〜?笑』
笙吾先輩は私にからかった口調で言う
梨『先輩ッ!!』
笙「それ、着てろよッ」
:07/01/07 17:21 :N902i :☆☆☆
#126 [三ッ葉]
:07/01/07 17:28 :N902i :☆☆☆
#127 [三ッ葉]
梨『へ??』
笙吾先輩が私にかぶせた物はジャージだった……
梨「いっ…いいですッ!!
先輩が冷えちゃうんで………ッ//」
私は先輩の胸の辺りへジャージを軽く押し返した
先輩に迷惑かけたら駄目だよ!私っ;;;;
:07/01/07 17:34 :N902i :☆☆☆
#128 [三ッ葉]
笙『黙って着とけって!!!先輩命令だッ…!!
逆らう事はゆるしません♪♪』
そう言って私の押しつけている手を簡単にどけて
私の肩にジャージをかけてくれた………
梨『………///』
私は何も言い返せなかった
その間に笙吾先輩は自分の体育の授業に戻っていてしまう……
:07/01/07 17:46 :N902i :☆☆☆
#129 [三ッ葉]
私が不満そうにしていると
新「あいつ、馬鹿みたいに体頑丈だから早々冷えねえよッ。だから、心配しなくても大丈夫☆
後輩はすんなり従っときなさ〜い!!!笑」
とフォローしてくれた……
そして
小さい子供を扱っているように頭を撫でて、軽く笑って授業に戻っていった
笙吾先輩も新先輩も優しい人だなぁ―…‥
:07/01/07 18:11 :N902i :☆☆☆
#130 [三ッ葉]
私は、先輩のジャージをちゃんと着て再び走る
この学園では
学年別に色が違う……というのではなくて、
男子は、"黒"
女子は、"灰色"
という風にジャージの色が決まっている――…
なので――
私の格好は上が"黒"で下が"灰色"となってしまって、少し悪目立ちしてしまう
:07/01/07 18:20 :N902i :☆☆☆
#131 [三ッ葉]
悪目立ちするという事は、グランドにいてるたくさんの人にみられている訳で………………;;;
その視線に
同学年の羨ましそうな視線と、女の先輩からの痛い視線が交じっていて複雑だ
それを浴び続けているにも関わらず
先輩のジャージの温もりと香りに、私の口元は緩んでいた――…‥
私自身も少し驚いた
嫌がらせなんてッ……
上等だッ!!!!!
な〜んて思う事ができた!!
:07/01/07 18:36 :N902i :☆☆☆
#132 [三ッ葉]
……………;;
そんな事を思ってしまったのが悪かったのか
嫌がらせのレベルがヒートアップしてくる………
嫌がらせの数が多すぎて何をされたのかも覚えれないくらいに……‥;;
それでも先輩達と栞達にはばれないようにした
数日たったある日―――
《バッシャーンッ!!!!!》
:07/01/07 18:57 :N902i :☆☆☆
#133 [三ッ葉]
―
梨『ッ……冷たッ!!!』
この時、私はトイレにいた――――
……………………
今日は朝から風邪気味で私の体調が良くなかった
いつものメンバーで昼食を食べていると、気持ち悪くなったので
食堂を抜けて、ここに来て個室にうずくまっていた
…………………………
そしたら上からたくさんの水が私をめがけてかかってきたのだ――
:07/01/07 19:15 :N902i :☆☆☆
#134 [三ッ葉]
………自分で言うのも何だか"ベタな展開"だ;;
最悪…
バッシャーン――ッ!!!
梨『い"ッ…!!』
また、上から水がふってきた―!!
「楠未 梨緒ぉっ!!!
早くでてこいよッ――――!!笑」
という、威勢の良い女の声と一緒に;;;;;
:07/01/07 19:21 :N902i :☆☆☆
#135 [Ma+゚]
めツちや楽しい
いツぱい更新してほしいな
(
ノ∀`)ノ
:07/01/07 19:36 :P902iS :☆☆☆
#136 [三ッ葉]
:07/01/07 19:44 :N902i :☆☆☆
#137 [樹]
めっちゃ楽しい
:07/01/07 19:53 :N902i :☆☆☆
#138 [三ッ葉]
:07/01/07 22:41 :N902i :☆☆☆
#139 [ドロシー]
:07/01/07 23:01 :SH902i :☆☆☆
#140 [三ッ葉]
:07/01/07 23:37 :N902i :☆☆☆
#141 [三ッ葉]
:07/01/07 23:57 :N902i :☆☆☆
#142 [三ッ葉]
>>134から
梨『……逃げてちゃ駄目だ………』
私は小さく呟いてから―
バタンッ――
個室のドアを意を決して開ける
「あら??
結構根性あるんだね〜〜!!!笑」
そこには、4人の目立ってそうな女の先輩がたっていた――…‥
:07/01/08 00:02 :N902i :☆☆☆
#143 [三ッ葉]
トイレには先輩達の他に私しかいないみたいだ
それに、今は生徒は食堂にいてるのでトイレの外を出歩いている人もそういなかった
数人通ったが、皆見知らぬフリをや気付いていないフリをして通り過ぎていく――;;
4人の先輩の胸ポケットについている小さなワッペンをみる…………
この人達――2年生だ
ちょっと恐いカモ;;
でもッ……!!
梨『一体なんなんですかッ!!!こんなことまでしてッ…………』
少し強い口調で言った―
:07/01/08 00:19 :N902i :☆☆☆
#144 [三ッ葉]
「はぁッ!??
"なんなんですかッ!!"…じゃねえだろっ!!!」
ある一人の先輩がドスの効いた声で私に向かって怒鳴ってきた――…
すっごい迫力;;
私が黙っていると先輩が話を続ける――
「手紙で言っただろ??
ちゃんと意味理解できたの??
私達は、まとわりつくなって書いてたの!!」
先輩が私の体を押して壁へと追いやる……
:07/01/08 00:25 :N902i :☆☆☆
#145 [三ッ葉]
「……なのにお前は、ずっとつきまとってんだよッ!!一年のくせにッ……!」
睨みにくる視線が私の目に刺さる
頭が更にグラグラしてくるが――――
梨『私は、話したいから話してるだけですッ!!
そんなに一緒にいたいなら話かければいいじゃん!!
あ……もしかしてぇ話かける勇気もないんですか?笑
根性ないのは先輩達じゃないんですかッ!!』
言い返してやった!!
怒りの所為で私語やら敬語が交じってしまったけど……
:07/01/08 00:35 :N902i :☆☆☆
#146 [三ッ葉]
「良くそんな口きけるんだなッ!!!!
何こいつ……まじムカツクっ!!」
ガッ―
梨『痛っ…痛いっ!!ッ…!!』
先輩が私の髪の毛を乱暴に掴みひっぱる…
そして他の先輩が私の顔や体にホースを使って水をかけにきたッ……!!!
:07/01/08 00:41 :N902i :☆☆☆
#147 [三ッ葉]
息ができなくなるくらい顔にかけにこられる
苦しッ………
私はその場にしゃがみこんだ――
何秒後にホースの水が止まる
そして、
うずくまっていた私の顔を先輩はぐっと手で上げさせて言った……
「どうせアンタは笙吾に遊ばれてるんだからッ!!」
と笑いながら――…
:07/01/08 00:48 :N902i :☆☆☆
#148 [三ッ葉]
笙吾先輩が…………遊び――――??
梨『笙吾先輩は、女で遊ぶような人ではありませんッ!!!!』
怒りに狂った声で言った
その後にチャイムが鳴る―――
「へぇ…。あんた、笙吾の事何も知らないんだ〜。笑
いずれ分かるわ
…もう授業始まるしいこッ!!」
と大人の口調でかわされた……
:07/01/08 00:57 :N902i :☆☆☆
#149 [三ッ葉]
先輩達はトイレをでていく―――…
最後にトイレをでていく先輩が
「あっ!!これ返すわっ!!!」
と笑いながら私に何かを投げつけてでていった……
それは、ボロボロになったジャージだった――
まるで、今の私みたい………
:07/01/08 01:01 :N902i :☆☆☆
#150 [三ッ葉]
騒がしかったトイレは静かになった――
かすかに先生達が授業をしている声が廊下を伝って私の耳に届く――…
もう、笙吾先輩達と栞達は教室戻って授業受けてるよね―
女の先輩達はいなくなったのに私の心はどんどん沈んでいく――…
:07/01/08 01:11 :N902i :☆☆☆
#151 [三ッ葉]
本当の笙吾先輩?
……遊び?
………って何????
私には理解できなかった
ポタッポタッ―
私の髪から雫が落ちる
寒い…
頭が痛い―…
気持ち悪い――…
体が重いよ―――…
:07/01/08 01:15 :N902i :☆☆☆
#152 [三ッ葉]
このままでいてるわけにはいかない―…
梨『……ッ;;』
重たい体を頑張って起こして私はトイレから一歩踏み出した―――――
亜『梨緒ちゃんッ…!!』
亜梨沙先輩が私の姿を見て、血相を変えた
亜梨沙先輩が……なんでここに??
授業は――…‥??
:07/01/08 01:21 :N902i :☆☆☆
#153 [三ッ葉]
私はもう一歩踏み出そうとした………
だが――
視界がブレてぼやけていく……
亜梨沙先輩の声も聞こえにくい………
私の意識はスーッと消えていった―――――
:07/01/08 01:23 :N902i :☆☆☆
#154 [ゅぅ]
頑張ってください
:07/01/08 01:39 :N702iD :☆☆☆
#155 [三ッ葉]
:07/01/08 08:32 :N902i :☆☆☆
#156 [シ未来シ]
更新楽しみにしています
この小説にはまってしまぃましたP
頑張って下さいマ
:07/01/08 09:20 :W42K :☆☆☆
#157 [三ッ葉]
:07/01/08 10:21 :N902i :☆☆☆
#158 [三ッ葉]
>>153から
………………………。
…………‥。
私の右手があったかい…………気がする
何‥…で――――?
━━━━━━……‥
スッ――
梨『……?』
目を開けば知らない天井が視界一面に広がった――
ここは寮の部屋ではないみたい…‥
:07/01/08 11:05 :N902i :☆☆☆
#159 [三ッ葉]
栞「――ッ!!梨緒ッ!!?」
視界には栞の顔がいきなり入ってきた――…
栞は涙を浮かべながらほっとした顔をする
梨「栞……?」
私の右手は栞の両手でしっかりと握られてあった
そっか………
それであったかかったんだ―…‥
:07/01/08 11:15 :N902i :☆☆☆
#160 [三ッ葉]
起きたばかりで頭が良く動かない
あたし、何してたんだっけ??;
なんて、考えていると
保健室の先生「良かった、やっと目を覚ましたのね…………。
ふふっもう夜よ…」
とにこやかに声をかけられる……
梨『えっ…夜!??…………ッ!!!!!』
頭痛が私の頭を襲った――
:07/01/08 11:22 :N902i :☆☆☆
#161 [三ッ葉]
梨『あ………私ッ!!!』
重たい体をサッと起こした
私に何があったのか思い出した!!!!
苦い記憶が頭をいっぱいにさせる―――
保先「風邪で倒れてしまったのよ……。
熱があるし、精神状態も少し不安定だから安心してなさいね……!!!」
先生は、そう言い残して保健室からでていってしまった――――――
:07/01/08 11:27 :N902i :☆☆☆
#162 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん……聞きたい事があるんだけど、いいかなッ??」
保健室の奥の方から亜梨沙先輩が姿をみせた
ガラッ――
急にドアが開く
笙吾先輩と新先輩と龍也が部活のままの服で
息をきらして入ってきた―――…‥
梨『………』
:07/01/08 11:34 :N902i :☆☆☆
#163 [三ッ葉]
龍也「何があって、あんなに水浸しになったんだよッ;;;;」
梨『ちょっと、熱かったからプールにでも飛び込んじゃってさ〜〜☆笑
あははっ…‥』
私は、いつもの様に誤魔化そうとした
「「……」」
でも、無理のある言い訳になんか誰もだまされなかった―――
皆真剣な顔で私をみる;;
:07/01/08 11:44 :N902i :☆☆☆
#164 [三ッ葉]
栞「梨緒ッ………これ、梨緒のジャージでしょっ!」
栞が怒った表情で私の目の前にボロボロになったジャージをつきつける
栞『この前は、あたしに忘れたっていってたじゃんッ……!!
何でこんなにボロボロなのっ!!!?』
梨『それはッ――』
新「もう嘘は通用しないよ…」
亜「梨緒ちゃん……何があったのかちゃんと教えて……?」
もう……何も誤魔化せない;;
:07/01/08 11:53 :N902i :☆☆☆
#165 [三ッ葉]
すみません>>161の
安心
という単語を
安静に
にかえてよんでくださあい
<Font Size="-1">
お手数おかけしてすみません
よければコメントください
:07/01/08 13:33 :N902i :☆☆☆
#166 [リオ☆]
続き楽しみにしてますPP
頑張って下さいツ
:07/01/08 13:39 :W32T :☆☆☆
#167 [ゅL1]
おもUろL1です
更新まってます :07/01/08 13:42 :N902i :☆☆☆
#168 [三ッ葉]
:07/01/08 16:27 :N902i :☆☆☆
#169 [三ッ葉]
>>164から
梨『…実は――――』
━━━━━………‥
私は、皆にすべての事を話した
話しているうちに
ポタッ――
涙が目からこぼれてくる…………
泣いちゃ駄目なのに
すると、
笙吾先輩が私の頭を撫でてくれた――
:07/01/08 16:33 :N902i :☆☆☆
#170 [妃芽]
この小説めっちゃ好きですッ(≧艸≦*)
最後まで書いてくださいねぇ★☆楽しみにしてます(pq・3-)+゚
:07/01/08 16:39 :W43T :☆☆☆
#171 [三ッ葉]
笙「何で誰にも相談しねえんだよッ……」
そう言って私の顔の下から心配そうに見上げる
だって―――
梨『……本当…は、すご…ッ…い恐かった……グスッ。泣きッたい位……恐かっ…た………ッ
でもッ……みッ‥皆に迷‥惑かけるの……嫌だったから――――』
声が震えて上手くしゃべれない……
視界も涙でショボショボだった………
グイッ―――
:07/01/08 16:43 :N902i :☆☆☆
#172 [リオ☆]
更新ご苦労様です
私のコト覚えててくれてありがとございますPP
これからも応援してるんで頑張って下さい☆
:07/01/08 16:47 :W32T :☆☆☆
#173 [三ッ葉]
:07/01/08 16:48 :N902i :☆☆☆
#174 [妃芽]
ついでに‥この小説書いてる主サンも好きです-(*o艸v`o#笑)
長編上等です!!!(o*・Д<)b最後まで付き合わせて頂きますよ-★☆
:07/01/08 16:52 :W43T :☆☆☆
#175 [三ッ葉]
:07/01/08 16:53 :N902i :☆☆☆
#176 [三ッ葉]
:07/01/08 16:59 :N902i :☆☆☆
#177 [スゥ]
:07/01/08 17:01 :D902i :☆☆☆
#178 [三ッ葉]
>>171から更新再開ッ
梨『先輩ッ……//』
笙吾先輩が私を優しく抱き締める――
なんだか心地いい…‥
笙「馬鹿やろッ…!!
梨緒が無理してる事の方が迷惑かけてるわッ
………我慢しやんと泣けよ……ッ!!
俺の胸貸してやっからさッ☆笑」
私の視界は、先輩の体でふさがれていて真っ暗だった……
一体どんな表情で言ってるのかな?///
:07/01/08 17:09 :N902i :☆☆☆
#179 [三ッ葉]
梨『え――…
笙吾先輩の胸ですか?;;』
嫌そうに言ってみた
笙「何だとッ…こいつ;;
俺のじゃ不満なのかぁ〜???笑」
私の後頭部をこづかれる
新「じゃ――俺のも貸そうか;;?笑」
ぷッ――
新先輩の一言で皆笑ってしまう
それにつられて私も笑っていた……
:07/01/08 17:17 :N902i :☆☆☆
#180 [三ッ葉]
:07/01/08 17:21 :N902i :☆☆☆
#181 [三ッ葉]
私は目に涙を浮かべて笑いながら、笙吾先輩体から一歩後ろに離れた
そして、ベットの中なので姿勢を正しくして
梨『笙吾先輩、新先輩、亜梨沙先輩、龍也、栞…………本当に迷惑かけてしまってすみませんでしたッ!!;;』
頭をぺこっと下げる……
亜「な〜にいってんの!!こんな時は謝るんじゃないでしょッ☆」
:07/01/08 17:46 :N902i :☆☆☆
#182 [三ッ葉]
:07/01/08 18:06 :N902i :☆☆☆
#183 [三ッ葉]
あ………
そっかッ!!!!
私は、皆の顔を順番にみてから
梨『本当にありがとうございますッ!!!ですねッ☆』
目には涙がたまっているけど、それに負けないくらい笑った――――
あっ――
嬉しすぎてまた涙がでそうになる……
梨『先輩の胸、やっぱり貸してもらいますッ!!』
ガバッ―――
:07/01/08 19:36 :N902i :☆☆☆
#184 [三ッ葉]
私は、先輩の胸の中で子供のようワンワンと泣いた――
笙「ん、素直でよろしい♪♪」
先輩はそう言って泣いてる私をあやしてくれた…
龍「泣き虫なやつッ!笑」
栞「まぁまぁッ……笑」
あ〜
こんなに泣いたの久しぶりだ――…‥
気分が楽になってくのが分かった
:07/01/08 19:43 :N902i :☆☆☆
#185 [三ッ葉]
私が泣き疲れて落ち着いた時に、
笙「あ――俺、ちょっと走ってくるわ☆ニヤリ」
新「おぅっ!!さっさっと行って来いッ☆笑」
ダダダダダ……ッ
笙吾先輩は猛ダッシュでどこかに走っていった―
梨『………;;』
何だか良くない予感が;
亜「何をしでかすんだろね―ッ!!笑」
栞、龍「……?」
:07/01/08 19:53 :N902i :☆☆☆
#186 [三ッ葉]
〜♪
校内放送が流れる――
今夜なのに……
《スゥッ――……
夜間にすみませーん!!》
大きく一息吸う音が聞こえてから誰かが話しだす
梨、栞、龍也『えッ??』
スピーカーから聞こえてくる声―――
………笙吾先輩だ;;
同時に私の思考回路はフリーズする;
:07/01/08 20:07 :N902i :☆☆☆
#187 [三ッ葉]
《二年のある奴等にいいまーす。
今度、"楠未 梨緒"に手だしたらぶっ殺すぞッ☆以上☆》
プツッ―――
ってな感じで放送終了〜〜♪
いや、いやいやッ;;
おかしいでしょッ!!!!
アタシの名前でちゃってるし━…;;
:07/01/08 20:16 :N902i :☆☆☆
#188 [三ッ葉]
新「ははっ……笙吾って毎度やる事ハンパねーよなッ!!!!笑」
亜「ふッ……そうよね〜!!!笑」
……………。
いや、お二人の先輩方………笑えませんよッ!;;
っていうか――
梨「こんな夜中にあんな放送いれて、
笙吾先輩………先生や三年生に何か反感買うんじゃないないですか!??」
思った疑問をいってみた……
:07/01/08 20:36 :N902i :☆☆☆
#189 [三ッ葉]
新「先生とかは〜たまに怒るけど、ほとんどは呆れられてるから大丈夫だッ!!
真山以外わなッ!!」
真山って……前に言ってた"寮を監視するハズレの先生"だ
亜「三年生の先輩方は、笙吾と仲いいし、むしろ三年生より実権にぎってるから大丈夫ッ!!
ちなみに新もねッ☆」
新「俺もなんだ…??」
栞「何というか……すごい人なんですね!!」
栞は楽しそうに聞いていた………
…………。
:07/01/08 21:01 :N902i :☆☆☆
#190 [三ッ葉]
:07/01/08 21:05 :N902i :☆☆☆
#191 [あゅ]
毎日読んでます
絶対A最後まで書いてください
:07/01/08 21:37 :SH902i :☆☆☆
#192 [妃芽]
またA読んじゃいましたぁ⌒★
まぢこの小説と主サン好きやわぁ★'+(○o∪O*○)ずっとA応援してまっせ(●*`・ω・)b
ぁと...私のこと妃芽ってよんぢゃって下さい☆。*(●*//艸//)
:07/01/08 21:59 :W43T :☆☆☆
#193 [三ッ葉]
:07/01/09 00:07 :N902i :☆☆☆
#194 [ゅぅ]
三ッ葉
さん
早く更新してくれるのと
>>OO
つけてくれて
読みやすくしてくれるのが嬉しい
頑張ッてください
応援してます
:07/01/09 00:10 :N702iD :☆☆☆
#195 [三ッ葉]
>>189から
━━…━━……
何だか笙吾先輩は変わってしまったような気がした……
確かに変わるものだけど……
あの時の約束の事は―――今は、どう思っているの……??
私は今でも――…‥
━━…
ガラガラッ――
笙「ただいま有馬 笙吾戻って参りましたぁ〜☆」
:07/01/09 00:14 :N902i :☆☆☆
#196 [三ッ葉]
:07/01/09 00:24 :N902i :☆☆☆
#197 [三ッ葉]
新「はいはい、お帰り〜;;」
私は、先輩に"なんて事するんですかッ!!;"って言おうと思って口を開こうとした―――
でも、あれは笙吾先輩なりに助けてくれたんだ!!
素直に受け入れなければッ――!!
と、自分の心の声に私は、コクコクとうなづいた
龍「梨緒…何うなずいてんの?;;」
梨『なっ…何にもないですッ!!』
私、変人みたいじゃんッ;
:07/01/09 00:32 :N902i :☆☆☆
#198 [三ッ葉]
新「梨緒ってたまに自分の世界入ってくよね!笑
それは置いといて……
また今日みたいな事があったら大変だから、すぐ連絡とれるようにしない?」
――ということで
皆で携帯番号とメアドを教え合った
電話帳のデーターが少し増えていく……
そんな些細な事が私を嬉しくさせる――
先輩と電話やメールができるんだッ!!
(自分からは緊張するから、こればの話だけど…;;
:07/01/09 00:43 :N902i :☆☆☆
#199 [三ッ葉]
新先輩の一言に私は感謝したッ
亜「もう寮に戻った方が良いよね〜
梨緒ちゃん立てる…??」
亜梨沙先輩は、私に手を優しくさしのべてくれた……
体はやっぱり重いけど、歩くぐらいは――
私は床に足をつけて立とうとした
梨『さすがに、もう大丈ッ……!!』
ガクンッと片足が曲がる
:07/01/09 00:53 :N902i :☆☆☆
#200 [三ッ葉]
笙「無理すんなって!!」
バッと笙吾先輩が近づいてくる……嫌な予感;;
フワッ――
え…………ッ??
梨『わッ……///
私重いんで下ろしてくださいっ!!!』
笙吾先輩に体を両手で持ち上げられたッ―――
これは世間でいわれる
"お姫さまだっこ"
だッ―――////
乙女の夢ッ!!(なのか?;;
:07/01/09 01:05 :N902i :☆☆☆
#201 [三ッ葉]
笙『こんなの余裕で軽いっつ―のッ!!!
逆にもっと食わねーとだめだろッ!??』
梨『はぁ……;;』
私がこれ以上食べたらスーパーの豚肉として売られちゃうって;;;笑
それにしても――
笙吾先輩には自覚がないのかな……??
あなたの行動の所為で私の心臓がドキドキで
破裂しそうになってるのに………/////
天然ってある意味こわいッ!!///
:07/01/09 01:15 :N902i :☆☆☆
#202 [三ッ葉]
――――。
そんな事を考えていたら部屋についてしまっていた;;;
ベットの上に私の体が下ろされる
梨『あっ…ありがとうございましたッ///』
笙「どういたしまして♪
あんまり心配かけさすなよッ!?それじゃ………おやすみ、梨緒……。」
梨『おやすみなさい……笙吾先輩ッ////』
笙吾先輩は小さく笑みを浮かべて部屋から姿を消した―――
:07/01/09 01:27 :N902i :☆☆☆
#203 [三ッ葉]
ククッ―――
ん???
部屋に押し殺したような笑い声が響く……
龍「クッ……良かったな!!!お姫様だっこ☆笑」
龍也の笑い声だった;;
梨「―――ッ////」
バサッ
あまりにも恥ずかしくなり、私は頭まですっぽり布団をかぶった
:07/01/09 01:36 :N902i :☆☆☆
#204 [三ッ葉]
何だか今日は"波瀾万丈"の日だったけど
そのおかげで改めて実感した――…
【仲間】
の大切さを。
大きな力を。
皆がいてくれて本当に良かった――って本気で思った……。
私も皆を支える様な人になりたいな〜〜
:07/01/09 01:45 :N902i :☆☆☆
#205 [三ッ葉]
でも
心の隅っこでずっと何かが引っ掛かっていた――
"本当の笙吾先輩"
って…………何??
私は、笙吾先輩の事――何も分かっていないのかなぁ……
…………‥。
:07/01/09 01:54 :N902i :☆☆☆
#206 [三ッ葉]
次の日━━━━……‥
梨『あ〜暇だなぁ…;
もうお昼だしッ!!!』
そういって布団の上で背伸びをした……
まだ風邪が完全に治ったわけじゃないので
私は、授業は受けずに寮のベットで朝から寝ていた
学校に行かない事がこんなに暇だったなんて思ってもいなかった
もぅ大丈夫だと思うんだけどなぁ〜〜
行きたいなぁ………
:07/01/09 08:07 :N902i :☆☆☆
#207 [三ッ葉]
━━━━━━…
お腹がすいたので、おかゆを作って食べていた
〜♪
そんな時……私の携帯がピカッと光って音をだす――
……受信メール一件……
栞からだった―
――――――――――――大丈夫か
早く良くなってね
皆ょり
――――――――――――
読むとすぐに元気になった気がした……
:07/01/09 15:19 :N902i :☆☆☆
#208 [三ッ葉]
私は、返事をすぐに送った
――――――――――――ありがとう
だいぶ楽になったョ
皆様のおかげですッ
――――――――――――
〜♪
栞からメールが返ってくる
――――――――――――どういたしまして
そういえば
今日は私達が部活に行く日らしいよッ
行きたいと思うけど、ゆっくり休んでてねッ
六時ぐらいに終わるらしいからぁ〜
――――――――――――
今日が部活の日かぁ…;
:07/01/09 15:26 :N902i :☆☆☆
#209 [三ッ葉]
――――――――――――わかったあ……
昨日のお礼に何か作らせてもらうので
何も食べないで返ってきてね
――――――――――――と、メールを返す……
〜♪
数秒後にすぐ返ってきた
――――――――――――了解ッ
――――――――――――
の一言…………
:07/01/09 15:32 :N902i :☆☆☆
#210 [三ッ葉]
時間がたつのが遅く感じる
梨『はぁッ…;
初めての部活、行きたかったなぁ〜』
誰もいない部屋でため息をついた―――
私の入った部活は、入部者の人数が多すぎて、交替でやっている
なので、自分が仕事をする回数はそんなに多くはない…(らしい
良く考えると
初めての部活の日といっても…入部してから"二週間"もたってからだった……
:07/01/09 15:49 :N902i :☆☆☆
#211 [三ッ葉]
先輩の部活してる姿、近くで見たかったのにな…………////
二時間ぐらい寝ると、体の調子が良くなっていた
良かったッ!!
それから静かに
時間がたつまでいろんな事をした――
:07/01/09 15:54 :N902i :☆☆☆
#212 [三ッ葉]
━━━…━━━……‥
五時半になった――
キュッ――――
私は、茶色のゴムで栗色の長い髪を耳よりの下の所で横に一つにくぐった
梨『よしッ!!』
意気込んで台所に立って調理を開始した――
:07/01/09 16:34 :N902i :☆☆☆
#213 [三ッ葉]
ガチャッ―――
ドアの音が聞こえたのでふりかえる
梨『あっ!!!おかえりッ……部活おつかれ☆』
龍「おッ…おぅ!!
体調良くなったみてぇだなッ。………」
龍也は私の手にもっている物に目を移した
龍『……また、オムライスかよッ;;
つか、梨緒はオムライスしかつくれないの?笑』
龍也が嫌味っぽく言う
:07/01/09 17:43 :N902i :☆☆☆
#214 [三ッ葉]
梨『まぁッ失礼ねッ;;
それ以外にも作れますわよッ!!』
それに対して大人の口調で言い返してみる…
龍也が小さく笑った―
龍「冗談だって…ッ!笑
笙吾先輩に食べてほしいんだろッ??オムライス!!」
梨『////』
龍也は、私の考えている事をいつも見抜いてしまう
それとも、私が分かりやすいのかな;;
:07/01/09 17:48 :N902i :☆☆☆
#215 [三ッ葉]
梨『それはともかくッ……///昨日は、ありがとッ☆
これ、ちゃんと食べてよねッ!!』
といって私は、龍也の前にオムライスをつきだした
龍「分かりましたッ!笑」
といって、お皿を私の手から持っていった―…
━━━━━…‥
次に、栞と亜梨沙先輩の所にもっていった
二人とも喜んでくれた嬉しかった
:07/01/09 17:53 :N902i :☆☆☆
#216 [我輩は匿名である]
はまツた
:07/01/09 17:58 :SH702iD :☆☆☆
#217 [三ッ葉]
…………191号室…………
…笙吾先輩と新先輩の部屋だ
私は、腕にある袋をぶら下げて両手に
オムライスの入ったお皿をもってドアの前に立つ
梨『梨緒ですッ!!
お届け物があるんですけど――――』
ガチャ――
私が言いおわる前にドアが開いた……
新「はーい……ってオムライス??笑
とりあえずあがって」
梨『はい…失礼しまーす……』
パタンッ―――
:07/01/09 18:05 :N902i :☆☆☆
#218 [三ッ葉]
:07/01/09 18:10 :N902i :☆☆☆
#219 [三ッ葉]
――あれッ??
部屋に入ると笙吾先輩はいなかった……
新「あっ…笙吾は風呂入ってるから〜」
梨『そうなんですか…』
サ――ッ
耳を澄ますとシャワーの音が聞こえてきた…
私の頬がピンク色に染まる
新「変な妄想すんなよッ!やらし〜。笑」
梨『新先輩ッ;;
しっしてませんって……////』
:07/01/09 18:20 :N902i :☆☆☆
#220 [三ッ葉]
新「このオムライスもらっていいの〜??」
梨「はいッ!!
昨日のお礼ということで……」
パクッ――
新先輩がスプーンで一口食べる……
新「…上手いじゃんッ!!
さんきゅ〜☆
あいつ、オムライス好きだから絶対喜ぶと思うよ!!!」
梨『お口にあって良かったです!!
あの…笙吾先輩に前に借りたジャージ、返すの忘れてたんですけど……』
私は、腕にかけていた袋を新先輩にみせた
:07/01/09 18:30 :N902i :☆☆☆
#221 [我輩は匿名である]
:07/01/09 19:22 :N902iS :☆☆☆
#222 [三ッ葉]
:07/01/09 20:53 :N902i :☆☆☆
#223 [リオ☆]
読んでますょ〜ト
更新楽しみにしてます
:07/01/09 20:57 :W32T :☆☆☆
#224 [☆]
読ンでるよ!!
面白いですx
がんばれ★
:07/01/09 20:58 :W41CA :☆☆☆
#225 [まぃ]
読んでます
ブックマーク登録もしました
:07/01/09 21:09 :SO702i :☆☆☆
#226 [三ッ葉]
:07/01/09 22:30 :N902i :☆☆☆
#227 [三ッ葉]
新先輩は一つ勉強机の方を指差して
新「そこらへんに置いとけば??」
とだけ言ってオムライスを食べていく――
梨『分かりましたッ』
私は、指の差された方へと向かって歩いた……
そして、その勉強机の上にそっと手をあててみた
―――これが笙吾先輩が使ってる机かぁ
:07/01/09 23:19 :N902i :☆☆☆
#228 [三ッ葉]
少しばかりその机を拝見していた――
あっ………!
ある引き出しがちゃんとしまっていないのを見つけた
私は、それを直そうと思って手を伸ばした……
梨『!!!
