゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#601 [三ッ葉]
《次は―…》
種目で呼び出しの放送がかかった―…
笙「あッ……行かないとダメじゃん!!」
新「……だな」
笙吾先輩と新先輩は、青色のはちまきを頭に結びはじめた
新「梨緒……タオルもっといて!!!」
新先輩が私の手にタオルを預けた……
新「俺頑張るからちゃんと、見といて…」
:07/01/28 10:15 :N902i :☆☆☆
#602 [三ッ葉]
梨『あ……はいッ!!』
そう答えると新先輩は笑って歩きだした
バサッ―…
笙「俺のもよろしくぅ!!」
笙吾先輩が私の頭にタオルを乗せて新先輩のところまで走っていった……
ほんと………
気持ちくるうな―…
:07/01/28 10:18 :N902i :☆☆☆
#603 [三ッ葉]
ぎゅ……
二人のタオルを両手で握りしめた
亜「皆ッ……!!!」
亜梨沙先輩は、競技を終えて私達の元へ駆け付けた
栞「お疲れさまです
亜梨沙先輩格好よかったですよ!!」
亜「照れちゃうなぁ〜///笑」
会話の後、亜梨沙先輩が私の手元をみた―…
タオル――…
:07/01/28 10:25 :N902i :☆☆☆
#604 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん、それ笙吾のだよね?
あたしがもっとくよ!!
貸してくれる??」
亜梨沙先輩が笑顔で手差し出す…………
私は、その手に笙吾先輩のタオルをのせた
ぎゅ……
でも、のせただけで離せなかった―…
手に力が入る
だってこれは、笙吾先輩が私に渡したもの…………
:07/01/28 10:32 :N902i :☆☆☆
#605 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん??」
亜梨沙先輩が首をかしげた
パッ――
梨「あ…すみません;」
私は、笙吾先輩のタオルから手を離した
龍「………」
栞「………」
龍也と栞がだまっていた
二人共私の気持ち知ってたもんね…………
:07/01/28 10:35 :N902i :☆☆☆
#606 [三ッ葉]
パンッ………
銃声の音に耳を傾けた
先輩達の競技…
リレーが始まったのだ――――…!!!
私は、先輩達の姿を目で探した………
あっ………いたッ!!!
新先輩がバトンを受け取ったのを発見した……
先輩達のクラスが最後なようだ……
一位はムリだろうと思った!!!
:07/01/28 10:41 :N902i :☆☆☆
#607 [♪]
毎日見てるょ
F
頑張ってね(・O・)
:07/01/28 10:45 :810SH :☆☆☆
#608 [三ッ葉]
新先輩が走りだす―…!!
周りから歓声があがる
それもそのはず
最後だった新先輩が凄いスピードで2番目まで追い抜いたからだ――ッ!!
梨『すごいッ――!!』
でも、一位の人との距離はかなり空いていて追い抜けないまま新先輩は、一周走り終えた
新先輩の手からバトンが渡る――――……
笙吾先輩に――…!!
:07/01/28 10:46 :N902i :☆☆☆
#609 [三ッ葉]
:07/01/28 10:47 :N902i :☆☆☆
#610 [三ッ葉]
笙吾先輩は、ぐんぐんとスピードをあげていく
一位の人もとても速い人だ
でも距離は、少しずつ縮まっていく
ゴール場所には白いテープ
その何メートル前に一位の人と笙吾先輩の姿が並んでいた………
パァン―――!!!
:07/01/28 10:52 :N902i :☆☆☆
#611 [三ッ葉]
私達は、歓声をあげた
一位は、もちろん青色!!
先輩達のクラスだった!
二人とも凄く格好よかった……………
《次の種目は――》
また放送が入り、私は足を動かした☆
皆にエールをもらって!!
:07/01/28 10:55 :N902i :☆☆☆
#612 [三ッ葉]
種目はリレー
チーム戦ではなく、個人戦のもの
龍也もでるので一緒に集合場所にいくと、
競技を終わらせた笙吾先輩と新先輩の姿があった
新「お前リレーできんの?見るからに遅そ;;」
一言目にでてきたのがこの言葉――…
軽く傷ついた;;笑
:07/01/28 11:00 :N902i :☆☆☆
#613 [三ッ葉]
新「龍也がでるのは納得だけど………梨緒は;;」
新先輩がやばいだろ
という感じの視線を向ける
笙「新……お前は知んねーかもしれねぇけど、梨緒まじ足速いぜ??
まぁ、俺には勝てねぇけどな!!!!!」
新「……まじ??」
梨『以外にやりますよ、私!!!!』
龍「小さい頃、俺ら駆けっこばっかやってたんで!!」
そぅ―――…
小さい時、三人でよく駆けっこをしていた……
:07/01/28 11:06 :N902i :☆☆☆
#614 [三ッ葉]
がんばれ
と、先輩の応援に見送られ足を進ませたとき
笙「一位とんね―とチューしちゃうからね??」
と、突然笙吾先輩が後ろから私の耳元に呟いた
梨『えッ…///?
