゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#400 [ななx]
400ス
あげぇ
:07/01/19 19:11 :W31K :☆☆☆
#401 [三ッ葉]
上の方にのせてある
感想板
の方デ、
めい
サン
ななサン
に、コメントの返事しますネ
:07/01/19 21:28 :N902i :☆☆☆
#402 [三ッ葉]
>>394から
潤「あ……それさっそく付けてくれてるんだ!!
ありがとう♪」
潤がにかっと笑った―…
栞「潤くん!!
私達のこと、忘れないでね!!」
栞が潤の手をぎゅっと握った――…
すると、
龍「栞の変態……人の手勝手に握んなよッ!!」
龍也がからかいながら栞の手を潤の手から他にやった
あれ……?
:07/01/19 23:23 :N902i :☆☆☆
#403 [三ッ葉]
……私は、何かに感付いたけれど今は触れないでおくことにした
━━━━………
梨『潤ッ……私、駅までついてくよ』
潤「そぅ?別にいいのに………」
梨『いくのッ!!!』
その後に潤は皆とお別れをした……
私と潤は、駅までの長いようで短いような駅まで話をしながら歩いた――…
:07/01/19 23:28 :N902i :☆☆☆
#404 [三ッ葉]
:07/01/19 23:31 :N902i :☆☆☆
#405 [三ッ葉]
駅で次の電車が来るのを待っていた―…
潤「あのさ………笙吾先輩と羽月先輩のこと―…」
梨『だっ…大丈夫ッ!!
私、あんまり気にしてないからッ♪』
もちろん嘘だ…
本当は、気にしすぎて心に穴が空きそうなくらいだよ――…
潤「………」
梨『ちょっと、黙らないでよ〜;;』
私は、潤を手で軽くつく
:07/01/20 03:04 :N902i :☆☆☆
#406 [三ッ葉]
プルルル……
電車がきた―…
車両の入り口に潤は、足を踏み入れた
潤「じゃあ、ばいばい
絶対忘れんなよ〜!!」
梨『忘れないよ!!
ばいばい……潤……』
プシュ―――
ドアが閉まった
私は、笑顔で遠ざかっていく潤にずっと手を大きく降り続けた……
ばいばい…潤…
:07/01/20 03:11 :N902i :☆☆☆
#407 [三ッ葉]
とぼとぼと寮に戻っていると…………
あの、トイレの事件の時にかかわった女の先輩達がいた……
「ちょっと来てほしいな」
笑顔でそう言われた
……のに、怖く感じる;;;
梨『……』
私が黙っていると、無理矢理体を押されて体育倉庫の裏まで来さされた
また何かされんのかな;;;
:07/01/20 03:16 :N902i :☆☆☆
#408 [三ッ葉]
「かわいそーに
笙吾に振られちゃって…………クスッ」
体育倉庫の裏に来て、先輩に言われた言葉はこれだった―――…
梨『ふられてなんか……』
そう反論した
でも、本当は振られているのと同じようなものだってことは分かっている
「亜梨沙が笙吾の相手じゃ、私達も何も言うことないし!!」
「お似合いよね〜」
「梨緒ちゃんには、遊びにきた男のこがいるしね?」
潤のこと??
:07/01/20 03:25 :N902i :☆☆☆
#409 [三ッ葉]
梨『潤はッ……彼氏なんかじゃありません!!』
先輩達は、私の事を哀れな人をみる目付きでみていた
しかし、
すぐに目付きはきつくなる――!!!
「やっぱり、アンタむかつくッ!!何かしてやんねーと、腹の虫がおさまらねーっつーの!!」
その言葉のすぐ後に髪の毛を鷲掴みにされた
梨『――ッ…』
痛みをこらえた
:07/01/20 03:30 :N902i :☆☆☆
#410 [三ッ葉]
「もぅ笙吾には、亜梨沙がいるんだから助けにもこないでしょ……」
目の前に先輩の拳がふりかかってくる――!!
反射で目をきつくつむった!!
「ストーップ☆」
………??
上の方から声がした…
:07/01/20 03:35 :N902i :☆☆☆
#411 [菜緒]
主サン。初めまして
毎日見てます
仕事上この時間にしかこれませんが今日は生更新が見れてカナリ嬉しいです
ワラ)本当は感想版にコメントしないとダメなんですよね
??