これって―……』
引き出しの中に入っていたある物に目がいく
思わず手にとった
それは―――
:07/01/09 23:26 :N902i :☆☆☆
#229 [三ッ葉]
それとは
"中学校二年生の時に撮った私の写真"
だった―――…
これは、私が引っ越した家の隣の家の男の子――
"水城 潤"-ミズキ ジュン-
と一緒に中二の時に撮った写真で、笙吾先輩に送ったもの…………
懐かしいなぁ〜
とついつい昔の記憶に浸ってしまう
:07/01/09 23:43 :N902i :☆☆☆
#230 [ゅぅ]
:07/01/09 23:46 :N702iD :☆☆☆
#231 [三ッ葉]
:07/01/09 23:52 :N902i :☆☆☆
#232 [三ッ葉]
確かこの写真を撮ったときは――…
━━━━━……‥
中二のある日…
私は急に笙吾先輩に写真を送りたいと思ったんだっけ???
"私は元気だよ"
"友達もいてるよ"
って事を表したくて……
その日は休みの日だったから、一番近くて隣に住んでる仲の良い友達の
潤の家まで上がり込んじゃって………
写真をとってもらえる様に頼んで、私の家の前で撮ったんだ――…
記憶が鮮明に浮かび上がる
:07/01/10 00:14 :N902i :☆☆☆
#233 [あゅ]
ガンバレーーー
:07/01/10 00:15 :SH902i :☆☆☆
#234 [姫]
:07/01/10 00:21 :SH700i :☆☆☆
#235 [三ッ葉]
それで…………笙吾先輩に手紙を書いて
"私と潤が幸せそうに笑顔でピース☆"
をしている写真を添えて送ったんだ――
でも………
手紙と写真についての返事は来なかった………
それにそれからは、連絡をとる回数も減ったんだ――――
連絡とっても少し態度が冷たかったような気がしたし……
:07/01/10 00:25 :N902i :☆☆☆
#236 [三ッ葉]
それがすごく気になって、私は両親に頼んだんだ―――…‥
"高校は水菜月学園に行きたいッ"
って―――。
最初は反対されたけど、私は何回も負けずに頼んだら……ここは寮制だったのもあって、許してくれた
両親の元を離れて一人でここに戻ってきた時には――つまり今では、笙吾先輩は普通に椄してくれた
だから本当は、笙吾先輩が何を考えてるのか…………よく分からない――
:07/01/10 00:38 :N902i :☆☆☆
#237 [三ッ葉]
━━━━━━……‥
━━━━……‥
と、まぁそんな事があって、この写真をまだ笙吾先輩が持ってるとは思ってなかった……;;
ガララッ―
笙吾先輩がでてきた…
笙「あれッ??梨緒ちゃーんじゃ――…ッ!」
ふざけた様な口調で話てくる笙吾先輩の声が途中で止まった―――
:07/01/10 00:48 :N902i :☆☆☆
#238 [三ッ葉]
:07/01/10 00:58 :N902i :☆☆☆
#239 [三ッ葉]
そして私の方を見ている――――
いや、正確に言うと
笙吾先輩は私のもっていた"写真"を見ていた…
梨『………先輩?;;』
私の声と同時に笙吾先輩の目付きがキツクなった
そして私に向かって急いで近づいてくる――
先輩が恐いッ…
:07/01/10 01:09 :N902i :☆☆☆
#240 [三ッ葉]
笙「な…んで、その写真……お前が‥もってんだよ……ッ!!」
梨『……ッ!!』
私はびっくりして顔をうずくめて、写真を両手で胸の辺りでぎゅっと持った
バッ―――ッ
でも、笙吾先輩が私の手から力づくで写真を取り上げた
新「おいっ!笙吾ッ…!!」
私は、新先輩の大きな声に反応して顔をあげた―――――
:07/01/10 01:30 :N902i :☆☆☆
#241 [三ッ葉]
梨『――ッ!!!!』
私は、息をのんだ
ビリッ――
ビリビリッ―ビッ……
笙「こんなもんいらねーよ………」
先輩は写真をビリビリに破いて床に捨てた
梨『……ッ!!何してるんですか、先輩ッ……。
いくらなんでもひどいですよッ!!!!』
バタバタッ……バタンッ!!
私は、笙吾先輩を一睨みしてから部屋出た
:07/01/10 01:53 :N902i :☆☆☆
#242 [三ッ葉]
バフッ――
私は自分の部屋に帰ってきたなり、ベットに俯せになった
龍「…………どうかしたのか??」
梨『何でもないよ………』
グイッ―――
右腕を引っ張られて体を起こされる――…
梨「だから龍也ッ!!!何でも――――」
私は、声を張り上げた
すると
そこには新先輩がいた
新先輩が私の右腕を掴んでいたのだ――
:07/01/10 08:12 :N902i :☆☆☆
#243 [三ッ葉]
:07/01/10 08:14 :N902i :☆☆☆
#244 [リオ☆]
朝から更新ご苦労様です☆
夕方また見に来ますね〜
楽しみにしてますP
:07/01/10 08:47 :W32T :☆☆☆
#245 [妃芽]
めっちゃ楽しみにしてます($*b'凵`)b
:07/01/10 13:55 :W43T :☆☆☆
#246 [三ッ葉]
:07/01/10 15:43 :N902i :☆☆☆
#247 [三ッ葉]
>>242から
梨『あ……;;
新先輩……………』
新「ちょっと来て」
私は、言われるまま新先輩についていった―――……‥
━━━━━━━━……
ガチャリ
新先輩は鍵を差し込み、あるドアを開けた
私が来た場所は、寮の屋上―――――――
:07/01/10 15:49 :N902i :☆☆☆
#248 [三ッ葉]
ひんやりとした風が私の肌を震わせる――…‥
新「上みて。」
ゆっくりと顔をあげてみた
梨『―うっ…わあ…凄く綺麗〜〜』
夜空に無数の星がキラキラと輝いていた―――
寒さも忘れてしまいそうなほどだった
そのまま見とれながら数分たつ
新「落ち着いた??」
え……
:07/01/10 16:02 :N902i :☆☆☆
#249 [三ッ葉]
心配してくれてるのかな………?
梨『あっはいッ!!
有難うございます!!!
それにしても………どうやって屋上の鍵を??』
この学校は、屋上の鍵は生徒には使わせるのは禁止されているのに――
新「年老いたジジイ教師から勝手にぱちった…。笑」
新先輩は軽く笑いながら言う
さすが新先輩だな;;
:07/01/10 16:12 :N902i :☆☆☆
#250 [三ッ葉]
私は、聞きたいことがあった―――…
でも、人の事を探るのは良くないし
でも…………
梨『……笙吾先輩って女と遊ぶような人……なんですか?;;』
思い切ってきいてみた
しばらく沈黙が続いて新先輩が口を開けた――
新「……そうだけど??」
――――。
:07/01/10 16:18 :N902i :☆☆☆
#251 [三ッ葉]
梨『……』
笙吾先輩は
小さい頃、"好きな人としか付き合わない"って言ってたのに―――
新「ちょっと、ここに座って………」
新先輩は地面に座っていて、コンクリートの床を手でポンポンっと叩いて私にいう…………
座ってみると床面に接しているお尻が冷やっこくなる――…
:07/01/10 16:46 :N902i :☆☆☆
#252 [三ッ葉]
――
新「中一の時……笙吾にずっと好きな人がいるって事を知った―
それから…
中二ぐらいの時だっけ?……恋愛に関してはきっちりしてて、
誰に告られても付き合わなかった笙吾が…
急に告って来たある一人の女と付き合ったんだ…
俺が思ってた通り
長くは続かなかったけど………
その女を笙吾がフッた時、
"お前なんか顔だけだしッ―――!!"
っていう捨てゼリフを吐いていった――
それから笙吾は女に軽くなったんだよ……」
―――…
:07/01/10 22:38 :N902i :☆☆☆
#253 [ゅぅ]
:07/01/10 22:54 :N702iD :☆☆☆
#254 [三ッ葉]
梨『えっ!?
そんな事が……………でも、私には笙吾先輩のやった事あまり理解ができません―――
好きな人を何で思い続けなかったんでしょうか――――??』
新「俺に聞くなよ;;」
梨『そうですね;笑
すみません……』
新先輩は私の頭を軽く叩いて立ち上がった――…
新『そろそろ戻るかぁ……』
:07/01/10 23:10 :N902i :☆☆☆
#255 [三ッ葉]
:07/01/10 23:18 :N902i :☆☆☆
#256 [まあ]
いつも見てます
頑張って下さいね★
:07/01/11 00:00 :P903i :☆☆☆
#257 [三ッ葉]
:07/01/11 00:31 :N902i :☆☆☆
#258 [ぇり]
:07/01/11 00:43 :P701iD :☆☆☆
#259 [まあ]
初めまして
★
何回も
しよ思ってて
今になってもて、、、笑
更新楽しみに
してるからね
:07/01/11 01:39 :P903i :☆☆☆
#260 [涙君ソ]
あげます
:07/01/11 02:35 :W41S :☆☆☆
#261 [三ッ葉]
:07/01/11 08:04 :N902i :☆☆☆
#262 [三ッ葉]
>>254から
☆
私も座っている冷えた体を起こした
梨『はいッ!!
先輩……本当に有難うございましたッ…//』(ニコッ
新「別になんもしてねえよ……」
(笑顔がやべぇ…//
新先輩は、スタスタと先にでていく―――
私は、その後をヒヨコの様についてった
ガチャリッ――
新「またココに来たかったら俺に言えよ…開けてやっからさ……」
梨『はいッ!ぜひッ!!!』
.
:07/01/11 18:29 :N902i :☆☆☆
#263 [三ッ葉]
:07/01/11 18:32 :N902i :☆☆☆
#264 [三ッ葉]
━━━━━……‥
梨「新先輩……それじゃあ。」
私は、自分の部屋の前に着きドアを開けようと手を伸ばした
新先輩は何かを思い出したかのように
新「あ……
――…俺的に、梨緒が来てから変わったような気がするかも……」
と言ってさえぎる―…
梨『え…ッ??』
――何がどう変わったの??
自分が
鈍感な奴だということにすら気付いていない私には
意味が分からなかった――…
:07/01/11 19:39 :N902i :☆☆☆
#265 [三ッ葉]
そんな様子をみて
新「梨緒って何考えてるか分かりやすいだけじゃなくて、鈍感な奴なんだな……;;笑」
新先輩は、からかうように笑って部屋にもどっていった―――――
梨『え??』
その言葉の意味すらも解読不能だった;;
…
:07/01/11 19:46 :N902i :☆☆☆
#266 [三ッ葉]
.
部屋に戻ると龍也はすでに寝ていた
起こさないようにお風呂に入ってからベットにもぐってケータイを開いてみる―――――
梨「あ………」
画面には
―受信メール2件―
と表示されていた…
:07/01/11 19:53 :N902i :☆☆☆
#267 [三ッ葉]
.
From::笙吾先輩
――――――――――――
オムライスめっちゃうまかった。
ありがとう。
今日はごめん……。
--END--
――――――――――――
笙吾先輩からのメール…
記号も何もなかった
私は、何となく返事を返さないままにした
:07/01/11 20:10 :N902i :☆☆☆
#268 [三ッ葉]
………。
あとの一件は、誰からだろう???
携帯のボタンをピコピコ押していく
梨「!!!」
思ってもいなかった人からメールが来ていた……
何回も来た人の名前を見直す
それでも間違いはなかった―――
送信元は
水城 潤
…………
:07/01/11 20:24 :N902i :☆☆☆
#269 [三ッ葉]
今から勉強なのでぇ
11時頃に更新再開しますネ
コメントなどあれば宜しくですッ笑:07/01/11 20:49 :N902i :☆☆☆
#270 [ゅレ1]
三ッ葉さン
勉強&更新お疲れさまです
大変ゃと思うケド頑張って下さレ1 :07/01/11 21:55 :N902i :☆☆☆
#271 [姫]
勉強大変ですね
わたしも受験生ですが《笑
更新頑張って下さい
楽しみにしてます(ハ・∀・
)+゚
:07/01/11 22:54 :SH700i :☆☆☆
#272 [三ッ葉]
:07/01/11 23:32 :N902i :☆☆☆
#273 [三ッ葉]
メールを開いてみる
From::潤
――――――――――――久しぶり
おぼえてるかなぁ
笑
夏休み入ったらそっちに遊びにいってもいい
こっちにいる梨緒の母さんが代わりに俺が顔見に行け
ってうるさくって……
――――――――――――
…………;;
:07/01/11 23:39 :N902i :☆☆☆
#274 [三ッ葉]
お母さん…潤になんてことを――…;;
クスッ――
でも、懐かしくてちょっと可笑しくて小さく笑ってしまう///
To::潤
――――――――――――ちゃんと覚えてるょッ
私のお母さんが迷惑かけてごめんね
私も、久しぶりに潤の顔みたいなぁ
夏休み、ぜひ来て
2
--END--
――――――――――――
と送った。
:07/01/11 23:48 :N902i :☆☆☆
#275 [三ッ葉]
龍也を起こしてしまわないため、携帯をマナーモードにして、音を鳴らなくした
えらいッ!私ッ(笑
数分すると返事が返ってくる―…
From::潤
――――――――――――俺も梨緒の顔久しぶりにみたいカモ
それじゃあ
夏休みにッ
--END--
――――――――――――
楽しみだなッ―…
このメールを見てすぐに眠りについた―――
:07/01/11 23:55 :N902i :☆☆☆
#276 [三ッ葉]
.
それから―――…
笙吾先輩は、前と同じように接してくれた
でも…
私は、普通にしゃべれなくなった――…
体が笙吾先輩を無意識に避けてしまう
部活をやってて
笙吾先輩と目があっても私は、そらしてしまう
私の中で、気まずい関係のまま……時は刻々とすぎていった――…
:07/01/12 00:03 :N902i :☆☆☆
#277 [三ッ葉]
━━━━━━……‥
━━━………‥
━━……‥
いつしか肌寒い季節は終わって、暖かい季節になっていた―――
制服も厚い生地の長袖のものから、薄めの生地で半袖のものに変わっている
夏が来たのだッ!!!!
夏といえば――…
!!夏休み!!
.
:07/01/12 00:10 :N902i :☆☆☆
#278 [三ッ葉]
ということで(?
今日は夏休みの前の日☆
校長先生の話を体育館で聞いていた―――
龍「あのハゲ校長ッ……話なげぇんだよ…;;」
後ろの方で小声で言っていた龍也の声が私の耳に届いた――…
確かにッ…;;笑
話長いよなぁ〜;
私もうんざりしていた
:07/01/12 00:28 :N902i :☆☆☆
#279 [三ッ葉]
たぶん生徒のほとんどは、そう思っているはずだろう――!!
だが、
そんな事を知るわけもない"ハゲ校長"は、頭をテカテカと光らせながらおかまいなく話を続ける……
《いい加減に終われ―――――ッ!!!!!!!!》
私は、心の中で大きく叫んだ;;
:07/01/12 00:39 :N902i :☆☆☆
#280 [三ッ葉]
それが届いたのか、やっと校長の話が終わった―――――……
ホッ……
やっと終わったあ;;
ちなみに――
校長の話の所要時間は
30分
だった……;;苦笑
体育館から生徒がぞろぞろとでていく
私はその流れにそって栞と一緒に歩いていった
:07/01/12 00:46 :N902i :☆☆☆
#281 [リナ]
:07/01/12 01:04 :SH901iS :☆☆☆
#282 [三ッ葉]
:07/01/12 01:20 :N902i :☆☆☆
#283 [リナ]
:07/01/12 01:42 :SH901iS :☆☆☆
#284 [三ッ葉]
:07/01/12 02:17 :N902i :☆☆☆
#285 [三ッ葉]
>>280から
体育館をでるとやけにざわついている様な気がした
まっこれが普通か…
ドンッ―――
梨『……ッ!!あ…すみません;;;』
進んでいると急に誰かとぶつかってしまった……
栞「何で皆進まないの…??」
栞の言葉に気付いて周りを見渡した
皆足を止め、何かを見て騒いでいたのだ―――…
:07/01/12 02:26 :N902i :☆☆☆
#286 [三ッ葉]
さっきのは、私がぶつかったんじゃない――…
前の男子が急に足を止めたので進んでいた私とぶつかるわめになったんだ…
それはそれで置いといて――――
梨『前、見えないから何が起こったのか分かんないッ!!!』
栞「無理矢理すすめ―――ッ!!笑」
栞は、私の体を無理矢理押して人込みの中を掻き分けて前進していく;;
:07/01/12 02:32 :N902i :☆☆☆
#287 [三ッ葉]
進んでいる途中に女子の声が聞こえてきた
「誰ぇあの男ー??」
「この学園の人じゃないよね!?」
「なんか爽やかそうで格好良くない??」
――………??
一体どんな人が来てるんだ?????
バッー
私達は、人混みの渦からやっと抜け出す事ができた
遠くの方で誰か立っているのが見える――
:07/01/12 02:38 :N902i :☆☆☆
#288 [三ッ葉]
栞「誰〜あれ??」
梨『わからない
てか私、遠くてよく見えないや―……』
私は、目を細めて焦点を合わそうとした
その男の人は少しづつ歩いて近づいてくる――
そして
何かに反応して大きく口を開けた――!!!
「り〜お〜ッ!!!」
男は手をふりながらそう言った!!!
は??
:07/01/12 02:49 :N902i :☆☆☆
#289 [三ッ葉]
"りお"ッて何??
"りお"って誰の事ッ!??
誰を呼んでるのッ???
栞『あの人"梨緒"の事呼んでるんじゃないッ!??』
栞は、そういって私の背中をペンッと叩く
そっかぁ〜私の事なのかぁ!!!!
私??…私――――!!!!
梨『えっ私ッ!?!?;;』
大きな声をあげてしまった―――。
:07/01/12 02:58 :N902i :☆☆☆
#290 [三ッ葉]
「そうそう、梨緒のことだよ!!!!」
その男が誰かわかった!!
梨『潤ッ!?!?』
潤「正解です!笑」
ガバッ――
私は、思わず潤に抱きついてしまった――…
潤「ちょっ……///
梨緒???」
潤はあたふたとする…
:07/01/12 08:11 :N902i :☆☆☆
#291 [リオ☆]
朝から更新してる〜P
続き楽しみに待ってるね〜
:07/01/12 09:06 :W32T :☆☆☆
#292 [三ッ葉]
梨『あっごめん…!!
久しぶりに顔みれて嬉しくてつい…///』
私は、すぐに手を自分の体の後ろに隠した
公の場で何してんの私ッ!!;
潤「ところで周りにいる大勢の人は何……?」
潤が声をひそめて聞く
梨『何って、潤が急に来るからでしょ;;』
私もつられて声をひそめた
潤「俺のところはもぅ夏休み始まってるんだ!
だから、てっきり――梨緒も夏休みに入ってると思って………;;」
:07/01/12 17:12 :N902i :☆☆☆
#293 [三ッ葉]
梨『そうだったの!?
夏休みは明日からなんだよ…;
潤…皆に見られまくってるよ?;笑』
私は、片腕で潤の脇腹をこづいた
「お前もだろ。」
後ろから声がする……
:07/01/12 17:19 :N902i :☆☆☆
#294 [三ッ葉]
梨『え?』
新「だーかーらッ…お前も見られてんだって!!;
つか、そいつ誰??
彼氏〜??」
新先輩は、いやらしい笑みを浮かべて私に近づいてくる;;
そんな新先輩の横に
亜梨沙先輩、龍也、栞
そして
笙吾先輩
がいた――…
……………。
:07/01/12 17:32 :N902i :☆☆☆
#295 [三ッ葉]
私が黙っていた所為で、新先輩には潤が口を開いた――――
潤「彼氏だとしたらどうしますか??笑」
笙吾先輩と龍也と新先輩以外は、目を見開いておどろいた表情をした――
梨『!!
ちょっ…潤ッ……!!』
栞「ちょっとお〜彼氏いるなんて私聞いてないよッ!!!!!!」
私の声は、栞の声で隠れてしまう――
:07/01/12 17:45 :N902i :☆☆☆
#296 [三ッ葉]
:07/01/12 17:50 :N902i :☆☆☆
#297 [リオ☆]
実ゎ…そぅなんです
潤が『りお〜』って呼んでるトコで気付いたんですょ〜ホ
勉強と両立で大変だと思うけど頑張ってねP
:07/01/12 18:22 :W32T :☆☆☆
#298 [三ッ葉]
:07/01/12 22:59 :N902i :☆☆☆
#299 [三ッ葉]
>>265から
私が戸惑っていると
パチッ―
笙吾先輩と目が合う
梨『あ…の……』
笙「何だよ??」
何だか笙吾先輩はちょっと恐いオーラをかもしだしている………
先輩はすぐに私から目をそらした―――
やばい……
けっこうキツイ―…
:07/01/12 23:23 :N902i :☆☆☆
#300 [リナ]
はろ-
昨日見てから
常チェキラ☆してまっす
笙かっけ…
:07/01/12 23:30 :SH901iS :☆☆☆
#301 [三ッ葉]
そんな時――…
「お前等早く寮に戻れよ――――ッ!!!」
先生がそう叫んで集まっていた人は、皆はゆっくりと寮に戻っていく―――……
そして、先生は私達の姿見つけて近寄ってきた…
「そこの君は誰や?
みた感じは、この学園の生徒じゃないらしいけど―…」
先生は、怪しい人を見るような目付きで潤にたずねた
潤「宝生学園の二年の水城 潤です。
こちらの学園の楠未さんに逢いにきたんですけど……………」
:07/01/12 23:35 :N902i :☆☆☆
#302 [三ッ葉]
:07/01/12 23:49 :N902i :☆☆☆
#303 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
初めましてェ
今日はもう書かないンですかぁ??!
又明日できれば書いて下さいネ
続きがめっちゃ気になるし、早く読みたぁい
でも主サンのペースで頑張って下さいネ
:07/01/13 00:46 :P902i :☆☆☆
#304 [三ッ葉]
:07/01/13 01:30 :N902i :☆☆☆
#305 [三ッ葉]
>>301から
━━━━━━━……
━━━━━━…
先生との話し合いで、潤は私達の部屋に泊まることになった…
先生は、今日の夜だけ私が栞の部屋で寝ていいと言ってくれた!!!!
じゃないと、
"一部屋に男が二人と女一人って…;;"
その後、いつものメンバーで私と龍也の部屋に集まった
亜「まず、自己紹介しよっか!!
私、二年の卯月 亜梨沙」
亜梨沙先輩がきりだしていく
:07/01/13 08:40 :N902i :☆☆☆
#306 [三ッ葉]
新先輩、栞、龍也の順に自己紹介していく――…
亜「次、笙吾だよッ!?」
笙吾先輩の顔の前で手をひらひらさせる
笙「え……あ〜俺、
二年の有馬 笙吾ね…よろしく。」
龍「先輩、何か元気なくないっすか??」
笙「そんな事ねぇよ??」
私も龍也と同じ事を思っていた―
:07/01/13 08:46 :N902i :☆☆☆
#307 [三ッ葉]
潤「俺は、水城 潤っていいます!!
梨緒とは中学の同級生で、家が隣でした。」
潤は、笑顔で淡々と喋っていく
新「え??彼氏じゃないんだ〜…」
梨『だからッ!違いますって!!!!!』
私は、新先輩に必死になって言った
笙吾先輩に勘違いされると嫌だし――…///
:07/01/13 08:57 :N902i :☆☆☆
#308 [三ッ葉]
:07/01/13 10:54 :N902i :☆☆☆
#309 [シ未来シ]
もちメ読んでますx
更新待ってます(^皿^M)イヒヒ
:07/01/13 11:04 :W42K :☆☆☆
#310 [ゅぅ]
:07/01/13 11:05 :N702iD :☆☆☆
#311 [ゅレ1]
みてますょ
更新頑張ってくださレ1 :07/01/13 11:12 :N902i :☆☆☆
#312 [三ッ葉]
:07/01/13 12:27 :N902i :☆☆☆
#313 [三ッ葉]
笙吾先輩が気になって視線をこそっと向けてみる
バチッ――
あッ………
目、合っちゃった///
梨『あッ…あの、本当に付き合ってませんからね………??』
誤解されてるかもしれないからもう一度言ってみた
笙「……それが何??
何でわざわざ言いにくんの????」
冷たく返される……
ズキンッ……
:07/01/13 12:32 :N902i :☆☆☆
#314 [三ッ葉]
梨『そ…れは…』
新「梨緒、潤と一緒に中学の話聞かせてよ!!」
新先輩が話を変えてくれた――――
梨『あ…はいッ!!』
心に小さなひびが入ってしまったまま、元気をだして喋った――…
笙「…………」
:07/01/13 12:38 :N902i :☆☆☆
#315 [三ッ葉]
━━━━……
潤「梨緒は、雷がダメな奴ですよ〜!」
いきなりそんな話をだしてくる
梨『そんな話別にいいじゃんか〜!;;』
潤は、かまわず話を続ける――…
潤「梨緒は、夜は両親の仕事の都合でいつも家で一人だったんです。
だから、雷が光った時には必ず半泣きで俺の家に来て…………しがみついてくるんですよ;;笑
寝るまで一緒にいないとダメで……本当に大変な奴なんですよ、梨緒は!!笑」
なんて事をいうのよ……潤って奴はッ―///
:07/01/13 12:51 :N902i :☆☆☆
#316 [三ッ葉]
龍「半泣きでしがみつくって………プッ!笑
そん時、もう中学生なんだろ〜;笑」
栞「梨緒って以外に子供なんだね〜☆」
皆、笑っていた――…
笙吾先輩をのぞいてだけど……………
梨『そんなに笑わないでくださいよッ……///』
私は、顔を赤くして言う
潤「後…急に遊ばされたり、一緒に写真撮らされたり………ふりまわされっぱなしでした;;笑」
ガタッ――
:07/01/13 12:58 :N902i :☆☆☆
#317 [三ッ葉]
.
笙「俺、体だるいから自分の部屋もどっとくわ!!」
と言ってでてってしまった―――…
…
梨『なんか……今日の笙吾先輩、おかしい……』
小声で言った
新「あ〜あいつ、朝からしんどいって言ってたから〜気にすんな!!」
新(嘘だけど…☆笑
梨『そう…ですか』
:07/01/13 13:06 :N902i :☆☆☆
#318 [三ッ葉]
━━━━━……
それから皆と話し合って、明日は潤と皆と一緒に
☆遊園地☆
に行くことになった!!!
皆部屋へ戻ろうとする
新「笙吾には、俺から言っとくわ」
梨『そうですか…
龍也〜ッ潤に変な事しないでね!?笑』
龍「するかッ……馬鹿!!」
亜「はいはい、喧嘩しないように!!笑
それじゃ、明日ね☆」
亜梨沙先輩はウインクをして部屋に戻っていった
:07/01/13 13:17 :N902i :☆☆☆
#319 [三ッ葉]
私と栞も部屋に戻った――…‥
栞と一緒に部屋を使っている女の子は、スウ―と寝息をたててねていた……
私達は、寝る準備をしてから一つのベットに二人で潜っていた
栞「明日、楽しみだね〜☆」
梨「そうだねッ!!
龍也にアタックがんばってね☆笑」
栞「なッ……///
分かってたの??///」
栞は、動揺する
梨『だって……分かりやすいもん!!笑』
:07/01/13 13:26 :N902i :☆☆☆
#320 [三ッ葉]
栞「梨緒もだけどね……;;;笑」
梨『え??』
栞「何でもな〜いッ!
おやすみッ♪」
梨『??…??……おやすみ……』
二人で潜るベットの中はいつもより暖かい……
……
私達は眠りの世界に入っていった―――
:07/01/13 13:32 :N902i :☆☆☆
#321 [三ッ葉]
次の日の朝〜♪
私は栞と一緒に潤と龍也を誘ってから朝食を食べに食堂へ向かった――
ガヤガヤッ……
食堂はいつもの様ににぎわっていた
好きな品をとって歩いてると、先輩達を発見したのでその場所に歩いていく――…
潤が隣にいてるおかげで視線を浴びるハメになる;;
梨『…;;』
:07/01/13 14:47 :N902i :☆☆☆
#322 [三ッ葉]
私達は、席に腰を下ろした
私の前には、笙吾先輩が座っていた
気まずいのは嫌だな;;
笙「おはよ〜☆」
ありッ??
今日はいつもの笙吾先輩だ………
私も避けずに返さないとッ……!
梨『お早うございます☆』
笑顔で返した
:07/01/13 14:54 :N902i :☆☆☆
#323 [三ッ葉]
今日の始まりはいい感じッ!!!!
楽しくなりそうだなぁ〜
早く時間がたてと私の心が急かした―――…‥
.
:07/01/13 15:00 :N902i :☆☆☆
#324 [三ッ葉]
時間は、当然過ぎていく―――――
私は用意をして寮の前に走っていった――ら、
栞「梨緒、一番遅いッ!!」
と言葉と一緒にデコピンをくらった
梨『いッ……遅れてすみません;;』
私はおでこを押さえながら、頭をペコペコとさげた
笙「謝んなくていいっつ〜のッ!!!はい、出発☆」
と、いうことで遊園地に向かった――…
:07/01/13 15:08 :N902i :☆☆☆
#325 [三ッ葉]
歩いている途中で一人ずつ目をやる――…
梨『皆……私服だとイメージ少しかわるなぁ……
格好いいし、可愛い…
私だけ子供っぽいな〜;;』
思っていた事を知らないうちに言葉にしていた;;
すぐに自分の口を手でおおった
皆はきょとんとしている
でも……
笙「はっ……十分梨緒も可愛いじゃん!!」
笙吾先輩は、一笑いしてから何の恥じらいもなくそう言った………
:07/01/13 15:59 :N902i :☆☆☆
#326 [雪b]
三ッ葉サン初コメですc
やっぱおもしろいですイ最後まで頑張って下さいZ
:07/01/13 16:36 :W41SA :☆☆☆
#327 [三ッ葉]
――――ッ!!
こっ…こんな言葉、普通の人に言われても恥ずかしいのに……//
笙吾先輩に言われたら―――ッ/////
笙『はいッ!顔が真っ赤な梨緒、一丁あがり〜☆』
新「からかうのやめろって……ッ!!笑」
梨『………ッ////』
やっぱり顔赤くなってたんだ……///
てか……笙吾先輩にからかわれたのか;;
:07/01/13 16:42 :N902i :☆☆☆
#328 [三ッ葉]
:07/01/13 16:44 :N902i :☆☆☆
#329 [三ッ葉]
そうだよね―…
笙吾先輩は、私にとっていつもドキッとさせる事ばっかりするから
笙吾先輩にとっては、深い意味は無いんだろうな――――……
ちょっと悲しい;;
潤「俺も可愛いと思うよ〜☆」
梨『えッ……??潤までからかわないでって……///』
潤「からかってなんかない」
梨『ぅ………///』
…………。
:07/01/13 16:54 :N902i :☆☆☆
#330 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
:07/01/13 16:59 :P902i :☆☆☆
#331 [三ッ葉]
:07/01/13 17:03 :N902i :☆☆☆
#332 [三ッ葉]
>>329から
━━━━……‥
遊園地につくと、結構すいていた!!!