何いってんですか!!亜梨沙先輩がいるのに……』
ズキン
先輩……あんまり私にそんなこと言わないでよ
壊れちゃいそうになるよ……………
:07/01/28 11:10 :N902i :☆☆☆
#615 [三ッ葉]
笙吾先輩は、悪魔の笑みを浮かべて手を振った
………………
競技が始まる――…
龍也はぶっちぎりで一位だった
私は、複雑な心境のままスタート地点についた
かならず一位をとる!!!
:07/01/28 11:14 :N902i :☆☆☆
#616 [三ッ葉]
結果は一位
亜梨沙先輩のものの笙吾先輩にキスなんかいらない――……
前みたいな強引なキスも……………
だから、一位になった
自分の気持ちを押さえて笙吾先輩と接することがそろそろ限界に近づいていた……………
先輩……私にあんまり近づいちゃやだよ…
気持ちおさえらんない
:07/01/28 11:20 :N902i :☆☆☆
#617 [三ッ葉]
うえの文章の二文目のを
【亜梨沙先輩がいる笙吾先輩のキスなんかいらない………】
にしてください
すみません
:07/01/28 11:23 :N902i :☆☆☆
#618 [三ッ葉]
栞と亜梨沙先輩のいる場所に皆で戻った……
栞「ほんと皆速かった!!凄かったです!!!」
と、一番興奮していた
新「梨緒……俺のタオルは?????」
梨『………え?
あッ!!!自分の席においてるんで』
私は、そう言って新先輩のタオルを席からとって渡した
新「さんきゅ」
:07/01/28 11:27 :N902i :☆☆☆
#619 [三ッ葉]
新先輩が頭を撫でた…
笙「梨緒……俺のは?」
梨『あ……』
亜「私がもってるよ!!
はいッ!!!」
亜梨沙先輩が笙吾先輩の前にきてタオルを渡した
笙「あ…ありがと」
チラッ……
そう言いながら笙吾先輩は私に視線を送ってきた
バッー
私は、すぐにその視線から目をそらしてしまう……
:07/01/28 11:33 :N902i :☆☆☆
#620 [三ッ葉]
新「一位とった記念にアイスおごってやるよ!!」
この体育祭では、アイスとジュースの販売がゆるされている……
梨『え??いいんですか?』
新「うん……だから、一緒に買いにいこ??」
新先輩が手を握ってきた……
梨『……ッ!あのッ……私トイレにいってきます!!』
ダダッ――…
私は、とっさに嘘をついて走ってしまった
:07/01/28 11:38 :N902i :☆☆☆
#621 [三ッ葉]
ジャ――…キュッ…
私は、水で火照った顔を冷やした
新先輩は、いつも私が困ってるときにフォローしてくれる………
優しさをくれるんだ…
でも、私の気持ちは中途半端で――…
優しさに甘えてばかりで――…
弱い……
鏡には弱い自分が映っていた―…
:07/01/28 11:55 :N902i :☆☆☆
#622 [三ッ葉]
ペチンッ――
私は、俯いてから軽く頬を両手で叩いた…………
梨『強くならないとダメ』
そう一言呟いて、鏡をもう一度見た………
そこには、笑顔な自分
多少弱さが見え隠れしているけど、笑顔な自分がいた――…
これで大丈夫……
私は、トイレから足を踏み出した――…
:07/01/28 11:59 :N902i :☆☆☆
#623 [三ッ葉]
外にでると
誰かが立っていた……
「……梨緒」
その声で、私の笑顔は一瞬にして消えた
再び弱い自分が表れてくるのを感じた――…
:07/01/28 12:01 :N902i :☆☆☆
#624 [三ッ葉]
:07/01/28 12:28 :N902i :☆☆☆
#625 [我輩は匿名である]
:07/01/28 18:45 :SH902i :☆☆☆
#626 [ヒトミ]
あげ(`・ω・)印x
:07/01/28 20:15 :W32SA :☆☆☆
#627 [三ッ葉]
匿名さん
ヒトミさん
あげてくださって有難うございます(。・ロ・
)
*
最近は読んでくださる人も増えたようで嬉しいです
:07/01/28 20:58 :N902i :☆☆☆
#628 [奈々x]
いつ頃書きますか[
それに合ゎせて来ようと思いますxx
あっ!!!!急かしてるつもりぢゃ無いのでホホ頑張ってください
:07/01/28 21:40 :W31K :☆☆☆
#629 [三ッ葉]
:07/01/29 01:15 :N902i :☆☆☆
#630 [三ッ葉]
>>623から
私は、胸をぎゅっと押さえた――…
前にいたのは
梨『笙……吾先輩ッ…』
私は、ジリジリと足を後退させた――…
やばい……
涙がでそう―…
先輩がいつになく真剣な目だった………
後退する私に笙吾が近づいてくる
:07/01/29 01:27 :N902i :☆☆☆
#631 [三ッ葉]
ドンッ――…
私の体はトイレの壁にぶつかり行き場がなくなった
梨『………ッ…』
私は、顔を見られないように俯いた
笙吾先輩は、私の目の前に来て、トイレの壁に腕をつけた
笙「なぁ……。なんでいつも俺といてると泣きそうな顔すんだよ………」
私の顎が笙吾先輩によってクイッと持ち上げられる―――…
:07/01/29 01:34 :N902i :☆☆☆
#632 [三ッ葉]
私の目に写る先輩の目は、触れてしまうと
すぐに割れてしまいそうなガラス玉みたいだった――…
私が先輩をこんな目にさせてしまってるのかな?
