゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#701 [三ッ葉]
ずっと前に笙吾先輩にビリビリに破られた写真が
セロハンテープで貼り付けられたもの―――……
ぐしゃぐしゃだけど、元の一枚の写真
私は、なぜか嬉しくなった――…
ずっと………
幸せが続けばいいのに―――………
:07/01/31 22:45 :N902i :☆☆☆
#702 [三ッ葉]
━━━━━━………
でも、そんな訳にはいかない……………
ガシャッ……ガキッ……
私の想いの行方を自分で壊すことになるなんて――…
それがこの後に起こる事だなんて―――…
まだ今の私は知らない……
━━━━━━…………
:07/01/31 22:50 :N902i :☆☆☆
#703 [三ッ葉]
ガチャツ………
亜「…………」
亜梨沙先輩が部屋に無言で入ってきた―…
パッ――
私は、見つからないように笙吾先輩の手から自分の手をそっと離した………
亜「……梨緒ちゃん…笙吾寝てるの??」
梨『あ……はい
私、邪魔なので失礼しますね!!』
足を動かした…
亜「まって!!」
:07/01/31 23:16 :N902i :☆☆☆
#704 [三ッ葉]
…………………
私は、今……亜梨沙先輩の部屋にいる――…
同室の人は今はいなかった――…
亜「あのさぁ……噂って本当の事……な…の??」
これが亜梨沙先輩が口を開いてでてきた言葉だった
ドクンッ…
亜梨沙先輩の耳まで届いちゃったんだ――…
梨『………』
私は、何も答えられなかった
:07/02/01 01:17 :N902i :☆☆☆
#705 [三ッ葉]
亜梨沙先輩が話たい事がある―――――
と、言ったので来てみたら……
やっぱり思っていたどおりの事を聞かれた
亜「きっと本当なんだね……………
私さ、笙吾の事……中一の頃からずっと好きだったんだ………」
梨『え…………?』
亜「でも、笙吾にはずっと想いを寄せてる人がいた………
それは―――」
:07/02/01 01:22 :N902i :☆☆☆
#706 [x心愛x]
めッッちゃ面白ぃデスy(*シ>∀<~)*~~笑
頑張ってさぃなぁ_~
:07/02/01 07:07 :W42K :☆☆☆
#707 [大空]
やっといままでの全部読みました
すごくおもしろいです 続きも期待してます
:07/02/01 14:43 :W41K :☆☆☆
#708 [三ッ葉]
:07/02/01 20:03 :N902i :☆☆☆
#709 [三ッ葉]
大空さん
全部読んでくださって有難うございます
期待に応えられるか分かりませんが
頑張りますネ
:07/02/01 20:05 :N902i :☆☆☆
#710 [三ッ葉]
亜「自己紹介した時にすぐに分かったの………
楠未………梨緒。」
亜梨沙先輩が私の名前を
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟いた
私…………の名前??
亜「梨緒ちゃん……
笙吾が想い続けた人は
梨緒ちゃん………
………あなたなの」
―――――え。
:07/02/01 21:03 :N902i :☆☆☆
#711 [三ッ葉]
亜梨沙先輩からでてきた言葉によって
私の心臓は、止まりそうになった――――……
ズキンッ
普通は嬉しいはずなのに……今は心が痛いだけだった
だって今は……
笙吾先輩の隣には
ちゃんと亜梨沙先輩がいるじゃない――………
梨『………』
亜「私……それを知ってたから…それまで告白できなかった……」
:07/02/01 21:35 :N902i :☆☆☆
#712 [三ッ葉]
亜「でもッ……
気持ちは押さえられなかったの………
忘れたくても忘れなくて――――……」
亜梨沙先輩の顔が歪み始めた…………
目には溢れんばかりの涙が溜まっている
亜「そして、告白…した――――……
私が全部変えてあげるから…………
気持ちを変えてあげるから…………
って笙吾に言ったの…」
:07/02/01 21:41 :N902i :☆☆☆
#713 [三ッ葉]
梨「………」
私は、何も言うことができなかった………
ガシッ……
亜梨沙先輩の綺麗な手が私の両腕をつかんだ
亜梨沙先輩の顔は、今までに見たことがないくらい涙で濡れていて……
心の痛みを表していた
亜「でも……やっと付き合えたのにッ――…
不安で押しつぶされそうなのッ………!!!」
:07/02/01 21:45 :N902i :☆☆☆
#714 [三ッ葉]
亜「私じゃ……変えられないのっ???