私たちは、
"絶叫マシーンを全部乗り尽くす"
ことを目的にテンションをあげて遊園地をまわっていく―――…‥
ジェットコースターでは、全く怖くないけど皆で
《きゃ―!!!》
と悲鳴をあげたりもした!!笑
:07/01/13 17:10 :N902i :☆☆☆
#333 [三ッ葉]
:07/01/13 17:16 :N902i :☆☆☆
#334 [三ッ葉]
それから――
☆コーヒーカップ☆
に乗って"一年チーム"と"二年チーム"で、どっちが早くまわせるかを競ったりした……笑
結果は、二年チームが勝った……☆
負けた龍也、栞、潤、私は、先輩達にアイスクリームをおごる事に――…;;
なので、
私と栞が代表してアイスクリームを買いに言った
:07/01/13 17:26 :N902i :☆☆☆
#335 [三ッ葉]
━━━━……‥
栞「アイス、買ってきました〜♪」
私達は、カップに入ったアイスをトレーごとテーブルにおいた
梨『いろんな種類買ってきたんで選んでくださいね!!!!!!』
「ありがと〜」
先輩達がそう言ってアイスを食べる
梨『潤はこの味好きだったでしょッ?!!』
私は、チョコミント味のアイスを潤に差し出した―――…
:07/01/13 17:35 :N902i :☆☆☆
#336 [三ッ葉]
潤「覚えてるんだ…」
梨『もちろん☆』
潤「たしか梨緒の好きな味のアイスって……」
梨、潤「『ストロベリー☆』」
私達は、声をそろえて言った
梨『なんだ…潤も覚えてんだね!!笑』
こんな事で二人で笑っていた―…
私は、アイスをスプーンですくって口に運んだ
:07/01/13 17:44 :N902i :☆☆☆
#337 [三ッ葉]
私が口に入れる前に
「も〜らいッ☆」
パクッ――
梨『しょッ……笙吾先輩!!プリンの次は、アイスですかッ……////??』
笙吾先輩が、私の後ろから顔をだしてアイスを食べたのだ;;
確か、前もあったよ…こんな事////
笙「ごめんねッ☆」
そういって舌をペロッとだして笑った――――
……ッその顔は反則だよ///
:07/01/13 17:53 :N902i :☆☆☆
#338 [三ッ葉]
梨『……///』
何も言い返せないや;;
ガタッ
亜梨沙先輩が立ち上がる
亜「ちょっと別行動にしてみよっか☆?」
そんな訳で、潤と私、栞と龍也、先輩達、ていう組分けになった
梨『潤いこっか!!』
潤「行くか〜!!」
私は、潤と行く際に栞に口パクで
《良かったね☆》
と言うと、栞は笑ってピースサインをだした!!
:07/01/13 18:06 :N902i :☆☆☆
#339 [三ッ葉]
━━━━……‥
私達は、アトラクション乗ったり、ショーをみたりした
梨『足…痛いかも;;』
ところが
長い時間歩いていたので、足は悲鳴をあげていた;;
潤「そっか、じゃあどっかで休憩しよ!!」
潤は手を差し伸べる
梨『潤、ありがとッ!!』
私は、手を受けとった
ザァ――…
きた場所は、遊園地の中の海が見える人気の少ないところ……
:07/01/13 18:23 :N902i :☆☆☆
#340 [三ッ葉]
私達は、ベンチに座った
.
潤「なんかさ……梨緒は、全く変わってないよね………」
潤が大人な口調で言う
梨『わッ…私だって一応成長してるのにぃ;;
私は、潤が更に男っぽくなったなって思った!!』
そう言うと潤が私の方を向く
潤「"変わってない"って……そんな意味でいったんじゃないよ……
梨緒の気持ちの事…」
梨『え??』
私は、首をかしげた
:07/01/13 18:32 :N902i :☆☆☆
#341 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
B度目コメッス
てか又更新されてる!!
メッッッチャ面白い
頑張って更新して下さいネ
:07/01/13 20:34 :P902i :☆☆☆
#342 [蜜蜂]
:07/01/13 20:50 :PC :☆☆☆
#343 [三ッ葉]
:07/01/13 22:00 :N902i :☆☆☆
#344 [雪b]
三ッ葉サン~また読んでます@
勉強ですかぁDすごいですね
小説と勉強の両立ゎ大変だと思いますが頑張って下さいQ
:07/01/13 23:45 :W41SA :☆☆☆
#345 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
:07/01/13 23:55 :P902i :☆☆☆
#346 [三ッ葉]
:07/01/14 02:31 :N902i :☆☆☆
#347 [三ッ葉]
>>340から
潤がベンチから立ち上がる
潤「梨緒立って…」
梨『う、うん』
私が立ち上がると潤は、私の後ろに回った――
シャランッ……
私の首に何かかけられる――…
それは、
ハートの可愛いネックレスだった――……
梨『潤……これ…』
潤「もらってやってよ…」
夕日がネックレスを夕日色にキラキラと輝かせる――…
:07/01/14 02:39 :N902i :☆☆☆
#348 [三ッ葉]
潤「俺の気持ちは、相変わらず受け取ってもらえないんだから、コレは受け取ってよ……」
ここに来る前の時――
私は、潤に告白されたんだ…‥
気持ちは受け取れなかったけど……………
梨『あ…あの時は、ごめんなさい……』
私は、顔を俯かせた
潤「謝んないで………今日一緒にいて、梨緒が今でも笙吾先輩を好きなのはわかった―
でも、まだすっぱり諦められない自分がいるんだ…
今日で…今日で諦めるから―――ッ少し…このままでいさせて……」
ギュッ―…‥
梨『じゅっ……ん///』
潤に後ろから抱きつかれる………
:07/01/14 02:49 :N902i :☆☆☆
#349 [三ッ葉]
☆━━笙吾side━━☆
笙「ごめん、俺ちょっと休みてぇから―…二人で先いってて!!!」
と言って新等とは別をし、静かな所へ俺は行った―――……‥
―――……
なんか、潤って奴……俺が破った写真で梨緒と一緒に写ってた奴だよな??
"本当に付き合ってませんから"
って梨緒は言ってたし――…彼氏では無いんだよな??
笙「正気をたもて俺っ!!笑顔、笑顔〜♪……」
海の見える場所にきた……夕日の色に染まっている――‥
:07/01/14 03:05 :N902i :☆☆☆
#350 [三ッ葉]
ふと、目をやると
男女が抱き合っているのが見えた――…
おいおいっ;;
どこのカップルだよ;;
目を細めてみる――…
笙「………」
自分の見た光景に思わず足を後退させる
知らないカップルなんかじゃなかった
それは、
梨緒と潤――…
何だよっ…;;
本当は付き合ってんのかよ――…‥
俺の中で平常心が保てなくなる瞬間だった――…
:07/01/14 03:14 :N902i :☆☆☆
#351 [三ッ葉]
☆━━梨緒Side━━☆
潤の体を離す事ができなかった――…‥
何分かたつと潤の手が私から離れる
潤「ごめん……」
梨『……私、ジュース買ってくるねっ………!!!』
ダッ――
恥ずかしさのあまり、そう言ってぬけだした――
歩いていると笙吾先輩の姿が―――……‥
梨『……』
目が怖い………
:07/01/14 03:24 :N902i :☆☆☆
#352 [ゅぅ]
:07/01/14 03:28 :N702iD :☆☆☆
#353 [三ッ葉]
グイ――ッ
梨『えッ!?』
笙吾先輩に腕をつかまれて無理矢理ひっぱられた
―――――…
ガタンッ―…
何故か観覧車にのっていた――…
梨『先輩ッ…私、潤待たせてるんで―――』
先輩の腕に力が入る
梨『痛……』
笙「むかつく」
………
:07/01/14 03:44 :N902i :☆☆☆
#354 [三ッ葉]
:07/01/14 03:49 :N902i :☆☆☆
#355 [リナ]
:07/01/14 03:53 :SH901iS :☆☆☆
#356 [三ッ葉]
:07/01/14 04:02 :N902i :☆☆☆
#357 [妃芽]
久しぶりです♪覚えてますかぁ??笑
やっぱり三つ葉ちゃんの小説めっちゃ楽しい-゜+*(◎´∪`◎)★
私も笙ちゃんファンです☆
:07/01/14 11:17 :W43T :☆☆☆
#358 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
:07/01/14 11:45 :P902i :☆☆☆
#359 [三ッ葉]
:07/01/14 18:38 :N902i :☆☆☆
#360 [三ッ葉]
>>353から
梨『………』
笙「……」
沈黙が続く――…
相変わらず笙吾先輩が右腕を掴みっぱなしなので
左手は、ひんやりとしているのに右手は、何故だか暖かかった……
視線の移す場所に困り、観覧車のガラス張りの窓を見てみる
人が"蟻"みたいに見える
遊園地の敷地が全部見えて、地図をみているような気分になった――…
私は、顔を更に窓の方へとグイッと向けた
シャランッ―――
:07/01/14 23:34 :N902i :☆☆☆
#361 [三ッ葉]
梨『あ…』
私の首元のネックレス揺れて音をならす――…
笙「何それ??」
と、言ってネックレスに手を触れにきた
梨『…潤に貰ったんです』
その言葉のすぐ後に
笙吾先輩は、ネックレスから手を離した―――……‥
笙「ずいぶんラブラブなんだな;;
付き合っちゃえばいいのに――…‥」
……
:07/01/14 23:55 :N902i :☆☆☆
#362 [三ッ葉]
バッ―…
私は、自分から先輩に掴まれていた腕を振りほどいた
梨『先輩ッ――…それ本気ですか??』
笙「本気本気〜♪
つか、付き合ってんじゃねぇんだ??笑」
何それッ―――
昨日"潤とは付き合ってない"って……ちゃんと言ったのにッ!!
やっぱり先輩は"昔の約束"なんて、これっぽっちも覚えてないんだ――…;
:07/01/15 00:08 :N902i :☆☆☆
#363 [三ッ葉]
梨『…先輩は、私を平気で傷つける人ですね…………』
私は、観覧車が下について従業員の人がドアを開けた時に、冷たくあしらい、一言いってでていった
━━━━………
笙「お前が先に…傷つけたんだろーが――…」
梨緒が行ってしまった後、笙吾は霞んだ声でそう漏らした………
…
:07/01/15 00:17 :N902i :☆☆☆
#364 [スゥ]
:07/01/15 07:08 :D902i :☆☆☆
#365 [三ッ葉]
:07/01/15 17:19 :N902i :☆☆☆
#366 [三ッ葉]
>>363から
梨『はぁッ……ハァ……』
私は、観覧車から下りると走った―――…
笙吾先輩………
胸が苦しい――…
あんな約束なんてするんじゃなかった
今になっても普通は覚えてるはずないのにね――…
それでもずっと信じてたんだ…
ずっと…信じたかったんだ――
:07/01/15 23:39 :N902i :☆☆☆
#367 [三ッ葉]
涙がでそうになったけどこらえた………
歯を食い縛って走った
━━━━━……
━━━━…
潤「遅かったね……
あれッ?ジュースは??;」
梨『人がいっぱいならんでて、時間かかりそうだったから…………遅くなってごめんね??』
嘘をついた
潤「……。別にいいよ。
もう待ち合わせの時間じゃん!!!行こ〜」
私のヨタヨタとしか動かない体は、潤の手によって引っ張られて進んでいった――…
:07/01/15 23:47 :N902i :☆☆☆
#368 [三ッ葉]
.
栞「またぁ梨緒が遅いッ!!」
待ち合わせ場所に行ったなり、栞からまたデコピンをくらった
梨『ごめんなさい☆』
笑顔を作って謝った
チラッ――
まわりを見てみると無言なみの笙吾先輩が目に入る―――――
梨『…』
帰りは……
雰囲気が少し乱れながらも、何事もなかったのように話していた――――
もちろん、
ある二人をのぞいてだけど………
:07/01/15 23:59 :N902i :☆☆☆
#369 [三ッ葉]
:07/01/16 00:57 :N902i :☆☆☆
#370 [ぶー]
:07/01/16 01:13 :SH902iS :☆☆☆
#371 [三ッ葉]
:07/01/16 08:03 :N902i :☆☆☆
#372 [三ッ葉]
━━━━━……‥
梨『ん――……;;』
寮の部屋にもどってから、ずっと悩んでいた――
少し言い過ぎたよね
先輩が約束忘れちゃっても仕方ないもんね――…
あの時は、お互い
"子供"
だったんだから………
梨『後で謝りにいこう……かな…』
:07/01/16 14:50 :N902i :☆☆☆
#373 [三ッ葉]
☆━━笙吾Side━━☆
思ってもないこと口にしてもた………;;
でも、もぅ……
いい……
全てがだるい――…
梨緒から先に"約束"を裏切ったんだ
結局…潤とかいう奴とデキてたんだろ??
思い続けても叶わねぇなら
もぅ、どうでもいい……
……
:07/01/16 14:58 :N902i :☆☆☆
#374 [三ッ葉]
.
ガチャ――
ドアが開いた……
「笙吾……なんか元気ないね…………」
部屋に入ってきたのは
亜梨沙
だった……
その後に新は部屋からでていった……
笙「別に……」
亜梨沙は泣きそうな顔をして………
亜「私ッ――…私じゃダメなの??」
…………
:07/01/16 15:05 :N902i :☆☆☆
#375 [三ッ葉]
急で頭が止まりそうになる
笙「俺………」
亜「分かってるッ……ずっと好きな人がいるのも分かってる……
それが誰なのかも知ってるッ――――」
俺が口を開けた時に亜梨沙は、服の端をぎゅっと握りしめていう……
亜「それでもッ私は――――――――」
━━━━━…
心がボロボロな俺は、その後の亜梨沙の言葉にある決断をしてしまう……
後悔を死ぬほどすることになると分かっていても………
:07/01/16 15:13 :N902i :☆☆☆
#376 [三ッ葉]
☆━━梨緒Side━━☆
私の中で意志がまとまった
梨『龍也ッ…私、ちょっと謝ってくる!!』
私は、バッと立ち上がって歩きながら言った
龍「いってらっしゃい」
龍(謝るって…何に??
わかんねぇ…;;
梨『いってきます!!』
バタンッ……………
……
:07/01/16 15:19 :N902i :☆☆☆
#377 [三ッ葉]
.
………191号室………
笙吾先輩と新先輩の部屋の前――
ドアが少し開いていたので首を傾げて隙間から中をのぞいてみる―――…
梨「―――ッ!」
脳裏に目に写った情景がこびりついた……
グイッ―――
視界が何かに塞がれて真っ暗になる!!
:07/01/16 18:27 :N902i :☆☆☆
#378 [我輩は匿名である]
あげます
:07/01/17 00:24 :SH902i :☆☆☆
#379 [我輩は匿名である]
:07/01/17 07:34 :N902iS :☆☆☆
#380 [三ッ葉]
:07/01/17 16:14 :N902i :☆☆☆
#381 [三ッ葉]
>>377から
梨『………ッ…!!』
私は、そのまま誰かに視界を塞がれたままズルズルと体をもっていかれる
しばらくすると―――
動きが止まった……
「大丈夫か……??」
この声――…
私は、ゆっくりと目蓋を開いた……
:07/01/17 21:43 :N902i :☆☆☆
#382 [三ッ葉]
…
梨『あ……らた先輩…』
静かな廊下に小さく私の声が響く――
新「突然目塞いで悪い――…お前、さっき見たんだろ??」
あ…………
梨『見てないですよ??
何のことですか??』
新「嘘つけッ……
顔ひきつってるし……」
新先輩が私の腕をぎゅっと掴む――
:07/01/17 21:49 :N902i :☆☆☆
#383 [三ッ葉]
梨『……ッ!!
何でもありませんって!!』
バッー
新先輩の腕を振り払い、私は部屋へ早歩きをしていった…………
新「………」
思い出したくないよ……
:07/01/17 21:59 :N902i :☆☆☆
#384 [三ッ葉]
バタンッ……
龍、潤「おかえ…」
部屋に入ると龍也と潤の言葉など聞かないまま
私は、すぐにシャワーを浴びた…………
ザ―ザ―ザ―
いつもより体を力強くこすった――
すべて綺麗に洗い流したつもりでもまだ残っている物があった――
梨『……なん…で…?』
何で……
何で一緒に洗い流せないの――…
:07/01/17 22:06 :N902i :☆☆☆
#385 [三ッ葉]
………
何度流しても消えない
頭にこびりついてとれないもの―――…
それは……
笙吾先輩と
亜梨沙先輩の
"キス"
……………
私の心は、ぐっさりと抉りとられていた――
:07/01/17 22:13 :N902i :☆☆☆
#386 [三ッ葉]
次の日━━━━…‥
昨日の見たものは夢なのかなぁ―――…‥
なーんて、思いたいけど頭の中では分かり切ってる
あれは
現実だ
………………
梨『………嫌だ…ょ』
涙を堪える
龍「また何かあった?」
横を振り替えると龍也が起きていた……
:07/01/18 07:58 :N902i :☆☆☆
#387 [三ッ葉]
梨『う…ううん!!
大したことじゃないの
それより、今日潤帰っちゃうんでしょ??』
潤「え……あ、うん」
潤もムクッと起きてきた
龍「とりあえず、皆で朝飯たべにいこ☆」
潤「うん」
皆…………
笙吾先輩と亜梨沙先輩もいるんだ――…
梨『………うん…』
鉛のような体を食堂へと進ませた
:07/01/18 08:03 :N902i :☆☆☆
#388 [三ッ葉]
━━━食堂━━━
いつもの席には、新先輩と栞しか座っていなかった
龍『おはようございますッ!!!―――って、あれ?
あと二人の先輩はどうしたんですか??』
龍也が座ったなり、新先輩に問いただす……
新「あ――…二人なら遅れて来るって………」
龍「そっ……すか」
龍也が何かに視線を送って違和感をかんじているような表情をみせる………
新、栞、梨、龍、潤「……………!!!」
:07/01/18 17:25 :N902i :☆☆☆
#389 [-3-,,,]
+D。・゚E(ー)⌒。・゚D+
ゃっぱリめッちャ,面白L1
+D。・゚E(ー)⌒。・゚D+
応援∪てるだッチャヘト∀-*x)ケ
:07/01/18 21:36 :W42K :☆☆☆
#390 [三ッ葉]
:07/01/18 23:35 :N902i :☆☆☆
#391 [三ッ葉]
>>388から
亜「おはよッ♪」
笙「…おはよッ…」
現れたのは、笙吾先輩と幸せそうな顔をしている亜梨沙先輩だ
しかも、手をつないで………………
ズキッ――梨『……』
:07/01/18 23:50 :N902i :☆☆☆
#392 [三ッ葉]
栞「え………何で手つないで………??」
栞が口を開く――…
私は、どういう意味を差してるのか分かるよ……
一緒に手をつないで来る行為――――…
つまり
亜「えっ……とですね…////付き合っちゃいました!!!」
"恋人"
亜梨沙先輩は、頬を赤らめて屈託のない笑顔をみせた
:07/01/18 23:55 :N902i :☆☆☆
#393 [三ッ葉]
シ―…ン…
食堂が一瞬静まる―…
その後にすぐにどよめいた
ビキビキッ…
パリンッ…
その騒ぎの中で私の中の何かが音をたてて砕け散った――…
誰にも聞こえない
自分にしか聞こえない音……………
喉が押し潰された感覚に教われ声がでなかった…
梨『……ッ…』
新「―…‥」
:07/01/19 00:08 :N902i :☆☆☆
#394 [三ッ葉]
━━━━…‥
あの後、涙を流してしまわないように懸命に平然をまとって食事をとった…
潤「短い期間だったけど、お世話になりました!!
遊園地、すごい楽しかったです☆」
潤とは、そろそろお別れの時間がきた――
お別れなんだから、笑顔で元気にしなくちゃ!!
梨『また来てねッ☆
お母さんにもよろしく言っといてほしいなッ!!』
私は、ネックレスを制服の中から手でつまんでから、ゆらして輝かせた
笙「………」
:07/01/19 00:19 :N902i :☆☆☆
#395 [我輩は匿名である]
:07/01/19 00:48 :SH902i :☆☆☆
#396 [-3-,,,]
もちろん
最後マデ見ます$⌒E[]E⌒$
頑張ってくださL1フフフ
:07/01/19 07:00 :W42K :☆☆☆
#397 [リナ]
:07/01/19 09:27 :SH901iS :☆☆☆
#398 [三ッ葉]
:07/01/19 16:47 :N902i :☆☆☆
#399 [めい]
:07/01/19 17:53 :N902i :☆☆☆
#400 [ななx]
400ス
あげぇ
:07/01/19 19:11 :W31K :☆☆☆
#401 [三ッ葉]
上の方にのせてある
感想板
の方デ、
めい
サン
ななサン
に、コメントの返事しますネ
:07/01/19 21:28 :N902i :☆☆☆
#402 [三ッ葉]
>>394から
潤「あ……それさっそく付けてくれてるんだ!!
ありがとう♪」
潤がにかっと笑った―…
栞「潤くん!!
私達のこと、忘れないでね!!」
栞が潤の手をぎゅっと握った――…
すると、
龍「栞の変態……人の手勝手に握んなよッ!!」
龍也がからかいながら栞の手を潤の手から他にやった
あれ……?
:07/01/19 23:23 :N902i :☆☆☆
#403 [三ッ葉]
……私は、何かに感付いたけれど今は触れないでおくことにした
━━━━………
梨『潤ッ……私、駅までついてくよ』
潤「そぅ?別にいいのに………」
梨『いくのッ!!!』
その後に潤は皆とお別れをした……
私と潤は、駅までの長いようで短いような駅まで話をしながら歩いた――…
:07/01/19 23:28 :N902i :☆☆☆
#404 [三ッ葉]
:07/01/19 23:31 :N902i :☆☆☆
#405 [三ッ葉]
駅で次の電車が来るのを待っていた―…
潤「あのさ………笙吾先輩と羽月先輩のこと―…」
梨『だっ…大丈夫ッ!!
私、あんまり気にしてないからッ♪』
もちろん嘘だ…
本当は、気にしすぎて心に穴が空きそうなくらいだよ――…
潤「………」
梨『ちょっと、黙らないでよ〜;;』
私は、潤を手で軽くつく
:07/01/20 03:04 :N902i :☆☆☆
#406 [三ッ葉]
プルルル……
電車がきた―…
車両の入り口に潤は、足を踏み入れた
潤「じゃあ、ばいばい
絶対忘れんなよ〜!!」
梨『忘れないよ!!
ばいばい……潤……』
プシュ―――
ドアが閉まった
私は、笑顔で遠ざかっていく潤にずっと手を大きく降り続けた……
ばいばい…潤…
:07/01/20 03:11 :N902i :☆☆☆
#407 [三ッ葉]
とぼとぼと寮に戻っていると…………
あの、トイレの事件の時にかかわった女の先輩達がいた……
「ちょっと来てほしいな」
笑顔でそう言われた
……のに、怖く感じる;;;
梨『……』
私が黙っていると、無理矢理体を押されて体育倉庫の裏まで来さされた
また何かされんのかな;;;
:07/01/20 03:16 :N902i :☆☆☆
#408 [三ッ葉]
「かわいそーに
笙吾に振られちゃって…………クスッ」
体育倉庫の裏に来て、先輩に言われた言葉はこれだった―――…
梨『ふられてなんか……』
そう反論した
でも、本当は振られているのと同じようなものだってことは分かっている
「亜梨沙が笙吾の相手じゃ、私達も何も言うことないし!!」
「お似合いよね〜」
「梨緒ちゃんには、遊びにきた男のこがいるしね?」
潤のこと??
:07/01/20 03:25 :N902i :☆☆☆
#409 [三ッ葉]
梨『潤はッ……彼氏なんかじゃありません!!』
先輩達は、私の事を哀れな人をみる目付きでみていた
しかし、
すぐに目付きはきつくなる――!!!
「やっぱり、アンタむかつくッ!!何かしてやんねーと、腹の虫がおさまらねーっつーの!!」
その言葉のすぐ後に髪の毛を鷲掴みにされた
梨『――ッ…』
痛みをこらえた
:07/01/20 03:30 :N902i :☆☆☆
#410 [三ッ葉]
「もぅ笙吾には、亜梨沙がいるんだから助けにもこないでしょ……」
目の前に先輩の拳がふりかかってくる――!!
反射で目をきつくつむった!!
「ストーップ☆」
………??
上の方から声がした…
:07/01/20 03:35 :N902i :☆☆☆
#411 [菜緒]
主サン。初めまして
毎日見てます
仕事上この時間にしかこれませんが今日は生更新が見れてカナリ嬉しいです
ワラ)本当は感想版にコメントしないとダメなんですよね
??
ごめんなさい
次からは気をつけます
タダ今日はこの嬉しい気持ちを伝えたくて,,,
応援してるので主サン頑張って下さい
:07/01/20 03:41 :SH901iC :☆☆☆
#412 [三ッ葉]
私が上に目をやると
「新………ッ!!!」
女の先輩がそういって血相を変えた
新「この子の護衛は、笙吾だけじゃねぇよ??
密かに俺もいてたりして☆笑」
ザッ――
新先輩は、体育倉庫の屋根の上に立っており靴についた砂を女の先輩達に向ってかけた
女の先輩達は、負け犬のようにキャンキャンと逃げていった
女の先輩を睨む新先輩は鋭い目付きで、私の足を震わせるくらいだった……
:07/01/20 03:43 :N902i :☆☆☆
#413 [三ッ葉]
:07/01/20 03:53 :N902i :☆☆☆
#414 [ひー]
まってまーす
:07/01/20 11:24 :N901iS :☆☆☆
#415 [三ッ葉]
:07/01/20 12:23 :N902i :☆☆☆
#416 [三ッ葉]
トッ――…
新「護衛成功―…大丈夫?」
新先輩は、屋根から飛び降りて私の頭を撫でた
梨『…あ、有難うございます!!!何で屋根なんかに;??』
私は、眉を曲げて言った
新「待っててやった…」
梨『え?』
待っててやった…
って…待つ場所がおかしいでしょッ;;;
頭の中でビシッとつっこんだ
:07/01/20 12:34 :N902i :☆☆☆
#417 [三ッ葉]
新「今度は海に遊びにいくことになった」
え………
なんか嫌だな;;;
梨『は……はい』
私は、こくっと頷いて言った………
新「………」
新(こいつ…無理しすぎだろ……;;
:07/01/20 12:37 :N902i :☆☆☆
#418 [三ッ葉]
━━━━━━……
ザ…ザン……ザザッ
時間はたつわけで……
私達は、海にやってきた
もちろん、笙吾先輩と亜梨沙先輩も一緒……
はぁ………
見てんのつらいなぁ
栞「それじゃあ、泳ぐということでッ着替えてきま〜す☆」
そう……
海ということは、泳ぐということで………
水着;;
梨『……;;』
額に汗が滲むのが分かった;
:07/01/20 12:44 :N902i :☆☆☆
#419 [三ッ葉]
…………………
……………
着替えた後、日差しの照りつける砂浜にいった
そこには、着替えおわった無表情な新先輩と
少し顔が赤い龍也と
笑顔な笙吾先輩がいた
梨『/////』
お子さまな私には、目のやり場に困る情景だった…………////
栞「梨緒、顔赤くなってるよ〜??何考えてんだかッ!」
耳元で栞に呟かれた
梨『栞ッ……///』
栞は、クスッと笑ってから海へ走っていった―……
:07/01/20 12:54 :N902i :☆☆☆
#420 [三ッ葉]
栞に続いて皆海に泳ぎにいく――…
栞と亜梨沙先輩、スタイルいいなぁ〜
うらやましいよ…
水着姿でも恥じらいもなく遊んでいる姿が目にはいる……
私は、恥ずかしくて水着の上に薄手の上着を羽織っていた
梨『はぁ〜』
私は、ため息をつきながらパラソルの影に座り込み目蓋を閉じた……
周りにいるたくさん人々の声が行き交う――…
:07/01/20 13:01 :N902i :☆☆☆
#421 [三ッ葉]
………………
……………………
いつのまにかうとうとしてきた……
眠いかも――…
ピトッ―――
梨『ぎゃっ――!!!』
私は、大声をあげた
新「若いのに泳がないの〜??笑」
突然、新先輩がそう言いながら、ひんやりとした缶ジュースを私のほっぺにくっくけにきたのだ!!
新「よっこいしょ…」
私の隣に新先輩が座った――…
:07/01/20 13:11 :N902i :☆☆☆
#422 [三ッ葉]
私の眠気は、新先輩の行為で吹っ飛んでしまった
新「なんで泳がねえの?
楽しいよ??」
そういって私に缶ジュースを私にきた
梨『ありがとうございます………』
私は、缶ジュースのフタをあけて一口喉に流し込もうとした――…
新「もしや……泳げないの??」
ドキッ;;
:07/01/20 14:41 :N902i :☆☆☆
#423 [三ッ葉]
梨『悪いですか??』
私は、横目で見てきいた
新「別に………。
あッ!!あと、スタイルのこととか???笑」
意地悪な笑みを浮かべていった……
ムカッ……
梨『そんなこと女に聞くなんて――失礼ですねッ;;』
私は、立って新先輩を見下ろして言った
ガシッー
新先輩が立って私の腕をつかんだ
新「それじゃ、いこっか☆笑」
:07/01/20 14:47 :N902i :☆☆☆
#424 [三ッ葉]
渋々海につかることになった私――…
梨『う―…』
新「はい」
新先輩に笑いながら何かを手渡される…
浮き輪
ムカムカ〜
梨『からかうのよしてくださいよッ―――!!
私だって、やれば―…』
私は強がって上着を砂浜に脱ぎ捨てて、ずいずいと海へ入っていった………
:07/01/20 14:53 :N902i :☆☆☆
#425 [三ッ葉]
新「おいッ!!
そこらへんから深くなんぞ―――」
私は、新先輩の言葉など聞かずせっせと奥まですすんでいく――…
梨『あれ?
このくらいならいけるかも♪♪』
そんな事を思いながら足を進ませていく――
と、
梨『わっ……――ッ!!』
―――ジャボンッ―――
急に深くなり体が海にのみこまれた―――!!!
私は、頭の中がパンクして体をやみくもに動かした
:07/01/20 15:00 :N902i :☆☆☆
#426 [ゅぅ]
:07/01/20 15:42 :N702iD :☆☆☆
#427 [三ッ葉]
:07/01/20 16:30 :N902i :☆☆☆
#428 [マャ]
超ぉもしろぃデス
この小説大好き
主サンがんばってさぃね
発展が気になりマス
応援してます
:07/01/20 16:45 :N901iC :☆☆☆
#429 [三ッ葉]
:07/01/20 16:55 :N902i :☆☆☆
#430 [-3-,,,]
続き楽しみですフ
:07/01/20 20:58 :W42K :☆☆☆
#431 [三ッ葉]
:07/01/20 22:06 :N902i :☆☆☆
#432 [-3-,,,]
はぃAスメ
待って松゙[]。゚ォ#。$.*ォ[ *
y.u//w⌒z+。yz⌒勉強頑張ッてさぃy.u//w⌒z+。yz⌒
:07/01/20 22:39 :W42K :☆☆☆
#433 [三ッ葉]
:07/01/21 00:20 :N902i :☆☆☆
#434 [三ッ葉]
>>425から
ゴボッ…………ゴボボッ―――
体をやみくもに動かせば動かすほど下に沈んでいく―――…
梨『……ッ…』
口の中に塩水が入って息ができない――…
ちゃんと泳げるようにしとけば良かった;;
…………
:07/01/21 00:24 :N902i :☆☆☆
#435 [三ッ葉]
手足を動かすことすらできなくなるほど意識がぼやけてくる――……
こんな時でさえ
頭の中にでてくるのは、やっぱり
《笙ちゃん…》
だった……
笙ちゃん……
笙…吾先輩………
頭の中で何回も繰り返した
水でぼやけた視界に誰かがうつる―…
笙吾先輩……??
:07/01/21 00:29 :N902i :☆☆☆
#436 [ひー]
読ませていただいてます
頑張ってくださいね
:07/01/21 00:33 :N901iS :☆☆☆
#437 [三ッ葉]
ザバァッ――…
誰かに抱き抱えられて水面上にでた
梨『ゲホッゲホッ……』
海水を口からだした
新「ば〜か…
あせらせんなよ;;まじでびびったじゃん……」
新先輩は大きく一息つく……
助けてくれたのは…
新先輩
だったんだ………
:07/01/21 00:35 :N902i :☆☆☆
#438 [三ッ葉]
:07/01/21 00:37 :N902i :☆☆☆
#439 [三ッ葉]
梨『う―…本当にすみ…ません;;;』
私…迷惑かけすぎだよ;
さっきの恐怖からか腕に力が入ってしまう…
ギュッ―…
新(あの…あたってんだけど…;///
数秒たつと私は、今の状況を把握できるようになった………
私が更に抱きついてしまったせいで
新先輩の素肌と私の素肌がしっかりと触れ合っていたことに気付いた
カァ――ッ///
体の内側から熱くなる
:07/01/21 00:46 :N902i :☆☆☆
#440 [三ッ葉]
梨『あ……///』
私は、離れようと思ったけど…離してしまったら溺れてしまうので離れなかった
仕方なしに新先輩につかまっていた……
恥ずかしくて新先輩の肩に顔をうずくめようとした
梨『ぇ……』
その時に気付いた―
息をきらした笙吾先輩が前にいたことに………
:07/01/21 00:52 :N902i :☆☆☆
#441 [三ッ葉]
もしかして……
助けにここまで来てくれたのかな―…??