ごめんなさい
次からは気をつけます
タダ今日はこの嬉しい気持ちを伝えたくて,,,
応援してるので主サン頑張って下さい
:07/01/20 03:41 :SH901iC :☆☆☆
#412 [三ッ葉]
私が上に目をやると
「新………ッ!!!」
女の先輩がそういって血相を変えた
新「この子の護衛は、笙吾だけじゃねぇよ??
密かに俺もいてたりして☆笑」
ザッ――
新先輩は、体育倉庫の屋根の上に立っており靴についた砂を女の先輩達に向ってかけた
女の先輩達は、負け犬のようにキャンキャンと逃げていった
女の先輩を睨む新先輩は鋭い目付きで、私の足を震わせるくらいだった……
:07/01/20 03:43 :N902i :☆☆☆
#413 [三ッ葉]
:07/01/20 03:53 :N902i :☆☆☆
#414 [ひー]
まってまーす
:07/01/20 11:24 :N901iS :☆☆☆
#415 [三ッ葉]
:07/01/20 12:23 :N902i :☆☆☆
#416 [三ッ葉]
トッ――…
新「護衛成功―…大丈夫?」
新先輩は、屋根から飛び降りて私の頭を撫でた
梨『…あ、有難うございます!!!何で屋根なんかに;??』
私は、眉を曲げて言った
新「待っててやった…」
梨『え?』
待っててやった…
って…待つ場所がおかしいでしょッ;;;
頭の中でビシッとつっこんだ
:07/01/20 12:34 :N902i :☆☆☆
#417 [三ッ葉]
新「今度は海に遊びにいくことになった」
え………
なんか嫌だな;;;
梨『は……はい』
私は、こくっと頷いて言った………
新「………」
新(こいつ…無理しすぎだろ……;;
:07/01/20 12:37 :N902i :☆☆☆
#418 [三ッ葉]
━━━━━━……
ザ…ザン……ザザッ
時間はたつわけで……
私達は、海にやってきた
もちろん、笙吾先輩と亜梨沙先輩も一緒……
はぁ………
見てんのつらいなぁ
栞「それじゃあ、泳ぐということでッ着替えてきま〜す☆」
そう……
海ということは、泳ぐということで………
水着;;
梨『……;;』
額に汗が滲むのが分かった;
:07/01/20 12:44 :N902i :☆☆☆
#419 [三ッ葉]
…………………
……………
着替えた後、日差しの照りつける砂浜にいった
そこには、着替えおわった無表情な新先輩と
少し顔が赤い龍也と
笑顔な笙吾先輩がいた
梨『/////』
お子さまな私には、目のやり場に困る情景だった…………////
栞「梨緒、顔赤くなってるよ〜??何考えてんだかッ!」
耳元で栞に呟かれた
梨『栞ッ……///』
栞は、クスッと笑ってから海へ走っていった―……
:07/01/20 12:54 :N902i :☆☆☆
#420 [三ッ葉]
栞に続いて皆海に泳ぎにいく――…
栞と亜梨沙先輩、スタイルいいなぁ〜
うらやましいよ…
水着姿でも恥じらいもなく遊んでいる姿が目にはいる……
私は、恥ずかしくて水着の上に薄手の上着を羽織っていた
梨『はぁ〜』
私は、ため息をつきながらパラソルの影に座り込み目蓋を閉じた……
周りにいるたくさん人々の声が行き交う――…
:07/01/20 13:01 :N902i :☆☆☆
#421 [三ッ葉]
………………
……………………
いつのまにかうとうとしてきた……
眠いかも――…
ピトッ―――
梨『ぎゃっ――!!!』
私は、大声をあげた
新「若いのに泳がないの〜??笑」
突然、新先輩がそう言いながら、ひんやりとした缶ジュースを私のほっぺにくっくけにきたのだ!!
新「よっこいしょ…」
私の隣に新先輩が座った――…
:07/01/20 13:11 :N902i :☆☆☆
#422 [三ッ葉]
私の眠気は、新先輩の行為で吹っ飛んでしまった
新「なんで泳がねえの?
楽しいよ??」
そういって私に缶ジュースを私にきた
梨『ありがとうございます………』
私は、缶ジュースのフタをあけて一口喉に流し込もうとした――…
新「もしや……泳げないの??」
ドキッ;;
:07/01/20 14:41 :N902i :☆☆☆
#423 [三ッ葉]
梨『悪いですか??』
私は、横目で見てきいた
新「別に………。
あッ!!あと、スタイルのこととか???笑」
意地悪な笑みを浮かべていった……
ムカッ……
梨『そんなこと女に聞くなんて――失礼ですねッ;;』
私は、立って新先輩を見下ろして言った
ガシッー
新先輩が立って私の腕をつかんだ
新「それじゃ、いこっか☆笑」
:07/01/20 14:47 :N902i :☆☆☆
#424 [三ッ葉]
渋々海につかることになった私――…
梨『う―…』
新「はい」
新先輩に笑いながら何かを手渡される…
浮き輪
ムカムカ〜
梨『からかうのよしてくださいよッ―――!!
