゚*。+-想いの行方-+。*゚
最新 最初 全
#800 [三ッ葉]
:07/02/04 14:47 :N902i :☆☆☆
#801 [三ッ葉]
>>797から
梨『ちょっと新先輩ッ………このイベントってカップルの人たちがでるものじゃないですかッ……;;』
私は、新先輩の前へズイズイと近寄った!!
新「カップルに見られたみたいだし、いいじゃんか♪」
私の心境も知らずに新先輩は、余裕の表情で椅子に腰掛けていた……
梨『うッ…………こういうのは、誤解を招いちゃいます!!!』
私は、うめいた
:07/02/05 01:10 :N902i :☆☆☆
#802 [三ッ葉]
ドサッ………
「この箱の中から一枚くじをひいてください」
さっきの男の人が箱を持ってやってきた
梨『あッ……』
ガサガサッ……
新先輩がすぐにくじをひいてしまう――…
そして
折り畳んでいる紙を開いた
新「………;;」
:07/02/05 01:17 :N902i :☆☆☆
#803 [三ッ葉]
梨『……不思議のく…にの…………;;』
私の目に写る字に頭が混乱する
………………………
不思議の国のアリス
………………………
と確かに書いてある??
新「これ……どういう意味???;」
:07/02/05 13:29 :N902i :☆☆☆
#804 [三ッ葉]
「あれ??さっきチラシみせませんでしたっけ……
このイベントは、
カップルでコスプレをして ベストカップル
を決めるものですよ??」
男の人は、きょとんとした顔で言う
え……;;
ちょっと待ってよ――ッ!!
新「そうなん??
衣裳貸してよ」
梨「えッ――!!」
私は、叫んだ
:07/02/05 22:56 :N902i :☆☆☆
#805 [三ッ葉]
……………………
……………。
梨『なんでこんな事に……………;;』
結局私は着替えるはめに;;
しかもお題通りに
アリスの格好だった……
新「もう着替えた??」
着替え室の部屋の外から新先輩が私を呼んだ
梨『え……あッ、はい!!』
:07/02/06 01:21 :N902i :☆☆☆
#806 [三ッ葉]
シュル………
私は、急いで青いリボンを首に巻いて外にでた
ガチャッ
梨『わッ………;』
ドアを開けた私は、目を見開いた
新「あんま見んな…///」
少し照れ隠ししている新先輩。
:07/02/06 01:25 :N902i :☆☆☆
#807 [三ッ葉]
なぜなら、新先輩の格好は白いタキシードに
赤いリボンを首につけて
少し大きな時計を持っていたから…………
しかも頭に長い耳をつけている
それは、まさしく
ウサギさんッ!!
プッ―…
私は思わず吹き出した
:07/02/06 16:25 :N902i :☆☆☆
#808 [三ッ葉]
新「……笑うな;;」
梨『だって……性格と格好が噛み合ってないんですもんッ………プッ;笑』
新先輩は私の目を覆いにきた
新「見えねよーにしてやるしッ!!」
前は真っ暗で見えない
「スタンバイしてくださ〜〜い」
男の人は、手招きして私達を呼んだ
:07/02/06 16:31 :N902i :☆☆☆
#809 [三ッ葉]
私たちはステージ裏に移動した
《次は、学園一の美女美男カップル!!
有馬 笙吾くんと
羽月 亜梨沙さんです》
え……………
先輩達もでてたんだ…
気にしない気にしない
:07/02/06 16:36 :N902i :☆☆☆
#810 [我輩は匿名である]
切なぁいホホK
新先輩ヵっこょ杉でつxxx
:07/02/06 16:43 :W31K :☆☆☆
#811 [三ッ葉]
ほんの少しのためらいはあったが、ステージ裏から笙吾先輩達の姿を見ていた
お題は
結婚式だろう……
亜梨沙先輩がウエディングドレスを着ているから…
綺麗だった……
とても――――
まるで、
本当の結婚式だと思わせるくらいに――――……
:07/02/06 16:44 :N902i :☆☆☆
#812 [三ッ葉]
:07/02/06 16:49 :N902i :☆☆☆
#813 [三ッ葉]
ズキッ…………
頭に痛みが走った
………
――私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!
………
小学五年生の時、
泣きながら笙吾先輩と約束した言葉が頭を巡りだす……
思い出させないで……
痛い……痛いッ…
:07/02/06 16:54 :N902i :☆☆☆
#814 [三ッ葉]
そんな時―――
《では、キスをしていただきましょう!!
学園一のカップルは、きっとすごいんでしょうね!!》
私は、目を開いたまま停止した―――…
笙吾先輩が亜梨沙先輩に近づいて―――……
チュッ…
梨『………』
:07/02/06 21:19 :N902i :☆☆☆
#815 [三ッ葉]
な……んで??
何で手にキスなの??
そう――…
笙吾先輩は亜梨沙先輩の唇ではなく、手にキスをした
《あれ??
唇にキスしないのッ!??》
司会の人がマイクを通して聞く
笙「なんつーか、今はできねぇ……………ごめん。亜梨沙」
亜「…しょ…ご…??;」
そう言う亜梨沙先輩の顔は不安を表していた
:07/02/06 21:27 :N902i :☆☆☆
#816 [三ッ葉]
笙吾先輩………
何があったんだろう??
でも
心の底で安心している自分がいたような気がした
《次は―――…??
急誕生カップルの
楠未 梨緒さんと
滝川 新くんです!》
嘘――…
出番がきた;;
ってゆーか、本当は付き合ってないのに……
:07/02/06 21:32 :N902i :☆☆☆
#817 [めーたん]
:07/02/06 21:36 :SH902i :☆☆☆
#818 [三ッ葉]
私達がステージに足を踏みいれると同時に
笙吾先輩達がステージの端に移動する……
笙「………は?」
私達を見た笙吾先輩のこの声に気付いたのは、亜梨沙先輩だけだった
亜「………」
私は、笙吾先輩の方を見てしまわないように気をつけた………
:07/02/06 21:38 :N902i :☆☆☆
#819 [三ッ葉]
めーたんサン
又見てくださって嬉しいです
感謝の嵐です
あとちょっと更新して、勉強してから又更新再開させますね
:07/02/06 21:41 :N902i :☆☆☆
#820 [三ッ葉]
《あれ???
そういえば……
メイドの子猫ちゃんじゃーん!!!》
司会の人の声がしっかりと耳についた
この声の主は……;;
梨『よ…洋介先輩;;』
私は顔を歪ませた
《名前覚えてくれてたんだぁ!!!!
