゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#801 [三ッ葉]
>>797から

梨『ちょっと新先輩ッ………このイベントってカップルの人たちがでるものじゃないですかッ……;;』


私は、新先輩の前へズイズイと近寄った!!


新「カップルに見られたみたいだし、いいじゃんか♪」


私の心境も知らずに新先輩は、余裕の表情で椅子に腰掛けていた……


梨『うッ…………こういうのは、誤解を招いちゃいます!!!』


私は、うめいた

⏰:07/02/05 01:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#802 [三ッ葉]
ドサッ………


「この箱の中から一枚くじをひいてください」


さっきの男の人が箱を持ってやってきた

梨『あッ……』

ガサガサッ……


新先輩がすぐにくじをひいてしまう――…

そして
折り畳んでいる紙を開いた

新「………;;」

⏰:07/02/05 01:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#803 [三ッ葉]
梨『……不思議のく…にの…………;;』


私の目に写る字に頭が混乱する

 ………………………
 不思議の国のアリス
 ………………………


と確かに書いてある??


新「これ……どういう意味???;」

⏰:07/02/05 13:29 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#804 [三ッ葉]
「あれ??さっきチラシみせませんでしたっけ……

このイベントは、
カップルでコスプレをして  ベストカップル
を決めるものですよ??」


男の人は、きょとんとした顔で言う


え……;;

ちょっと待ってよ――ッ!!

新「そうなん??
衣裳貸してよ」


梨「えッ――!!」


私は、叫んだ

⏰:07/02/05 22:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#805 [三ッ葉]
……………………
……………。

梨『なんでこんな事に……………;;』


結局私は着替えるはめに;;
しかもお題通りに
アリスの格好だった……


新「もう着替えた??」


着替え室の部屋の外から新先輩が私を呼んだ    
梨『え……あッ、はい!!』

⏰:07/02/06 01:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#806 [三ッ葉]
シュル………

私は、急いで青いリボンを首に巻いて外にでた


ガチャッ


梨『わッ………;』


ドアを開けた私は、目を見開いた


新「あんま見んな…///」
少し照れ隠ししている新先輩。

⏰:07/02/06 01:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#807 [三ッ葉]
なぜなら、新先輩の格好は白いタキシードに
赤いリボンを首につけて
少し大きな時計を持っていたから…………

しかも頭に長い耳をつけている


それは、まさしく

   ウサギさんッ!!


プッ―…


私は思わず吹き出した

⏰:07/02/06 16:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#808 [三ッ葉]
新「……笑うな;;」


梨『だって……性格と格好が噛み合ってないんですもんッ………プッ;笑』


新先輩は私の目を覆いにきた


新「見えねよーにしてやるしッ!!」


前は真っ暗で見えない


「スタンバイしてくださ〜〜い」

男の人は、手招きして私達を呼んだ

⏰:07/02/06 16:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#809 [三ッ葉]
私たちはステージ裏に移動した


《次は、学園一の美女美男カップル!!
  有馬 笙吾くんと
 羽月 亜梨沙さんです》


え……………      
先輩達もでてたんだ…



気にしない気にしない

⏰:07/02/06 16:36 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#810 [我輩は匿名である]
切なぁいホホK

新先輩ヵっこょ杉でつxxx

⏰:07/02/06 16:43 📱:W31K 🆔:☆☆☆


#811 [三ッ葉]
ほんの少しのためらいはあったが、ステージ裏から笙吾先輩達の姿を見ていた


お題は

  結婚式だろう……


亜梨沙先輩がウエディングドレスを着ているから…


綺麗だった……
とても――――


まるで、
本当の結婚式だと思わせるくらいに――――……

⏰:07/02/06 16:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#812 [三ッ葉]
匿名さん
有難うございます

切なさが伝わって嬉しいです

更新少しになりますが頑張りますね

⏰:07/02/06 16:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#813 [三ッ葉]
ズキッ…………

頭に痛みが走った


………
――私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!
………


小学五年生の時、
泣きながら笙吾先輩と約束した言葉が頭を巡りだす……


思い出させないで……

痛い……痛いッ…

⏰:07/02/06 16:54 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#814 [三ッ葉]
そんな時―――


《では、キスをしていただきましょう!!
学園一のカップルは、きっとすごいんでしょうね!!》


私は、目を開いたまま停止した―――…


笙吾先輩が亜梨沙先輩に近づいて―――……


チュッ…


梨『………』

⏰:07/02/06 21:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#815 [三ッ葉]
な……んで??