私は新先輩に抱きついたまま、笙吾先輩と目を合わした……
フイッ―――
目を反らされ
笙「亜梨沙――ッ!」
と明るい声で亜梨沙先輩の元へいってしまう……
目を反らす前に一瞬、悲しそうな顔をしたように見えた――…
:07/01/21 00:58 :N902i :☆☆☆
#442 [三ッ葉]
ズキンッ―
やばい……
今の笙吾先輩の行動…結構きついなぁ―…
――ズキンッ――
今までこらえてきた涙がジワリと出てきてしまう
梨『―…ッ』
新「梨緒…泣いてんの?」
新先輩がそういって私の顔をのぞこうとする
私は、手で顔を隠して
梨『塩水が目に入っちゃったんだよ…』
と、言った――…
:07/01/21 01:04 :N902i :☆☆☆
#443 [♪]
:07/01/21 01:04 :810SH :☆☆☆
#444 [三ッ葉]
:07/01/21 01:10 :N902i :☆☆☆
#445 [三ッ葉]
それから新先輩は何も聞かないでいてくれた…
しばらくたつと新先輩は私の頭から浮き輪をかぶせてくれた
新「お前にはこれが必要だ!!」
私と新先輩の触れていた肌が離れた
新「仕方ねえから、今は俺が傍にいてやるよ
浮き輪と梨緒の管理係としてな☆笑」
新先輩は軽く笑っていった―…
それにつられて、少し赤い目で私も笑い返した
:07/01/21 01:17 :N902i :☆☆☆
#446 [あゅ]
:07/01/21 01:24 :SH902i :☆☆☆
#447 [三ッ葉]
━━━━━……‥
新先輩と浮き輪と一緒に砂浜に上がると龍也がそわそわしていた……
梨『龍也?どうかしたの??』
龍「栞の奴がさ…ちょっと前にジュース買いに行くって言って、どっかいってから帰ってこねえんだよ;」
え………
私は、勝手に上着を羽織ってから栞を探しに走った……
新「おいッ―……はぁ;
世話のやける奴だな」
龍「ですね…;;」
:07/01/21 01:25 :N902i :☆☆☆
#448 [三ッ葉]
:07/01/21 01:28 :N902i :☆☆☆
#449 [三ッ葉]
ジュースなどを販売しているお店の前にはいなかった………
梨『栞ぃ…どこぉ??』
すごく不安に包まれる
それでも探しつづけ人の気配のなさそうな場所まできた……
梨『ここも……いないよねぇ?』
私は、方向を変えようと足を動かした――
その時ッ
どこからか何か声が聞こえる――…!!!
「離してくださいって…!!!!!」
栞の声だ―――ッ!!
:07/01/21 01:38 :N902i :☆☆☆
#450 [三ッ葉]
声のする方へ急いでかけつけた!!
そこには、栞と
年上の男性二人がいた
一人の男性が栞の手を強引に掴んでいた
梨『ちょっと…!!
栞を離しなさいよッ!!』
私は、怖いながらも間に割って入ってった
栞「梨緒ぉ……」
栞は涙目になっていた
私は、男性達を睨みつけた……!!
:07/01/21 01:46 :N902i :☆☆☆
#451 [三ッ葉]
「睨んじゃって……かわい〜ね君〜☆」
もう一人の人が私の腕を掴む……
ドンッ――
栞「梨緒に何かしたら許さないから……ッ!」
といって私の腕を掴んでいた男を押し飛ばした!!
「……ッ何だよこの女ッ――おとなしくしとけよ!!」
バンッ――…
もう一人の男が栞を押し倒して何かしようとする――!!
:07/01/21 01:52 :N902i :☆☆☆
#452 [三ッ葉]
栞は、必死に抵抗して叫んだ
栞「いゃぁあッ…!!
龍也ぁあ――ッ!!」
―――ゲシッ―――
男が蹴飛ばされる!!
龍「何してんだよッ!!
栞に触れんなッ…この野郎………ッ!」
龍也が殺意のようなオーラを出していうと
男性達は嫌々去っていった………
年上の人等に勝つなんて――龍也って凄いな…;;
:07/01/21 01:57 :N902i :☆☆☆
#453 [あゅ]
覚えててくれてあたしも嬉しいです(ノ∀`
)
毎日見に来るのでマイペースで更新してください
:07/01/21 01:58 :SH902i :☆☆☆
#454 [三ッ葉]
栞「こっ…怖かったぁ〜」
栞がそういうと龍也がゆっくり抱き締めた
龍「大丈夫だって☆
俺いるじゃん……」
何だか二人ともいい感じだ…☆
自然に私の顔がにやけてくる
新「はぁ〜今日は、めちゃくちゃな日だったな;;
誰かさんは溺れるし、誰かさんは襲われかけるし………;;」
新先輩も来ていた…
:07/01/21 02:03 :N902i :☆☆☆
#455 [三ッ葉]
:07/01/21 02:05 :N902i :☆☆☆
#456 [三ッ葉]
栞、梨『すみません;;』
私達は、苦笑しながら頭を下げた
新「まるで世話のかかる姫をもった騎士みたいな気持ちになったよ;;
まぁ、これもこれでいいか〜♪」
━━━━……‥
元の場所に戻ると笙吾先輩と亜梨沙先輩が楽しそうに砂浜に座りながら話していた―……
胸は痛くなるけど、我慢…我慢………
自分に何度も何度も言い聞かせた
:07/01/21 02:10 :N902i :☆☆☆
#457 [♪]
あたしも
毎日來るので
楽しみにしてるねo(^-^)o
:07/01/21 02:10 :810SH :☆☆☆
#458 [三ッ葉]
:07/01/21 02:13 :N902i :☆☆☆
#459 [三ッ葉]
:07/01/21 10:54 :N902i :☆☆☆
#460 [-3-,,,]
今度ヵラ名前を「x心愛x」にします
ょろしくデス}゙
頑張ってください(シ'u`人'v`)++~
gif 7KB
:07/01/21 12:43 :W42K :☆☆☆
#461 [三ッ葉]
:07/01/21 14:51 :N902i :☆☆☆
#462 [o(^-^)o]
がんばれー
まってますよー
:07/01/21 16:40 :N901iS :☆☆☆
#463 [三ッ葉]
:07/01/21 22:19 :N902i :☆☆☆
#464 [あゅ]
またまた来ました
笑
今日はかなり
トピ下がってた
新規サンにも
見てもらいたいから
あげる
゚∀゚
:07/01/22 00:08 :SH902i :☆☆☆
#465 [三ッ葉]
>>456から
━━━━━━━━……
海に行った日から何日もたった
笙吾先輩とはずっとしゃべってない……
変わらず、笙吾先輩と亜梨沙先輩が一緒にいてるのを見ると泣きたくなる
何回もそんな光景を見てるのに、慣れたりなんか少しもしなかった………
二人がいつも一緒にいてるのは当たり前
だって……
付き合ってるんだもんね―――…
:07/01/22 00:13 :N902i :☆☆☆
#466 [三ッ葉]
:07/01/22 00:17 :N902i :☆☆☆
#467 [三ッ葉]
ついに、夏休み最後の日……………
私は、夜にある部屋に向っていた
………191号室………
そぅ――…
笙吾先輩のいる部屋に……
今からでも遅いが自分の気持ちを言うために
深呼吸をして、インターホンを押した
ピンポーン――
:07/01/22 00:23 :N902i :☆☆☆
#468 [三ッ葉]
ガチャリ……
笙「はい――…梨…緒…………」
笙吾先輩がドアを開けてくれた
私の姿を見て顔色を変える
いつものように冷たく目を反らして
笙「何か用があんだろ?
………入れば?」
と言って中へさっさっと入ってってしまう………
私は、服の袖をぎゅっと掴みながら足を踏み入れた
:07/01/22 00:29 :N902i :☆☆☆
#469 [まー]
ぁげ
:07/01/22 15:15 :SH903i :☆☆☆
#470 [x心愛x]
ぁげ゙
:07/01/22 18:01 :W42K :☆☆☆
#471 [あゅ]
また下がってた
だから上げる
三ツ葉
チャン
頑張って更新してや
:07/01/22 21:34 :SH902i :☆☆☆
#472 [三ッ葉]
:07/01/22 22:18 :N902i :☆☆☆
#473 [三ッ葉]
中に入ると、
新先輩はいなかった………
梨『あの…新先輩は?』
笙「何?……新に会いにきたんだ……?」
笙吾先輩は、自分のベットにドシッと腰を下ろした
顔が笑ってるけど、冷たい笑顔だった……
梨『いえ…違います』
笙「……俺なの?」
梨『はい…笙吾先輩にです』
………………
:07/01/22 22:24 :N902i :☆☆☆
#474 [三ッ葉]
唾をゴクリと飲み、笙吾先輩の前に立つ
梨『私は………
私は、笙吾先輩のものなんですか………???』
静かに言った
スッー
笙吾先輩が私の手を優しくとった……
笙「それ……だいぶ前に俺が言った言葉じゃん
覚えてたんだ?」
そぅ……
その言葉は、ずっと前に笙吾先輩に耳元でささやかれた言葉――…
:07/01/22 22:34 :N902i :☆☆☆
#475 [三ッ葉]
.
笙「梨緒は…俺のものになりたいの……??」
笙吾先輩は軽く笑みを浮かべたまま言った……
そんなの――…
梨『……でも…笙吾先輩には、亜梨沙先輩…がいるじゃないですか…』
自分でこんな事を口に出すのは苦しかった
笙「……ッ」
私は、私を抑えられなくなってくる――…
:07/01/22 22:42 :N902i :☆☆☆
#476 [x心愛x]
更新頑張ってパイ(笑AVIvトx⌒*゜
楽しみ
:07/01/22 22:51 :W42K :☆☆☆
#477 [三ッ葉]
私は、自分の手を笙吾先輩の手から離した
梨『―――…して?
どうして先輩は約束を忘れちゃったんですか……』
笙吾先輩は、目を見開いた
笙「……忘れてなん―」
梨『何でッ……何で忘れちゃうの?
私は…ずっと……ずっと信じてたのに―……ッ』
笙吾先輩の言ってることなんか耳に入らない私は、
顔を真っ赤にしながら思った事を次々と言葉にしてしまう――…
涙も堪えきれなくなり、一粒頬を伝う………
:07/01/22 22:52 :N902i :☆☆☆
#478 [三ッ葉]
梨『約束を…果たすために此処にきたのに…
先輩の馬鹿ッ……うそつきッ――…』
私がそう言った瞬間―…笙吾先輩の顔付きが変わった―――
笙「初めに…裏切ったのはお前だろ……ッ」
え……?
私が…いつ裏切ったの?
裏切ってなんかない!!
絶対………
:07/01/22 22:58 :N902i :☆☆☆
#479 [三ッ葉]
梨『私ッ…裏切ってなんか――――』
笙「嘘つくなよッ……!」
笙吾先輩が声を震わせて怒鳴る
グイッ――…
梨『―――!!』
ドサッ―――…
突然視界がぐるりと変わって、私の体はベットの上に倒されて――…!!
:07/01/22 23:03 :N902i :☆☆☆
#480 [三ッ葉]
:07/01/22 23:05 :N902i :☆☆☆
#481 [めーたん]
はじめまして
ぅち、三ツ葉さんの小説めっちゃ好きです
これからも見るので、頑張って下さい
:07/01/22 23:09 :SH902i :☆☆☆
#482 [x心愛x]
はぁぃ+゚
x待ってるねェx
この小説1番好き(イ´I`ケ
頑張って
:07/01/22 23:10 :W42K :☆☆☆
#483 [三ッ葉]
:07/01/22 23:14 :N902i :☆☆☆
#484 [三ッ葉]
:07/01/22 23:18 :N902i :☆☆☆
#485 [(pq¨)・゚]
やぽい
お…押し倒し…
笑
とても続きが気になりまあす(^ω^)
自分のペースで
頑張ってね
応援してますよ(・∀・)
:07/01/22 23:37 :SH700iS :☆☆☆
#486 [三ッ葉]
:07/01/23 01:13 :N902i :☆☆☆
#487 [三ッ葉]
>>479から
起きていることに頭が真っ白になりそうだった……
梨『―…ッ…んんッ…//』
押し倒された後に笙吾先輩に深く唇を重ねられた
息も出来ないくらいに…
ドンドンッ―…
梨『……ッ///』
私は、力を込めて笙吾先輩の背中を何回も握りしめた手でたたいた――…
それでも唇は深く重なったまま――…
:07/01/23 01:22 :N902i :☆☆☆
#488 [三ッ葉]
脳に酸素が回らなくなってきて頭がクラクラとする―――――…
手の力もだんだんと弱くなっていくのが自分でかすかに分かった
イヤだ――……
キスは……こんな風にするものなんかじゃない――ッ
いくら
大好きなアナタでも……
梨『…ッ……』
私は、ある部分に頑張って力を込めた――…
ガリッ――――
:07/01/23 01:27 :N902i :☆☆☆
#489 [三ッ葉]
―――…
梨『はぁッ……ハァ…』
離れた私の唇から荒い息がもれる
笙「――…‥」
笙吾先輩の唇には鮮やかな赤い血がにじみ出ていた――…
私がとっさに噛んでしまったから――…
ドンッ
私は、すぐに笙吾先輩を押し飛ばして離れた
梨『"笙ちゃん"……最低だよぉ――…』
…
:07/01/23 01:34 :N902i :☆☆☆
#490 [三ッ葉]
そぅ言い放って、私は走って部屋を出ようとした
ドアノブに手をかけようとした時――…
ガチャッ――
ドアが開いた……
ドアの向こうにいたのは――新先輩…??
違う………
「梨緒ちゃ…ん……?」
梨『……ッ亜梨沙先輩…』
:07/01/23 01:39 :N902i :☆☆☆
#491 [めーたん]
:07/01/23 01:42 :SH902i :☆☆☆
#492 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん顔色悪いよ……??
あ……唇から血でてるのッ!?大丈夫ッ!??」
亜梨沙先輩は、そう言ってハンカチを唇に近付けてきた
バッ――
梨『すみませんッ―…』
私は、その手を払って部屋をでて走った―――
私の唇についてる血は、笙吾先輩のものでしかない――――
:07/01/23 01:45 :N902i :☆☆☆
#493 [三ッ葉]
:07/01/23 01:47 :N902i :☆☆☆
#494 [三ッ葉]
走っている私の行き先は、 自分の部屋
ではない――…
ガチャッ―…
ガチャガチャッ……
私は、ある場所に続くドアを開けようとドアノブを何回もひねった
今は、開かないと分かっていても――…
梨『お願いッ……開いてよぉお……』
私は、ドアを前に前かがみにぐったりとしゃがみこんだ
ポタッ―――
ポタッ……
:07/01/23 01:54 :N902i :☆☆☆
#495 [三ッ葉]
涙が何粒もこぼれてきた
シャラン――…
金属音がかすかに耳に届いた
梨『……』
新「鍵―……開けにきてやった」
新先輩が鍵を差し出して私の前に表われた
…………
:07/01/23 16:20 :N902i :☆☆☆
#496 [三ッ葉]
:07/01/23 16:23 :N902i :☆☆☆
#497 [三ッ葉]
ガチャリ……
新先輩が鍵を開けてドアを開けた
新「梨緒……?
外でないの??」
梨『ぅ――ヒッ…』
新先輩は、手を差し伸べてくれたけど
私は体を起こせずにいた
悲しくて
悲しくて悲しくて
何も考えれなくなってしまった――…
:07/01/23 23:02 :N902i :☆☆☆
#498 [x心愛x]
更新してるヘト∀-*x)ケ
:07/01/23 23:11 :W42K :☆☆☆
#499 [三ッ葉]
:07/01/24 12:43 :N902i :☆☆☆
#500 [三ッ葉]
新「梨緒…?」
新先輩は、私の前にしゃがみこんで下から覗き込んできた
そして、
私の頬をつたう涙を手で拭った
先輩の手は、大きくて
とても暖かい――…
新先輩……
あなたは、優しい人ですね……
:07/01/24 13:17 :N902i :☆☆☆
#501 [三ッ葉]
次に
新先輩は、私の唇についている血をみて、はっとした顔をする…
でも、新先輩はその血を親指で私の唇に優しく触れて拭う……
新「……無理すんなよ…」
梨『―…ッ…』
その言葉で私が堪えてきたものが破裂する
私は、新先輩の腕の下から自分の腕をのばした―…
:07/01/24 13:40 :N902i :☆☆☆
#502 [三ッ葉]
梨『私ッ……裏切っ…てなんかッ……ヒッ…ないの…に……グスッ』
ギュウ……
私は、新先輩の背中の服を両手でこれでもか!というぐらい握りしめた
新「うん」
新先輩に泣きながら全てを話す………
聞き取りにくい私の言葉に新先輩は、
新「うん」
と毎回うなずいてくれた
:07/01/24 18:03 :N902i :☆☆☆
#503 [三ッ葉]
私は、ずっと新先輩の体の中で声を押し殺して泣いた――……
新先輩の手が私の体を優しく包み込んでくれていて、その優しさに甘えてしまい長い時間このままの状態だった――…
それでも
新先輩は、ずっと私の体を包んでくれていた……
梨『先輩…本当にッあり……がと…うございます…』
私は擦れた声で言った
:07/01/24 18:12 :N902i :☆☆☆
#504 [三ッ葉]
━━━━━━━━………
━━━━━……
気付けば真っ暗な自分の部屋のベットの中――
私、泣き疲れて寝てしまったのかな……
ツゥ――…
目から涙がこぼれ私の頬に一筋の透明な道をつくる……
:07/01/24 18:17 :N902i :☆☆☆
#505 [三ッ葉]
……
涙なんて……
もぅ枯れちゃったくらい流したはずなのに…
まだ流れてくるんだ――…
私……
それだけ悲しかったんだ
:07/01/24 18:21 :N902i :☆☆☆
#506 [三ッ葉]
私……
信じてれば大丈夫だと思ってた――…
でも、
約束した想いでも変わってしまうものなんだね……
私の想いの先には
いつも
笙ちゃん……
笙ちゃんしかいなかった…
でも、笙ちゃんは違うんだ――…
:07/01/24 21:46 :N902i :☆☆☆
#507 [三ッ葉]
笙ちゃんには、
"亜梨沙先輩"
がいるんだ…………
私の想いは、届かない
私の想いの先は、途切れちゃったんだ
真っ暗で笙ちゃんがいないところで…………
叶わない想いは、どこに行ったらいいのかな……??
ねぇ………
:07/01/24 21:49 :N902i :☆☆☆
#508 [三ッ葉]
――――――……………
―――――……
私の想いの行方は
どうなっちゃうのかな……
―――――………
――――――……………
:07/01/24 22:00 :N902i :☆☆☆
#509 [x心愛x]
x主xサンゎ無理しなぃで頑張ッてさぃツ(シヌ肉ヌ)
勉強も頑張ってさぃ*゚~+~~゚*
x主xサンゎこんなにすごぃ小説w書ぃて居るので国語ゎ完璧ですねェ(シP¨q*笑)~N
楽∪みにしてますケ*.⌒+゜
:07/01/24 22:37 :W42K :☆☆☆
#510 [三ッ葉]
:07/01/25 07:59 :N902i :☆☆☆
#511 [三ッ葉]
━━━━━━…………
龍「お〜い!!!
早く支度しねぇと遅れるぞ〜〜〜!!」
龍也が私をくるんでいる布団をユサユサと揺らす
梨『嫌…今日は行きたくない…………』
私は、擦れた声だった
目蓋が重い……
:07/01/25 08:03 :N902i :☆☆☆
#512 [三ッ葉]
昨日…寝れなくて
ずっと泣いてたから
目が腫れて重かった…
龍「何でそんなこと言うんだよ………?」
そんな時――…
ピンポーン
誰かが来たみたいだ
龍也がドアを開けにバタバタと早歩きでいく…
:07/01/25 08:07 :N902i :☆☆☆
#513 [三ッ葉]
新「よぅ。…梨緒は??」
………
遠くの方から耳につく
新先輩の声――…
昨日の事が更に頭に浮かんできた
私は、どうしようもない気持ちを閉じ込めようと
自分の体を頭までスッポリと布団で隠した
二人の足音がこちらに近づいてくる
:07/01/25 17:05 :N902i :☆☆☆
#514 [三ッ葉]
新「早くしねえと遅れるぞ………」
梨「行きたくないんです!!」
つい声に力が入ってしまう
手にも力が入り、布団をきつく締め付けた
新「そっ。……なら、もう行くわ〜」
新先輩は、冷たい声でそういった
ドタドタ……
足音が遠のいてった…
:07/01/25 18:12 :N902i :☆☆☆
#515 [我輩は匿名である]
:07/01/25 18:13 :D902i :☆☆☆
#516 [三ッ葉]
私は、一時間は布団にくるまっていた……
モソ……
いい加減、頭を出してみた――…
え……?
梨『新先輩ッ……!?』
私の目に写ったのは、
龍也のベットにもたれている新先輩の姿…
:07/01/25 18:19 :N902i :☆☆☆
#517 [三ッ葉]
:07/01/25 18:21 :N902i :☆☆☆
#518 [三ッ葉]
でも……
静かな寝息が聞こえた
新先輩は寝ているようだ
私は、新先輩の隣に静かに体を下ろした
先輩が軽く動くと、綺麗な黒髪もさらさらと揺れた
梨『………』
男の寝顔を間近で見るのは初めてで少しどきどきする――…
:07/01/25 20:15 :N902i :☆☆☆
#519 [三ッ葉]
日頃、無表情で大人な
新先輩も少しあどけなくみえる――…
無愛想なとこもあるけど
先輩はやっぱり優しいな…………
新「顔にやけてるよ……
寝込み襲うつもり??」
梨『…!!』
新先輩が突然片目をぱっちりと開けた
:07/01/25 20:19 :N902i :☆☆☆
#520 [三ッ葉]
梨『せッ…先輩起きてたんですか…//??』
新「うん。寝たフリ。」
新先輩は、右手にピースサインをつくる
梨『いっときますけど、
変な事するつもりありませんでしたからッ!!』
新「そう?
俺、お前なら襲われてもいいよ?」
そう言いながら怪しい笑みを浮かべた
バサッ――…
:07/01/25 20:25 :N902i :☆☆☆
#521 [三ッ葉]
梨『何いってるんですかッ………!!』
私は、布団を新先輩に勢いよくかぶせた
新先輩は表情をかえず
新『冗談だって。
梨緒はガキだね…』
と言われる
梨『う……;;』
新先輩は、すくっと立ち上がって言う
新『さて、行こうか』
:07/01/25 20:29 :N902i :☆☆☆
#522 [三ッ葉]
:07/01/25 20:32 :N902i :☆☆☆
#523 [三ッ葉]
梨『嫌です!!』
私は、きっぱりといった!
新「行くんだよ!!」
このようなやりとりが何回も続いた
その結果……
新「行け」
無表情なようで睨み付ける新先輩の目と
いつもより低い声のトーンに押され負け……
梨『――ッ;』
授業に強制連行されることに;;泣
:07/01/25 20:41 :N902i :☆☆☆
#524 [三ッ葉]
━━━━━━……
渋々寮をでて、学園の玄関の前へ……
ヒュウ――
乾いた風が私の肌を撫で、髪を騒がせる…
私は、先へ進もうとする新先輩の制服の端をつかんだ
梨『やっぱり……やっぱり戻りますッ!!』
私は、足を素早く走らせた
:07/01/25 20:50 :N902i :☆☆☆
#525 [三ッ葉]
だが――――
ガシッー!!
ズルズル………
新先輩に引き戻され、無理矢理学園の中へ……
私は、もがいた
でも、さすが新先輩は男!!
叶うはずもない;;;
:07/01/25 20:53 :N902i :☆☆☆
#526 [三ッ葉]
廊下を引きずられる…
梨『今、授業の途中ですしッ………!;』
新「うん」
梨『私、目腫れちゃって顔不細工ですしッ……!;;;』
新「うん」
梨『うんっ……て;;それはそれで…ちょっとひどくないですかぁ!!!』
新「………
:07/01/25 20:58 :N902i :☆☆☆
#527 [三ッ葉]
新「十分可愛いんじゃねぇの………」
梨『え…?』
新先輩の口から出てきた以外な言葉に情けない声をもらしてしまう―…
新「いっ……今の嘘だからな!図に乗んなよ…//」
いつも冷静な新先輩の口調が慌ただしかった
:07/01/25 21:50 :N902i :☆☆☆
#528 [三ッ葉]
梨『それくらい分かってますよ!!』
私は、舌をべーっとだして言った
新「ならいい…//」
新先輩はこっちを向いてくれない
耳たぶが少し赤くなっているのは……
私の勘違い
かな??
ピタッ
:07/01/25 21:55 :N902i :☆☆☆
#529 [三ッ葉]
新先輩は足を止めた…
ある場所に目をやると
1-E
と書かれたものがあった
私のクラスだ……
ガラッ――
私が一息付く間もなく、新先輩が扉に手をかけてしまった;
:07/01/25 21:59 :N902i :☆☆☆
#530 [三ッ葉]
先生「お前…二年の滝川か。今は授業中だぞ!」
新「お届け"者"があるんで――…」
そう言ってる途中で私の腕を掴んで動きだす
新「お前の席ここ?」
開いてる席を指でさして私に聞いてきた…
梨『……』
私は、何も言わずに頷いた
:07/01/25 22:04 :N902i :☆☆☆
#531 [三ッ葉]
新先輩は、椅子を引いて私をそこに座らせた
そして………
新「いい子にな。
笑顔にしてろよ〜!!」
と一言いって、私の頭を撫でながら笑った……
あ……
新先輩のこんな優しくて明るい笑顔今までみたことない………
いつも
大人のように軽く笑うから――…
:07/01/25 22:10 :N902i :☆☆☆
#532 [三ッ葉]
太陽の光で余計に眩しい笑顔だった……
心が落ち着くような笑顔だった――…
私は
重い目蓋を動かして
笑った――…
新「よし!」
それだけ言うと何事も無いような余裕の表情で
スタスタと教室を去っていった……
:07/01/25 22:13 :N902i :☆☆☆
#533 [三ッ葉]
先生は、すぐに授業を再開した――…
………………
………………………
新先輩の笑顔
本当に落ち着く…
笙吾先輩なら
大きく口を開けて笑くぼをつくりながら
無邪気に笑うんだろうな……………
少し前まで辛さは少しずつ癒えていった――…
:07/01/25 22:18 :N902i :☆☆☆
#534 [三ッ葉]
いや……
そう感じただけ。
――――安らぎは、
一瞬のもの
長くは続かない……
そんなこと分かりきっていたのに――…
:07/01/25 22:21 :N902i :☆☆☆
#535 [三ッ葉]
受けとめなきゃいけないんだ――……
私の前に突き付けられてる
現実
受けとめなきゃ―…
泣いてはいけない―…
:07/01/25 22:23 :N902i :☆☆☆
#536 [三ッ葉]
〜♪
チャイムが学園内に鳴り響く―――…
その後
自分にふってくる女子や男子からの質問の群れから逃げ出した……
教室をでると
栞と龍也がいた
栞「今日はなんと派手な登場だったこと!笑」
栞は、お嬢様口調で言う
梨『あは…は』
:07/01/25 22:29 :N902i :☆☆☆
#537 [三ッ葉]
…………………
三人で食堂に足を運ぶと、新先輩と亜梨沙先輩が先に席についていた……
笙吾先輩の姿はない
私達が席につくと、少し離れたとこからざわつきだす――…
笙吾先輩が姿をみせたのだ
何人かの女子と一緒に――…
:07/01/25 22:33 :N902i :☆☆☆
#538 [三ッ葉]
「……」
私たちは黙りこんだ
亜梨沙先輩は、軽く笑っていた――…
でも、顔は引きつっていたのに私は気付いた
笙「よぉ!!」
笙吾先輩は笑顔で席についた………
皆は、まだ黙ったままだった――
:07/01/25 22:37 :N902i :☆☆☆
#539 [三ッ葉]
『こんにちは!!』
沈黙を破ったのは、私自身だった――…
自分でも驚いた
笙「あッ……!!
昨日はごめんなぁ〜」
昨日………
キスのこと??
その言葉に
新先輩と私だけが顔色を変える……
私達だけが昨日の夜の事を知っているから――…
:07/01/25 22:41 :N902i :☆☆☆
#540 [三ッ葉]
あとの三人に何か違和感をもたせるような事はしたくなかった……
だから
梨『全然ッ大丈夫です!!』
涙を奥へ……
奥へ奥へ閉じ込めながら答えた
泣いてはいけないから―…
笙「そっか…」
笙吾先輩は軽く答えた
:07/01/25 22:45 :N902i :☆☆☆
#541 [三ッ葉]
それから、いつものように会話をはずませた
でも皆何か違和感を抱えている…………
笙吾先輩が変わってしまったような気がする―…
これが、新先輩に聞いた
"女に軽かった時の
笙吾先輩"
なのか…………
なぜ変わってしまったの?
:07/01/25 22:49 :N902i :☆☆☆
#542 [三ッ葉]
原因は――……
一体何……???
誰なの??
…………
―――――私??
だとしたら――
亜梨沙先輩ごめんなさい……
:07/01/25 22:51 :N902i :☆☆☆
#543 [三ッ葉]
━━━━━━………
━━━━━………
誰も笙吾先輩の変化に触れないまま夜になる
私は、今――…
皆と一緒に笙吾先輩と新先輩の部屋にいる
いろんな話をして、笑った……
今は、表面だけでも
いつかは笙吾先輩への気持ちを忘れて
心から笑えるのかな――?
なんて、馬鹿な事を考えながら………
:07/01/25 22:55 :N902i :☆☆☆
#544 [三ッ葉]
.
《まだ部屋にであるいてる馬鹿者はいねぇか――!!》
ドアの外から
男のいかつい声が聞こえてきた
私達は、言葉をなくした
新「最悪……今日は"ハズレ"の日かよ;;」
新先輩は、ぼそりとつぶやいた……
ハズレっていえば――…
:07/01/25 23:31 :N902i :☆☆☆
#545 [三ッ葉]
梨『真山先生だッ!!』
私は、思い出して咄嗟に声をあげる
ガシッー
新先輩は片手で私の口を塞ぎ、もう一方の手で腕を掴んでいた……
それだけではなかった
笙吾先輩にも反対の腕を掴まれていた――…
:07/01/25 23:49 :N902i :☆☆☆
#546 [三ッ葉]
梨『……?』
新「早く隠れねぇと…」
まわりを見ると皆の姿はなかった――…
私だけ何も考えてなかったんだ――…;;
笙「早く隠れたら?」
笙吾先輩は、私の腕を離した――…
:07/01/25 23:53 :N902i :☆☆☆
#547 [三ッ葉]
その後に勢いよく私の体は、新先輩のベットの中へ引きずまりこまれる――!
梨『ちょ――んッ……!!』
私は、びっくりして声をあげたが新先輩の大きな手で再びふさがれた……
新「ごめん……ちょっと静かにしてて……」
新先輩が耳元で小さく言った
:07/01/25 23:57 :N902i :☆☆☆
#548 [三ッ葉]
梨『……//』
息が耳にかかって、体が反応してしまう……
私は新先輩が上にかぶさった状態でベットの中に隠れている
心臓の脈がスピードをあげていく………
息をすると、新先輩の手にかかってしまうのが恥ずかしくて息を止めた
ガチャッー
:07/01/26 00:02 :N902i :☆☆☆
#549 [三ッ葉]
真山「この部屋には、馬鹿者はいねぇみたいだな…」
真山の声がする
部屋の点検をするため、中に入ってきたんだ
真山「有馬―早く寝ろよ」
笙「うぃっス……。」
:07/01/26 00:05 :N902i :☆☆☆
#550 [三ッ葉]
息を止めているのが苦しくなる―……
梨『―――ッ!!』
今、息をしてしまったら
真山先生にばれてしまうのでなんとか耐えようとした!!