つーか、君らマジで付き合ってんの??》
こんな時に質問するな;;
:07/02/06 21:45 :N902i :☆☆☆
#821 [三ッ葉]
そんな時に会場の人が騒つきだす
――あの二人お似合いじゃ ね??
――あの可愛い顔してる女 の子って、あの噂の子 だよね??
――昨日の前夜祭でも、何 か笙吾と新行き来して たしね………
――笙吾には、亜梨沙がい るのに近づくとかあり えない……;;
――結局新をとったってわ け!?
何なのあの子;;
:07/02/06 21:55 :N902i :☆☆☆
#822 [三ッ葉]
この場から消えてしまいたいくらいに私に浴びるクレーム…………
――あの子以外に最悪なん だね……
――以外じゃないよ……
"マジ最悪な子"
ガクンッ……
最後の言葉を聞いた瞬間私は立っていられなくなり、ステージの真ん中に崩れ落ちた………
梨『わッ…わた……し……は………ッ……』
:07/02/06 21:59 :N902i :☆☆☆
#823 [三ッ葉]
:07/02/06 22:03 :N902i :☆☆☆
#824 [三ッ葉]
全身が震えきっていた
足に力が入らない…
口も上手く動かせず、声がでなくなった
新「……ッ……」
そんな私に新先輩は、駆け寄った
シュル……
そして、首元の青いリボンをほどきだす
梨『……』
:07/02/07 01:39 :N902i :☆☆☆
#825 [三ッ葉]
新先輩の行動は私には、理解不能だった……
新「勘違いすんなよ
この前の噂の梨緒についてたキスマークは、
笙吾じゃねぇ……俺が付けたんだ!!」
大きな声で叫んで言った
え…………
私…新先輩には何もされてないのに――…
何で嘘つくの??
スッ……
梨『………ッ!』
:07/02/07 01:47 :N902i :☆☆☆
#826 [三ッ葉]
新先輩が私の首元に唇をつける――…
梨『……ッ!?』
跡が残るくらいの強さで吸われる……
会場は騒つきだす――
新先輩……??
:07/02/07 01:55 :N902i :☆☆☆
#827 [三ッ葉]
梨『あ…らた…せッ…』
私は、手に力が入らず抵抗することも不可能だった
――え??
キスマークは新がつけ たの??
――なら、あの子は悪くな いんじゃない??
新先輩の行為での驚きでこんな事を言われているのが聞こえなかった
陽(こいつらマジで付き合ってたっけ??
あ……証明させるいいアイデア発見!!
陽介が怪しい笑みを浮かべた……
:07/02/07 02:03 :N902i :☆☆☆
#828 [三ッ葉]
《では、こんなハレンチ(?)な二人に熱いキスをしていただきましょ〜う!!》
陽介先輩がマイクをとって喋りだす……
…………;;
いくらなんでも、キスはムリだよ
新先輩だって、いつもみたいに上手にフォローしてくれ――……
そんな事を考えながら新先輩の目を見ると、真っすぐ私を見ていた
グイッ………!!
顔が少し持ち上げられる
:07/02/07 02:09 :N902i :☆☆☆
#829 [三ッ葉]
☆━━新Side━━☆
順番はすぐ回ってきた
俺は性格と噛み合ってないって、梨緒に言われたうさぎの格好で進んだ
ステージにあがるなり梨緒の事で騒つくやつら……
梨緒やばいんじゃねぇの?
ガクンッ……
案の定、梨緒の顔は青ざめていた――…
ぐちぐち言ってる奴らムカツクんだよ
:07/02/07 02:17 :N902i :☆☆☆
#830 [三ッ葉]
梨緒の話があれば、必ず笙吾がでてくる……
俺だって男だけど辛いんだっつーの!!
俺はやけくそになり、大声で嘘を叫んでから、梨緒の首筋にキスをした
梨『……ッ』
梨緒が抵抗しようとしたみたいだけど、力入ってなくて、男の俺にはかなうはずなかった
こいつの体…
小せぇし、白いし、やわらかいし、細ぇ……///
:07/02/07 02:23 :N902i :☆☆☆
#831 [三ッ葉]
俺は、梨緒の綺麗な白い首筋にキスマークを付けた
梨緒の顔を見ると泣きそうになっていた……
こんな顔に俺がさせたんだ………最悪;;
でも止めらんなかった
陽介が何かを見抜いてキスしろ、とマイクで俺たちに言ってきた……
俺は唇にキスは、梨緒を深く傷つけるからできねぇはずだった……
普段の俺なら……
:07/02/07 02:30 :N902i :☆☆☆
#832 [三ッ葉]
でも、今の俺には止めらんね――…
梨緒の泣きそうな顔…
身長差で自然に上目遣いで見られる
なぁ、梨緒……??
その泣きそうな顔でもすんげぇ可愛く見えんだけど……………
そう思う俺って最悪??
でも、梨緒が俺をそうさせてんだよ…………
気付かないうちに俺の手は梨緒の顔に触れていて
グイッ―…
:07/02/07 02:34 :N902i :☆☆☆
#833 [ぁゆ]
:07/02/07 03:51 :N902i :☆☆☆
#834 [まぁ]
すごく面白いですッッI~私も高校生活もっと満喫したかったなぁ~
:07/02/07 06:03 :W43S :☆☆☆
#835 [我輩は匿名である]
:07/02/07 11:32 :SH903i :☆☆☆
#836 [三ッ葉]
ぁゆサン
まぁサン
匿名サン
コメントやアンカー有難うございます
朝少し見にきた時に自分の小説がアガってたので、凄く嬉しかったです
未熟者ですがよろしくお願いします
:07/02/07 15:33 :N902i :☆☆☆
#837 [三ッ葉]
>>832から
☆━━梨緒Side━━☆
私は、新先輩のまっすぐな瞳から目がそらせない
新先輩ならちゃんとフォローして……く…
梨『――ッ…ん///』
そんな事を考えている場合ではなかった……
唇が………
フォローも何もない―
唇と唇のキス――――
:07/02/07 15:51 :N902i :☆☆☆
#838 [三ッ葉]
体が震えていてさっきよりも抵抗することができない…………
梨『…ッ…』
私は、笙吾先輩の時みたいに新先輩の唇を噛もうとした……その時―――
スッ―
梨『ふッ……あ、あらッ………た……ッ…///』
深いキスになる…
唇の中に舌が入ってきた…
:07/02/07 15:56 :N902i :☆☆☆
#839 [三ッ葉]
唇を始めとして体中の体温が上昇していった……
唇と唇の隙間から息が微かにもれる
私は新先輩のキスから逃れる事ができない
い………いやッ――!!!