私だって、やれば―…』
私は強がって上着を砂浜に脱ぎ捨てて、ずいずいと海へ入っていった………
:07/01/20 14:53 :N902i :☆☆☆
#425 [三ッ葉]
新「おいッ!!
そこらへんから深くなんぞ―――」
私は、新先輩の言葉など聞かずせっせと奥まですすんでいく――…
梨『あれ?
このくらいならいけるかも♪♪』
そんな事を思いながら足を進ませていく――
と、
梨『わっ……――ッ!!』
―――ジャボンッ―――
急に深くなり体が海にのみこまれた―――!!!
私は、頭の中がパンクして体をやみくもに動かした
:07/01/20 15:00 :N902i :☆☆☆
#426 [ゅぅ]
:07/01/20 15:42 :N702iD :☆☆☆
#427 [三ッ葉]
:07/01/20 16:30 :N902i :☆☆☆
#428 [マャ]
超ぉもしろぃデス
この小説大好き
主サンがんばってさぃね
発展が気になりマス
応援してます
:07/01/20 16:45 :N901iC :☆☆☆
#429 [三ッ葉]
:07/01/20 16:55 :N902i :☆☆☆
#430 [-3-,,,]
続き楽しみですフ
:07/01/20 20:58 :W42K :☆☆☆
#431 [三ッ葉]
:07/01/20 22:06 :N902i :☆☆☆
#432 [-3-,,,]
はぃAスメ
待って松゙[]。゚ォ#。$.*ォ[ *
y.u//w⌒z+。yz⌒勉強頑張ッてさぃy.u//w⌒z+。yz⌒
:07/01/20 22:39 :W42K :☆☆☆
#433 [三ッ葉]
:07/01/21 00:20 :N902i :☆☆☆
#434 [三ッ葉]
>>425から
ゴボッ…………ゴボボッ―――
体をやみくもに動かせば動かすほど下に沈んでいく―――…
梨『……ッ…』
口の中に塩水が入って息ができない――…
ちゃんと泳げるようにしとけば良かった;;
…………
:07/01/21 00:24 :N902i :☆☆☆
#435 [三ッ葉]
手足を動かすことすらできなくなるほど意識がぼやけてくる――……
こんな時でさえ
頭の中にでてくるのは、やっぱり
《笙ちゃん…》
だった……
笙ちゃん……
笙…吾先輩………
頭の中で何回も繰り返した
水でぼやけた視界に誰かがうつる―…
笙吾先輩……??
:07/01/21 00:29 :N902i :☆☆☆
#436 [ひー]
読ませていただいてます
頑張ってくださいね
:07/01/21 00:33 :N901iS :☆☆☆
#437 [三ッ葉]
ザバァッ――…
誰かに抱き抱えられて水面上にでた
梨『ゲホッゲホッ……』
海水を口からだした
新「ば〜か…
あせらせんなよ;;まじでびびったじゃん……」
新先輩は大きく一息つく……
助けてくれたのは…
新先輩
だったんだ………
:07/01/21 00:35 :N902i :☆☆☆
#438 [三ッ葉]
:07/01/21 00:37 :N902i :☆☆☆
#439 [三ッ葉]
梨『う―…本当にすみ…ません;;;』
私…迷惑かけすぎだよ;
さっきの恐怖からか腕に力が入ってしまう…
ギュッ―…
新(あの…あたってんだけど…;///
数秒たつと私は、今の状況を把握できるようになった………
私が更に抱きついてしまったせいで
新先輩の素肌と私の素肌がしっかりと触れ合っていたことに気付いた
カァ――ッ///
体の内側から熱くなる
:07/01/21 00:46 :N902i :☆☆☆
#440 [三ッ葉]
梨『あ……///』
私は、離れようと思ったけど…離してしまったら溺れてしまうので離れなかった
仕方なしに新先輩につかまっていた……
恥ずかしくて新先輩の肩に顔をうずくめようとした
梨『ぇ……』
その時に気付いた―
息をきらした笙吾先輩が前にいたことに………
:07/01/21 00:52 :N902i :☆☆☆
#441 [三ッ葉]
もしかして……
助けにここまで来てくれたのかな―…??