真山「次の部屋いくとするか――」
も……無理かも;;
パタ――ン…
梨『はぁッ……!!』
ドアが閉じた時にがまんしきれなくなり大きく息を吸い込んでしまう……
:07/01/26 00:12 :N902i :☆☆☆
#551 [三ッ葉]
皆姿を表した
私も上体を起こした
ぎりぎりセーフ☆
だと思ってたら――
ガチャッ
真山「やっぱり、馬鹿者がいたなッ!!」
ばれた;;
:07/01/26 00:14 :N902i :☆☆☆
#552 [三ッ葉]
その後、部屋から無理矢理追い出されて…
廊下で反省の旅へ……;;
真山先生の一時間にもわたる説教を聞かされ、
耳にタコができそうだった
真山先生が去っても、今日はは罰として
廊下で寝ることに
真山先生のハズレの意味を身に染みて感じた時だった――
:07/01/26 00:19 :N902i :☆☆☆
#553 [三ッ葉]
――――――………
数分たつと亜梨沙先輩、栞、龍也は睡魔に負けたらしく寝息をたてて寝ていた……
とり残される私……
寝れないないんだもん…
だって!!
笙吾先輩と新先輩に挟まれた場所に私はいるから――…
:07/01/26 00:31 :N902i :☆☆☆
#554 [三ッ葉]
…………
でも、
そんな私もいつしか
夢の世界へ…………
………………
:07/01/26 00:33 :N902i :☆☆☆
#555 [三ッ葉]
最終的に取り残された
新と笙吾
寝てしまった梨緒は、新の肩に顔をもたれさせていた
そんな光景をみて、笙吾が顔を一瞬しかめた
そんな笙吾を新は見逃さなかった――…
新「お前さ……梨緒のことどうなんだよ……」
新は、静かに無表情に言った
:07/01/26 00:41 :N902i :☆☆☆
#556 [三ッ葉]
笙「別に……」
笙吾は目を反らしてから俯いた
新「それなら…俺のものにしちゃうよ…?」
その言葉で笙吾は新の方に目線をゆっくり向ける
笙「は……?」
笙吾の睨みをきかせた視線 と
新の悪魔の笑みを浮かべた視線が重なりあった…
:07/01/26 00:51 :N902i :☆☆☆
#557 [三ッ葉]
笙「俺には亜梨沙がいるんだよ…
いちいち俺に言いにくんなよ……」
新「嘘つくな馬鹿。
何年お前と親友やってきたと思ってんだよ…
お前の本当の気持ちなんか見え見えなんだよ」
笙「それじゃあ……助けてくれんのかよ??」
新「まさか。
嫌だし……」
新は即答した……
:07/01/26 01:11 :N902i :☆☆☆
#558 [三ッ葉]
笙「今回は、新は本気の恋ってわけなんだ?
応援はしねえよ??」
皮肉っぽく言う
新「それがお前の本性だろ?
応援なんていらねーし。
つーか、好きなら何で亜梨沙と付き合ったんだよ…」
新は軽く笑いとばしながら言い返す
:07/01/26 01:22 :N902i :☆☆☆
#559 [三ッ葉]
笙「梨緒から約束を裏切ったから……」
新「何の約束?」
笙「言わねぇ。」
新「あっそ…ならいいわ」
笙「お前と梨緒がくっつこうが勝手だし。」
新「あんま余裕ぶっこいてると後悔するよ?」
新は笑顔のまま言った
:07/01/26 01:32 :N902i :☆☆☆
#560 [三ッ葉]
そんな二人の止まることのない言い合いを止めたのは―――――…
梨緒だった……
目を覚ましていないが
目から一筋の涙を流している梨緒だった――…
二人は、そんな梨緒をみて黙った
:07/01/26 01:36 :N902i :☆☆☆
#561 [三ッ葉]
━━━━━━………
━━━━………
梨『ん……?』
朝になったようで、私は眠りから目を覚ます
場所は廊下……
朝早くから学園へ迎う人が何人か通っていく
その人たちは、私をみて驚いたような顔をした
その理由がわかった
:07/01/26 01:55 :N902i :☆☆☆
#562 [三ッ葉]
やけに両肩が重かった……
左肩には、
笙吾先輩
右肩には、
新先輩
の頭が寄り添っていたからだ―――…
私は、唖然として体をぴくりとも動かせなくなる……
:07/01/26 02:07 :N902i :☆☆☆
#563 [三ッ葉]
梨『……///』
私が戸惑っていると
亜「梨緒ちゃんごめんね;;
笙吾ッ!起きろ〜」
と、言って私の左肩から笙吾先輩の頭をどけた
梨『………』
:07/01/26 02:14 :N902i :☆☆☆
#564 [なな]
:07/01/26 07:14 :P901iS :☆☆☆
#565 [三ッ葉]
:07/01/26 16:56 :N902i :☆☆☆
#566 [三ッ葉]
私が体を揺らすと
新先輩の頭もゆらゆらと揺れた
新「んん……?朝ぁ?」
目を覚ましたのか横から声がしたので
私はその方向にクルリと顔を傾けた………
梨『…………!!!』
:07/01/26 23:03 :N902i :☆☆☆
#567 [三ッ葉]
…………… 3p
………………
新先輩と私の顔との間が―――…
新先輩の目から目がそらせなくなる……
新先輩の目を見るとそこから薄らと見える私の顔…………
新先輩も私を見ているのだ
梨『…………』
:07/01/27 00:42 :N902i :☆☆☆
#568 [三ッ葉]
ピン――…
新「そんな見んなよ…」
新先輩は、平然とした表情で私のおでこにデコピンをした………
新(やべぇ―…///
ちけぇよ…;;
梨『はっ…はい!!』
私は、サッと立ち上がって部屋に戻った――…
笙(…………
:07/01/27 00:50 :N902i :☆☆☆
#569 [三ッ葉]
━━━━……
━━━━━━………‥
‥……━━━━━━
私はある道の上にたっていた――…
ペタ…ペタ…
一歩一歩先へと歩いていく
「……梨緒…」
そう呼ぶ誰かの悲しそうな声の元へと――…
:07/01/27 00:58 :N902i :☆☆☆
#570 [三ッ葉]
誰かの影が見えた
私はその人に向かって走りだした――…
そして抱きついたんだ……
「梨緒…約束だよ」
そう言う"笙ちゃん"に――…
ひまわりみたいな笑顔な笙ちゃんに……
:07/01/27 01:06 :N902i :☆☆☆
#571 [めーたん]
続きがきになる
更新楽しみに待ってます
:07/01/27 01:08 :SH902i :☆☆☆
#572 [三ッ葉]
私達はぎゅっと抱き締めあっていた
そんな私達は、まだ幼かった――…
約束を交わした時
小学5年生の姿だった――…
ブワッ……
急に真っ暗になり何も見えなくなった――…
:07/01/27 01:09 :N902i :☆☆☆
#573 [三ッ葉]
めーたんサン
見てくださって有難うございます
(・ロ・
)ノ
更新頑張ります
:07/01/27 01:11 :N902i :☆☆☆
#574 [三ッ葉]
ブワッ………
まわりが明るくなった
笙ちゃんは大きくなっていて――…
笙吾先輩だった
私の姿も今の姿になっていた…………
笙吾先輩は、笑った
ひまわりみたいな笑顔で………
でも―――……
:07/01/27 01:15 :N902i :☆☆☆
#575 [三ッ葉]
私が抱き締めている手に力を込めようとした時―…
笙吾先輩は、私から離れてしまう………
「約束……裏切ったのは…お前だろ……」
冷たく鋭い目で……
泣きそうな目を私に向けてそう言い放って私の腕の中から
突然消えてった……
私は、必死につかもうとしたが無理だった
:07/01/27 01:20 :N902i :☆☆☆
#576 [三ッ葉]
雨が降ってきた…
私――…
いつ、裏切っちゃったんだろ…………
知らないとこで傷つけたのだろうか――…?
どうして私の想いは彷徨い続けてるの??
どうして私の想いは届かないの????
ねぇ……神様?
:07/01/27 01:24 :N902i :☆☆☆
#577 [三ッ葉]
……………
恋愛は――…
こんなに辛くて苦しいものなの…………??
誰かを好きになることは
こんなにも
苦しいものなの―――?
ねぇ……?
………━━━━ ……………━━━━━━━━━━…………
:07/01/27 01:28 :N902i :☆☆☆
#578 [めーたん]
:07/01/27 01:30 :SH902i :☆☆☆
#579 [三ッ葉]
《バコッ!!!!》
頭に激しい衝撃が走った!!
梨『…いっ……!!』
顔をあげると先生が怒りのおびた笑みを浮かべて、
片手に教科書を丸めて筒状にした物を手にしていた
これで、殴られたんだ…;;
先「楠未……居眠りなんかせんと、真面目に授業聞け―――ッ!!」
先生が怒鳴った
:07/01/27 01:34 :N902i :☆☆☆
#580 [三ッ葉]
梨『すいまひぇん;;』
私は頭を擦りながら言った
まわりは、声を挙げて笑っていた………
恥ずかしい;;;
先「許してやろう!!
ただし――……」
いやな予感がした;;
:07/01/27 01:38 :N902i :☆☆☆
#581 [三ッ葉]
先「体育祭の種目でリレーでてくれる奴がいねぇから…………楠未ッ!!
お前がでろ!!!」
梨『えッ………!!!』
私は、それから懸命に嫌だと言い続けたが
その努力も虚しく
リレーにでることに;;
《はぁッ……;;》
私は、心の中で大きくため息をついた
:07/01/27 01:43 :N902i :☆☆☆
#582 [三ッ葉]
さっき……
見たものは夢だったんだ―――…
夢にでてきてしまうくらいに気にしていたのだろうか………??
ズキッ―…
どこかに痛み走った
:07/01/27 08:22 :N902i :☆☆☆
#583 [三ッ葉]
めーたんさん
昨日は、途中で寝てしまってすみません
何だか一気に切なさから抜けてしまいました
今から勉強なので、また暇があれば更新しますネ
上の文章を
【どこかに痛みが走った】にしてください
:07/01/27 08:27 :N902i :☆☆☆
#584 [三ッ葉]
それから体育の時間は、
体育祭の練習へ………
いろんな所で笙吾先輩と新先輩を見かけるけど
周りには女子がたくさんいた――…
正確にいうと
笙吾先輩の周りに――…
だった
:07/01/27 14:15 :N902i :☆☆☆
#585 [三ッ葉]
新先輩もすごくモテてるけど、女を寄せ付けようとしない人だから………
笙吾先輩も久しぶりに逢ったときは
周りに女子をはべらしたりしてなかったのに――…
今はいつ見ても周りには
亜梨沙先輩か、女子の先輩――…
見てて気持ちいいものではなかった………
:07/01/27 14:20 :N902i :☆☆☆
#586 [三ッ葉]
━━━━……………
━━━━━━…
《パァンッ………!!》
銃声が何かの始まりを告げようと青空の空間に大きく鳴り響いた!!
そぅ―……
水菜月学園の
体育祭
の始まりを告げるために……
.
:07/01/27 16:22 :N902i :☆☆☆
#587 [三ッ葉]
:07/01/27 16:24 :N902i :☆☆☆
#588 [三ッ葉]
競技をしてる間は、自分のクラスの場所にいとかなきゃならない
私は、仕方なしに座っていた……………
「楠未さんッ!!
俺…楠未さんの隣になれてラッキー☆
今日のリレー応援してるから頑張ってね」
隣の男子が私に話し掛けにきた………
梨『ぅ…うん……;;』
:07/01/28 09:14 :N902i :☆☆☆
#589 [ゅレ1]
:07/01/28 09:17 :N902i :☆☆☆
#590 [三ッ葉]
「いや〜俺たちこれがきっかけで仲良くなれそうじゃない〜〜??!」
男子は、私の片手を両手で握ってブンブンと振り回しにきた
ちょっと痛い;;
私が生返事を返そうとしたとき――――…
笙「それはねぇな!!!」
突然後ろから笙吾先輩が
私の隣の男子の肩をポンッと叩いて表れる
笑顔に殺気が入っているようだ………
笙(気やすく触ってんじゃねえよ……怒
:07/01/28 09:21 :N902i :☆☆☆
#591 [三ッ葉]
:07/01/28 09:24 :N902i :☆☆☆
#592 [三ッ葉]
「…そうですね;;泣」
男子は渋々そう言って私の手を離した
梨『しょ―――
女子「きゃ――ッ!!!
笙吾先輩と新先輩が近くにいる!!!!」
私が口を開こうとした時に、私の周りにいた女子がピンク色の声をあげた
うるさいな;;
笙「どぉも!!」
新「よってくんなよ…」
先輩達の女子に対する対応は、真逆だった……
:07/01/28 09:30 :N902i :☆☆☆
#593 [三ッ葉]
その対応の差から、
新先輩の周りの女子が退いていく………
笙吾先輩が周りの女子にチヤホヤされたまま手を伸ばしてきて
笙「一緒にみよ☆」
と言ってきた……
笙吾先輩は……
私の事
引き付けにきたり
遠ざけたり
退きついてきたり……
一体何を考えてるんだろ……
:07/01/28 09:35 :N902i :☆☆☆
#594 [三ッ葉]
まだ笙吾先輩の周りに女子がたくさん………
何かモヤモヤする;
私は、笙吾先輩を軽く睨み
梨『はい……』
と言った
笙吾先輩の手をとらずに新先輩の横までスタスタと歩いた……
笙「何で手とってくれないの〜??」
笙吾先輩が不機嫌そうな顔をして周りの女子から離れて近づいてくる…
ちょっと恐い;;
:07/01/28 09:41 :N902i :☆☆☆
#595 [三ッ葉]
"笙吾先輩には、亜梨沙先輩がいるのに……周りの女子と仲良くしてるのはおかしい!!!!"
な〜んて言ったら女子に反感を買われそうだから言えなかった
何よりも
笙吾先輩には、亜梨沙先輩がいるってことをまた口にするのは辛い――…
まだ現実を受けとめられてない私がいた………
心の奥は、嫉妬だらけだった………
汚い…………
自分が汚い…………
:07/01/28 09:45 :N902i :☆☆☆
#596 [三ッ葉]
私がいろんな事を考えてると、新先輩が私の体を抱き寄せて
新「俺の事好きだから、笙吾の手取らなかったんだよな〜??」
といつものように怪しい笑みを浮かべて言った
梨『え………えッ!!??』
私は、突然の事で驚いた
栞「新先輩!!
梨緒の事からかいすぎですよ〜〜〜〜」
龍「梨緒はまだガキなんですからぁ!!!笑」
と言ってでてきた
:07/01/28 09:50 :N902i :☆☆☆
#597 [三ッ葉]
新「そうだな……;」
新先輩が抱き寄せた私の体をそっと離した
新(ちょっと本気だったんだけどな;;
梨『ところで……亜梨沙先輩は??』
さっきから亜梨沙先輩の姿が見えないのだ…
笙「……亜梨沙なら今競技でてるよ!」
笙吾先輩が答えた…
:07/01/28 09:56 :N902i :☆☆☆
#598 [三ッ葉]
梨『そうですか……』
グイッ―
笙吾先輩が私のはちまきを引っ張った……
笙「結び目ぐしゃぐしゃになってるよ??」
と言って私の黄色いはちまきを結びだす―――…
……
バチッ―…
笙吾と新の目があう
笙吾は新にウインクをした
:07/01/28 10:00 :N902i :☆☆☆
#599 [三ッ葉]
新(あの野郎…;
亜梨沙がいない今に責めとこって訳か………
新は、笙吾を軽く睨んでから余裕な表情をみせた
そんな二人のやりとりに気づくものはいない――…
:07/01/28 10:03 :N902i :☆☆☆
#600 [三ッ葉]
……
はちまきを結んでいる間、私の背中に笙吾先輩の体が触れた………
笙吾先輩に亜梨沙先輩がいてることは分かっているけどドキドキしてしまう
早く終われ〜〜///
笙「はい、できた☆」
ようやく結び終えたようだ…………
梨(ホッ……
:07/01/28 10:08 :N902i :☆☆☆
#601 [三ッ葉]
《次は―…》
種目で呼び出しの放送がかかった―…
笙「あッ……行かないとダメじゃん!!」
新「……だな」
笙吾先輩と新先輩は、青色のはちまきを頭に結びはじめた
新「梨緒……タオルもっといて!!!」
新先輩が私の手にタオルを預けた……
新「俺頑張るからちゃんと、見といて…」
:07/01/28 10:15 :N902i :☆☆☆
#602 [三ッ葉]
梨『あ……はいッ!!』
そう答えると新先輩は笑って歩きだした
バサッ―…
笙「俺のもよろしくぅ!!」
笙吾先輩が私の頭にタオルを乗せて新先輩のところまで走っていった……
ほんと………
気持ちくるうな―…
:07/01/28 10:18 :N902i :☆☆☆
#603 [三ッ葉]
ぎゅ……
二人のタオルを両手で握りしめた
亜「皆ッ……!!!」
亜梨沙先輩は、競技を終えて私達の元へ駆け付けた
栞「お疲れさまです
亜梨沙先輩格好よかったですよ!!」
亜「照れちゃうなぁ〜///笑」
会話の後、亜梨沙先輩が私の手元をみた―…
タオル――…
:07/01/28 10:25 :N902i :☆☆☆
#604 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん、それ笙吾のだよね?
あたしがもっとくよ!!
貸してくれる??」
亜梨沙先輩が笑顔で手差し出す…………
私は、その手に笙吾先輩のタオルをのせた
ぎゅ……
でも、のせただけで離せなかった―…
手に力が入る
だってこれは、笙吾先輩が私に渡したもの…………
:07/01/28 10:32 :N902i :☆☆☆
#605 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん??」
亜梨沙先輩が首をかしげた
パッ――
梨「あ…すみません;」
私は、笙吾先輩のタオルから手を離した
龍「………」
栞「………」
龍也と栞がだまっていた
二人共私の気持ち知ってたもんね…………
:07/01/28 10:35 :N902i :☆☆☆
#606 [三ッ葉]
パンッ………
銃声の音に耳を傾けた
先輩達の競技…
リレーが始まったのだ――――…!!!
私は、先輩達の姿を目で探した………
あっ………いたッ!!!
新先輩がバトンを受け取ったのを発見した……
先輩達のクラスが最後なようだ……
一位はムリだろうと思った!!!
:07/01/28 10:41 :N902i :☆☆☆
#607 [♪]
毎日見てるょ
F
頑張ってね(・O・)
:07/01/28 10:45 :810SH :☆☆☆
#608 [三ッ葉]
新先輩が走りだす―…!!
周りから歓声があがる
それもそのはず
最後だった新先輩が凄いスピードで2番目まで追い抜いたからだ――ッ!!
梨『すごいッ――!!』
でも、一位の人との距離はかなり空いていて追い抜けないまま新先輩は、一周走り終えた
新先輩の手からバトンが渡る――――……
笙吾先輩に――…!!
:07/01/28 10:46 :N902i :☆☆☆
#609 [三ッ葉]
:07/01/28 10:47 :N902i :☆☆☆
#610 [三ッ葉]
笙吾先輩は、ぐんぐんとスピードをあげていく
一位の人もとても速い人だ
でも距離は、少しずつ縮まっていく
ゴール場所には白いテープ
その何メートル前に一位の人と笙吾先輩の姿が並んでいた………
パァン―――!!!
:07/01/28 10:52 :N902i :☆☆☆
#611 [三ッ葉]
私達は、歓声をあげた
一位は、もちろん青色!!
先輩達のクラスだった!
二人とも凄く格好よかった……………
《次の種目は――》
また放送が入り、私は足を動かした☆
皆にエールをもらって!!
:07/01/28 10:55 :N902i :☆☆☆
#612 [三ッ葉]
種目はリレー
チーム戦ではなく、個人戦のもの
龍也もでるので一緒に集合場所にいくと、
競技を終わらせた笙吾先輩と新先輩の姿があった
新「お前リレーできんの?見るからに遅そ;;」
一言目にでてきたのがこの言葉――…
軽く傷ついた;;笑
:07/01/28 11:00 :N902i :☆☆☆
#613 [三ッ葉]
新「龍也がでるのは納得だけど………梨緒は;;」
新先輩がやばいだろ
という感じの視線を向ける
笙「新……お前は知んねーかもしれねぇけど、梨緒まじ足速いぜ??
まぁ、俺には勝てねぇけどな!!!!!」
新「……まじ??」
梨『以外にやりますよ、私!!!!』
龍「小さい頃、俺ら駆けっこばっかやってたんで!!」
そぅ―――…
小さい時、三人でよく駆けっこをしていた……
:07/01/28 11:06 :N902i :☆☆☆
#614 [三ッ葉]
がんばれ
と、先輩の応援に見送られ足を進ませたとき
笙「一位とんね―とチューしちゃうからね??」
と、突然笙吾先輩が後ろから私の耳元に呟いた
梨『えッ…///?
何いってんですか!!亜梨沙先輩がいるのに……』
ズキン
先輩……あんまり私にそんなこと言わないでよ
壊れちゃいそうになるよ……………
:07/01/28 11:10 :N902i :☆☆☆
#615 [三ッ葉]
笙吾先輩は、悪魔の笑みを浮かべて手を振った
………………
競技が始まる――…
龍也はぶっちぎりで一位だった
私は、複雑な心境のままスタート地点についた
かならず一位をとる!!!
:07/01/28 11:14 :N902i :☆☆☆
#616 [三ッ葉]
結果は一位
亜梨沙先輩のものの笙吾先輩にキスなんかいらない――……
前みたいな強引なキスも……………
だから、一位になった
自分の気持ちを押さえて笙吾先輩と接することがそろそろ限界に近づいていた……………
先輩……私にあんまり近づいちゃやだよ…
気持ちおさえらんない
:07/01/28 11:20 :N902i :☆☆☆
#617 [三ッ葉]
うえの文章の二文目のを
【亜梨沙先輩がいる笙吾先輩のキスなんかいらない………】
にしてください
すみません
:07/01/28 11:23 :N902i :☆☆☆
#618 [三ッ葉]
栞と亜梨沙先輩のいる場所に皆で戻った……
栞「ほんと皆速かった!!凄かったです!!!」
と、一番興奮していた
新「梨緒……俺のタオルは?????」
梨『………え?
あッ!!!自分の席においてるんで』
私は、そう言って新先輩のタオルを席からとって渡した
新「さんきゅ」
:07/01/28 11:27 :N902i :☆☆☆
#619 [三ッ葉]
新先輩が頭を撫でた…
笙「梨緒……俺のは?」
梨『あ……』
亜「私がもってるよ!!
はいッ!!!」
亜梨沙先輩が笙吾先輩の前にきてタオルを渡した
笙「あ…ありがと」
チラッ……
そう言いながら笙吾先輩は私に視線を送ってきた
バッー
私は、すぐにその視線から目をそらしてしまう……
:07/01/28 11:33 :N902i :☆☆☆
#620 [三ッ葉]
新「一位とった記念にアイスおごってやるよ!!」
この体育祭では、アイスとジュースの販売がゆるされている……
梨『え??いいんですか?』
新「うん……だから、一緒に買いにいこ??」
新先輩が手を握ってきた……
梨『……ッ!あのッ……私トイレにいってきます!!』
ダダッ――…
私は、とっさに嘘をついて走ってしまった
:07/01/28 11:38 :N902i :☆☆☆
#621 [三ッ葉]
ジャ――…キュッ…
私は、水で火照った顔を冷やした
新先輩は、いつも私が困ってるときにフォローしてくれる………
優しさをくれるんだ…
でも、私の気持ちは中途半端で――…
優しさに甘えてばかりで――…
弱い……
鏡には弱い自分が映っていた―…
:07/01/28 11:55 :N902i :☆☆☆
#622 [三ッ葉]
ペチンッ――
私は、俯いてから軽く頬を両手で叩いた…………
梨『強くならないとダメ』
そう一言呟いて、鏡をもう一度見た………
そこには、笑顔な自分
多少弱さが見え隠れしているけど、笑顔な自分がいた――…
これで大丈夫……
私は、トイレから足を踏み出した――…
:07/01/28 11:59 :N902i :☆☆☆
#623 [三ッ葉]
外にでると
誰かが立っていた……
「……梨緒」
その声で、私の笑顔は一瞬にして消えた
再び弱い自分が表れてくるのを感じた――…
:07/01/28 12:01 :N902i :☆☆☆
#624 [三ッ葉]
:07/01/28 12:28 :N902i :☆☆☆
#625 [我輩は匿名である]
:07/01/28 18:45 :SH902i :☆☆☆
#626 [ヒトミ]
あげ(`・ω・)印x
:07/01/28 20:15 :W32SA :☆☆☆
#627 [三ッ葉]
匿名さん
ヒトミさん
あげてくださって有難うございます(。・ロ・
)
*
最近は読んでくださる人も増えたようで嬉しいです
:07/01/28 20:58 :N902i :☆☆☆
#628 [奈々x]
いつ頃書きますか[
それに合ゎせて来ようと思いますxx
あっ!!!!急かしてるつもりぢゃ無いのでホホ頑張ってください
:07/01/28 21:40 :W31K :☆☆☆
#629 [三ッ葉]
:07/01/29 01:15 :N902i :☆☆☆
#630 [三ッ葉]
>>623から
私は、胸をぎゅっと押さえた――…
前にいたのは
梨『笙……吾先輩ッ…』
私は、ジリジリと足を後退させた――…
やばい……
涙がでそう―…
先輩がいつになく真剣な目だった………
後退する私に笙吾が近づいてくる
:07/01/29 01:27 :N902i :☆☆☆
#631 [三ッ葉]
ドンッ――…
私の体はトイレの壁にぶつかり行き場がなくなった
梨『………ッ…』
私は、顔を見られないように俯いた
笙吾先輩は、私の目の前に来て、トイレの壁に腕をつけた
笙「なぁ……。なんでいつも俺といてると泣きそうな顔すんだよ………」
私の顎が笙吾先輩によってクイッと持ち上げられる―――…
:07/01/29 01:34 :N902i :☆☆☆
#632 [三ッ葉]
私の目に写る先輩の目は、触れてしまうと
すぐに割れてしまいそうなガラス玉みたいだった――…
私が先輩をこんな目にさせてしまってるのかな?
苦しめてるのかな??
先輩――…
私があなたといると泣きそうになるのは
大好きだからなんですょ…………
私の想いの所為……
あなたの所為――…
:07/01/29 01:42 :N902i :☆☆☆
#633 [三ッ葉]
でも、言わない
言えないよ……
梨『…………』
笙「黙んなよ……
なぁ、俺…お前に……ムカついてたはずなのに分かんねえよ―……」
梨『――…え…』
シャラン……
私の首元のネックレスが音を小さなたてた―…
潤にもらったもの……
笙「傷つけたくないのに……止めらんねぇッ…」
:07/01/29 01:49 :N902i :☆☆☆
#634 [三ッ葉]
梨『きゃッ……!』
ブチッ………
シャラン――…ッ
ネックレスの装飾のハートの部分が乾いた地面に落ちて輝いた………
パラパラ………
チェーンのビーズが私の体を伝って落ちていく―…
梨『しょ…笙吾先輩……?』
:07/01/29 01:53 :N902i :☆☆☆
#635 [めーたん]
:07/01/29 02:09 :SH902i :☆☆☆
#636 [我輩は匿名である]
<<315
:07/01/29 13:44 :SH902i :☆☆☆
#637 [x心愛x]
更新ヨ頑張ってさぃ~~~
:07/01/29 15:56 :W42K :☆☆☆
#638 [三ッ葉]
:07/01/29 17:34 :N902i :☆☆☆
#639 [三ッ葉]
笙「………」
スッー
笙吾先輩の顔が私の首元に―――……
梨『………ッ』
先輩の吐息が私の首元にかかる……
チュ………
梨『ひゃッ………!!!』
:07/01/29 22:22 :N902i :☆☆☆
#640 [三ッ葉]
ビクッ…………
思わぬ出来事に私の体は反応してしまう――…
先輩が私の首筋に唇を重ねたのだ
梨「ふッ……や…め―…ッ」
体が押さえつけられていて振り払えない
変な感覚に襲われて、手にも力が入らなくなる
目から涙がこぼれてきてしまう――…
:07/01/29 22:31 :N902i :☆☆☆
#641 [三ッ葉]
ツゥ――…
私の涙が頬から首筋を伝って肌を濡らした
笙「………俺のもん…の…証――…」
笙吾先輩は、首筋に強くキスをしてきた――…!!
梨『………んぁッ…///』
声をあげたくないのに声がでてしまった
首筋を強く吸われる
私は、自分の口を片手でふさいだ……
:07/01/29 22:43 :N902i :☆☆☆
#642 [三ッ葉]
トイレの前だし人に見られるとまずい―…
梨『……ッせんぱ……何でこ…んなこっ……と』
喋ろうとすると涙も更に流れた
笙吾先輩は答えてくれないし、動きを止めてくれない!!!
梨『……ッやぁ』
――――ガリッ――――
:07/01/29 22:48 :N902i :☆☆☆
#643 [姫x]
続きがめちゃ気になる(*v∀vx)
感想トピへのカキコぁリがとぅござぃましたテ∀`シ)x~
返事書いておきました~
:07/01/29 22:50 :W42K :☆☆☆
#644 [三ッ葉]
ズキンッ――…
梨『――――ッ!!!』
首元からの激しい痛みが私を襲った――…
笙吾先輩に噛まれた―…
梨『ハァ…ハッ…』
息の乱れる私の首元から笙吾先輩の唇がそっと離れる
笙「ずっと前のお返し……だよ?」
:07/01/29 22:56 :N902i :☆☆☆
#645 [三ッ葉]
:07/01/29 23:01 :N902i :☆☆☆
#646 [三ッ葉]
:07/01/29 23:13 :N902i :☆☆☆
#647 [リナ]
読んでますょ
めちゃめちゃぉもしろぃデスイ
:07/01/29 23:15 :W41SH :☆☆☆
#648 [まぃ]
:07/01/29 23:16 :SO702i :☆☆☆
#649 [姫x]
見てます(xvUvシ)g*゜。~この後、どなるの(*v∀vx)
:07/01/29 23:20 :W42K :☆☆☆
#650 [三ッ葉]
:07/01/29 23:29 :N902i :☆☆☆
#651 [まぃ]
待ってるね
:07/01/30 00:01 :SO702i :☆☆☆
#652 [三ッ葉]
>>643から
この前のお返し………
あの時―…先輩の唇噛んじゃったから―……
笙「唇じゃないだけマシだろ……??」
そう言う笙吾先輩は、複雑な笑みを浮かべていた――…
でも、目はどことなく悲しそうに見えた気がした…
先輩の唇には、血がついている……
私の血だ………
:07/01/30 00:28 :N902i :☆☆☆
#653 [三ッ葉]
涙が止まることを知らないように流れてくる
笙「やっぱり俺がなかせちまうのかよ…
ごめんね?
梨緒ちゃん………?」
笙吾先輩は、血を手で拭って私の傍から離れていた………………
ズキンッ……
首筋が痛くて小さく悲鳴をあげている
梨『……痛ぃ…』
バタバタッ………… 数人の足音が聞こえた
:07/01/30 07:20 :N902i :☆☆☆
#654 [三ッ葉]
その足音は遠ざかっているようだった――…
もしかして………
誰かに見られたりしたのかな……………
私は、足に力が入らなくなってその場でストンッとしゃがみこんだ
足元には、ハートの飾りと小さなビーズ達が落ちている
梨『ッ…う…グスッ…』
首筋より違う何かが痛かった――…
:07/01/30 07:25 :N902i :☆☆☆
#655 [三ッ葉]
何分かたつと、私はトイレの鏡の前に再び立った…
涙は止まったが目が真っ赤な私が映る
首筋には、キスマークとまだ血が滲み出ている噛み跡がくっきり残っていた――…
私は、それを隠すために絆創膏などをはろう、と保健室に行こうとしてトイレを出た――…
ズキンッ……ズキン―…
:07/01/30 07:31 :N902i :☆☆☆
#656 [三ッ葉]
:07/01/30 07:38 :N902i :☆☆☆
#657 [三ッ葉]
「遅い」
歩いていると、腕組みをしながら壁にもたれている人にそう言われた
新先輩だった…
梨『あはッ;;すみません』
私は、左手で頭をさすりながら言った
右手は、跡を隠すために首元にあり……
目は、赤くなっている
新先輩は、少し困った顔をした――…
:07/01/30 19:48 :N902i :☆☆☆
#658 [三ッ葉]
そして、片手にもっていた袋からアイスをとりだして
新「お前の所為で溶けかけてるんだよ;;」
と、ムスッとしていた
そのアイスには、チョコレート味とピンク色のアイスがあった――…
ピンク色――ッ!!