力強く閉じた目蓋の隙間から出てくるモノが私の頬を伝った――――
新「………ッ…!!」
:07/02/07 16:02 :N902i :☆☆☆
#840 [三ッ葉]
スッ………
唇が離れた……
梨『は………ぁ…///』
新「わりぃ……ッ」
新先輩は手で顔を隠していった
私は、手で唇を覆った
新先輩じゃないみたい…………
梨『…………』
立ち上がる新先輩とは、反対に私は、ずっと座り込んでいた
:07/02/07 16:07 :N902i :☆☆☆
#841 [三ッ葉]
《凄い愛のある深いキスでした〜!!;;
え〜次は……》
陽介先輩が司会を進めていく……
次の組が来るのに動けない私――…
ヒョイッ……
そんな私は、
無言の新先輩に抱き抱えられてステージから出ていかされる――…
:07/02/07 16:17 :N902i :☆☆☆
#842 [三ッ葉]
でていく時に自然に笙吾先輩の目を見てしまった
笙「………」
梨『…………』
目はすぐにあったけど、お互いにそらした
そして、私と新先輩は騒つくステージから姿を消した…………
:07/02/07 16:20 :N902i :☆☆☆
#843 [三ッ葉]
…………………………
……………………
ドンッ……パンッ
小さな打ち上げ花火を打ち上げていた
時刻は夜………
厚手の浴衣みたいなのを皆着ていて
運動場で花火を楽しんでいた
それを、寮の屋上から見下ろしている……
私と新先輩――…
:07/02/07 16:24 :N902i :☆☆☆
#844 [我輩は匿名である]
あげッ
:07/02/08 16:10 :W31K :☆☆☆
#845 [三ッ葉]
あれから一言も話していない――…
ずっと1メートルくらい間隔を開けて傍にいた
もちろん今も――…
そんな私達とは、うらはらに花火は綺麗に輝いていた
梨『き…れい…』
気が付いたら口を開いていた自分………
:07/02/08 16:13 :N902i :☆☆☆
#846 [三ッ葉]
ガタッ
新先輩が突然後ろから抱き締めてきた
新「まじ……わりぃ…」
すごく擦れていて弱々しい声だった
さっきの出来事が鮮明に頭にでてきた
梨『い………いやッ…だ』
私は抵抗した
:07/02/08 16:42 :N902i :☆☆☆
#847 [三ッ葉]
匿名さん
あげてくださって有難うございます
マイペースで頑張らせていただきますネ
:07/02/08 16:43 :N902i :☆☆☆
#848 [三ッ葉]
それでも離れなかった
私は、体をクルリと回して新先輩と向き合う形になった
梨『な…んであんな事ッ………
新先輩は…あんな事する人じゃないと思ってたのに――…』
本当にそう思ってた
新「……お前が周りの奴らに何か言われてんの嫌なんだよ…」
ぎゅう………
:07/02/08 17:00 :N902i :☆☆☆
#849 [三ッ葉]
更に新先輩の腕に力がこもる………
梨『でもッ…あんな形のキスなんて………
誤解を説くための気持ちのないキスなんか――――――ッ!!』
言いかけた時、新先輩が私を見た
真剣な目だった
言葉が思わずつまる
新「……るよ…
…気持ちなら………
ある………」
:07/02/08 18:44 :N902i :☆☆☆
#850 [三ッ葉]
梨『えッ……』
私の目は、大きく泳いだ
それだけ動揺しているという事―――…
驚きのあまり抵抗することを忘れてしまう
新「ずっと……平然を装ってきたけど、もう止めらんねぇよ………
俺だって男なんだよ?」
:07/02/08 21:13 :N902i :☆☆☆
#851 [三ッ葉]
:07/02/08 21:15 :N902i :☆☆☆
#852 [ナチビ]
:07/02/09 02:07 :SH901iC :☆☆☆
#853 [三ッ葉]
:07/02/09 07:17 :N902i :☆☆☆
#854 [三ッ葉]
>>850から
新「何とも思ってねぇ奴なんかにキスなんかしねぇよ―……
梨緒だからじゃん…」
え…………
私は、驚きのあまり言葉を返せなかった
新「お前が笙吾の事引きずってんのも知ってる………………でも、
俺は、梨緒が好きだ…
早く気付けよ、馬鹿」
ちょっとはにかんで笑う新先輩………
笑っているけど、辛そうにしか見えなかった
:07/02/09 13:40 :N902i :☆☆☆
#855 [三ッ葉]
梨『………』
私は、黙りこんでいた
頭の中でいろんな事が混ざってしまって、
状況も判断もつかないくらいだった
新「返事は……すぐじゃなくていい……
その前に俺を
優しい先輩じゃなくて
ちゃんと男として見てよ」
ガチャンッ……
新先輩は私から離れて、そう言い残して屋上から消えていった
:07/02/09 14:01 :N902i :☆☆☆
#856 [三ッ葉]
☆━━笙吾Side━━☆
――約束を覚えてたから今 まで彼氏をつくってこ なかった
俺が、階段から落ちる梨緒をかばった日に梨緒がこんな事を言っていた
それからかなり期待してた俺がどこかにひっそりといた――…
でも、梨緒は俺を避けるよう益々なった
素直に辛かった
:07/02/09 14:08 :N902i :☆☆☆
#857 [三ッ葉]
文化祭の日――…
陽介から引き離してやった時も……
文化祭で梨緒が新と回るとか言ったときも……
梨緒は、平気な顔で俺を避けてくんだ
前夜祭……
―――好きでした
梨緒が俺に眩しい笑顔で言った言葉
:07/02/09 14:12 :N902i :☆☆☆
#858 [我輩は匿名である]
アンカー失礼します
>301-400
>401-500
>501-600
>601-700
>701-800
>801-900
:07/02/09 15:01 :D902i :☆☆☆
#859 [我輩は匿名である]
:07/02/09 15:03 :D902i :☆☆☆
#860 [三ッ葉]
:07/02/09 18:41 :N902i :☆☆☆
#861 [ユウナ]
:07/02/09 21:18 :P902i :☆☆☆
#862 [三ッ葉]
:07/02/09 21:53 :N902i :☆☆☆
#863 [我輩は匿名である]
:07/02/10 00:36 :N900iS :☆☆☆
#864 [三ッ葉]
匿名さん
わざわざアンカー有難うございます(。・ロ・
)
*
嬉しいです
未熟ですが頑張りますネ
:07/02/10 00:46 :N902i :☆☆☆
#865 [三ッ葉]
>>857から
何だよ………
過去形かよ――…
しかも、俺からスタスタと離れてったし
言った先は――…
新の隣
梨緒達が笑顔でくるくると踊る姿が目にこびりついていた…………
何より辛かったのは――
キス……
:07/02/10 00:50 :N902i :☆☆☆
#866 [三ッ葉]
何で新とキスなんかしてんだよッ…………;;
やべぇくれぇ辛かった
男なのに泣きそうになって、すれ違う時に梨緒と合った視線をそらした
なぁ――…
梨緒は……
新の事好きなのか??