私は新先輩に抱きついたまま、笙吾先輩と目を合わした……
フイッ―――
目を反らされ
笙「亜梨沙――ッ!」
と明るい声で亜梨沙先輩の元へいってしまう……
目を反らす前に一瞬、悲しそうな顔をしたように見えた――…
:07/01/21 00:58 :N902i :☆☆☆
#442 [三ッ葉]
ズキンッ―
やばい……
今の笙吾先輩の行動…結構きついなぁ―…
――ズキンッ――
今までこらえてきた涙がジワリと出てきてしまう
梨『―…ッ』
新「梨緒…泣いてんの?」
新先輩がそういって私の顔をのぞこうとする
私は、手で顔を隠して
梨『塩水が目に入っちゃったんだよ…』
と、言った――…
:07/01/21 01:04 :N902i :☆☆☆
#443 [♪]
:07/01/21 01:04 :810SH :☆☆☆
#444 [三ッ葉]
:07/01/21 01:10 :N902i :☆☆☆
#445 [三ッ葉]
それから新先輩は何も聞かないでいてくれた…
しばらくたつと新先輩は私の頭から浮き輪をかぶせてくれた
新「お前にはこれが必要だ!!」
私と新先輩の触れていた肌が離れた
新「仕方ねえから、今は俺が傍にいてやるよ
浮き輪と梨緒の管理係としてな☆笑」
新先輩は軽く笑っていった―…
それにつられて、少し赤い目で私も笑い返した
:07/01/21 01:17 :N902i :☆☆☆
#446 [あゅ]
:07/01/21 01:24 :SH902i :☆☆☆
#447 [三ッ葉]
━━━━━……‥
新先輩と浮き輪と一緒に砂浜に上がると龍也がそわそわしていた……
梨『龍也?どうかしたの??』
龍「栞の奴がさ…ちょっと前にジュース買いに行くって言って、どっかいってから帰ってこねえんだよ;」
え………
私は、勝手に上着を羽織ってから栞を探しに走った……
新「おいッ―……はぁ;
世話のやける奴だな」
龍「ですね…;;」
:07/01/21 01:25 :N902i :☆☆☆
#448 [三ッ葉]
:07/01/21 01:28 :N902i :☆☆☆
#449 [三ッ葉]
ジュースなどを販売しているお店の前にはいなかった………
梨『栞ぃ…どこぉ??』
すごく不安に包まれる
それでも探しつづけ人の気配のなさそうな場所まできた……
梨『ここも……いないよねぇ?』
私は、方向を変えようと足を動かした――
その時ッ
どこからか何か声が聞こえる――…!!!
「離してくださいって…!!!!!」
栞の声だ―――ッ!!
:07/01/21 01:38 :N902i :☆☆☆
#450 [三ッ葉]
声のする方へ急いでかけつけた!!
そこには、栞と
年上の男性二人がいた
一人の男性が栞の手を強引に掴んでいた
梨『ちょっと…!!
栞を離しなさいよッ!!』
私は、怖いながらも間に割って入ってった
栞「梨緒ぉ……」
栞は涙目になっていた
私は、男性達を睨みつけた……!!
:07/01/21 01:46 :N902i :☆☆☆
#451 [三ッ葉]
「睨んじゃって……かわい〜ね君〜☆」
もう一人の人が私の腕を掴む……
ドンッ――
栞「梨緒に何かしたら許さないから……ッ!」
といって私の腕を掴んでいた男を押し飛ばした!!
「……ッ何だよこの女ッ――おとなしくしとけよ!!」
バンッ――…
もう一人の男が栞を押し倒して何かしようとする――!!
:07/01/21 01:52 :N902i :☆☆☆
#452 [三ッ葉]
栞は、必死に抵抗して叫んだ
栞「いゃぁあッ…!!
龍也ぁあ――ッ!!」
―――ゲシッ―――
男が蹴飛ばされる!!
龍「何してんだよッ!!