梨『ストロベリーだぁ!!』
私は、赤い目を光らせて声をあげた
新「ほらよ」
:07/01/30 19:56 :N902i :☆☆☆
#659 [三ッ葉]
新先輩は、私に向かってアイスをヒョイッと投げてきた
私は、それを両手で受けた
梨『有難うございます!
私がストロベリー好きなのどうして分かったんですか??』
屈託のない笑顔でアイスの袋を破りながら聞いた
新「俺のカン……」
新(嘘だし……
本当は、遊園地の時の話を覚えてただけだし;;
:07/01/30 20:04 :N902i :☆☆☆
#660 [三ッ葉]
梨『すごいですね!!
先輩も早く食べないと更に溶けちゃいますよ??』
私は、新先輩の顔を下から覗き込んだ
新「俺は、アイスよりこっちがいい――…」
新先輩の唇が私の唇に近付きだす――…!
ドクンッ……
ビクンッ……
笙吾先輩との出来事が頭の中に浮かび、
唇が近づいてくるにつれて私の体が震えていく――…
:07/01/30 20:12 :N902i :☆☆☆
#661 [三ッ葉]
チュッ………
梨『――え………?』
唇が触れた……
私の唇に―――……
いや、違った…
私の頬にだった―…
新先輩は、私の首元にそっと手で触れる―…
梨『……ッ……』
:07/01/30 20:15 :N902i :☆☆☆
#662 [三ッ葉]
新「なんでここ…こんなに赤くなってんの?
血もでてるし………」
新先輩は、私の目も赤いことにも気付いていた
梨『蚊にかまれて、掻きむしっちゃって――…』
新「これ、噛み跡だろ」
新先輩は、私の目を真っすぐみて聞いてきた
私は、視線をずらしてからうつむいた
梨『言え…ません…』
:07/01/30 20:49 :N902i :☆☆☆
#663 [三ッ葉]
そう言うと、私の首元から新先輩の手が離れた……
新(ぜってぇ笙吾だ…
新先輩は、チョコ味のアイスの袋を取り出して
新「俺のん食べれなくなっちゃった;;」
はにかんで笑った
梨『ふはッ……』
私は、笑った
私の手にもピンク色のアイスの雫がこぼれていた――…
:07/01/30 20:53 :N902i :☆☆☆
#664 [三ッ葉]
それから、新先輩は私を引っ張って保健室までいき、絆創膏を私の首元にはってくれた―――……
二人でいろんな少し話をしてから保健室をでた……
その頃には、赤い目も普通に戻っていた
―――…………
:07/01/30 20:56 :N902i :☆☆☆
#665 [三ッ葉]
それからの体育祭は、
笑って過ごしていたけど本当は笑っていられる心境ではなかった――……
━━━━━━………
━━━━━……
時間が経てば首筋の跡は消えるんだろう
でも、
心の傷は癒えないままなのかな―――………
:07/01/30 21:01 :N902i :☆☆☆
#666 [三ッ葉]
…………………
目が覚めると次の日
あの後からの記憶はあまり覚えていない――…
楽しい体育祭になるはずだったのにな……
気が沈むが用意をして食堂へ足を傾けた
龍也と栞と共に……
:07/01/30 21:05 :N902i :☆☆☆
#667 [三ッ葉]
食堂についたのは、私達が一番のりだった
好きな品をとって椅子に腰をおろした
栞「あれ?ハートのネックレスは???
いつもつけてたじゃん!
それに首の絆創膏どうかしたの;!?」
私は、突然の栞の質問に言葉をつまらせた……
梨『別に何にもないよ』
栞、龍「……」
:07/01/30 23:49 :N902i :☆☆☆
#668 [姫x]
新センパイかっこぃぃデス.+゚。~
三ッ葉さんも自分のペースで頑張って下さぃ咐~
:07/01/31 00:26 :W42K :☆☆☆
#669 [三ッ葉]
:07/01/31 07:42 :N902i :☆☆☆
#670 [三ッ葉]
少しの間だけ沈黙ができる
龍「………無理す――」
「ねぇ、あの子が人の彼氏に手だした子だよね〜」
龍也が喋り終わる前に女子が私の方を指差して言っているのが耳に届く――…
ガタッ――…
私は、動揺して勢いよく椅子から腰をあげた
梨『………』
女子「昨日……トイレの前で私見たんだから!!
笙吾先輩といるところを――…」
見られてたんだ……
私の顔がこわばった
:07/01/31 07:57 :N902i :☆☆☆
#671 [三ッ葉]
栞「は??
あんた何いってんの??
嘘ついてんじゃないの?」
栞が席をたって女子の前まで歩いていく――…
女子は一年で同じ学年だった………
女子「嘘なんかじゃない!トイレの前で――…ッ」
や………め…て
や……めて
梨『ゃだ……思い出したくない……』
私は、小声で言った
絆創膏を貼った噛み跡がまた痛みだす―…
ズキンッ
:07/01/31 08:04 :N902i :☆☆☆
#672 [三ッ葉]
そんな気持ちとは、裏腹に女子は口をあけて何か言おうとしていた―…
食堂に人が集まりだす
その中には新先輩の姿もあった――…
女子「あの子最低だよ??
何でか教えてあげようか?
あの子……笙吾先輩と――――』
梨『―――やめてぇッ!!』
私は、両耳をしっかり両手で塞いで避けんだ――…
食堂に響き渡るくらいの声で…………
:07/01/31 08:11 :N902i :☆☆☆
#673 [三ッ葉]
女子はきょとんとした表情をして、にやりと笑みを浮かべた――…
女子「言わないであげよっか???」
コツコツ……
私の前へ足音をたてながら近づいてきた
私は、さっきの質問に目をそらして首をたてにふった………
女子「………そっか………でも――――!!」
突然女子が私の絆創膏に手をかけた――…!!
梨『――いやッ…』
―――ビリッ―――
:07/01/31 08:19 :N902i :☆☆☆
#674 [我輩は匿名である]
:07/01/31 11:09 :SH901iS :☆☆☆
#675 [我輩は匿名である]
:07/01/31 11:11 :SH901iS :☆☆☆
#676 [三ッ葉]
:07/01/31 15:38 :N902i :☆☆☆
#677 [三ッ葉]
剥がれた絆創膏がヒラヒラと宙を舞って床に落ちる
梨『あ………』
私は、片手で噛み跡を隠そうとした
ガシッ
女子「隠そうとしたって無駄よ!!」
その腕は、頑丈に掴まれ身動きできなくなった…
「あれ…キスマーク……よ…ね??」
まわりにいた人が口を押さえながら言った
:07/01/31 15:47 :N902i :☆☆☆
#678 [三ッ葉]
梨『………』
私は、目をキツくつむった
こんな行為で周りから逃げられるわけじゃないのに――……
フッ
私の腕が突然自由になった
新「放せよ」
目を開けると新先輩が女子の腕を掴んでいた
新「梨緒……行くぞ」
グイッ……
:07/01/31 15:51 :N902i :☆☆☆
#679 [三ッ葉]
私は、周りの視線と声の飛び交う食堂から新先輩によって逃げ出した――…
━━━━━━…………
…………………
来たのは2-Aのクラス
新先輩と笙吾先輩のクラスだった――…
何の音もしない教室
誰もいないからだ……
私は、新先輩がだしてきた椅子に腰を降ろした……
:07/01/31 15:56 :N902i :☆☆☆
#680 [三ッ葉]
新「やっぱ笙吾だったんだな…………」
梨『分かってたんですね…………??』
新「このマークは……笙吾が無理矢理か??」
新先輩は膝に置いた手をグーにしていた
その手には力が入っていて、震えている
新先輩の目から怒りがみえていた
梨『ち……がいま…す』
:07/01/31 16:03 :N902i :☆☆☆
#681 [三ッ葉]
新「………まじかよ…」
梨『………』
"そうです"
の一言が言えなかった…
言ってしまったら
新先輩が笙吾先輩に何かしてしまいそうな気がしたから――――……
二人の仲が悪いところなんてみたくなかったから
新先輩は、辛そうな表情をしていた――…
ガタッ
梨『私……自分のクラスに行きますね……』
:07/01/31 16:06 :N902i :☆☆☆
#682 [三ッ葉]
新「………」
新(まじでキタ……
俺……勝ち目ねぇじゃん
…………
辛そうな新先輩を見ていられなくて
私は、教室から素早く立ち去った
いつのまにか
嫌な事から目をそらすことに慣れてしまっていた―――……………
――――誰よりも最低な人間だ……
:07/01/31 16:10 :N902i :☆☆☆
#683 [三ッ葉]
ドクンッ
自分のクラスに向おうと階段を降りる途中に笙吾先輩にあった――……
梨『…………』
お互いの体は動かなくなった―――
そんな時…
女子「あ〜笙吾ッ!!
こんな女の子に手だされたって嘘だよね??」
四人の女の先輩達が笙吾先輩に駆け寄ってきた
私にいやがらせをした先輩達だ―…
笙「黙ってくんね〜かな??」
笙吾先輩は笑顔で答えた
:07/01/31 16:17 :N902i :☆☆☆
#684 [三ッ葉]
女子「やっぱり、こんな子相手にする訳ないよね
こ〜んなことしても――…」
ある一人の女の先輩が私の体を人差し指で軽くついてきた…………
梨『こっから落とす気ですか………??』
女子「まさかッ!!
冗だ―――――えッ??」
ガクンッ………
私の体のバランスが急に崩れて傾く――……
梨『………』
私はもがきもせず、
そのまま体を力に任せた――…
いっそのこと落ちちゃって傷ついた方がいい――……
:07/01/31 16:25 :N902i :☆☆☆
#685 [三ッ葉]
:07/01/31 16:32 :N902i :☆☆☆
#686 [三ッ葉]
笙「梨緒ッ―――!!」
ドサッ
私は、先輩の声と共に階段からずり落ちた――…
梨『う……ッ……!!』
頭を強打してしまって意識が朦朧とする―…
あれ…?
何故か体は痛くない――…
どうし……て?
スッ――!!
目を開けると…………
:07/01/31 21:35 :N902i :☆☆☆
#687 [三ッ葉]
笙吾先輩の体が私の体を包み込んでいた――…
梨『ど……して…』
笙「…………」
笙吾先輩は目を開かなかった――……
梨『しょ…ぅ……』
フッ―…
先輩の名前を呼び終わる前に意識を失った………
先輩の心地よい温もりに包まれたまま――…
━━━━━……
━━━━━━………
:07/01/31 21:45 :N902i :☆☆☆
#688 [三ッ葉]
………………………
…………………
梨『んんッ……』
目を覚ますと私の顔を覗きこむ新先輩の顔があった
新「やっと目覚めたか
頭大丈夫か??」
ズキンッ………
私は痛む頭をさすってみると、大きなたんこぶを発見した――…
強く打ったみたいだ…
梨『なんとか………』
新「そ………」
:07/01/31 21:56 :N902i :☆☆☆
#689 [三ッ葉]
ガバッ――…
私は、ある事が頭に浮かび上半身を起こした
周りを見渡すと自分の部屋だった
新「どうしたの……?」
梨『あ……え―…と、笙吾先輩は……??』
新「………笙吾なら自分の部屋。
体と頭強打したみてぇ
さっき目覚ましたけど…」
笙吾先輩――…
わざわざ私を庇ってくれたんだ―――…
:07/01/31 22:04 :N902i :☆☆☆
#690 [まぃ]
三ッ葉
チャン
頑張ってね
まぃ
は最後まで見てるからね
:07/01/31 22:07 :SO702i :☆☆☆
#691 [三ッ葉]
梨『私……ッ――』
新「……行ったら?」
新先輩は、私に顔を向けないままそういった
梨『……はい』
私は、笙吾先輩の部屋へ行くため自分の部屋をでた
:07/01/31 22:08 :N902i :☆☆☆
#692 [大空]
:07/01/31 22:09 :W41K :☆☆☆
#693 [三ッ葉]
まい
ちゃん
最後までみてくれるなんて嬉しいなッ
まい
ちゃんの優しさに三ッ葉泣いちゃいます
:07/01/31 22:10 :N902i :☆☆☆
#694 [三ッ葉]
大空さん
初めまして
細かいアンカー
どうも有難うございます
泣
とっても嬉しいです
頑張ります
:07/01/31 22:11 :N902i :☆☆☆
#695 [三ッ葉]
私がドアの前に立ったとき
ガチャッ――…
亜「あッ……!!梨緒ちゃん目覚めたんだ!!
良かったあ〜」
亜梨沙先輩がでてきた…
梨『心配かけてすみませんでした…………;;』
亜「大丈夫ッ!!
私、用事あるから一旦自分の部屋へ戻るね」
と、言って亜梨沙先輩は去っていった
:07/01/31 22:17 :N902i :☆☆☆
#696 [三ッ葉]
ずっと亜梨沙先輩が笙吾先輩の傍にいてたんだ……
私……
行かなくてもいいのかも――…
でも、お礼ぐらいしなきゃ………
なんでだろう?
凄く笙吾先輩の顔が見たくなる――…
ペタッペタッ……
私は部屋の中へ――…
:07/01/31 22:20 :N902i :☆☆☆
#697 [三ッ葉]
笙「梨緒……」
ベットに横になっていた笙吾先輩がいた
梨『先輩……ごめんなさいッ………!!』
私は深く頭を下げて謝った
笙「いいって……梨緒は大丈夫なのかよ??」
先輩は私の手を握って軽く微笑んだ
梨『笙吾先輩のおかげで平気ですよ??
私なんかの心配より……自分の心配してください』
:07/01/31 22:25 :N902i :☆☆☆
#698 [三ッ葉]
私も先輩の手を握りかえした――…
笙「そうだな……
あのさ、いつも泣かせてごめん………ッ…
お前苦しめてわりぃッ…」
笙吾先輩は顔をくしゃくしゃにして言った
梨『何で…そんな事言うんですかッ……
大…丈夫ですよ?』
私は涙をこぼした……
笙「約束……本当にお前…覚えてる??」
梨『当り前じゃないですか………』
:07/01/31 22:31 :N902i :☆☆☆
#699 [三ッ葉]
笙「嘘つくなって…」
先輩は私の手をより強く握ってきた………
梨『嘘じゃないです!!
私ッ……信じてたから誰とも付き合わなかったんですよ…………??』
笙「潤って奴は??」
梨『なんにもないですよ………友達、です』
先輩は、ほっとした顔をしてから―…手を優しく握り直してきた………
笙「そ…っか…
あのさ、助けたお礼として聞いて欲しいことあんだけど……………」
:07/01/31 22:37 :N902i :☆☆☆
#700 [三ッ葉]
梨『何ですか??』
笙「俺が……俺が眠るまで手つないでて……??」
梨『は……い…』
………………
……………………
先輩は眠りについてしまった――…
私の手は笙吾先輩の手を握ったまま――…
ふと、先輩の机の上に目をやると、思わぬものを見つけてしまった!!
梨『!!!!』
:07/01/31 22:42 :N902i :☆☆☆
#701 [三ッ葉]
ずっと前に笙吾先輩にビリビリに破られた写真が
セロハンテープで貼り付けられたもの―――……
ぐしゃぐしゃだけど、元の一枚の写真
私は、なぜか嬉しくなった――…
ずっと………
幸せが続けばいいのに―――………
:07/01/31 22:45 :N902i :☆☆☆
#702 [三ッ葉]
━━━━━━………
でも、そんな訳にはいかない……………
ガシャッ……ガキッ……
私の想いの行方を自分で壊すことになるなんて――…
それがこの後に起こる事だなんて―――…
まだ今の私は知らない……
━━━━━━…………
:07/01/31 22:50 :N902i :☆☆☆
#703 [三ッ葉]
ガチャツ………
亜「…………」
亜梨沙先輩が部屋に無言で入ってきた―…
パッ――
私は、見つからないように笙吾先輩の手から自分の手をそっと離した………
亜「……梨緒ちゃん…笙吾寝てるの??」
梨『あ……はい
私、邪魔なので失礼しますね!!』
足を動かした…
亜「まって!!」
:07/01/31 23:16 :N902i :☆☆☆
#704 [三ッ葉]
…………………
私は、今……亜梨沙先輩の部屋にいる――…
同室の人は今はいなかった――…
亜「あのさぁ……噂って本当の事……な…の??」
これが亜梨沙先輩が口を開いてでてきた言葉だった
ドクンッ…
亜梨沙先輩の耳まで届いちゃったんだ――…
梨『………』
私は、何も答えられなかった
:07/02/01 01:17 :N902i :☆☆☆
#705 [三ッ葉]
亜梨沙先輩が話たい事がある―――――
と、言ったので来てみたら……
やっぱり思っていたどおりの事を聞かれた
亜「きっと本当なんだね……………
私さ、笙吾の事……中一の頃からずっと好きだったんだ………」
梨『え…………?』
亜「でも、笙吾にはずっと想いを寄せてる人がいた………
それは―――」
:07/02/01 01:22 :N902i :☆☆☆
#706 [x心愛x]
めッッちゃ面白ぃデスy(*シ>∀<~)*~~笑
頑張ってさぃなぁ_~
:07/02/01 07:07 :W42K :☆☆☆
#707 [大空]
やっといままでの全部読みました
すごくおもしろいです 続きも期待してます
:07/02/01 14:43 :W41K :☆☆☆
#708 [三ッ葉]
:07/02/01 20:03 :N902i :☆☆☆
#709 [三ッ葉]
大空さん
全部読んでくださって有難うございます
期待に応えられるか分かりませんが
頑張りますネ
:07/02/01 20:05 :N902i :☆☆☆
#710 [三ッ葉]
亜「自己紹介した時にすぐに分かったの………
楠未………梨緒。」
亜梨沙先輩が私の名前を
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟いた
私…………の名前??
亜「梨緒ちゃん……
笙吾が想い続けた人は
梨緒ちゃん………
………あなたなの」
―――――え。
:07/02/01 21:03 :N902i :☆☆☆
#711 [三ッ葉]
亜梨沙先輩からでてきた言葉によって
私の心臓は、止まりそうになった――――……
ズキンッ
普通は嬉しいはずなのに……今は心が痛いだけだった
だって今は……
笙吾先輩の隣には
ちゃんと亜梨沙先輩がいるじゃない――………
梨『………』
亜「私……それを知ってたから…それまで告白できなかった……」
:07/02/01 21:35 :N902i :☆☆☆
#712 [三ッ葉]
亜「でもッ……
気持ちは押さえられなかったの………
忘れたくても忘れなくて――――……」
亜梨沙先輩の顔が歪み始めた…………
目には溢れんばかりの涙が溜まっている
亜「そして、告白…した――――……
私が全部変えてあげるから…………
気持ちを変えてあげるから…………
って笙吾に言ったの…」
:07/02/01 21:41 :N902i :☆☆☆
#713 [三ッ葉]
梨「………」
私は、何も言うことができなかった………
ガシッ……
亜梨沙先輩の綺麗な手が私の両腕をつかんだ
亜梨沙先輩の顔は、今までに見たことがないくらい涙で濡れていて……
心の痛みを表していた
亜「でも……やっと付き合えたのにッ――…
不安で押しつぶされそうなのッ………!!!」
:07/02/01 21:45 :N902i :☆☆☆
#714 [三ッ葉]
亜「私じゃ……変えられないのっ???
笙吾は、私と付き合ってるのに………
いつだって梨緒ちゃんの事考えてるようにしか見えないのッ…」
亜梨沙先輩の目からこぼれる涙が私の服の上に無数のシミをつくっていた
亜「こんな事言うなんて最悪だッ……けど……
梨緒ちゃん……
笙吾をとらないで――…
お願い――……」
:07/02/01 21:51 :N902i :☆☆☆
#715 [三ッ葉]
……………
私は――…
いろんな人を傷つけてばかりだ………………
自分は傷ついたって構わない
もぅ……人を苦しくさせるのは嫌だよ……
だから―――――
梨『亜梨沙先輩……泣かないでください……
私が………
笙吾先輩と上手くいくように協力します……から』
私は、唇を何回か噛み締めながら擦れた声で言った
:07/02/01 21:59 :N902i :☆☆☆
#716 [三ッ葉]
亜「でも…………
梨緒ちゃんの気持ちは?
笙吾のこッ……と――」
梨『好きじゃな…いですよ』
亜梨沙先輩が話終える前に答えた――…
亜「…………ッ!!
ごッ……めんなさ、い
ごめんな………さい!!!」
亜梨沙先輩は、何回も涙を流しながら私に頭を下げて謝ってきた…………
梨『……大丈夫です!!』
:07/02/01 22:03 :N902i :☆☆☆
#717 [まあ]
失礼します
!
>>>1-100
>>>101-200
>>>201-300
>>>301-400
>>>401-500
>>>501-600
>>>601-700
>>>701-800
:07/02/01 22:14 :P701iD :☆☆☆
#718 [まあ]
:07/02/01 22:15 :P701iD :☆☆☆
#719 [三ッ葉]
:07/02/01 23:22 :N902i :☆☆☆
#720 [三ッ葉]
>>716から
……………………
………………………
私は、涙を堪えながら亜梨沙先輩の部屋からでた
パタンッ………
鍵の閉まっていない部屋に入る――…
自分の部屋ではない…
笙吾先輩と新先輩の部屋…
そこには、すやすやと眠る笙吾先輩と
ベットの上で雑誌を読んでいる新先輩がいた………
:07/02/02 01:18 :N902i :☆☆☆
#721 [三ッ葉]
新「………」
新先輩は、私に一瞬だけ視線を移して何も言わずにまた雑誌を読み始めた――…
………
私は、ある物に静かに手をかけた……
それを持って部屋からでるためにドアへと向う
新「……梨緒」
そんな時、後ろから新先輩の声が聞こえた――…
:07/02/02 01:26 :N902i :☆☆☆
#722 [三ッ葉]
梨『おじゃましました……………』
私は、振り向かないでそのまま部屋からでていった
振り向けなかった――…
また――…
泣いちゃってるから…
私は、何でこんなに泣き虫なんだろ??
いつから泣き虫になっちゃったんだろ……
:07/02/02 07:51 :N902i :☆☆☆
#723 [三ッ葉]
━━━━……
夜………………
龍也が寝息をたてた頃――…
ビリッ……ビリビリッ…
梨『……ッ……グスッ』
私は、声を押し殺して泣きながら取ってきた写真を破った…………
それをごみ箱へ捨てて……
:07/02/02 07:55 :N902i :☆☆☆
#724 [三ッ葉]
━━━━━━━
━━━━━━━━━
亜梨沙先輩が言ったとおり、気持ちは変えられるのかもしれない………
なら―――…
私が、君が愛としいと想う気持ちも
時間が経てば忘れられる…………
きっと…………
━━━━━━━━ ━━━
:07/02/02 08:00 :N902i :☆☆☆
#725 [三ッ葉]
それからは……
笙吾先輩には、前より話し掛けられる事が多くなって――…
その度に軽く促して避けた……………
笙吾先輩から逃げた――…
大丈夫。
いつか忘れられるよ…
:07/02/02 08:04 :N902i :☆☆☆
#726 [三ッ葉]
━━━━━━…………
━━━━━………
季節は、いつしか秋
紅葉で山が赤、黄、茶の色に染まるころ――…
枯れきった落ち葉のように私の心は乾いていた……
今日は
文化祭の日―――…
………
:07/02/02 08:08 :N902i :☆☆☆
#727 [三ッ葉]
首にあった跡は、すっかり消えていた
でも、
噂は広まる一方で――
皆は、悪人を見るような目で私を見るようになった
それでも深くは気にしていない様に振る舞い続けた………
:07/02/02 15:41 :N902i :☆☆☆
#728 [我輩は匿名である]
:07/02/02 15:58 :D901iS :☆☆☆
#729 [三ッ葉]
:07/02/02 18:00 :N902i :☆☆☆
#730 [りか]
はじめまして。~~この小説ぉもしろすぎてどぅしょぅかと思っちゃうくらぃはまりましたぁy勉強大変かもしれなぃケド,ぁんまり無理しなぃで頑張ってくださぃ(x。3-シ~・゜
:07/02/02 18:02 :W41S :☆☆☆
#731 [我輩は匿名である]
:07/02/02 19:53 :D901iS :☆☆☆
#732 [三ッ葉]
:07/02/02 22:13 :N902i :☆☆☆
#733 [三ッ葉]
匿名さん
めっちゃはまってくださって有難うございます
いぇ
2
何回でもかまいませんょ
と言うより、
何回でもやっちゃってください
笑
頑張りますね
:07/02/02 22:20 :N902i :☆☆☆
#734 [三ッ葉]
>>727から
梨、栞「『お帰りなさいませご主人様ッ!!』」
何故こんな台詞を言っているのかと言うと――…
私達の出し物は、ありきたりな
メイド喫茶……
になったから―…
と、いっても
男のお客さまには女、
女のお客さまには男が接待するようになっている
:07/02/02 22:36 :N902i :☆☆☆
#735 [三ッ葉]
栞「う――……;;」
栞が浮かない顔をして、うめいた………
梨『栞ッ……??
どうしたの??』
栞「龍也格好良すぎる…………だから、周りに女の子いっぱいいるし―――
何か不安で……」
そんな時――…
私はある事に気付いた
梨『大丈夫!!
だって―――――』
:07/02/02 22:53 :N902i :☆☆☆
#736 [三ッ葉]
龍「栞ッ…そんな顔して何かあった……??」
龍也がお客をほったらかして栞の元へ駆け寄ってきた……………
栞「あ……もぅ…何でもないよ!!」
栞はすぐに笑顔になった
栞「龍…也の…タブリエ姿格好良いな……////」
龍「ありがと
栞も良いと……思う///」
そう言って龍也は仕事に戻っていった………
:07/02/02 22:59 :N902i :☆☆☆
#737 [三ッ葉]
二人ともいい感じ!!
栞「梨緒……あたし…今日告白する!!!」
栞は顔を真っ赤にして言った
梨『うん!!頑張れッ……』
私は、栞の両肩をポンッと叩いて応援した……
栞「ありがとう!!」
:07/02/02 23:02 :N902i :☆☆☆
#738 [三ッ葉]
……………………
………………………
男子達は、タブリエ
女子達は、メイド服に猫耳
という衣裳――…
栞はいつもより可愛いらしくなったし、
龍也は、タブリエを来ていつもより大人っぽく見えた――…
私もいつもと違うように見えてたりするのかなぁ??
な〜んて、考えながら仕事をしていた
ガシッ……
:07/02/02 23:08 :N902i :☆☆☆
#739 [三ッ葉]
急に誰かに腕を掴まれて振り返った――…
梨『………』
そこにいたのは、
笙吾先輩でも新先輩でもなかった――…
まったく知らない男の人――――……
「へぇ〜君が楠未 梨緒かぁ………」
私の胸につけている名前入りのワッペンを見て、
怪しい笑みを浮かべながらその人は口を開いてきた…………
:07/02/02 23:15 :N902i :☆☆☆
#740 [x心愛x]
來ちゃいましたーー印咐~
勉強お疲れ様デスN
先輩xx
(*シuvuヌ)⌒~ 体に気を付けて*゜
:07/02/03 00:03 :W42K :☆☆☆
#741 [三ッ葉]
梨『誰ですか……??』
陽「あ―…俺??
新橋 陽介っつうんだけど〜
あッ!笙吾や新と一緒のクラスでサッカー部だよ!!」
私は、その人から離れようと後退しようとした
が、腕を離してくれないので動けなかった………
陽「逃げちゃ駄目だよ?」
……
:07/02/03 00:07 :N902i :☆☆☆
#742 [三ッ葉]
心愛ちゃん
来てくれて有難うございます
嬉しいです
体にもちゃんと気を付けますネ
:07/02/03 00:44 :N902i :☆☆☆
#743 [三ッ葉]
梨『………ッ』
何だか少し恐かった
陽「君が、女に興味を持たないあの新を引き付けてる子かぁ〜〜
それと―――…
人の男に……
亜梨沙がいる笙吾に手だしたって噂がたってる子だよね〜??」
ドクンッ…………
陽「純粋で可愛い顔しといて、結構黒いんだ〜」
陽介先輩は、笑っている
腕も離してくれない……
:07/02/03 07:02 :N902i :☆☆☆
#744 [三ッ葉]
梨『…ッ…や…めてください……!!!』
私は、陽介先輩の私を掴む手に触れて小さな声で言った…
ここには、たくさんの人が来て楽しんでいるために、大きな声をだせなかった
陽「まだ離さないよ」
その時隣にいてた男の先輩が………
「楠未 梨緒ってあの噂の奴だろ〜
あんま関わんなよ…
人の男に手だすとか、魔性の女じゃん……」
:07/02/03 07:14 :N902i :☆☆☆
#745 [三ッ葉]
ズキンッ………
早くこの場所から立ち去りたい―――…
陽「魔性……ね
俺は結構好きなタイプなんだけど――――なッ!」
グイッ――
梨『……ッ…!!!』
陽介先輩が私のあごを引っ張って、私の顔を自分の目の前に近付けた……
動くと唇が触れてしまいそうなくらい近い距離……
:07/02/03 07:21 :N902i :☆☆☆
#746 [三ッ葉]
陽「ねぇ……笙吾と新の心をうばっちゃったみたいに
俺の心も奪ってよ……梨緒ちゃん??」
陽介先輩は、にやりと笑った…………
私の顔がこわばっていく――…
周りにいる男やメイド役の子達の数人の視線が感じらる――…
私は、唇を噛み締めた
まだ動けない……
:07/02/03 07:27 :N902i :☆☆☆
#747 [三ッ葉]
グイッ―――!!
突然私の体が後ろから引っ張られた
陽介先輩は、腕を掴んでいるので私の体はある地点で急に止まった
笙「陽介……梨緒に何してんだよッ……!!」
私が後ろに振り返った時に、笙吾先輩が怒鳴った
笙吾先輩の後ろには新先輩がいて、陽介先輩を睨んでいた………
皆の視線がこちらに集まる――…
:07/02/03 07:36 :N902i :☆☆☆
#748 [三ッ葉]
陽「二人して怒んないでよ〜〜;;笑
ただ、梨緒ちゃんにひかれただけだからさッ」
陽介先輩は、友達と席を立った
陽『お勘定お願い〜』
私の腕を引っ張ってレジまでいく……
私は、会計をしてお釣りを渡した
陽介は、教室から出るときに振り返った
:07/02/03 07:44 :N902i :☆☆☆
#749 [三ッ葉]
陽「二人がこの子になんでひかれたのか何でか分かるわ………
"またね"
可愛いメイドの子猫ちゃん☆」
そう言い残して去っていった……
またね……
っていつかまた会うの?
ガヤガヤ……
静まりかえった教室は、再びにぎわいだした
笙「梨緒ッ…何かされたのか??」
梨「大丈夫です……それに笙吾先輩には…関係ないです!!」
:07/02/03 07:52 :N902i :☆☆☆
#750 [三ッ葉]
笙「関係ねぇことねぇだろ……」
梨『………』
二人の間に沈黙がつもる
栞「梨緒ッ……店番交代だよ☆
遊びにいけるよ!!」
栞が私に飛び付きにきた
龍也も現れる
:07/02/03 07:57 :N902i :☆☆☆
#751 [三ッ葉]
新「龍也、いつもより大人っぽく見える」
龍「まじっすか??」
龍也は笑った……
龍「あの……お願いがあるんですけど――…」
笙、新「何??」
龍「栞と回っていいですか??」
龍也は、少し頬を赤くした
栞「えッ……!!!」
栞は真っ赤になる
:07/02/03 08:01 :N902i :☆☆☆
#752 [三ッ葉]
新「いいよ」
笙「いってらっしゃい☆」
二人の顔はにやけている
龍「栞ッ行くぞ………!!」
龍也は栞を手で招いた
栞「うんッ☆」
栞は特別に幸せそうに笑って龍也とでていった
恋って楽しいものだよね――――…
何で私は…………
:07/02/03 08:06 :N902i :☆☆☆
#753 [三ッ葉]
取り残される私と、笙吾先輩と、新先輩……
梨『新先輩ッ!!
一緒にまわりましょッ』
新「お…ぅ……」
笙「………」
私は、新先輩を引っ張ってでていく……
梨『笙吾先輩は、亜梨沙先輩とですよッ!!