:07/02/10 00:56 :N902i :☆☆☆
#867 [三ッ葉]
あ………………
梨『笙ちゃん……大好きだよ。』
――――うん。俺も。
梨『私、笙ちゃんのお嫁さんに絶対なるから!!』
――――うん。
まってるよ。笑
ばいばい、梨緒。
俺たちが子供の時交わした約束がぱっと頭の中を占領した…………
:07/02/10 01:01 :N902i :☆☆☆
#868 [三ッ葉]
まってるよ。
かぁ―――…
俺ちゃんと梨緒にそう言ったんだ……
今の俺は………
一体何してんだよ!!?
嘘つきじゃんか;;
最低…………
:07/02/10 01:05 :N902i :☆☆☆
#869 [三ッ葉]
―――自分の気持ちを大切 にしてください
―――亜梨沙先輩の事、大 切にしてあげてくだ さい
そんな事――…
笑顔で俺に言ってくんな
逆に心が抉りとられちゃったみたいなるし
でも………
お前の言ったとおりにするわ、俺……
:07/02/10 01:10 :N902i :☆☆☆
#870 [三ッ葉]
自分の気持ち――…
大切にするわ…
梨緒………
何があったって半端ねぇくらい大好きだ!!
今更離したくねえ……
マジで俺のモンにして、キツイくらい抱き締めてやりてぇ…………
自分の気持ちに嘘ついてきた――…
亜梨沙と付き合てしまった
今ならまだ引き返せるか??
:07/02/10 01:14 :N902i :☆☆☆
#871 [三ッ葉]
最悪
ってどれだけの人に言われてもかまわねぇ――…
自分の気持ちに嘘ついてる方が一生後悔する
梨緒………
約束は果たすまで消えねえよ――…………??
俺――…
お前と自分自身を信じるよ……
今度こそあきらめねぇ……
だからッ――――
:07/02/10 01:18 :N902i :☆☆☆
#872 [三ッ葉]
――――――
亜「笙吾ッ!!
花火すごくきれいッ!!」
横には、線香花火を持って笑顔で話しかけにくる亜梨沙の無邪気な姿――…
笙「亜梨沙――…俺ッ…」
……………………
……………
ポトッ
俺がある言葉を告げた時………線香花火は光を失って地面に静かに落ちた
:07/02/10 01:22 :N902i :☆☆☆
#873 [三ッ葉]
………………………
…………………
俺の想いはずっと歩いてきた道を引き返した――…
最初の地点へ戻って再び梨緒のいる道の先へいくために――…
だが……
俺の想いの道は、梨緒の道につくまでに砕かれていた―――…
梨緒が壊したんだ
壊れたんならまた作り直せばいいだけだ――…
…………………
…………………………
:07/02/10 01:29 :N902i :☆☆☆
#874 [三ッ葉]
☆━━梨緒Side━━☆
ガチャンッ……
ザ―――ザ――――…
私は帰ってきたなりすぐにシャワーを浴びる
唇を何回も強くこすった
ヒリヒリする……
きっと赤く腫れただろう
全部洗い流せ………
全部忘れろ……
:07/02/10 01:33 :N902i :☆☆☆
#875 [三ッ葉]
新先輩も…………
笙ちゃんも………
皆嫌だ――…
こんなに辛い思いするなら
恋なんてしなければよかった…………
恋なんてしたくない……
梨『ふッ……グスッ………』
私は両腕で自分の体を力任せに締め付けた
:07/02/10 01:37 :N902i :☆☆☆
#876 [三ッ葉]
ガララッ………
お風呂のドアを開けて、体を拭かないまま
鏡の前へ―――…
梨『また……泣いてるの――………??』
私は、鏡に写る自分に問いかけた
それとも水で顔が濡れてるだけなの……??
答えは両方だ……
:07/02/10 01:41 :N902i :☆☆☆
#877 [三ッ葉]
梨『自分が嫌いになりそう―――…』
私は鏡に映る自分に皮肉っぽく笑ってやった
ずっと泣いてばっか…
いつも我慢しきれない……
梨『……泣き虫…』
私は近くにあったはさみを手に取った
:07/02/10 17:15 :N902i :☆☆☆
#878 [ミン]
続きが気になるぅぅ
:07/02/10 23:21 :N901iC :☆☆☆
#879 [我輩は匿名である]
:07/02/11 00:20 :F901iS :☆☆☆
#880 [我輩は匿名である]
:07/02/11 00:20 :F901iS :☆☆☆
#881 [三ッ葉]
ミンさん
匿名サン
コメント、アンカーどうも有難うございます
これからも頑張りますので読んでやってくださると嬉しいです
勉強があるので後で更新できたらしますネ
:07/02/11 00:48 :N902i :☆☆☆
#882 [三ッ葉]
>>877から
ジャキン ジャキンッ ジャキンッ…
私は、ビショビショの髪の毛にはさみの刃をあてて切っていった
胸のした辺りまでの長い栗色の髪は、
肩より少し下ぐらいの長さまでになっていく――…
足場に目をやると水が全身から滴れて水溜まりを作っていた……
その上に髪の毛が散らばっている―――…
:07/02/11 02:18 :N902i :☆☆☆
#883 [三ッ葉]
……………………
――俺は、長い髪の女が好 きだ!!だから、梨緒は 髪長くしてろよ〜
笙ちゃんと………
笙吾先輩と約束をするずっと前に笙吾先輩が言ってた言葉…………
私、ずっと長いままにしてたんだよ、髪――…
でも、今短く切っちゃった……
:07/02/11 02:25 :N902i :☆☆☆
#884 [三ッ葉]
いい加減変わるんだ……
今までの弱い私とは、
さよならだ――。
私はタオルで全身を拭き、髪をドライヤーで乾かした…………
鏡をじっと見つめた
そして、口元をあげた
梨『バイバイ……今までの 私――…』
:07/02/11 07:45 :N902i :☆☆☆
#885 [三ッ葉]
………………………
………………
ピピピピ…
目覚ましの音が部屋中に響き渡った――…
朝だ
私は、いつもの様に支度をする
龍「髪……切ったのか??」
龍也が髪の長さのあまりの変わりように驚いていた
:07/02/11 07:50 :N902i :☆☆☆
#886 [三ッ葉]
梨『そうだよ?