苦しめてるのかな??
先輩――…
私があなたといると泣きそうになるのは
大好きだからなんですょ…………
私の想いの所為……
あなたの所為――…
:07/01/29 01:42 :N902i :☆☆☆
#633 [三ッ葉]
でも、言わない
言えないよ……
梨『…………』
笙「黙んなよ……
なぁ、俺…お前に……ムカついてたはずなのに分かんねえよ―……」
梨『――…え…』
シャラン……
私の首元のネックレスが音を小さなたてた―…
潤にもらったもの……
笙「傷つけたくないのに……止めらんねぇッ…」
:07/01/29 01:49 :N902i :☆☆☆
#634 [三ッ葉]
梨『きゃッ……!』
ブチッ………
シャラン――…ッ
ネックレスの装飾のハートの部分が乾いた地面に落ちて輝いた………
パラパラ………
チェーンのビーズが私の体を伝って落ちていく―…
梨『しょ…笙吾先輩……?』
:07/01/29 01:53 :N902i :☆☆☆
#635 [めーたん]
:07/01/29 02:09 :SH902i :☆☆☆
#636 [我輩は匿名である]
<<315
:07/01/29 13:44 :SH902i :☆☆☆
#637 [x心愛x]
更新ヨ頑張ってさぃ~~~
:07/01/29 15:56 :W42K :☆☆☆
#638 [三ッ葉]
:07/01/29 17:34 :N902i :☆☆☆
#639 [三ッ葉]
笙「………」
スッー
笙吾先輩の顔が私の首元に―――……
梨『………ッ』
先輩の吐息が私の首元にかかる……
チュ………
梨『ひゃッ………!!!』
:07/01/29 22:22 :N902i :☆☆☆
#640 [三ッ葉]
ビクッ…………
思わぬ出来事に私の体は反応してしまう――…
先輩が私の首筋に唇を重ねたのだ
梨「ふッ……や…め―…ッ」
体が押さえつけられていて振り払えない
変な感覚に襲われて、手にも力が入らなくなる
目から涙がこぼれてきてしまう――…
:07/01/29 22:31 :N902i :☆☆☆
#641 [三ッ葉]
ツゥ――…
私の涙が頬から首筋を伝って肌を濡らした
笙「………俺のもん…の…証――…」
笙吾先輩は、首筋に強くキスをしてきた――…!!
梨『………んぁッ…///』
声をあげたくないのに声がでてしまった
首筋を強く吸われる
私は、自分の口を片手でふさいだ……
:07/01/29 22:43 :N902i :☆☆☆
#642 [三ッ葉]
トイレの前だし人に見られるとまずい―…
梨『……ッせんぱ……何でこ…んなこっ……と』
喋ろうとすると涙も更に流れた
笙吾先輩は答えてくれないし、動きを止めてくれない!!!
梨『……ッやぁ』
――――ガリッ――――
:07/01/29 22:48 :N902i :☆☆☆
#643 [姫x]
続きがめちゃ気になる(*v∀vx)
感想トピへのカキコぁリがとぅござぃましたテ∀`シ)x~
返事書いておきました~
:07/01/29 22:50 :W42K :☆☆☆
#644 [三ッ葉]
ズキンッ――…
梨『――――ッ!!!』
首元からの激しい痛みが私を襲った――…
笙吾先輩に噛まれた―…
梨『ハァ…ハッ…』
息の乱れる私の首元から笙吾先輩の唇がそっと離れる
笙「ずっと前のお返し……だよ?」
:07/01/29 22:56 :N902i :☆☆☆
#645 [三ッ葉]
:07/01/29 23:01 :N902i :☆☆☆
#646 [三ッ葉]
:07/01/29 23:13 :N902i :☆☆☆
#647 [リナ]
読んでますょ
めちゃめちゃぉもしろぃデスイ
:07/01/29 23:15 :W41SH :☆☆☆
#648 [まぃ]
:07/01/29 23:16 :SO702i :☆☆☆
#649 [姫x]
見てます(xvUvシ)g*゜。~この後、どなるの(*v∀vx)
:07/01/29 23:20 :W42K :☆☆☆
#650 [三ッ葉]
:07/01/29 23:29 :N902i :☆☆☆
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