何で手にキスなの??



そう――…
笙吾先輩は亜梨沙先輩の唇ではなく、手にキスをした

《あれ??
唇にキスしないのッ!??》


司会の人がマイクを通して聞く


笙「なんつーか、今はできねぇ……………ごめん。亜梨沙」

亜「…しょ…ご…??;」

そう言う亜梨沙先輩の顔は不安を表していた

⏰:07/02/06 21:27 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#816 [三ッ葉]
笙吾先輩………
何があったんだろう??


でも
心の底で安心している自分がいたような気がした



《次は―――…??
 急誕生カップルの
  楠未 梨緒さんと
  滝川 新くんです!》

嘘――…
出番がきた;;


ってゆーか、本当は付き合ってないのに……

⏰:07/02/06 21:32 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#817 [めーたん]
続き気になるー
頑張ってくださぃ

⏰:07/02/06 21:36 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#818 [三ッ葉]
私達がステージに足を踏みいれると同時に

笙吾先輩達がステージの端に移動する……


笙「………は?」


私達を見た笙吾先輩のこの声に気付いたのは、亜梨沙先輩だけだった


亜「………」      


私は、笙吾先輩の方を見てしまわないように気をつけた………

⏰:07/02/06 21:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#819 [三ッ葉]
めーたんサン
又見てくださって嬉しいです
感謝の嵐です

あとちょっと更新して、勉強してから又更新再開させますね

⏰:07/02/06 21:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#820 [三ッ葉]
《あれ???
そういえば……
メイドの子猫ちゃんじゃーん!!!》


司会の人の声がしっかりと耳についた

この声の主は……;;


梨『よ…洋介先輩;;』


私は顔を歪ませた


《名前覚えてくれてたんだぁ!!!!
つーか、君らマジで付き合ってんの??》


こんな時に質問するな;;

⏰:07/02/06 21:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#821 [三ッ葉]
そんな時に会場の人が騒つきだす


――あの二人お似合いじゃ  ね??

――あの可愛い顔してる女  の子って、あの噂の子  だよね??

――昨日の前夜祭でも、何  か笙吾と新行き来して  たしね………

――笙吾には、亜梨沙がい  るのに近づくとかあり  えない……;;

――結局新をとったってわ  け!?
  何なのあの子;;

⏰:07/02/06 21:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#822 [三ッ葉]
この場から消えてしまいたいくらいに私に浴びるクレーム…………


――あの子以外に最悪なん  だね……

――以外じゃないよ……

  "マジ最悪な子"


ガクンッ……


最後の言葉を聞いた瞬間私は立っていられなくなり、ステージの真ん中に崩れ落ちた………

梨『わッ…わた……し……は………ッ……』

⏰:07/02/06 21:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#823 [三ッ葉]
また後で更新します

感想くださると嬉しいです
こちら
     ↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/

⏰:07/02/06 22:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#824 [三ッ葉]
全身が震えきっていた


足に力が入らない…

口も上手く動かせず、声がでなくなった


新「……ッ……」


そんな私に新先輩は、駆け寄った

シュル……


そして、首元の青いリボンをほどきだす

梨『……』

⏰:07/02/07 01:39 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#825 [三ッ葉]
新先輩の行動は私には、理解不能だった……


新「勘違いすんなよ
この前の噂の梨緒についてたキスマークは、
笙吾じゃねぇ……俺が付けたんだ!!」


大きな声で叫んで言った


え…………

私…新先輩には何もされてないのに――…


何で嘘つくの??     
スッ……

梨『………ッ!』

⏰:07/02/07 01:47 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#826 [三ッ葉]
新先輩が私の首元に唇をつける――…


梨『……ッ!?』


跡が残るくらいの強さで吸われる……


会場は騒つきだす――


新先輩……??