あ……私、今日は朝はここで済ませるから…』
私は、顔を背けながら言った
龍也は顔をしかめた
龍「そ〜〜分かった…」
龍也は私に何も聞かないででていってくれた…
:07/02/11 08:25 :N902i :☆☆☆
#887 [みゅ(>∀<)]
一気に読みましたッッ
この話...
メチャ
ィィ
続き気になるゥо(><)о
応援してます
頑張ってさぃ
:07/02/11 10:11 :D901iS :☆☆☆
#888 [三ッ葉]
:07/02/11 11:42 :N902i :☆☆☆
#889 [三ッ葉]
カチャッ……
静かな部屋の中で一人で朝食を食べ終え
食器を洗った――…
洗剤から泡立ってできたシャボン玉みたいなものは、ふわりと宙を舞って
静かにはじけた……
自分の気持ちを表しているようだった
:07/02/11 12:13 :N902i :☆☆☆
#890 [三ッ葉]
寂しいような気もしたが、今は
一人の方が落ち着いた
パタンッ……
私は、部屋をでた
髪の毛を切ったので、いつもより頭が軽くなった
秋風と冬風が交ざったような風が
私の短い髪の間をしなやかに通っていく………
なんていうか……
スースーする;;
:07/02/11 12:20 :N902i :☆☆☆
#891 [三ッ葉]
食堂の前を通るとき、笙吾先輩達の姿を横目で見つける――………
だがそこに亜梨沙先輩はいなかった
新先輩も笙吾先輩も黙っているようだった
話しているのは、栞と龍也だけ―――…
スッ―――
私は、すぐさま食堂の前を通り過ぎようと、足を伸ばした
:07/02/11 14:34 :N902i :☆☆☆
#892 [妃芽]
ぁげp(∀`q*●o)
:07/02/11 20:10 :W43T :☆☆☆
#893 [三ッ葉]
:07/02/11 20:47 :N902i :☆☆☆
#894 [ユウナ]
:07/02/12 00:14 :P902i :☆☆☆
#895 [三ッ葉]
:07/02/12 01:40 :N902i :☆☆☆
#896 [三ッ葉]
>>891から
ドンッ……
よそ見をしていた私は、誰かとぶつかってしまった
梨『すッ……すみません』
「ごめんッ……」
気が付いたらお互い頭を下げていた
私は、顔をあげた
そこには――――
:07/02/12 01:50 :N902i :☆☆☆
#897 [三ッ葉]
目が少し赤くて、腫れている亜梨沙先輩がいた―…
亜『り…お…ちゃん』
腫れた目蓋は、見てても重そうだった
梨『わっ……わたしッ…もぅ朝食済ませたんで失礼しますッ……』
パタパタッ……
私は、まだ話かけようとする亜梨沙先輩がとっさに離れるため走った
:07/02/12 01:56 :N902i :☆☆☆
#898 [三ッ葉]
――あの子が噂の子??;
――あの噂は違うって新先 輩が言ってたじゃん
――あの子、新と付き合っ てるなんて良いよねぇ
――キス凄かったよね///
自分の教室の自分の席に腰を下ろすまでに
何回もこんな事を指を差されながら
ヒソヒソと言われた
うるさい
違うんだって――…
:07/02/12 02:00 :N902i :☆☆☆
#899 [三ッ葉]
私は、まわりにうんざりして顔を伏せていると
「ねぇねぇッ……」
誰かの声が上からふってきた
その声の主は、
竹中 花奈絵-タケナカ カナエ-
クラスの女の子だった
梨『???』
:07/02/12 02:05 :N902i :☆☆☆
#900 [三ッ葉]
花「私達…あんましゃべったことなかったよね!!
新先輩と付き合ってるなんて知らなかったよ〜」
またその話か………
新先輩ばっかり――…
梨『花奈絵ちゃん違うよ……付き合ってなんかない――――…』
花「えッ……!!??
まさか、もう別れちゃったの??」
なんでそうなるの;;;
私は、言い返す気力もなく黙っていた
:07/02/12 02:12 :N902i :☆☆☆
#901 [三ッ葉]
花「そっか〜そっかッ……それは、お気の毒だわ。
あのさ……この機会に違う恋をしたら??」
花奈絵ちゃんは、一人で頷きながら話していた
違う恋――…??
花「えっと………今日は、合コンがあるんだけど女子の人数一人足りないから、楠未さんどう??」
新しい恋したら楽しくなるかな――??
:07/02/12 02:19 :N902i :☆☆☆
#902 [三ッ葉]
………………………
…………………
キーンコーンカーンコーン
昼食の時間―――…
私と龍也と栞は、食堂へ向かった
本当は行きたくない……
栞「梨緒、髪の毛切ったんだぁ……」
席に着いたなり口を開いた
ずっと続いていた沈黙が閉ざされた
:07/02/12 02:23 :N902i :☆☆☆
#903 [我輩は匿名である]
:07/02/12 02:27 :N900iS :☆☆☆
#904 [三ッ葉]
梨『うん……気分転換?
今までの私じゃなんか嫌だから捨てたの――…』
私が最後に言った言葉に皆ピクリと反応して黙り込む――…
龍「俺、髪の毛は短い方が好きかも……」
栞「私、髪長いじゃん;;」
龍「栞は、長くてもいい」
このカップルは相変わらず仲がいいなぁ〜
って思った
:07/02/12 02:28 :N902i :☆☆☆
#905 [三ッ葉]
:07/02/12 02:29 :N902i :☆☆☆
#906 [三ッ葉]
それと同時に思った事があった――…
亜梨沙先輩と笙吾先輩がさっきから一言も言葉を交わさない
喧嘩でもしてるのかな??
笙「俺……前まで長いほうが好きだったけど、
今は――――
短い方が大好きかも。」
大好きか……
一度で良いからあなたに言われてみたかったなぁ
:07/02/12 02:37 :N902i :☆☆☆
#907 [三ッ葉]
髪……短い方が好きになったんだ……
それっていつから??
理由は
私が短く切ったからだったりしますか??
なんて、思ってみた
私は、亜梨沙先輩に目をそっと向けた
:07/02/12 02:41 :N902i :☆☆☆
#908 [三ッ葉]
あ…………
そういえば……
亜梨沙先輩の髪は
前の私に比べて結構短い方だった
………そっか
笙吾先輩は、亜梨沙先輩の事言ってたんだ
彼氏だもんね
好き同士だもんね
:07/02/12 02:43 :N902i :☆☆☆
#909 [三ッ葉]
少しでも自惚れてしまった自分に嫌気がさす
馬鹿だ……私。
いい加減あきらめろッつーの!!
変わるんでしょ?