栞に触れんなッ…この野郎………ッ!」
龍也が殺意のようなオーラを出していうと
男性達は嫌々去っていった………
年上の人等に勝つなんて――龍也って凄いな…;;
:07/01/21 01:57 :N902i :☆☆☆
#453 [あゅ]
覚えててくれてあたしも嬉しいです(ノ∀`
)
毎日見に来るのでマイペースで更新してください
:07/01/21 01:58 :SH902i :☆☆☆
#454 [三ッ葉]
栞「こっ…怖かったぁ〜」
栞がそういうと龍也がゆっくり抱き締めた
龍「大丈夫だって☆
俺いるじゃん……」
何だか二人ともいい感じだ…☆
自然に私の顔がにやけてくる
新「はぁ〜今日は、めちゃくちゃな日だったな;;
誰かさんは溺れるし、誰かさんは襲われかけるし………;;」
新先輩も来ていた…
:07/01/21 02:03 :N902i :☆☆☆
#455 [三ッ葉]
:07/01/21 02:05 :N902i :☆☆☆
#456 [三ッ葉]
栞、梨『すみません;;』
私達は、苦笑しながら頭を下げた
新「まるで世話のかかる姫をもった騎士みたいな気持ちになったよ;;
まぁ、これもこれでいいか〜♪」
━━━━……‥
元の場所に戻ると笙吾先輩と亜梨沙先輩が楽しそうに砂浜に座りながら話していた―……
胸は痛くなるけど、我慢…我慢………
自分に何度も何度も言い聞かせた
:07/01/21 02:10 :N902i :☆☆☆
#457 [♪]
あたしも
毎日來るので
楽しみにしてるねo(^-^)o
:07/01/21 02:10 :810SH :☆☆☆
#458 [三ッ葉]
:07/01/21 02:13 :N902i :☆☆☆
#459 [三ッ葉]
:07/01/21 10:54 :N902i :☆☆☆
#460 [-3-,,,]
今度ヵラ名前を「x心愛x」にします
ょろしくデス}゙
頑張ってください(シ'u`人'v`)++~
gif 7KB
:07/01/21 12:43 :W42K :☆☆☆
#461 [三ッ葉]
:07/01/21 14:51 :N902i :☆☆☆
#462 [o(^-^)o]
がんばれー
まってますよー
:07/01/21 16:40 :N901iS :☆☆☆
#463 [三ッ葉]
:07/01/21 22:19 :N902i :☆☆☆
#464 [あゅ]
またまた来ました
笑
今日はかなり
トピ下がってた
新規サンにも
見てもらいたいから
あげる
゚∀゚
:07/01/22 00:08 :SH902i :☆☆☆
#465 [三ッ葉]
>>456から
━━━━━━━━……
海に行った日から何日もたった
笙吾先輩とはずっとしゃべってない……
変わらず、笙吾先輩と亜梨沙先輩が一緒にいてるのを見ると泣きたくなる
何回もそんな光景を見てるのに、慣れたりなんか少しもしなかった………
二人がいつも一緒にいてるのは当たり前
だって……
付き合ってるんだもんね―――…
:07/01/22 00:13 :N902i :☆☆☆
#466 [三ッ葉]
:07/01/22 00:17 :N902i :☆☆☆
#467 [三ッ葉]
ついに、夏休み最後の日……………
私は、夜にある部屋に向っていた
………191号室………
そぅ――…
笙吾先輩のいる部屋に……
今からでも遅いが自分の気持ちを言うために
深呼吸をして、インターホンを押した
ピンポーン――
:07/01/22 00:23 :N902i :☆☆☆
#468 [三ッ葉]
ガチャリ……
笙「はい――…梨…緒…………」
笙吾先輩がドアを開けてくれた
私の姿を見て顔色を変える
いつものように冷たく目を反らして
笙「何か用があんだろ?
………入れば?」
と言って中へさっさっと入ってってしまう………
私は、服の袖をぎゅっと掴みながら足を踏み入れた
:07/01/22 00:29 :N902i :☆☆☆
#469 [まー]
ぁげ
:07/01/22 15:15 :SH903i :☆☆☆
#470 [x心愛x]
ぁげ゙
:07/01/22 18:01 :W42K :☆☆☆
#471 [あゅ]
また下がってた
だから上げる
三ツ葉
チャン
頑張って更新してや
:07/01/22 21:34 :SH902i :☆☆☆
#472 [三ッ葉]
:07/01/22 22:18 :N902i :☆☆☆
#473 [三ッ葉]
中に入ると、
新先輩はいなかった………
梨『あの…新先輩は?』
笙「何?……新に会いにきたんだ……?」
笙吾先輩は、自分のベットにドシッと腰を下ろした
顔が笑ってるけど、冷たい笑顔だった……
梨『いえ…違います』
笙「……俺なの?」
梨『はい…笙吾先輩にです』
………………
:07/01/22 22:24 :N902i :☆☆☆
#474 [三ッ葉]
唾をゴクリと飲み、笙吾先輩の前に立つ
梨『私は………
私は、笙吾先輩のものなんですか………???』
静かに言った
スッー
笙吾先輩が私の手を優しくとった……
笙「それ……だいぶ前に俺が言った言葉じゃん
覚えてたんだ?」
そぅ……
その言葉は、ずっと前に笙吾先輩に耳元でささやかれた言葉――…
:07/01/22 22:34 :N902i :☆☆☆
#475 [三ッ葉]
.