⏰:07/02/07 01:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#827 [三ッ葉]
梨『あ…らた…せッ…』

私は、手に力が入らず抵抗することも不可能だった


――え??
  キスマークは新がつけ  たの??

――なら、あの子は悪くな  いんじゃない??


新先輩の行為での驚きでこんな事を言われているのが聞こえなかった


陽(こいつらマジで付き合ってたっけ??
あ……証明させるいいアイデア発見!!

陽介が怪しい笑みを浮かべた……

⏰:07/02/07 02:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#828 [三ッ葉]
《では、こんなハレンチ(?)な二人に熱いキスをしていただきましょ〜う!!》


陽介先輩がマイクをとって喋りだす……

…………;;

いくらなんでも、キスはムリだよ


新先輩だって、いつもみたいに上手にフォローしてくれ――……

そんな事を考えながら新先輩の目を見ると、真っすぐ私を見ていた

グイッ………!!

顔が少し持ち上げられる

⏰:07/02/07 02:09 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#829 [三ッ葉]
☆━━新Side━━☆

順番はすぐ回ってきた

俺は性格と噛み合ってないって、梨緒に言われたうさぎの格好で進んだ


ステージにあがるなり梨緒の事で騒つくやつら……

梨緒やばいんじゃねぇの?

ガクンッ……

案の定、梨緒の顔は青ざめていた――…


ぐちぐち言ってる奴らムカツクんだよ

⏰:07/02/07 02:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#830 [三ッ葉]
梨緒の話があれば、必ず笙吾がでてくる……


俺だって男だけど辛いんだっつーの!!


俺はやけくそになり、大声で嘘を叫んでから、梨緒の首筋にキスをした

梨『……ッ』


梨緒が抵抗しようとしたみたいだけど、力入ってなくて、男の俺にはかなうはずなかった


こいつの体…
小せぇし、白いし、やわらかいし、細ぇ……///

⏰:07/02/07 02:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#831 [三ッ葉]
俺は、梨緒の綺麗な白い首筋にキスマークを付けた


梨緒の顔を見ると泣きそうになっていた……


こんな顔に俺がさせたんだ………最悪;;

でも止めらんなかった


陽介が何かを見抜いてキスしろ、とマイクで俺たちに言ってきた……


俺は唇にキスは、梨緒を深く傷つけるからできねぇはずだった……

普段の俺なら……

⏰:07/02/07 02:30 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#832 [三ッ葉]
でも、今の俺には止めらんね――…


梨緒の泣きそうな顔…
身長差で自然に上目遣いで見られる


なぁ、梨緒……??
その泣きそうな顔でもすんげぇ可愛く見えんだけど……………

そう思う俺って最悪??

でも、梨緒が俺をそうさせてんだよ…………


気付かないうちに俺の手は梨緒の顔に触れていて


グイッ―…

⏰:07/02/07 02:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#833 [ぁゆ]
気になるぅてか小説書くのぅますぎぃ最後まで見るので頑張ってください

⏰:07/02/07 03:51 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#834 [まぁ]
すごく面白いですッッI~私も高校生活もっと満喫したかったなぁ~

⏰:07/02/07 06:03 📱:W43S 🆔:☆☆☆


#835 [我輩は匿名である]
>>1-200
>>201-400
>>401-600
>>601-800

⏰:07/02/07 11:32 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#836 [三ッ葉]
ぁゆサン
まぁサン
匿名サン

コメントやアンカー有難うございます
朝少し見にきた時に自分の小説がアガってたので、凄く嬉しかったです

未熟者ですがよろしくお願いします

⏰:07/02/07 15:33 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#837 [三ッ葉]
>>832から

☆━━梨緒Side━━☆


私は、新先輩のまっすぐな瞳から目がそらせない


新先輩ならちゃんとフォローして……く…


梨『――ッ…ん///』


そんな事を考えている場合ではなかった……

唇が………

フォローも何もない―

唇と唇のキス――――

⏰:07/02/07 15:51 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#838 [三ッ葉]
体が震えていてさっきよりも抵抗することができない…………