前までの自分捨てるって決めたじゃんか………
何だかこの場所から逃げたくなった――
「梨・緒・ちゃ・ん☆」
:07/02/12 02:47 :N902i :☆☆☆
#910 [三ッ葉]
ガタタンッ……
梨『わッ……!//
なッ――陽介先輩!!!!』
急に後ろから声がしたと思ったら
陽介先輩が私の首に腕を回して抱きついてきた
私は、驚きのあまり席を立ち上がってしまう――…
陽「ちょっと秘密会議☆
二人とも梨緒借りるよ??」
陽介先輩が笙吾先輩と新先輩の方をみて、ニヤッとする
:07/02/12 02:54 :N902i :☆☆☆
#911 [三ッ葉]
新、笙「……」
二人とも陽介先輩に対して睨むだけで何も言わなかった
陽「二人とも恐いオーラだしすぎだって;;
梨緒自身は、俺に着いてきてくれるの??」
私の耳元で甘い声でささやいてくる
吐息がとぎれとぎれにかかって、体が小さく反応してしまう……
:07/02/12 02:59 :N902i :☆☆☆
#912 [三ッ葉]
あまりここにいたくない……
だから――…
梨『……』
私は、陽介先輩に対して無言のまま首を縦に振った
陽「本人は構わないって」
そう笑顔で陽気に言って歩き進む陽介先輩の後ろを
ついていった
皆の顔を見ないまま―…
:07/02/12 03:06 :N902i :☆☆☆
#913 [三ッ葉]
私達は、人気の少ない階段の所で座り込んだ
梨『あの〜秘密会議って何ですか??』
私は、疑問に思ってた事を口にだした
陽「今日、寮の玄関前に4:30に集合!!ってことを伝えたかった」
梨『え??』
私は、何で陽介先輩がそんな事言ったのか分からなかった
:07/02/12 08:14 :N902i :☆☆☆
#914 [三ッ葉]
陽「あれ〜??
聞いてない??俺も、合コンのメンツだよ??」
本当に!??
梨『え―…;;』
私はあからさまに嫌な顔をしてみせた
陽「おい!!先輩に対してそんな顔すんなって……;;」
と言って私の頬をひねってきた
梨『いッ……たいです;;』
:07/02/12 08:18 :N902i :☆☆☆
#915 [三ッ葉]
………………………
…………………
そんなやりとりから大分経ち、今は久しぶりのクラブ活動中―――
《きゃー!!!》
もちろん女子のキーキー声も飛びかっていた
時刻は3:30……
亜梨沙先輩に言わなければ――…早退することを
何か言うタイミングがつかめない………
:07/02/12 08:32 :N902i :☆☆☆
#916 [三ッ葉]
ガシッ
陽「俺ちょっと早退するわ!!亜梨沙ぁ〜梨緒も一緒だから借りるね??」
陽介先輩が私の体を引っ張っていく―…
亜「あ……うん」
そんな時――…
「有馬〜今のシュート外したら駄目だろが!!」
顧問の先生が怒鳴る
:07/02/12 08:36 :N902i :☆☆☆
#917 [三ッ葉]
私は、笙吾先輩の方を振り向いた―…
笙吾先輩が顧問の先輩にあんなに怒られる事なんてなかったから
笙「すみません。
よそ見してました……」
そう言う笙吾先輩は、ずっと私の目を見ていて―…
「ボケッとしてんな!!
ずっとグラウンド走って集中力高めとけ!!」
笙「はい……」
:07/02/12 08:41 :N902i :☆☆☆
#918 [三ッ葉]
それでもなお笙吾先輩の視線は変わらない
ずっと私をみていた
反らせなかった――…
すると
陽「さっ!!用意用意〜♪」
といって寮へ連れてかれる
視線が外れた――…
:07/02/12 08:46 :N902i :☆☆☆
#919 [三ッ葉]
:07/02/12 08:48 :N902i :☆☆☆
#920 [三ッ葉]
私は、部屋に入るとクローゼットを開けた
そこから、灰色のバルーンスカートのワンピースを取出して着る……
黒いタイツをはいて
黒い色の丈の短い羽織るものをまとった
少し大人っぽく、おとなしくキメてみた
それから、短くなった栗色の髪をワックスで動きをつけた
そしてヒールの高い靴を履いた
:07/02/12 19:42 :N902i :☆☆☆
#921 [我輩は匿名である]
:07/02/12 22:08 :SH903i :☆☆☆
#922 [三ッ葉]
:07/02/12 23:10 :N902i :☆☆☆
#923 [あゅ]
久しぶりです
本間にいい話や
続き気になるからなあ
三ツ葉サンのペースを維持してください
陰ながら応援してます
:07/02/13 00:19 :SH902i :☆☆☆
#924 [三ッ葉]
:07/02/13 00:43 :N902i :☆☆☆
#925 [三ッ葉]
>>920から
寮をでると……
陽「よっ!!」
陽介先輩が手を振って出迎えてくれた
梨『………』
私は、陽介先輩の後ろに見えた走っている笙吾先輩と視線があって黙りこんだ
先輩が近づいてくる…
どうしよう――…;;
:07/02/13 00:51 :N902i :☆☆☆
#926 [三ッ葉]
笙「ハァ……梨緒……どこいくんだよ??」
息をきらしながら笙吾先輩が問いかけにきた
陽「デェトだよ??
笙吾…………羨ましい??」
笙「陽介には聞いてねえよ……どうなんだよ、梨緒」
笙(畜生……羨ましいけど 嘘に決まってるだろ
"合コンだよ"
そう言おうと口を開いたら…………
:07/02/13 00:57 :N902i :☆☆☆
#927 [三ッ葉]
花「ごめ〜ん!!まった??」
花奈絵ちゃんがこっちに手を振って走ってくる
その後ろから、合コンのメンバーだと思える男女数名も現れた……
笙吾先輩が何かに感付いた表情をみせた
笙「ふーん……そういう事かよ;;
最悪だな;
まぁせいぜい楽しんでこいよ……」
笙吾先輩は、ムスッとして冷たく言い放った
:07/02/13 01:06 :N902i :☆☆☆
#928 [三ッ葉]
梨『言われなくても楽しみますから………』
私も冷たく言い放った
そして、歩いた
スッ――
すれ違う――…
歩く私と
走る笙吾先輩――…
:07/02/13 01:09 :N902i :☆☆☆
#929 [三ッ葉]
私達が訪れた場所は、
カラオケだった――…
さっそく自己紹介;;
皆順番に話していく
よく見ると、私以外の女の子は気合いの入った服装で、メイクもばっちりだった…………
それに比べて私は、ノーメイク;;
変な意味で浮いてるよね??