ちゃんと誘うんですよ☆』
そう言って………
:07/02/03 08:11 :N902i :☆☆☆
#754 [三ッ葉]
私と新先輩は、人の行き交う廊下を歩いた……
梨『………///』
私は恥ずかしかった
なぜなら
メイド服のままで回らないといけないから;;
せめて、猫耳だけ外そうとした
新「つけとけよ……
ご主人様命令!!笑」
梨『え〜〜ッ!』
とか、言いつつ付けとくままに…………;;
:07/02/03 08:17 :N902i :☆☆☆
#755 [三ッ葉]
いろんな場所をまわった
途中で栞と龍也
笙吾先輩と亜梨沙先輩にあった……
気が付くと夜で前夜祭が始まる――…
この学園は、
楽しむ時は、楽しめ!!
がモット――!!
前夜祭では、綺麗な洋風の室内で踊ることになっています!
:07/02/03 08:23 :N902i :☆☆☆
#756 [三ッ葉]
私は栗色の長い髪の毛先を巻いて、真っ白なふわふわのドレスを来た
足には銀色の靴
胸元には、潤からもらって壊れてしまったネックレスを自分で直して付けている……………
キィ………
装飾のついたドアを開けると、シャンデリアが照らす綺麗な部屋が私の視界を輝かせた――…
梨『す…ごい…』
:07/02/03 13:08 :N902i :☆☆☆
#757 [三ッ葉]
中には、既にたくさんの人がいた………
栞は、淡い黄色のドレス
を着ていた
横には正装した龍也がいて、二人は手を握っていた
梨『…もしかして』
龍「付き合っちゃわりいかよ???」
梨『全然いいよ!!
邪魔者は去りますね〜』
栞は、すごく幸せそうに笑っていた……
おめでとう
私は、適当に歩いた
:07/02/03 13:14 :N902i :☆☆☆
#758 [三ッ葉]
…………
私も想いを伝えないといけない―――…
そう思った
私は、笙吾先輩を探してドレスを裾を揺らしながら歩く――…
笙吾先輩……どこ??
「梨緒ッ……!!」
私は誰かに呼び止められる
梨『先輩………』
:07/02/03 13:20 :N902i :☆☆☆
#759 [我輩は匿名である]
どっち[ホ気になるぅ
主さんx
面白いです`
新先輩かっこぃぃx主さんのペースで頑張ってください~
:07/02/03 13:30 :W31K :☆☆☆
#760 [三ッ葉]
新「ハァ………やっと見つけた……やべぇ……////
梨緒…白にあうな」
新先輩が息を軽くきらして私の元へ来た……
先輩は手で顔を隠して言うので、顔が見えない
周りの人の視線が集まる
梨『あ……有難うごッざいます……////』
誉められると照れてしまう……
……………
急に周りが静かになる
:07/02/03 13:34 :N902i :☆☆☆
#761 [三ッ葉]
匿名さん
初めまして
呼び止めたのは、新先輩でしたぁ
新が人気ですね
面白いですか
嬉しいです
有難うございます
:07/02/03 13:37 :N902i :☆☆☆
#762 [三ッ葉]
〜♪
そして、スローテンポのしっとりとした曲調の曲が流れだす………
スッ――…
新先輩は、
私の前にひざまつき
私の片手をとって
私の目を見つめる
新「一緒に踊っていただけますか……??
………お姫さま……」
ドクンッ……ドクンッ
私は…………
私は―――…!!
:07/02/03 13:44 :N902i :☆☆☆
#763 [めーたん]
:07/02/03 13:58 :SH902i :☆☆☆
#764 [三ッ葉]
:07/02/03 14:23 :N902i :☆☆☆
#765 [我輩は匿名である]
:07/02/03 14:35 :W32H :☆☆☆
#766 [三ッ葉]
:07/02/03 17:19 :N902i :☆☆☆
#767 [まぃ]
三ッ葉
チャン
いつもxoz更新ご苦労さま
ゆっくりでいいから小説&受験
頑張ってネ
:07/02/03 23:34 :SO702i :☆☆☆
#768 [三ッ葉]
:07/02/03 23:38 :N902i :☆☆☆
#769 [三ッ葉]
>>762から
梨『新先輩ッ……ちょっとすみませんッ………!!!』
ダッ…………
私は、新先輩の手を優しく払って走った―――…
新「………」
:07/02/03 23:44 :N902i :☆☆☆
#770 [三ッ葉]
…………
梨『ハァ……ッハァ…』
私は、人込みを無理矢理かけわけて走った――…
笙吾先輩に逢いたいから…
気持ちを伝える為に――…
梨『あ……』
白いタキシードで正装した笙吾先輩が遠くを見つけた
:07/02/03 23:54 :N902i :☆☆☆
#771 [三ッ葉]
上のレスの最後の文を
【白いタキシードで正装した笙吾先輩を遠くに見つけた】
にして読んでください
すみません
:07/02/04 00:03 :N902i :☆☆☆
#772 [三ッ葉]
笙「……!!」
笙吾先輩と目が合った
私の元に走ってきた……
梨『白のタキシード似合ってますね………』
亜梨沙先輩は近くにいないようだ――…
笙「梨緒も白じゃん……
まじで綺麗……///
天使みてぇッ////笑」
笙吾先輩は、少し顔を赤らめて言った…
:07/02/04 00:08 :N902i :☆☆☆
#773 [(pq¨)・゚]
ドキドキ(・∀・)
:07/02/04 00:22 :SH700iS :☆☆☆
#774 [三ッ葉]
梨『天使……///』
すごく本当に嬉しい……
私、幸せだ……
ずっとこのままが良かったなぁ
梨『私……笙吾先輩に伝えたい事があって――…』
笙「…何……??」
私は、大きく息を吸ってから笑顔を作った
:07/02/04 00:26 :N902i :☆☆☆
#775 [めーたん]
:07/02/04 00:28 :SH902i :☆☆☆
#776 [三ッ葉]
:07/02/04 00:30 :N902i :☆☆☆
#777 [三ッ葉]
………
梨『私……笙吾先輩の事が―――…
好き――………』
でも……
でも―――………
…
:07/02/04 00:34 :N902i :☆☆☆
#778 [三ッ葉]
梨『凄く……
凄くッ…………
好き…………"でした"』
私は、言い直した
笙「………でした?」
笙吾先輩が擦れた声で聞いてくる
梨『はい。
好きでした………。』
ぎゅッ…………
笙吾先輩が私を抱き締めにきた――…
:07/02/04 00:40 :N902i :☆☆☆
#779 [三ッ葉]
近くにいた周りの人は皆驚いていた………
梨『笙吾先輩………
約束解除です…………』
笙「は?意味分かんねえ……ッ…」
梨『だから――…こういう事も駄目です…』
私は、笙吾先輩の体を押して離れた――
笙「梨緒……」
梨『私や他の女の子に簡単に触れちゃ駄目です!!』
:07/02/04 00:48 :N902i :☆☆☆
#780 [三ッ葉]
梨『亜梨沙先輩が不安になっちゃいます!!
自分の気持ちを大切にしてください……
亜梨沙先輩を……
大切にしてあげてください――…』
自分の気持ちを大切に…
本当の気持ちに嘘をついてる自分が言える言葉ではない――……
でも、嘘も必要な時だってある
だから――…
今はこれで良いんだよ…
:07/02/04 00:57 :N902i :☆☆☆
#781 [めーたん]
切ないね…
:07/02/04 00:58 :SH902i :☆☆☆
#782 [三ッ葉]
:07/02/04 01:05 :N902i :☆☆☆
#783 [めーたん]
謝んないで下さいょ
切ないケドすごぃイィ話だと思います
これからも頑張って下さい
無理しなぃで下さいね
:07/02/04 01:11 :SH902i :☆☆☆
#784 [三ッ葉]
梨『笙ちゃん……
本当に大好きでした!!
お幸せにッ』
とびっきりの笑顔で言った
そして
私は笙吾先輩に背を向けて足を進ませる
笙「―――ッ今はどうなんだよぉ!!」
後ろから笙吾先輩の声が私の耳にまっすぐ届く
梨『……ッ…』
私は、耳を塞いで人混みの中へと走った………
:07/02/04 01:12 :N902i :☆☆☆
#785 [三ッ葉]
めーたんサン
そう言っていただけるとホッとします
はい
自分のペースで頑張りますね
嬉しいです
:07/02/04 01:16 :N902i :☆☆☆
#786 [三ッ葉]
…………………… ……………
そんな二人のやりとりを
亜梨沙が二階の階段の隅で見ていた事に
誰も気付いていなかった
亜「梨緒ちゃん……
…………笙吾ッ」
………………
……………………
:07/02/04 01:19 :N902i :☆☆☆
#787 [三ッ葉]
梨『新先輩ッ………』
私は新先輩の元へ戻った――…
新「遅い――…」
梨『怒ってるんですか?』
新「怒ってねーよ??
元の顔がこんななの;;
つーか、いいのかよ…?」
梨「見てたんですか?
覗きは駄目ですよ?」
クスッ……
新先輩は笑ってからまた私の前に跪いた……
:07/02/04 01:34 :N902i :☆☆☆
#788 [三ッ葉]
新「今度こそ…踊ってくださいますか??
気まぐれお姫さま?」
私は、手をとった
梨『仕方ないですね
踊ってあげましょう!!
お願いします……しかめっ面の騎士様!!笑』
私達は、笑い合った……
私は誰にも心の中を知られたくなくて、笑い続けた……
私達は、テンポにのってクルクルと踊った
:07/02/04 01:40 :N902i :☆☆☆
#789 [三ッ葉]
周りの人が見ていても気にしなかった………
笙吾先輩が見ていても気にしないようにした…
笙「………梨緒…」
笙吾は誰にも聞こえない声で小さく名前を呼んだ……
そんな声は、梨緒には届かない――…
:07/02/04 01:46 :N902i :☆☆☆
#790 [三ッ葉]
━━━━………
今日の出来事は
今までで一番辛くて
苦しすぎた
それでも私は……
泣かなかったよ??
━━━━━……………
:07/02/04 01:50 :N902i :☆☆☆
#791 [三ッ葉]
━━━━…………… ………………
気が付くと
私の想いの先に
道はなかった
私が壊したから――……
私の後ろにも道はない…
私は、そこから動けず留まることしかできなかった
一体どうしろというの?
…………………
━━━━━━━………
:07/02/04 09:54 :N902i :☆☆☆
#792 [三ッ葉]
ガチャッ………
自分の部屋のドアを開くと新先輩がいる
新「お迎えにあがりました、お姫さま……!笑」
新先輩は小さく笑う
梨『またその口調ですかぁ??』
新「なんかはまった!
梨緒………行こ」
梨『はい!!!』
:07/02/04 10:10 :N902i :☆☆☆
#793 [三ッ葉]
文化祭は二日にわたって行われる
今日は、その二日目で
イベントが多い日
私の周りは
栞と龍也
笙吾先輩と亜梨沙先輩
と、付き合ってる人なので残った新先輩と私は、
一緒にまわる事になった
新「それじゃあ、仕事あいたこの時間にあそこへ集合しろよ」
梨『分かりました』
私達は、それぞれの出し物の仕事に向かった……
:07/02/04 10:15 :N902i :☆☆☆
#794 [三ッ葉]
………………………
…………………
仕事が終わり、新先輩の姿を集合場所で探していた
格好は、仕事のままで
猫耳とメイド服だ;;;
新「こっち」
後ろにいた新先輩が私に向かって手招きをする
新「手みせて?」
スッ――…
私は、手を言われるままに差し出した
ギュッ………
梨『え………』
:07/02/04 10:21 :N902i :☆☆☆
#795 [三ッ葉]
新「……恋人ごっこ」
新先輩は子供みたいに嬉しそうに笑って、手を握ってきた――――………
梨『いいかもしれませんね…………』
私は、何も思わなかった
気持ちを失った後だから……………
二人で手をつないでまわった
もちろん視線が集まった
:07/02/04 10:26 :N902i :☆☆☆
#796 [三ッ葉]
私がストロベリーのアイスを買いに行ったとき―…
「カップルですか??
ラブラブですね!!!!」
と、優しそうな三年の先輩に言われた
新「有難うございま〜す」
梨『あっ……新先輩!!』
慌てる私を見て新先輩は笑った………
:07/02/04 10:30 :N902i :☆☆☆
#797 [三ッ葉]
イベントが行われるころ………………
「あの〜イベント参加者が少ないので、出てもらえませんか??」
と男の人がチラシを差し出す
私は、チラシに目をとおした
梨『えッ………!!!!』
新「いいよ、参加する」
新先輩は、無理矢理私を引っ張ってステージ裏へ
私は、戸惑った
:07/02/04 10:34 :N902i :☆☆☆
#798 [まー]
毎日見てます
めっちゃぃぃですね
切なくて
前の自分と似てて涙がとまりません
今日ゎ何時頃更新しますか
:07/02/04 14:37 :SH903i :☆☆☆
#799 [三ッ葉]
:07/02/04 14:45 :N902i :☆☆☆
#800 [三ッ葉]
:07/02/04 14:47 :N902i :☆☆☆
#801 [三ッ葉]
>>797から
梨『ちょっと新先輩ッ………このイベントってカップルの人たちがでるものじゃないですかッ……;;』
私は、新先輩の前へズイズイと近寄った!!
新「カップルに見られたみたいだし、いいじゃんか♪」
私の心境も知らずに新先輩は、余裕の表情で椅子に腰掛けていた……
梨『うッ…………こういうのは、誤解を招いちゃいます!!!』
私は、うめいた
:07/02/05 01:10 :N902i :☆☆☆
#802 [三ッ葉]
ドサッ………
「この箱の中から一枚くじをひいてください」
さっきの男の人が箱を持ってやってきた
梨『あッ……』
ガサガサッ……
新先輩がすぐにくじをひいてしまう――…
そして
折り畳んでいる紙を開いた
新「………;;」
:07/02/05 01:17 :N902i :☆☆☆
#803 [三ッ葉]
梨『……不思議のく…にの…………;;』
私の目に写る字に頭が混乱する
………………………
不思議の国のアリス
………………………
と確かに書いてある??
新「これ……どういう意味???;」
:07/02/05 13:29 :N902i :☆☆☆
#804 [三ッ葉]
「あれ??さっきチラシみせませんでしたっけ……
このイベントは、
カップルでコスプレをして ベストカップル
を決めるものですよ??」
男の人は、きょとんとした顔で言う
え……;;
ちょっと待ってよ――ッ!!
新「そうなん??
衣裳貸してよ」
梨「えッ――!!」
私は、叫んだ
:07/02/05 22:56 :N902i :☆☆☆
#805 [三ッ葉]
……………………
……………。
梨『なんでこんな事に……………;;』
結局私は着替えるはめに;;
しかもお題通りに
アリスの格好だった……
新「もう着替えた??」
着替え室の部屋の外から新先輩が私を呼んだ
梨『え……あッ、はい!!』
:07/02/06 01:21 :N902i :☆☆☆
#806 [三ッ葉]
シュル………
私は、急いで青いリボンを首に巻いて外にでた
ガチャッ
梨『わッ………;』
ドアを開けた私は、目を見開いた
新「あんま見んな…///」
少し照れ隠ししている新先輩。
:07/02/06 01:25 :N902i :☆☆☆
#807 [三ッ葉]
なぜなら、新先輩の格好は白いタキシードに
赤いリボンを首につけて
少し大きな時計を持っていたから…………
しかも頭に長い耳をつけている
それは、まさしく
ウサギさんッ!!
プッ―…
私は思わず吹き出した
:07/02/06 16:25 :N902i :☆☆☆
#808 [三ッ葉]
新「……笑うな;;」
梨『だって……性格と格好が噛み合ってないんですもんッ………プッ;笑』
新先輩は私の目を覆いにきた
新「見えねよーにしてやるしッ!!」
前は真っ暗で見えない
「スタンバイしてくださ〜〜い」
男の人は、手招きして私達を呼んだ
:07/02/06 16:31 :N902i :☆☆☆
#809 [三ッ葉]
私たちはステージ裏に移動した
《次は、学園一の美女美男カップル!!
有馬 笙吾くんと
羽月 亜梨沙さんです》
え……………
先輩達もでてたんだ…
気にしない気にしない
:07/02/06 16:36 :N902i :☆☆☆
#810 [我輩は匿名である]
切なぁいホホK
新先輩ヵっこょ杉でつxxx
:07/02/06 16:43 :W31K :☆☆☆
#811 [三ッ葉]
ほんの少しのためらいはあったが、ステージ裏から笙吾先輩達の姿を見ていた
お題は
結婚式だろう……
亜梨沙先輩がウエディングドレスを着ているから…
綺麗だった……
とても――――
まるで、
本当の結婚式だと思わせるくらいに――――……
:07/02/06 16:44 :N902i :☆☆☆
#812 [三ッ葉]
:07/02/06 16:49 :N902i :☆☆☆
#813 [三ッ葉]
ズキッ…………
頭に痛みが走った
………
――私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!
………
小学五年生の時、
泣きながら笙吾先輩と約束した言葉が頭を巡りだす……
思い出させないで……
痛い……痛いッ…
:07/02/06 16:54 :N902i :☆☆☆
#814 [三ッ葉]
そんな時―――
《では、キスをしていただきましょう!!
学園一のカップルは、きっとすごいんでしょうね!!》
私は、目を開いたまま停止した―――…
笙吾先輩が亜梨沙先輩に近づいて―――……
チュッ…
梨『………』
:07/02/06 21:19 :N902i :☆☆☆
#815 [三ッ葉]
な……んで??
何で手にキスなの??
そう――…
笙吾先輩は亜梨沙先輩の唇ではなく、手にキスをした
《あれ??
唇にキスしないのッ!??》
司会の人がマイクを通して聞く
笙「なんつーか、今はできねぇ……………ごめん。亜梨沙」
亜「…しょ…ご…??;」
そう言う亜梨沙先輩の顔は不安を表していた
:07/02/06 21:27 :N902i :☆☆☆
#816 [三ッ葉]
笙吾先輩………
何があったんだろう??
でも
心の底で安心している自分がいたような気がした
《次は―――…??
急誕生カップルの
楠未 梨緒さんと
滝川 新くんです!》
嘘――…
出番がきた;;
ってゆーか、本当は付き合ってないのに……
:07/02/06 21:32 :N902i :☆☆☆
#817 [めーたん]
:07/02/06 21:36 :SH902i :☆☆☆
#818 [三ッ葉]
私達がステージに足を踏みいれると同時に
笙吾先輩達がステージの端に移動する……
笙「………は?」
私達を見た笙吾先輩のこの声に気付いたのは、亜梨沙先輩だけだった
亜「………」
私は、笙吾先輩の方を見てしまわないように気をつけた………
:07/02/06 21:38 :N902i :☆☆☆
#819 [三ッ葉]
めーたんサン
又見てくださって嬉しいです
感謝の嵐です
あとちょっと更新して、勉強してから又更新再開させますね
:07/02/06 21:41 :N902i :☆☆☆
#820 [三ッ葉]
《あれ???
そういえば……
メイドの子猫ちゃんじゃーん!!!》
司会の人の声がしっかりと耳についた
この声の主は……;;
梨『よ…洋介先輩;;』
私は顔を歪ませた
《名前覚えてくれてたんだぁ!!!!
つーか、君らマジで付き合ってんの??》
こんな時に質問するな;;
:07/02/06 21:45 :N902i :☆☆☆
#821 [三ッ葉]
そんな時に会場の人が騒つきだす
――あの二人お似合いじゃ ね??
――あの可愛い顔してる女 の子って、あの噂の子 だよね??
――昨日の前夜祭でも、何 か笙吾と新行き来して たしね………
――笙吾には、亜梨沙がい るのに近づくとかあり えない……;;
――結局新をとったってわ け!?
何なのあの子;;
:07/02/06 21:55 :N902i :☆☆☆
#822 [三ッ葉]
この場から消えてしまいたいくらいに私に浴びるクレーム…………
――あの子以外に最悪なん だね……
――以外じゃないよ……
"マジ最悪な子"
ガクンッ……
最後の言葉を聞いた瞬間私は立っていられなくなり、ステージの真ん中に崩れ落ちた………
梨『わッ…わた……し……は………ッ……』
:07/02/06 21:59 :N902i :☆☆☆
#823 [三ッ葉]
:07/02/06 22:03 :N902i :☆☆☆
#824 [三ッ葉]
全身が震えきっていた
足に力が入らない…
口も上手く動かせず、声がでなくなった
新「……ッ……」
そんな私に新先輩は、駆け寄った
シュル……
そして、首元の青いリボンをほどきだす
梨『……』
:07/02/07 01:39 :N902i :☆☆☆
#825 [三ッ葉]
新先輩の行動は私には、理解不能だった……
新「勘違いすんなよ
この前の噂の梨緒についてたキスマークは、
笙吾じゃねぇ……俺が付けたんだ!!」
大きな声で叫んで言った
え…………
私…新先輩には何もされてないのに――…
何で嘘つくの??
スッ……
梨『………ッ!』
:07/02/07 01:47 :N902i :☆☆☆
#826 [三ッ葉]
新先輩が私の首元に唇をつける――…
梨『……ッ!?』
跡が残るくらいの強さで吸われる……
会場は騒つきだす――
新先輩……??
:07/02/07 01:55 :N902i :☆☆☆
#827 [三ッ葉]
梨『あ…らた…せッ…』
私は、手に力が入らず抵抗することも不可能だった
――え??
キスマークは新がつけ たの??
――なら、あの子は悪くな いんじゃない??
新先輩の行為での驚きでこんな事を言われているのが聞こえなかった
陽(こいつらマジで付き合ってたっけ??
あ……証明させるいいアイデア発見!!
陽介が怪しい笑みを浮かべた……
:07/02/07 02:03 :N902i :☆☆☆
#828 [三ッ葉]
《では、こんなハレンチ(?)な二人に熱いキスをしていただきましょ〜う!!》
陽介先輩がマイクをとって喋りだす……
…………;;
いくらなんでも、キスはムリだよ
新先輩だって、いつもみたいに上手にフォローしてくれ――……
そんな事を考えながら新先輩の目を見ると、真っすぐ私を見ていた
グイッ………!!
顔が少し持ち上げられる
:07/02/07 02:09 :N902i :☆☆☆
#829 [三ッ葉]
☆━━新Side━━☆
順番はすぐ回ってきた
俺は性格と噛み合ってないって、梨緒に言われたうさぎの格好で進んだ
ステージにあがるなり梨緒の事で騒つくやつら……
梨緒やばいんじゃねぇの?
ガクンッ……
案の定、梨緒の顔は青ざめていた――…
ぐちぐち言ってる奴らムカツクんだよ
:07/02/07 02:17 :N902i :☆☆☆
#830 [三ッ葉]
梨緒の話があれば、必ず笙吾がでてくる……
俺だって男だけど辛いんだっつーの!!
俺はやけくそになり、大声で嘘を叫んでから、梨緒の首筋にキスをした
梨『……ッ』
梨緒が抵抗しようとしたみたいだけど、力入ってなくて、男の俺にはかなうはずなかった
こいつの体…
小せぇし、白いし、やわらかいし、細ぇ……///
:07/02/07 02:23 :N902i :☆☆☆
#831 [三ッ葉]
俺は、梨緒の綺麗な白い首筋にキスマークを付けた
梨緒の顔を見ると泣きそうになっていた……
こんな顔に俺がさせたんだ………最悪;;
でも止めらんなかった
陽介が何かを見抜いてキスしろ、とマイクで俺たちに言ってきた……
俺は唇にキスは、梨緒を深く傷つけるからできねぇはずだった……
普段の俺なら……
:07/02/07 02:30 :N902i :☆☆☆
#832 [三ッ葉]
でも、今の俺には止めらんね――…
梨緒の泣きそうな顔…
身長差で自然に上目遣いで見られる
なぁ、梨緒……??
その泣きそうな顔でもすんげぇ可愛く見えんだけど……………
そう思う俺って最悪??
でも、梨緒が俺をそうさせてんだよ…………
気付かないうちに俺の手は梨緒の顔に触れていて
グイッ―…
:07/02/07 02:34 :N902i :☆☆☆
#833 [ぁゆ]
:07/02/07 03:51 :N902i :☆☆☆
#834 [まぁ]
すごく面白いですッッI~私も高校生活もっと満喫したかったなぁ~
:07/02/07 06:03 :W43S :☆☆☆
#835 [我輩は匿名である]
:07/02/07 11:32 :SH903i :☆☆☆
#836 [三ッ葉]
ぁゆサン
まぁサン
匿名サン
コメントやアンカー有難うございます
朝少し見にきた時に自分の小説がアガってたので、凄く嬉しかったです
未熟者ですがよろしくお願いします
:07/02/07 15:33 :N902i :☆☆☆
#837 [三ッ葉]
>>832から
☆━━梨緒Side━━☆
私は、新先輩のまっすぐな瞳から目がそらせない
新先輩ならちゃんとフォローして……く…
梨『――ッ…ん///』
そんな事を考えている場合ではなかった……
唇が………
フォローも何もない―
唇と唇のキス――――
:07/02/07 15:51 :N902i :☆☆☆
#838 [三ッ葉]
体が震えていてさっきよりも抵抗することができない…………
梨『…ッ…』
私は、笙吾先輩の時みたいに新先輩の唇を噛もうとした……その時―――
スッ―
梨『ふッ……あ、あらッ………た……ッ…///』
深いキスになる…
唇の中に舌が入ってきた…
:07/02/07 15:56 :N902i :☆☆☆
#839 [三ッ葉]
唇を始めとして体中の体温が上昇していった……
唇と唇の隙間から息が微かにもれる
私は新先輩のキスから逃れる事ができない
い………いやッ――!!!
力強く閉じた目蓋の隙間から出てくるモノが私の頬を伝った――――
新「………ッ…!!」
:07/02/07 16:02 :N902i :☆☆☆
#840 [三ッ葉]
スッ………
唇が離れた……
梨『は………ぁ…///』
新「わりぃ……ッ」
新先輩は手で顔を隠していった
私は、手で唇を覆った
新先輩じゃないみたい…………
梨『…………』
立ち上がる新先輩とは、反対に私は、ずっと座り込んでいた
:07/02/07 16:07 :N902i :☆☆☆
#841 [三ッ葉]
《凄い愛のある深いキスでした〜!!;;
え〜次は……》
陽介先輩が司会を進めていく……
次の組が来るのに動けない私――…
ヒョイッ……
そんな私は、
無言の新先輩に抱き抱えられてステージから出ていかされる――…
:07/02/07 16:17 :N902i :☆☆☆
#842 [三ッ葉]
でていく時に自然に笙吾先輩の目を見てしまった
笙「………」
梨『…………』
目はすぐにあったけど、お互いにそらした
そして、私と新先輩は騒つくステージから姿を消した…………
:07/02/07 16:20 :N902i :☆☆☆
#843 [三ッ葉]
…………………………
……………………
ドンッ……パンッ
小さな打ち上げ花火を打ち上げていた
時刻は夜………
厚手の浴衣みたいなのを皆着ていて
運動場で花火を楽しんでいた
それを、寮の屋上から見下ろしている……
私と新先輩――…
:07/02/07 16:24 :N902i :☆☆☆
#844 [我輩は匿名である]
あげッ
:07/02/08 16:10 :W31K :☆☆☆
#845 [三ッ葉]
あれから一言も話していない――…
ずっと1メートルくらい間隔を開けて傍にいた
もちろん今も――…
そんな私達とは、うらはらに花火は綺麗に輝いていた
梨『き…れい…』
気が付いたら口を開いていた自分………
:07/02/08 16:13 :N902i :☆☆☆
#846 [三ッ葉]
ガタッ
新先輩が突然後ろから抱き締めてきた
新「まじ……わりぃ…」
すごく擦れていて弱々しい声だった
さっきの出来事が鮮明に頭にでてきた
梨『い………いやッ…だ』
私は抵抗した
:07/02/08 16:42 :N902i :☆☆☆
#847 [三ッ葉]
匿名さん
あげてくださって有難うございます
マイペースで頑張らせていただきますネ
:07/02/08 16:43 :N902i :☆☆☆
#848 [三ッ葉]
それでも離れなかった
私は、体をクルリと回して新先輩と向き合う形になった
梨『な…んであんな事ッ………
新先輩は…あんな事する人じゃないと思ってたのに――…』
本当にそう思ってた
新「……お前が周りの奴らに何か言われてんの嫌なんだよ…」
ぎゅう………
:07/02/08 17:00 :N902i :☆☆☆
#849 [三ッ葉]
更に新先輩の腕に力がこもる………
梨『でもッ…あんな形のキスなんて………
誤解を説くための気持ちのないキスなんか――――――ッ!!』
言いかけた時、新先輩が私を見た
真剣な目だった
言葉が思わずつまる
新「……るよ…
…気持ちなら………
ある………」
:07/02/08 18:44 :N902i :☆☆☆
#850 [三ッ葉]
梨『えッ……』
私の目は、大きく泳いだ
それだけ動揺しているという事―――…
驚きのあまり抵抗することを忘れてしまう
新「ずっと……平然を装ってきたけど、もう止めらんねぇよ………
俺だって男なんだよ?」
:07/02/08 21:13 :N902i :☆☆☆
#851 [三ッ葉]
:07/02/08 21:15 :N902i :☆☆☆
#852 [ナチビ]
:07/02/09 02:07 :SH901iC :☆☆☆
#853 [三ッ葉]
:07/02/09 07:17 :N902i :☆☆☆
#854 [三ッ葉]
>>850から
新「何とも思ってねぇ奴なんかにキスなんかしねぇよ―……
梨緒だからじゃん…」
え…………
私は、驚きのあまり言葉を返せなかった
新「お前が笙吾の事引きずってんのも知ってる………………でも、
俺は、梨緒が好きだ…
早く気付けよ、馬鹿」
ちょっとはにかんで笑う新先輩………
笑っているけど、辛そうにしか見えなかった
:07/02/09 13:40 :N902i :☆☆☆
#855 [三ッ葉]
梨『………』
私は、黙りこんでいた
頭の中でいろんな事が混ざってしまって、
状況も判断もつかないくらいだった
新「返事は……すぐじゃなくていい……
その前に俺を
優しい先輩じゃなくて
ちゃんと男として見てよ」
ガチャンッ……
新先輩は私から離れて、そう言い残して屋上から消えていった
:07/02/09 14:01 :N902i :☆☆☆
#856 [三ッ葉]
☆━━笙吾Side━━☆
――約束を覚えてたから今 まで彼氏をつくってこ なかった
俺が、階段から落ちる梨緒をかばった日に梨緒がこんな事を言っていた
それからかなり期待してた俺がどこかにひっそりといた――…
でも、梨緒は俺を避けるよう益々なった
素直に辛かった
:07/02/09 14:08 :N902i :☆☆☆
#857 [三ッ葉]
文化祭の日――…
陽介から引き離してやった時も……
文化祭で梨緒が新と回るとか言ったときも……
梨緒は、平気な顔で俺を避けてくんだ
前夜祭……
―――好きでした
梨緒が俺に眩しい笑顔で言った言葉
:07/02/09 14:12 :N902i :☆☆☆
#858 [我輩は匿名である]
アンカー失礼します
>301-400
>401-500
>501-600
>601-700
>701-800
>801-900
:07/02/09 15:01 :D902i :☆☆☆
#859 [我輩は匿名である]
:07/02/09 15:03 :D902i :☆☆☆
#860 [三ッ葉]
:07/02/09 18:41 :N902i :☆☆☆
#861 [ユウナ]
:07/02/09 21:18 :P902i :☆☆☆
#862 [三ッ葉]
:07/02/09 21:53 :N902i :☆☆☆
#863 [我輩は匿名である]
:07/02/10 00:36 :N900iS :☆☆☆
#864 [三ッ葉]
匿名さん
わざわざアンカー有難うございます(。・ロ・
)
*
嬉しいです
未熟ですが頑張りますネ
:07/02/10 00:46 :N902i :☆☆☆
#865 [三ッ葉]
>>857から
何だよ………
過去形かよ――…
しかも、俺からスタスタと離れてったし
言った先は――…
新の隣
梨緒達が笑顔でくるくると踊る姿が目にこびりついていた…………
何より辛かったのは――
キス……
:07/02/10 00:50 :N902i :☆☆☆
#866 [三ッ葉]
何で新とキスなんかしてんだよッ…………;;
やべぇくれぇ辛かった
男なのに泣きそうになって、すれ違う時に梨緒と合った視線をそらした
なぁ――…
梨緒は……
新の事好きなのか??