笙吾は、私と付き合ってるのに………
いつだって梨緒ちゃんの事考えてるようにしか見えないのッ…」
亜梨沙先輩の目からこぼれる涙が私の服の上に無数のシミをつくっていた
亜「こんな事言うなんて最悪だッ……けど……
梨緒ちゃん……
笙吾をとらないで――…
お願い――……」
:07/02/01 21:51 :N902i :☆☆☆
#715 [三ッ葉]
……………
私は――…
いろんな人を傷つけてばかりだ………………
自分は傷ついたって構わない
もぅ……人を苦しくさせるのは嫌だよ……
だから―――――
梨『亜梨沙先輩……泣かないでください……
私が………
笙吾先輩と上手くいくように協力します……から』
私は、唇を何回か噛み締めながら擦れた声で言った
:07/02/01 21:59 :N902i :☆☆☆
#716 [三ッ葉]
亜「でも…………
梨緒ちゃんの気持ちは?
笙吾のこッ……と――」
梨『好きじゃな…いですよ』
亜梨沙先輩が話終える前に答えた――…
亜「…………ッ!!
ごッ……めんなさ、い
ごめんな………さい!!!」
亜梨沙先輩は、何回も涙を流しながら私に頭を下げて謝ってきた…………
梨『……大丈夫です!!』
:07/02/01 22:03 :N902i :☆☆☆
#717 [まあ]
失礼します
!
>>>1-100
>>>101-200
>>>201-300
>>>301-400
>>>401-500
>>>501-600
>>>601-700
>>>701-800
:07/02/01 22:14 :P701iD :☆☆☆
#718 [まあ]
:07/02/01 22:15 :P701iD :☆☆☆
#719 [三ッ葉]
:07/02/01 23:22 :N902i :☆☆☆
#720 [三ッ葉]
>>716から
……………………
………………………
私は、涙を堪えながら亜梨沙先輩の部屋からでた
パタンッ………
鍵の閉まっていない部屋に入る――…
自分の部屋ではない…
笙吾先輩と新先輩の部屋…
そこには、すやすやと眠る笙吾先輩と
ベットの上で雑誌を読んでいる新先輩がいた………
:07/02/02 01:18 :N902i :☆☆☆
#721 [三ッ葉]
新「………」
新先輩は、私に一瞬だけ視線を移して何も言わずにまた雑誌を読み始めた――…
………
私は、ある物に静かに手をかけた……
それを持って部屋からでるためにドアへと向う
新「……梨緒」
そんな時、後ろから新先輩の声が聞こえた――…
:07/02/02 01:26 :N902i :☆☆☆
#722 [三ッ葉]
梨『おじゃましました……………』
私は、振り向かないでそのまま部屋からでていった
振り向けなかった――…
また――…
泣いちゃってるから…
私は、何でこんなに泣き虫なんだろ??