花「次、楠未さんだよっ………」
ぼけっとしていると花奈絵ちゃんに呼ばれる
:07/02/13 01:19 :N902i :☆☆☆
#930 [三ッ葉]
ガタッ………
私は突然呼ばれて、思わず立ち上がってしまった
梨『あっ……えっえっと…………一年の……くっ楠未 梨緒です……』
言いおわりに近づくにつれて、声がしぼんでしまった………
私っ……
上がりすぎでしょっ!!
額に汗がにじむのが微かに感じられる
:07/02/13 01:26 :N902i :☆☆☆
#931 [三ッ葉]
「まぁ―座りなよ。笑」
他の男の先輩が笑って言う――…
梨『はい!!』
ストンっ…
もう一度席に腰をかけた
「……君ってあの噂の子だよねぇ??」
その男の人は、静かに聞いてきた……
シ………ン……
:07/02/13 01:30 :N902i :☆☆☆
#932 [三ッ葉]
周りが静かになる……
「あ……別に悪い意味で言ってないよ?
君って……新と付きあっ――――」
バサっ――
その男の人は、話を続けようとしたとき
陽介先輩が分厚い本を開きだす――…
そして口を開いた
陽「まっ……とりあえず歌わね??」
この一言で話題はそれて、皆唄いはじめる
:07/02/13 01:41 :N902i :☆☆☆
#933 [三ッ葉]
男子のメンバーが全員2年生なのでやりにくかった――…
ん――??
陽介先輩の方をみると手招きをして私を呼んでいた
仕方なく陽介先輩の隣に座った
梨『なんですか??;』
陽「よく考えたら、新と付き合ってる奴がこんな事してもいいのかよ―…?
つーか、マジで付き合ってんの!?」
:07/02/13 01:48 :N902i :☆☆☆
#934 [三ッ葉]
梨『つッ…付き合ってないです…;;』
私は、声を細めて言った
陽「まじ??
なのに新と濃厚なチューしちゃったの!??笑」
陽介先輩が大きな声をだしていうから――
梨『ちょッ……陽介先輩!!』
不覚にも止めるのに自分が大きな声をあげてしまう
モガッ………
陽介先輩の大きな手で口が塞がれた
:07/02/13 07:59 :N902i :☆☆☆
#935 [三ッ葉]
陽「声でかいって;;」
どっちが!!!怒
梨『陽介先輩も大きい声で言ったじゃないですか!!』
陽「なぁ……お前辛くねえの???」
いつになく陽介先輩が真剣な顔をした
梨『な……んでそんな事??』
私の心が騒つく………
陽「顔にでてんだよ…」
そう言って陽介先輩が私の頬に手で触れる
:07/02/13 08:05 :N902i :☆☆☆
#936 [三ッ葉]
そしてささやく――…
陽「新しい恋して忘れるのも良い方法だよ??」
あ――…
花奈絵ちゃんも似たような事言ってた………
新しい恋―――
それはどこにあるのだろうか――…?
:07/02/13 18:24 :N902i :☆☆☆
#937 [三ッ葉]
………………………
…………………
ジャー
私は、トイレで手洗い
他の子達は、メイク直しをしていた――…
花「ん―…楠未さんッ目つぶってこっち向いて」
私は、よく分からないまま言われる通りにした…
スッー
花「できたぁ!!」
花奈絵ちゃんの言葉と同時に目を開いた
:07/02/14 08:07 :N902i :☆☆☆
#938 [みぃちゃん]
はじめから読ましてもらってます
この話バリ好きなんで頑張ってくださぃ
:07/02/14 14:50 :SH901iC :☆☆☆
#939 [三ッ葉]
:07/02/14 15:13 :N902i :☆☆☆
#940 [ユウナ]
:07/02/15 14:31 :P902i :☆☆☆
#941 [まぃ]
三ッ葉
チャン
明日入試なの
大変だぁ〜
お守り持ってる
受験表は
消しゴムは
シャーペン
壊れてない
シャーシンある
:07/02/15 15:57 :SO702i :☆☆☆
#942 [大空]
まいさん高校受験はシャーペンじゃなくて鉛筆じゃなかった?
三つ葉さんがんばって下さい
:07/02/15 17:00 :W41K :☆☆☆
#943 [まぃ]
大空サン
受験表には鉛筆って書いてあったけど
皆シャープで受けてたよ
:07/02/15 17:25 :SO702i :☆☆☆
#944 [三ッ葉]
:07/02/15 19:44 :N902i :☆☆☆
#945 [あゅ]
:07/02/15 23:10 :SH902i :☆☆☆
#946 [三ッ葉]
:07/02/16 00:17 :N902i :☆☆☆
#947 [三ッ葉]
>>937から
鏡をみると、自分の顔の変わりようにびっくりした―――…
花「楠未さん元がいいから似合ってる!!」
そうかな――…??
目の前にいるのは
自分のはずなのに自分じゃないみたい…………
違和感が一瞬私をとりまいた
かといってメイクを落とすこともなく部屋に戻った
:07/02/16 00:33 :N902i :☆☆☆
#948 [三ッ葉]
私は、陽介先輩の隣にずっと座っていた……
ら、
ガササッ――
ある男の人が袋から何かだす
「飲んじゃおっか♪」
そう―…
大量のお酒の缶;;
:07/02/16 00:40 :N902i :☆☆☆
#949 [なな]
:07/02/16 18:36 :P901iS :☆☆☆
#950 [三ッ葉]
:07/02/16 22:14 :N902i :☆☆☆
#951 [ユウナ]
:07/02/17 02:43 :P902i :☆☆☆
#952 [三ッ葉]
:07/02/17 08:13 :N902i :☆☆☆
#953 [三ッ葉]
>>948から
「はいッ☆梨緒ちゃん」
ある男の人が私の手に缶を渡しにきた……
「「乾杯♪」」
それを皆は、咎めることなく乾杯して飲みだす
私だけ飲まないまま缶を握っていた――…
:07/02/17 08:18 :N902i :☆☆☆
#954 [三ッ葉]
ドサッ――
ある男の人が私の隣に座った
「梨緒ちゃんも飲みなよ」
「でも……未成年なんで――…」
そう言いかけた時に
男の人が私の缶に手をかける―――…
プシュッ……
缶を開けた………
:07/02/17 08:22 :N902i :☆☆☆
#955 [三ッ葉]
「飲んだら、気分よくなるからさッ」
男の人が私に口にお酒を流していく―――…
私は、よけたかったけど
お酒が口からこぼれそうになるのでできなかった……
梨『…ッ……』
:07/02/17 08:25 :N902i :☆☆☆
#956 [三ッ葉]
…………………
…………
少ししか口に含んでいないのに
体の内側が熱くなり、変な気分になる――…
気分が楽になれる
と、いったらそれに近いかもしれない――…
辛いこと全部忘れたい………
:07/02/17 08:28 :N902i :☆☆☆
#957 [三ッ葉]
私は、自らの意志で缶に手をかけた――…
ゴクゴク……
それを一気飲みしてしまいました;;;
ついにお酒デビュー!!