梨『…ッ…』


私は、笙吾先輩の時みたいに新先輩の唇を噛もうとした……その時―――


スッ―


梨『ふッ……あ、あらッ………た……ッ…///』


深いキスになる…
唇の中に舌が入ってきた…

⏰:07/02/07 15:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#839 [三ッ葉]
唇を始めとして体中の体温が上昇していった……


唇と唇の隙間から息が微かにもれる


私は新先輩のキスから逃れる事ができない


い………いやッ――!!!


力強く閉じた目蓋の隙間から出てくるモノが私の頬を伝った――――


新「………ッ…!!」

⏰:07/02/07 16:02 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#840 [三ッ葉]
スッ………

唇が離れた……


梨『は………ぁ…///』

新「わりぃ……ッ」


新先輩は手で顔を隠していった


私は、手で唇を覆った


新先輩じゃないみたい…………

梨『…………』

立ち上がる新先輩とは、反対に私は、ずっと座り込んでいた

⏰:07/02/07 16:07 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#841 [三ッ葉]
《凄い愛のある深いキスでした〜!!;;
え〜次は……》

陽介先輩が司会を進めていく……

次の組が来るのに動けない私――…


ヒョイッ……


そんな私は、
無言の新先輩に抱き抱えられてステージから出ていかされる――…

⏰:07/02/07 16:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#842 [三ッ葉]
でていく時に自然に笙吾先輩の目を見てしまった


笙「………」

梨『…………』


目はすぐにあったけど、お互いにそらした



そして、私と新先輩は騒つくステージから姿を消した…………

⏰:07/02/07 16:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#843 [三ッ葉]
…………………………
……………………

ドンッ……パンッ


小さな打ち上げ花火を打ち上げていた


時刻は夜………


厚手の浴衣みたいなのを皆着ていて
運動場で花火を楽しんでいた


それを、寮の屋上から見下ろしている……


私と新先輩――…

⏰:07/02/07 16:24 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#844 [我輩は匿名である]
あげッ

⏰:07/02/08 16:10 📱:W31K 🆔:☆☆☆


#845 [三ッ葉]
あれから一言も話していない――…


ずっと1メートルくらい間隔を開けて傍にいた


もちろん今も――…


そんな私達とは、うらはらに花火は綺麗に輝いていた

梨『き…れい…』

気が付いたら口を開いていた自分………

⏰:07/02/08 16:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#846 [三ッ葉]
ガタッ

新先輩が突然後ろから抱き締めてきた


新「まじ……わりぃ…」


すごく擦れていて弱々しい声だった


さっきの出来事が鮮明に頭にでてきた

梨『い………いやッ…だ』
私は抵抗した

⏰:07/02/08 16:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#847 [三ッ葉]
匿名さん
あげてくださって有難うございます

マイペースで頑張らせていただきますネ

⏰:07/02/08 16:43 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#848 [三ッ葉]
それでも離れなかった


私は、体をクルリと回して新先輩と向き合う形になった


梨『な…んであんな事ッ………
新先輩は…あんな事する人じゃないと思ってたのに――…』


本当にそう思ってた


新「……お前が周りの奴らに何か言われてんの嫌なんだよ…」


ぎゅう………

⏰:07/02/08 17:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#849 [三ッ葉]
更に新先輩の腕に力がこもる………


梨『でもッ…あんな形のキスなんて………
誤解を説くための気持ちのないキスなんか――――――ッ!!』


言いかけた時、新先輩が私を見た

真剣な目だった

言葉が思わずつまる


新「……るよ…
…気持ちなら………

ある………」

⏰:07/02/08 18:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#850 [三ッ葉]
梨『えッ……』


私の目は、大きく泳いだ

それだけ動揺しているという事―――…

驚きのあまり抵抗することを忘れてしまう


新「ずっと……平然を装ってきたけど、もう止めらんねぇよ………
俺だって男なんだよ?」

⏰:07/02/08 21:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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