いつから泣き虫になっちゃったんだろ……
:07/02/02 07:51 :N902i :☆☆☆
#723 [三ッ葉]
━━━━……
夜………………
龍也が寝息をたてた頃――…
ビリッ……ビリビリッ…
梨『……ッ……グスッ』
私は、声を押し殺して泣きながら取ってきた写真を破った…………
それをごみ箱へ捨てて……
:07/02/02 07:55 :N902i :☆☆☆
#724 [三ッ葉]
━━━━━━━
━━━━━━━━━
亜梨沙先輩が言ったとおり、気持ちは変えられるのかもしれない………
なら―――…
私が、君が愛としいと想う気持ちも
時間が経てば忘れられる…………
きっと…………
━━━━━━━━ ━━━
:07/02/02 08:00 :N902i :☆☆☆
#725 [三ッ葉]
それからは……
笙吾先輩には、前より話し掛けられる事が多くなって――…
その度に軽く促して避けた……………
笙吾先輩から逃げた――…
大丈夫。
いつか忘れられるよ…
:07/02/02 08:04 :N902i :☆☆☆
#726 [三ッ葉]
━━━━━━…………
━━━━━………
季節は、いつしか秋
紅葉で山が赤、黄、茶の色に染まるころ――…
枯れきった落ち葉のように私の心は乾いていた……
今日は
文化祭の日―――…
………
:07/02/02 08:08 :N902i :☆☆☆
#727 [三ッ葉]
首にあった跡は、すっかり消えていた
でも、
噂は広まる一方で――
皆は、悪人を見るような目で私を見るようになった
それでも深くは気にしていない様に振る舞い続けた………
:07/02/02 15:41 :N902i :☆☆☆
#728 [我輩は匿名である]
:07/02/02 15:58 :D901iS :☆☆☆
#729 [三ッ葉]
:07/02/02 18:00 :N902i :☆☆☆
#730 [りか]
はじめまして。~~この小説ぉもしろすぎてどぅしょぅかと思っちゃうくらぃはまりましたぁy勉強大変かもしれなぃケド,ぁんまり無理しなぃで頑張ってくださぃ(x。3-シ~・゜
:07/02/02 18:02 :W41S :☆☆☆
#731 [我輩は匿名である]
:07/02/02 19:53 :D901iS :☆☆☆
#732 [三ッ葉]
:07/02/02 22:13 :N902i :☆☆☆
#733 [三ッ葉]
匿名さん
めっちゃはまってくださって有難うございます
いぇ
2
何回でもかまいませんょ
と言うより、
何回でもやっちゃってください
笑
頑張りますね
:07/02/02 22:20 :N902i :☆☆☆
#734 [三ッ葉]
>>727から
梨、栞「『お帰りなさいませご主人様ッ!!』」
何故こんな台詞を言っているのかと言うと――…
私達の出し物は、ありきたりな
メイド喫茶……
になったから―…
と、いっても
男のお客さまには女、
女のお客さまには男が接待するようになっている
:07/02/02 22:36 :N902i :☆☆☆
#735 [三ッ葉]
栞「う――……;;」
栞が浮かない顔をして、うめいた………
梨『栞ッ……??
どうしたの??』
栞「龍也格好良すぎる…………だから、周りに女の子いっぱいいるし―――
何か不安で……」
そんな時――…
私はある事に気付いた
梨『大丈夫!!
だって―――――』
:07/02/02 22:53 :N902i :☆☆☆
#736 [三ッ葉]
龍「栞ッ…そんな顔して何かあった……??」
龍也がお客をほったらかして栞の元へ駆け寄ってきた……………
栞「あ……もぅ…何でもないよ!!」
栞はすぐに笑顔になった
栞「龍…也の…タブリエ姿格好良いな……////」
龍「ありがと
栞も良いと……思う///」
そう言って龍也は仕事に戻っていった………
:07/02/02 22:59 :N902i :☆☆☆
#737 [三ッ葉]
二人ともいい感じ!!
栞「梨緒……あたし…今日告白する!!!」
栞は顔を真っ赤にして言った
梨『うん!!頑張れッ……』
私は、栞の両肩をポンッと叩いて応援した……
栞「ありがとう!!」
:07/02/02 23:02 :N902i :☆☆☆
#738 [三ッ葉]
……………………
………………………
男子達は、タブリエ
女子達は、メイド服に猫耳
という衣裳――…
栞はいつもより可愛いらしくなったし、
龍也は、タブリエを来ていつもより大人っぽく見えた――…
私もいつもと違うように見えてたりするのかなぁ??
な〜んて、考えながら仕事をしていた
ガシッ……
:07/02/02 23:08 :N902i :☆☆☆
#739 [三ッ葉]
急に誰かに腕を掴まれて振り返った――…
梨『………』
そこにいたのは、
笙吾先輩でも新先輩でもなかった――…
まったく知らない男の人――――……
「へぇ〜君が楠未 梨緒かぁ………」
私の胸につけている名前入りのワッペンを見て、
怪しい笑みを浮かべながらその人は口を開いてきた…………
:07/02/02 23:15 :N902i :☆☆☆
#740 [x心愛x]
來ちゃいましたーー印咐~
勉強お疲れ様デスN
先輩xx
(*シuvuヌ)⌒~ 体に気を付けて*゜
:07/02/03 00:03 :W42K :☆☆☆
#741 [三ッ葉]
梨『誰ですか……??』
陽「あ―…俺??