とかじゃなくて!!!
止められません……;;
:07/02/17 08:37 :N902i :☆☆☆
#958 [三ッ葉]
「いいね〜
その飲みっぷり最高!!」
そんな声も耳に通らず次の缶をとり――…
また一気飲み……;;
:07/02/17 08:39 :N902i :☆☆☆
#959 [三ッ葉]
そんな私の光景を見るのが楽しいのか
他の人達は、私にお酒を次々と渡しにきた……
頭がグルグルになって
訳が分からなくなるくらいまで飲んだ
陽「………」
:07/02/17 08:46 :N902i :☆☆☆
#960 [三ッ葉]
ついに酔っ払ってしまい
私はマイクを持ち
叫んだ……;;
梨『笙ちゃんのばぁか!!
新先輩のばぁかッ!!
どっちも嫌いだぁ――!!』
実際は、こんな風に喝舌よく言えなかった……
酔っているから;;
:07/02/17 08:52 :N902i :☆☆☆
#961 [三ッ葉]
梨『二人とも無理矢理キスしにくるし、
意地悪だしッ…………
いつも私を困らせないでよぉッ………』
キィ―ン……
あまりの私の声の大きさにマイクは悲鳴をあげた
それと同時に皆は、目を丸くして耳をふさぐ……
私の目に涙がにじみ出そうなとき――…
:07/02/17 08:56 :N902i :☆☆☆
#962 [三ッ葉]
体の中から違うものが込み上げてきた――…
梨『う……』
吐き気だった;;
それを見たある男の人が私をトイレにつれていってくれる………
:07/02/17 09:02 :N902i :☆☆☆
#963 [三ッ葉]
トイレから体をだすと………男の人が壁にたっていてくれた――…
「大丈夫??」
梨『う……まら気持ち悪いれすけど……;;』
私はヨタヨタと不安定な足で歩いた
スッ―…
:07/02/17 09:16 :N902i :☆☆☆
#964 [三ッ葉]
男の人が私の肩にゆっくり触れる……
そして怪しい笑みを浮かべた
梨『………??』
酔っている私には、
何が起こっているのか理解できなかった
「梨緒ちゃん……」
:07/02/17 11:19 :N902i :☆☆☆
#965 [三ッ葉]
グイッ――
何かに引っ張られ振り替えると陽介先輩がいた
陽「俺等帰るからヨロシク〜♪」
私は、ズルズルと引っ張られた
梨『よ…うふけ先輩??』
:07/02/17 11:52 :N902i :☆☆☆
#966 [三ッ葉]
…………………
…………
フラフラながらも陽介先輩に引っ張られて歩いた
外は暗くて、建物の光が眩しいくらいにいろんな色に光灯っていた
車の交通量も多く、騒音も少しうるさい
カップルもよく歩いていた
:07/02/17 11:57 :N902i :☆☆☆
#967 [三ッ葉]
私達は歩いていた
寮に戻るために――…
でも、
寮に戻ったら――
―――笙吾先輩と
―――新先輩がいるんだ
ズキン
:07/02/17 11:59 :N902i :☆☆☆
#968 [三ッ葉]
ギュッ……
私は、足を止めて
前へ進もうとする陽介先輩の服の端を掴んだ
梨『ようふけ先輩……』
陽「ん……何??」
陽介先輩が足を止めて振り替える
:07/02/17 12:03 :N902i :☆☆☆
#969 [三ッ葉]
梨『わたひ……帰りたくないれす……』
上手く喋れないながらも言った
陽「……は?」
陽(コイツ……
上目遣いだし…
目がトロンってなって るし―…////
:07/02/17 12:08 :N902i :☆☆☆
#970 [三ッ葉]
私は、陽介先輩を見続けた
手にも力が入る……
陽「俺……少し前に言ったよな??
新しい恋すんのが前の辛い恋忘れる方法だって…
その新しい恋の相手
俺にしてみない??」
新しい恋………
:07/02/17 12:14 :N902i :☆☆☆
#971 [三ッ葉]
頑張ったら
陽介先輩のこと好きになれるかな――??
頑張ったら
苦しかった事―…
忘れられるかな??
なら………
:07/02/17 12:17 :N902i :☆☆☆
#972 [三ッ葉]
私は……
私は―――…
ゆっくり頷いた……
梨『……』
:07/02/17 12:20 :N902i :☆☆☆
#973 [三ッ葉]
━━━━━━………
ペタペタ……
私の想いの道は
新しい道をゆく――…
━━━━━━………
:07/02/17 12:22 :N902i :☆☆☆
#974 [三ッ葉]
:07/02/17 12:41 :N902i :☆☆☆
#975 [三ッ葉]
:07/02/17 12:47 :N902i :☆☆☆
#976 [三ッ葉]
:07/02/17 12:50 :N902i :☆☆☆
#977 [我輩は匿名である]
:07/02/18 13:52 :W41SH :☆☆☆
#978 [三ッ葉]
:07/02/18 14:54 :N902i :☆☆☆
#979 [我輩は匿名である]
:07/02/18 18:47 :W32H :☆☆☆
#980 [三ッ葉]
:07/02/18 19:45 :N902i :☆☆☆
#981 [心愛]
あげ(U`)
:07/08/31 14:31 :W42K :☆☆☆
#982 [三ッ葉]
:07/08/31 18:24 :F904i :☆☆☆
#983 [我輩は匿名である]
:07/10/28 23:45 :W52SH :☆☆☆
#984 [ねね]
これの続きないんですか??
:09/04/02 01:50 :N04A :☆☆☆
#985 [我輩は匿名である]
:09/04/02 06:22 :D902i :☆☆☆
#986 []
あげ :09/08/09 09:53 :SH904i :☆☆☆
#987 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#988 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#989 []
あげ :09/08/09 09:54 :SH904i :☆☆☆
#990 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#991 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#992 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#993 []
あげ :09/08/09 09:55 :SH904i :☆☆☆
#994 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#995 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#996 []
あげ :09/08/09 09:56 :SH904i :☆☆☆
#997 []
あげ :09/08/09 09:57 :SH904i :☆☆☆
#998 []
あげ :09/08/09 09:57 :SH904i :☆☆☆
#999 []
あげ :09/08/09 09:58 :SH904i :☆☆☆
#1000 []
1000 :09/08/09 09:58 :SH904i :☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194