:07/02/10 00:56 :N902i :☆☆☆
#867 [三ッ葉]
あ………………
梨『笙ちゃん……大好きだよ。』
――――うん。俺も。
梨『私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!』
――――うん。
まってるよ。笑
ばいばい、梨緒。
俺たちが子供の時交わした約束がぱっと頭の中を占領した…………
:07/02/10 01:01 :N902i :☆☆☆
#868 [三ッ葉]
まってるよ。
かぁ―――…
俺ちゃんと梨緒にそう言ったんだ……
今の俺は………
一体何してんだよ!!?
嘘つきじゃんか;;
最低…………
:07/02/10 01:05 :N902i :☆☆☆
#869 [三ッ葉]
―――自分の気持ちを大切 にしてください
―――亜梨沙先輩の事、大 切にしてあげてくだ さい
そんな事――…
笑顔で俺に言ってくんな
逆に心が抉りとられちゃったみたいなるし
でも………
お前の言ったとおりにするわ、俺……
:07/02/10 01:10 :N902i :☆☆☆
#870 [三ッ葉]
自分の気持ち――…
大切にするわ…
梨緒………
何があったって半端ねぇくらい大好きだ!!
今更離したくねえ……
マジで俺のモンにして、キツイくらい抱き締めてやりてぇ…………
自分の気持ちに嘘ついてきた――…
亜梨沙と付き合てしまった
今ならまだ引き返せるか??
:07/02/10 01:14 :N902i :☆☆☆
#871 [三ッ葉]
最悪
ってどれだけの人に言われてもかまわねぇ――…
自分の気持ちに嘘ついてる方が一生後悔する
梨緒………
約束は果たすまで消えねえよ――…………??
俺――…
お前と自分自身を信じるよ……
今度こそあきらめねぇ……
だからッ――――
:07/02/10 01:18 :N902i :☆☆☆
#872 [三ッ葉]
――――――
亜「笙吾ッ!!
花火すごくきれいッ!!」
横には、線香花火を持って笑顔で話しかけにくる亜梨沙の無邪気な姿――…
笙「亜梨沙――…俺ッ…」
……………………
……………
ポトッ
俺がある言葉を告げた時………線香花火は光を失って地面に静かに落ちた
:07/02/10 01:22 :N902i :☆☆☆
#873 [三ッ葉]
………………………
…………………
俺の想いはずっと歩いてきた道を引き返した――…
最初の地点へ戻って再び梨緒のいる道の先へいくために――…
だが……
俺の想いの道は、梨緒の道につくまでに砕かれていた―――…
梨緒が壊したんだ
壊れたんならまた作り直せばいいだけだ――…
…………………
…………………………
:07/02/10 01:29 :N902i :☆☆☆
#874 [三ッ葉]
☆━━梨緒Side━━☆
ガチャンッ……
ザ―――ザ――――…
私は帰ってきたなりすぐにシャワーを浴びる
唇を何回も強くこすった
ヒリヒリする……
きっと赤く腫れただろう
全部洗い流せ………
全部忘れろ……
:07/02/10 01:33 :N902i :☆☆☆
#875 [三ッ葉]
新先輩も…………
笙ちゃんも………
皆嫌だ――…
こんなに辛い思いするなら
恋なんてしなければよかった…………
恋なんてしたくない……
梨『ふッ……グスッ………』
私は両腕で自分の体を力任せに締め付けた
:07/02/10 01:37 :N902i :☆☆☆
#876 [三ッ葉]
ガララッ………
お風呂のドアを開けて、体を拭かないまま
鏡の前へ―――…
梨『また……泣いてるの――………??』
私は、鏡に写る自分に問いかけた
それとも水で顔が濡れてるだけなの……??
答えは両方だ……
:07/02/10 01:41 :N902i :☆☆☆
#877 [三ッ葉]
梨『自分が嫌いになりそう―――…』
私は鏡に映る自分に皮肉っぽく笑ってやった
ずっと泣いてばっか…
いつも我慢しきれない……
梨『……泣き虫…』
私は近くにあったはさみを手に取った
:07/02/10 17:15 :N902i :☆☆☆
#878 [ミン]
続きが気になるぅぅ
:07/02/10 23:21 :N901iC :☆☆☆
#879 [我輩は匿名である]
:07/02/11 00:20 :F901iS :☆☆☆
#880 [我輩は匿名である]
:07/02/11 00:20 :F901iS :☆☆☆
#881 [三ッ葉]
ミンさん
匿名サン
コメント、アンカーどうも有難うございます
これからも頑張りますので読んでやってくださると嬉しいです
勉強があるので後で更新できたらしますネ
:07/02/11 00:48 :N902i :☆☆☆
#882 [三ッ葉]
>>877から
ジャキン ジャキンッ ジャキンッ…
私は、ビショビショの髪の毛にはさみの刃をあてて切っていった
胸のした辺りまでの長い栗色の髪は、
肩より少し下ぐらいの長さまでになっていく――…
足場に目をやると水が全身から滴れて水溜まりを作っていた……
その上に髪の毛が散らばっている―――…
:07/02/11 02:18 :N902i :☆☆☆
#883 [三ッ葉]
……………………
――俺は、長い髪の女が好 きだ!!だから、梨緒は 髪長くしてろよ〜
笙ちゃんと………
笙吾先輩と約束をするずっと前に笙吾先輩が言ってた言葉…………
私、ずっと長いままにしてたんだよ、髪――…
でも、今短く切っちゃった……
:07/02/11 02:25 :N902i :☆☆☆
#884 [三ッ葉]
いい加減変わるんだ……
今までの弱い私とは、
さよならだ――。
私はタオルで全身を拭き、髪をドライヤーで乾かした…………
鏡をじっと見つめた
そして、口元をあげた
梨『バイバイ……今までの 私――…』
:07/02/11 07:45 :N902i :☆☆☆
#885 [三ッ葉]
………………………
………………
ピピピピ…
目覚ましの音が部屋中に響き渡った――…
朝だ
私は、いつもの様に支度をする
龍「髪……切ったのか??」
龍也が髪の長さのあまりの変わりように驚いていた
:07/02/11 07:50 :N902i :☆☆☆
#886 [三ッ葉]
梨『そうだよ?
あ……私、今日は朝はここで済ませるから…』
私は、顔を背けながら言った
龍也は顔をしかめた
龍「そ〜〜分かった…」
龍也は私に何も聞かないででていってくれた…
:07/02/11 08:25 :N902i :☆☆☆
#887 [みゅ(>∀<)]
一気に読みましたッッ
この話...
メチャ
ィィ
続き気になるゥо(><)о
応援してます
頑張ってさぃ
:07/02/11 10:11 :D901iS :☆☆☆
#888 [三ッ葉]
:07/02/11 11:42 :N902i :☆☆☆
#889 [三ッ葉]
カチャッ……
静かな部屋の中で一人で朝食を食べ終え
食器を洗った――…
洗剤から泡立ってできたシャボン玉みたいなものは、ふわりと宙を舞って
静かにはじけた……
自分の気持ちを表しているようだった
:07/02/11 12:13 :N902i :☆☆☆
#890 [三ッ葉]
寂しいような気もしたが、今は
一人の方が落ち着いた
パタンッ……
私は、部屋をでた
髪の毛を切ったので、いつもより頭が軽くなった
秋風と冬風が交ざったような風が
私の短い髪の間をしなやかに通っていく………
なんていうか……
スースーする;;
:07/02/11 12:20 :N902i :☆☆☆
#891 [三ッ葉]
食堂の前を通るとき、笙吾先輩達の姿を横目で見つける――………
だがそこに亜梨沙先輩はいなかった
新先輩も笙吾先輩も黙っているようだった
話しているのは、栞と龍也だけ―――…
スッ―――
私は、すぐさま食堂の前を通り過ぎようと、足を伸ばした
:07/02/11 14:34 :N902i :☆☆☆
#892 [妃芽]
ぁげp(∀`q*●o)
:07/02/11 20:10 :W43T :☆☆☆
#893 [三ッ葉]
:07/02/11 20:47 :N902i :☆☆☆
#894 [ユウナ]
:07/02/12 00:14 :P902i :☆☆☆
#895 [三ッ葉]
:07/02/12 01:40 :N902i :☆☆☆
#896 [三ッ葉]
>>891から
ドンッ……
よそ見をしていた私は、誰かとぶつかってしまった
梨『すッ……すみません』
「ごめんッ……」
気が付いたらお互い頭を下げていた
私は、顔をあげた
そこには――――
:07/02/12 01:50 :N902i :☆☆☆
#897 [三ッ葉]
目が少し赤くて、腫れている亜梨沙先輩がいた―…
亜『り…お…ちゃん』
腫れた目蓋は、見てても重そうだった
梨『わっ……わたしッ…もぅ朝食済ませたんで失礼しますッ……』
パタパタッ……
私は、まだ話かけようとする亜梨沙先輩がとっさに離れるため走った
:07/02/12 01:56 :N902i :☆☆☆
#898 [三ッ葉]
――あの子が噂の子??;
――あの噂は違うって新先 輩が言ってたじゃん
――あの子、新と付き合っ てるなんて良いよねぇ
――キス凄かったよね///
自分の教室の自分の席に腰を下ろすまでに
何回もこんな事を指を差されながら
ヒソヒソと言われた
うるさい
違うんだって――…
:07/02/12 02:00 :N902i :☆☆☆
#899 [三ッ葉]
私は、まわりにうんざりして顔を伏せていると
「ねぇねぇッ……」
誰かの声が上からふってきた
その声の主は、
竹中 花奈絵-タケナカ カナエ-
クラスの女の子だった
梨『???』
:07/02/12 02:05 :N902i :☆☆☆
#900 [三ッ葉]
花「私達…あんましゃべったことなかったよね!!
新先輩と付き合ってるなんて知らなかったよ〜」
またその話か………
新先輩ばっかり――…
梨『花奈絵ちゃん違うよ……付き合ってなんかない――――…』
花「えッ……!!??
まさか、もう別れちゃったの??」
なんでそうなるの;;;
私は、言い返す気力もなく黙っていた
:07/02/12 02:12 :N902i :☆☆☆
#901 [三ッ葉]
花「そっか〜そっかッ……それは、お気の毒だわ。
あのさ……この機会に違う恋をしたら??」
花奈絵ちゃんは、一人で頷きながら話していた
違う恋――…??
花「えっと………今日は、合コンがあるんだけど女子の人数一人足りないから、楠未さんどう??」
新しい恋したら楽しくなるかな――??
:07/02/12 02:19 :N902i :☆☆☆
#902 [三ッ葉]
………………………
…………………
キーンコーンカーンコーン
昼食の時間―――…
私と龍也と栞は、食堂へ向かった
本当は行きたくない……
栞「梨緒、髪の毛切ったんだぁ……」
席に着いたなり口を開いた
ずっと続いていた沈黙が閉ざされた
:07/02/12 02:23 :N902i :☆☆☆
#903 [我輩は匿名である]
:07/02/12 02:27 :N900iS :☆☆☆
#904 [三ッ葉]
梨『うん……気分転換?
今までの私じゃなんか嫌だから捨てたの――…』
私が最後に言った言葉に皆ピクリと反応して黙り込む――…
龍「俺、髪の毛は短い方が好きかも……」
栞「私、髪長いじゃん;;」
龍「栞は、長くてもいい」
このカップルは相変わらず仲がいいなぁ〜
って思った
:07/02/12 02:28 :N902i :☆☆☆
#905 [三ッ葉]
:07/02/12 02:29 :N902i :☆☆☆
#906 [三ッ葉]
それと同時に思った事があった――…
亜梨沙先輩と笙吾先輩がさっきから一言も言葉を交わさない
喧嘩でもしてるのかな??
笙「俺……前まで長いほうが好きだったけど、
今は――――
短い方が大好きかも。」
大好きか……
一度で良いからあなたに言われてみたかったなぁ
:07/02/12 02:37 :N902i :☆☆☆
#907 [三ッ葉]
髪……短い方が好きになったんだ……
それっていつから??
理由は
私が短く切ったからだったりしますか??
なんて、思ってみた
私は、亜梨沙先輩に目をそっと向けた
:07/02/12 02:41 :N902i :☆☆☆
#908 [三ッ葉]
あ…………
そういえば……
亜梨沙先輩の髪は
前の私に比べて結構短い方だった
………そっか
笙吾先輩は、亜梨沙先輩の事言ってたんだ
彼氏だもんね
好き同士だもんね
:07/02/12 02:43 :N902i :☆☆☆
#909 [三ッ葉]
少しでも自惚れてしまった自分に嫌気がさす
馬鹿だ……私。
いい加減あきらめろッつーの!!
変わるんでしょ?
前までの自分捨てるって決めたじゃんか………
何だかこの場所から逃げたくなった――
「梨・緒・ちゃ・ん☆」
:07/02/12 02:47 :N902i :☆☆☆
#910 [三ッ葉]
ガタタンッ……
梨『わッ……!//
なッ――陽介先輩!!!!』
急に後ろから声がしたと思ったら
陽介先輩が私の首に腕を回して抱きついてきた
私は、驚きのあまり席を立ち上がってしまう――…
陽「ちょっと秘密会議☆
二人とも梨緒借りるよ??」
陽介先輩が笙吾先輩と新先輩の方をみて、ニヤッとする
:07/02/12 02:54 :N902i :☆☆☆
#911 [三ッ葉]
新、笙「……」
二人とも陽介先輩に対して睨むだけで何も言わなかった
陽「二人とも恐いオーラだしすぎだって;;
梨緒自身は、俺に着いてきてくれるの??」
私の耳元で甘い声でささやいてくる
吐息がとぎれとぎれにかかって、体が小さく反応してしまう……
:07/02/12 02:59 :N902i :☆☆☆
#912 [三ッ葉]
あまりここにいたくない……
だから――…
梨『……』
私は、陽介先輩に対して無言のまま首を縦に振った
陽「本人は構わないって」
そう笑顔で陽気に言って歩き進む陽介先輩の後ろを
ついていった
皆の顔を見ないまま―…
:07/02/12 03:06 :N902i :☆☆☆
#913 [三ッ葉]
私達は、人気の少ない階段の所で座り込んだ
梨『あの〜秘密会議って何ですか??』
私は、疑問に思ってた事を口にだした
陽「今日、寮の玄関前に4:30に集合!!ってことを伝えたかった」
梨『え??』
私は、何で陽介先輩がそんな事言ったのか分からなかった
:07/02/12 08:14 :N902i :☆☆☆
#914 [三ッ葉]
陽「あれ〜??
聞いてない??俺も、合コンのメンツだよ??」
本当に!??
梨『え―…;;』
私はあからさまに嫌な顔をしてみせた
陽「おい!!先輩に対してそんな顔すんなって……;;」
と言って私の頬をひねってきた
梨『いッ……たいです;;』
:07/02/12 08:18 :N902i :☆☆☆
#915 [三ッ葉]
………………………
…………………
そんなやりとりから大分経ち、今は久しぶりのクラブ活動中―――
《きゃー!!!》
もちろん女子のキーキー声も飛びかっていた
時刻は3:30……
亜梨沙先輩に言わなければ――…早退することを
何か言うタイミングがつかめない………
:07/02/12 08:32 :N902i :☆☆☆
#916 [三ッ葉]
ガシッ
陽「俺ちょっと早退するわ!!亜梨沙ぁ〜梨緒も一緒だから借りるね??」
陽介先輩が私の体を引っ張っていく―…
亜「あ……うん」
そんな時――…
「有馬〜今のシュート外したら駄目だろが!!」
顧問の先生が怒鳴る
:07/02/12 08:36 :N902i :☆☆☆
#917 [三ッ葉]
私は、笙吾先輩の方を振り向いた―…
笙吾先輩が顧問の先輩にあんなに怒られる事なんてなかったから
笙「すみません。
よそ見してました……」
そう言う笙吾先輩は、ずっと私の目を見ていて―…
「ボケッとしてんな!!
ずっとグラウンド走って集中力高めとけ!!」
笙「はい……」
:07/02/12 08:41 :N902i :☆☆☆
#918 [三ッ葉]
それでもなお笙吾先輩の視線は変わらない
ずっと私をみていた
反らせなかった――…
すると
陽「さっ!!用意用意〜♪」
といって寮へ連れてかれる
視線が外れた――…
:07/02/12 08:46 :N902i :☆☆☆
#919 [三ッ葉]
:07/02/12 08:48 :N902i :☆☆☆
#920 [三ッ葉]
私は、部屋に入るとクローゼットを開けた
そこから、灰色のバルーンスカートのワンピースを取出して着る……
黒いタイツをはいて
黒い色の丈の短い羽織るものをまとった
少し大人っぽく、おとなしくキメてみた
それから、短くなった栗色の髪をワックスで動きをつけた
そしてヒールの高い靴を履いた
:07/02/12 19:42 :N902i :☆☆☆
#921 [我輩は匿名である]
:07/02/12 22:08 :SH903i :☆☆☆
#922 [三ッ葉]
:07/02/12 23:10 :N902i :☆☆☆
#923 [あゅ]
久しぶりです
本間にいい話や
続き気になるからなあ
三ツ葉サンのペースを維持してください
陰ながら応援してます
:07/02/13 00:19 :SH902i :☆☆☆
#924 [三ッ葉]
:07/02/13 00:43 :N902i :☆☆☆
#925 [三ッ葉]
>>920から
寮をでると……
陽「よっ!!」
陽介先輩が手を振って出迎えてくれた
梨『………』
私は、陽介先輩の後ろに見えた走っている笙吾先輩と視線があって黙りこんだ
先輩が近づいてくる…
どうしよう――…;;
:07/02/13 00:51 :N902i :☆☆☆
#926 [三ッ葉]
笙「ハァ……梨緒……どこいくんだよ??」
息をきらしながら笙吾先輩が問いかけにきた
陽「デェトだよ??
笙吾…………羨ましい??」
笙「陽介には聞いてねえよ……どうなんだよ、梨緒」
笙(畜生……羨ましいけど 嘘に決まってるだろ
"合コンだよ"
そう言おうと口を開いたら…………
:07/02/13 00:57 :N902i :☆☆☆
#927 [三ッ葉]
花「ごめ〜ん!!まった??」
花奈絵ちゃんがこっちに手を振って走ってくる
その後ろから、合コンのメンバーだと思える男女数名も現れた……
笙吾先輩が何かに感付いた表情をみせた
笙「ふーん……そういう事かよ;;
最悪だな;
まぁせいぜい楽しんでこいよ……」
笙吾先輩は、ムスッとして冷たく言い放った
:07/02/13 01:06 :N902i :☆☆☆
#928 [三ッ葉]
梨『言われなくても楽しみますから………』
私も冷たく言い放った
そして、歩いた
スッ――
すれ違う――…
歩く私と
走る笙吾先輩――…
:07/02/13 01:09 :N902i :☆☆☆
#929 [三ッ葉]
私達が訪れた場所は、
カラオケだった――…
さっそく自己紹介;;
皆順番に話していく
よく見ると、私以外の女の子は気合いの入った服装で、メイクもばっちりだった…………
それに比べて私は、ノーメイク;;
変な意味で浮いてるよね??
花「次、楠未さんだよっ………」
ぼけっとしていると花奈絵ちゃんに呼ばれる
:07/02/13 01:19 :N902i :☆☆☆
#930 [三ッ葉]
ガタッ………
私は突然呼ばれて、思わず立ち上がってしまった
梨『あっ……えっえっと…………一年の……くっ楠未 梨緒です……』
言いおわりに近づくにつれて、声がしぼんでしまった………
私っ……
上がりすぎでしょっ!!
額に汗がにじむのが微かに感じられる
:07/02/13 01:26 :N902i :☆☆☆
#931 [三ッ葉]
「まぁ―座りなよ。笑」
他の男の先輩が笑って言う――…
梨『はい!!』
ストンっ…
もう一度席に腰をかけた
「……君ってあの噂の子だよねぇ??」
その男の人は、静かに聞いてきた……
シ………ン……
:07/02/13 01:30 :N902i :☆☆☆
#932 [三ッ葉]
周りが静かになる……
「あ……別に悪い意味で言ってないよ?
君って……新と付きあっ――――」
バサっ――
その男の人は、話を続けようとしたとき
陽介先輩が分厚い本を開きだす――…
そして口を開いた
陽「まっ……とりあえず歌わね??」
この一言で話題はそれて、皆唄いはじめる
:07/02/13 01:41 :N902i :☆☆☆
#933 [三ッ葉]
男子のメンバーが全員2年生なのでやりにくかった――…
ん――??
陽介先輩の方をみると手招きをして私を呼んでいた
仕方なく陽介先輩の隣に座った
梨『なんですか??;』
陽「よく考えたら、新と付き合ってる奴がこんな事してもいいのかよ―…?
つーか、マジで付き合ってんの!?」
:07/02/13 01:48 :N902i :☆☆☆
#934 [三ッ葉]
梨『つッ…付き合ってないです…;;』
私は、声を細めて言った
陽「まじ??
なのに新と濃厚なチューしちゃったの!??笑」
陽介先輩が大きな声をだしていうから――
梨『ちょッ……陽介先輩!!』
不覚にも止めるのに自分が大きな声をあげてしまう
モガッ………
陽介先輩の大きな手で口が塞がれた
:07/02/13 07:59 :N902i :☆☆☆
#935 [三ッ葉]
陽「声でかいって;;」
どっちが!!!怒
梨『陽介先輩も大きい声で言ったじゃないですか!!』
陽「なぁ……お前辛くねえの???」
いつになく陽介先輩が真剣な顔をした
梨『な……んでそんな事??』
私の心が騒つく………
陽「顔にでてんだよ…」
そう言って陽介先輩が私の頬に手で触れる
:07/02/13 08:05 :N902i :☆☆☆
#936 [三ッ葉]
そしてささやく――…
陽「新しい恋して忘れるのも良い方法だよ??」
あ――…
花奈絵ちゃんも似たような事言ってた………
新しい恋―――
それはどこにあるのだろうか――…?
:07/02/13 18:24 :N902i :☆☆☆
#937 [三ッ葉]
………………………
…………………
ジャー
私は、トイレで手洗い
他の子達は、メイク直しをしていた――…
花「ん―…楠未さんッ目つぶってこっち向いて」
私は、よく分からないまま言われる通りにした…
スッー
花「できたぁ!!」
花奈絵ちゃんの言葉と同時に目を開いた
:07/02/14 08:07 :N902i :☆☆☆
#938 [みぃちゃん]
はじめから読ましてもらってます
この話バリ好きなんで頑張ってくださぃ
:07/02/14 14:50 :SH901iC :☆☆☆
#939 [三ッ葉]
:07/02/14 15:13 :N902i :☆☆☆
#940 [ユウナ]
:07/02/15 14:31 :P902i :☆☆☆
#941 [まぃ]
三ッ葉
チャン
明日入試なの
大変だぁ〜
お守り持ってる
受験表は
消しゴムは
シャーペン
壊れてない
シャーシンある
:07/02/15 15:57 :SO702i :☆☆☆
#942 [大空]
まいさん高校受験はシャーペンじゃなくて鉛筆じゃなかった?
三つ葉さんがんばって下さい
:07/02/15 17:00 :W41K :☆☆☆
#943 [まぃ]
大空サン
受験表には鉛筆って書いてあったけど
皆シャープで受けてたよ
:07/02/15 17:25 :SO702i :☆☆☆
#944 [三ッ葉]
:07/02/15 19:44 :N902i :☆☆☆
#945 [あゅ]
:07/02/15 23:10 :SH902i :☆☆☆
#946 [三ッ葉]
:07/02/16 00:17 :N902i :☆☆☆
#947 [三ッ葉]
>>937から
鏡をみると、自分の顔の変わりようにびっくりした―――…
花「楠未さん元がいいから似合ってる!!」
そうかな――…??
目の前にいるのは
自分のはずなのに自分じゃないみたい…………
違和感が一瞬私をとりまいた
かといってメイクを落とすこともなく部屋に戻った
:07/02/16 00:33 :N902i :☆☆☆
#948 [三ッ葉]
私は、陽介先輩の隣にずっと座っていた……
ら、
ガササッ――
ある男の人が袋から何かだす
「飲んじゃおっか♪」
そう―…
大量のお酒の缶;;
:07/02/16 00:40 :N902i :☆☆☆
#949 [なな]
:07/02/16 18:36 :P901iS :☆☆☆
#950 [三ッ葉]
:07/02/16 22:14 :N902i :☆☆☆
#951 [ユウナ]
:07/02/17 02:43 :P902i :☆☆☆
#952 [三ッ葉]
:07/02/17 08:13 :N902i :☆☆☆
#953 [三ッ葉]
>>948から
「はいッ☆梨緒ちゃん」
ある男の人が私の手に缶を渡しにきた……
「「乾杯♪」」
それを皆は、咎めることなく乾杯して飲みだす
私だけ飲まないまま缶を握っていた――…
:07/02/17 08:18 :N902i :☆☆☆
#954 [三ッ葉]
ドサッ――
ある男の人が私の隣に座った
「梨緒ちゃんも飲みなよ」
「でも……未成年なんで――…」
そう言いかけた時に
男の人が私の缶に手をかける―――…
プシュッ……
缶を開けた………
:07/02/17 08:22 :N902i :☆☆☆
#955 [三ッ葉]
「飲んだら、気分よくなるからさッ」
男の人が私に口にお酒を流していく―――…
私は、よけたかったけど
お酒が口からこぼれそうになるのでできなかった……
梨『…ッ……』
:07/02/17 08:25 :N902i :☆☆☆
#956 [三ッ葉]
…………………
…………
少ししか口に含んでいないのに
体の内側が熱くなり、変な気分になる――…
気分が楽になれる
と、いったらそれに近いかもしれない――…
辛いこと全部忘れたい………
:07/02/17 08:28 :N902i :☆☆☆
#957 [三ッ葉]
私は、自らの意志で缶に手をかけた――…
ゴクゴク……
それを一気飲みしてしまいました;;;
ついにお酒デビュー!!
とかじゃなくて!!!
止められません……;;
:07/02/17 08:37 :N902i :☆☆☆
#958 [三ッ葉]
「いいね〜
その飲みっぷり最高!!」
そんな声も耳に通らず次の缶をとり――…
また一気飲み……;;
:07/02/17 08:39 :N902i :☆☆☆
#959 [三ッ葉]
そんな私の光景を見るのが楽しいのか
他の人達は、私にお酒を次々と渡しにきた……
頭がグルグルになって
訳が分からなくなるくらいまで飲んだ
陽「………」
:07/02/17 08:46 :N902i :☆☆☆
#960 [三ッ葉]
ついに酔っ払ってしまい
私はマイクを持ち
叫んだ……;;
梨『笙ちゃんのばぁか!!
新先輩のばぁかッ!!
どっちも嫌いだぁ――!!』
実際は、こんな風に喝舌よく言えなかった……
酔っているから;;
:07/02/17 08:52 :N902i :☆☆☆
#961 [三ッ葉]
梨『二人とも無理矢理キスしにくるし、
意地悪だしッ…………
いつも私を困らせないでよぉッ………』
キィ―ン……
あまりの私の声の大きさにマイクは悲鳴をあげた
それと同時に皆は、目を丸くして耳をふさぐ……
私の目に涙がにじみ出そうなとき――…
:07/02/17 08:56 :N902i :☆☆☆
#962 [三ッ葉]
体の中から違うものが込み上げてきた――…
梨『う……』
吐き気だった;;
それを見たある男の人が私をトイレにつれていってくれる………
:07/02/17 09:02 :N902i :☆☆☆
#963 [三ッ葉]
トイレから体をだすと………男の人が壁にたっていてくれた――…
「大丈夫??」
梨『う……まら気持ち悪いれすけど……;;』
私はヨタヨタと不安定な足で歩いた
スッ―…
:07/02/17 09:16 :N902i :☆☆☆
#964 [三ッ葉]
男の人が私の肩にゆっくり触れる……
そして怪しい笑みを浮かべた
梨『………??』
酔っている私には、
何が起こっているのか理解できなかった
「梨緒ちゃん……」
:07/02/17 11:19 :N902i :☆☆☆
#965 [三ッ葉]
グイッ――
何かに引っ張られ振り替えると陽介先輩がいた
陽「俺等帰るからヨロシク〜♪」
私は、ズルズルと引っ張られた
梨『よ…うふけ先輩??』
:07/02/17 11:52 :N902i :☆☆☆
#966 [三ッ葉]
…………………
…………
フラフラながらも陽介先輩に引っ張られて歩いた
外は暗くて、建物の光が眩しいくらいにいろんな色に光灯っていた
車の交通量も多く、騒音も少しうるさい
カップルもよく歩いていた
:07/02/17 11:57 :N902i :☆☆☆
#967 [三ッ葉]
私達は歩いていた
寮に戻るために――…
でも、
寮に戻ったら――
―――笙吾先輩と
―――新先輩がいるんだ
ズキン
:07/02/17 11:59 :N902i :☆☆☆
#968 [三ッ葉]
ギュッ……
私は、足を止めて
前へ進もうとする陽介先輩の服の端を掴んだ
梨『ようふけ先輩……』
陽「ん……何??」
陽介先輩が足を止めて振り替える
:07/02/17 12:03 :N902i :☆☆☆
#969 [三ッ葉]
梨『わたひ……帰りたくないれす……』
上手く喋れないながらも言った
陽「……は?」
陽(コイツ……
上目遣いだし…
目がトロンってなって るし―…////
:07/02/17 12:08 :N902i :☆☆☆
#970 [三ッ葉]
私は、陽介先輩を見続けた
手にも力が入る……
陽「俺……少し前に言ったよな??
新しい恋すんのが前の辛い恋忘れる方法だって…
その新しい恋の相手
俺にしてみない??」
新しい恋………
:07/02/17 12:14 :N902i :☆☆☆
#971 [三ッ葉]
頑張ったら
陽介先輩のこと好きになれるかな――??
頑張ったら
苦しかった事―…
忘れられるかな??
なら………
:07/02/17 12:17 :N902i :☆☆☆
#972 [三ッ葉]
私は……
私は―――…
ゆっくり頷いた……
梨『……』
:07/02/17 12:20 :N902i :☆☆☆
#973 [三ッ葉]
━━━━━━………
ペタペタ……
私の想いの道は
新しい道をゆく――…
━━━━━━………
:07/02/17 12:22 :N902i :☆☆☆
#974 [三ッ葉]
:07/02/17 12:41 :N902i :☆☆☆
#975 [三ッ葉]
:07/02/17 12:47 :N902i :☆☆☆
#976 [三ッ葉]
:07/02/17 12:50 :N902i :☆☆☆
#977 [我輩は匿名である]
:07/02/18 13:52 :W41SH :☆☆☆
#978 [三ッ葉]
:07/02/18 14:54 :N902i :☆☆☆
#979 [我輩は匿名である]
:07/02/18 18:47 :W32H :☆☆☆
#980 [三ッ葉]
:07/02/18 19:45 :N902i :☆☆☆
#981 [心愛]
あげ(U`)
:07/08/31 14:31 :W42K :☆☆☆
#982 [三ッ葉]
:07/08/31 18:24 :F904i :☆☆☆
#983 [我輩は匿名である]
:07/10/28 23:45 :W52SH :☆☆☆
#984 [ねね]
これの続きないんですか??
:09/04/02 01:50 :N04A :☆☆☆
#985 [我輩は匿名である]
:09/04/02 06:22 :D902i :☆☆☆
#986 []
あげ :09/08/09 09:53 :SH904i :☆☆☆
#987 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#988 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#989 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#990 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#991 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#992 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#993 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#994 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#995 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#996 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#997 []
あげ :09/08/09 09:57 :SH904i :☆☆☆
#998 []
あげ :09/08/09 09:57 :SH904i :☆☆☆
#999 []
あげ :09/08/09 09:58 :SH904i :☆☆☆
#1000 []
1000 :09/08/09 09:58 :SH904i :☆☆☆
#1001 [我輩は匿名である]
このスレッドは 1000 を超えました。
もう書けないので新しいスレッドを建ててください。
:09/08/09 09:58 : :Thread}
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