新橋 陽介っつうんだけど〜
あッ!笙吾や新と一緒のクラスでサッカー部だよ!!」
私は、その人から離れようと後退しようとした
が、腕を離してくれないので動けなかった………
陽「逃げちゃ駄目だよ?」
……
:07/02/03 00:07 :N902i :☆☆☆
#742 [三ッ葉]
心愛ちゃん
来てくれて有難うございます
嬉しいです
体にもちゃんと気を付けますネ
:07/02/03 00:44 :N902i :☆☆☆
#743 [三ッ葉]
梨『………ッ』
何だか少し恐かった
陽「君が、女に興味を持たないあの新を引き付けてる子かぁ〜〜
それと―――…
人の男に……
亜梨沙がいる笙吾に手だしたって噂がたってる子だよね〜??」
ドクンッ…………
陽「純粋で可愛い顔しといて、結構黒いんだ〜」
陽介先輩は、笑っている
腕も離してくれない……
:07/02/03 07:02 :N902i :☆☆☆
#744 [三ッ葉]
梨『…ッ…や…めてください……!!!』
私は、陽介先輩の私を掴む手に触れて小さな声で言った…
ここには、たくさんの人が来て楽しんでいるために、大きな声をだせなかった
陽「まだ離さないよ」
その時隣にいてた男の先輩が………
「楠未 梨緒ってあの噂の奴だろ〜
あんま関わんなよ…
人の男に手だすとか、魔性の女じゃん……」
:07/02/03 07:14 :N902i :☆☆☆
#745 [三ッ葉]
ズキンッ………
早くこの場所から立ち去りたい―――…
陽「魔性……ね
俺は結構好きなタイプなんだけど――――なッ!」
グイッ――
梨『……ッ…!!!』
陽介先輩が私のあごを引っ張って、私の顔を自分の目の前に近付けた……
動くと唇が触れてしまいそうなくらい近い距離……
:07/02/03 07:21 :N902i :☆☆☆
#746 [三ッ葉]
陽「ねぇ……笙吾と新の心をうばっちゃったみたいに
俺の心も奪ってよ……梨緒ちゃん??」
陽介先輩は、にやりと笑った…………
私の顔がこわばっていく――…
周りにいる男やメイド役の子達の数人の視線が感じらる――…
私は、唇を噛み締めた
まだ動けない……
:07/02/03 07:27 :N902i :☆☆☆
#747 [三ッ葉]
グイッ―――!!
突然私の体が後ろから引っ張られた
陽介先輩は、腕を掴んでいるので私の体はある地点で急に止まった
笙「陽介……梨緒に何してんだよッ……!!」
私が後ろに振り返った時に、笙吾先輩が怒鳴った
笙吾先輩の後ろには新先輩がいて、陽介先輩を睨んでいた………
皆の視線がこちらに集まる――…
:07/02/03 07:36 :N902i :☆☆☆
#748 [三ッ葉]
陽「二人して怒んないでよ〜〜;;笑
ただ、梨緒ちゃんにひかれただけだからさッ」
陽介先輩は、友達と席を立った
陽『お勘定お願い〜』
私の腕を引っ張ってレジまでいく……
私は、会計をしてお釣りを渡した
陽介は、教室から出るときに振り返った
:07/02/03 07:44 :N902i :☆☆☆
#749 [三ッ葉]
陽「二人がこの子になんでひかれたのか何でか分かるわ………
"またね"
可愛いメイドの子猫ちゃん☆」
そう言い残して去っていった……
またね……
っていつかまた会うの?
ガヤガヤ……
静まりかえった教室は、再びにぎわいだした
笙「梨緒ッ…何かされたのか??」
梨「大丈夫です……それに笙吾先輩には…関係ないです!!」
:07/02/03 07:52 :N902i :☆☆☆
#750 [三ッ葉]
笙「関係ねぇことねぇだろ……」
梨『………』
二人の間に沈黙がつもる
栞「梨緒ッ……店番交代だよ☆
遊びにいけるよ!!」
栞が私に飛び付きにきた
龍也も現れる
:07/02/03 07:57 :N902i :☆☆☆
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