笙「梨緒は…俺のものになりたいの……??」
笙吾先輩は軽く笑みを浮かべたまま言った……
そんなの――…
梨『……でも…笙吾先輩には、亜梨沙先輩…がいるじゃないですか…』
自分でこんな事を口に出すのは苦しかった
笙「……ッ」
私は、私を抑えられなくなってくる――…
:07/01/22 22:42 :N902i :☆☆☆
#476 [x心愛x]
更新頑張ってパイ(笑AVIvトx⌒*゜
楽しみ
:07/01/22 22:51 :W42K :☆☆☆
#477 [三ッ葉]
私は、自分の手を笙吾先輩の手から離した
梨『―――…して?
どうして先輩は約束を忘れちゃったんですか……』
笙吾先輩は、目を見開いた
笙「……忘れてなん―」
梨『何でッ……何で忘れちゃうの?
私は…ずっと……ずっと信じてたのに―……ッ』
笙吾先輩の言ってることなんか耳に入らない私は、
顔を真っ赤にしながら思った事を次々と言葉にしてしまう――…
涙も堪えきれなくなり、一粒頬を伝う………
:07/01/22 22:52 :N902i :☆☆☆
#478 [三ッ葉]
梨『約束を…果たすために此処にきたのに…
先輩の馬鹿ッ……うそつきッ――…』
私がそう言った瞬間―…笙吾先輩の顔付きが変わった―――
笙「初めに…裏切ったのはお前だろ……ッ」
え……?
私が…いつ裏切ったの?
裏切ってなんかない!!
絶対………
:07/01/22 22:58 :N902i :☆☆☆
#479 [三ッ葉]
梨『私ッ…裏切ってなんか――――』
笙「嘘つくなよッ……!」
笙吾先輩が声を震わせて怒鳴る
グイッ――…
梨『―――!!』
ドサッ―――…
突然視界がぐるりと変わって、私の体はベットの上に倒されて――…!!
:07/01/22 23:03 :N902i :☆☆☆
#480 [三ッ葉]
:07/01/22 23:05 :N902i :☆☆☆
#481 [めーたん]
はじめまして
ぅち、三ツ葉さんの小説めっちゃ好きです
これからも見るので、頑張って下さい
:07/01/22 23:09 :SH902i :☆☆☆
#482 [x心愛x]
はぁぃ+゚
x待ってるねェx
この小説1番好き(イ´I`ケ
頑張って
:07/01/22 23:10 :W42K :☆☆☆
#483 [三ッ葉]
:07/01/22 23:14 :N902i :☆☆☆
#484 [三ッ葉]
:07/01/22 23:18 :N902i :☆☆☆
#485 [(pq¨)・゚]
やぽい
お…押し倒し…
笑
とても続きが気になりまあす(^ω^)
自分のペースで
頑張ってね
応援してますよ(・∀・)
:07/01/22 23:37 :SH700iS :☆☆☆
#486 [三ッ葉]
:07/01/23 01:13 :N902i :☆☆☆
#487 [三ッ葉]
>>479から
起きていることに頭が真っ白になりそうだった……
梨『―…ッ…んんッ…//』
押し倒された後に笙吾先輩に深く唇を重ねられた
息も出来ないくらいに…
ドンドンッ―…
梨『……ッ///』
私は、力を込めて笙吾先輩の背中を何回も握りしめた手でたたいた――…
それでも唇は深く重なったまま――…
:07/01/23 01:22 :N902i :☆☆☆
#488 [三ッ葉]
脳に酸素が回らなくなってきて頭がクラクラとする―――――…
手の力もだんだんと弱くなっていくのが自分でかすかに分かった
イヤだ――……
キスは……こんな風にするものなんかじゃない――ッ
いくら
大好きなアナタでも……
梨『…ッ……』
私は、ある部分に頑張って力を込めた――…
ガリッ――――
:07/01/23 01:27 :N902i :☆☆☆
#489 [三ッ葉]
―――…
梨『はぁッ……ハァ…』
離れた私の唇から荒い息がもれる
笙「――…‥」
笙吾先輩の唇には鮮やかな赤い血がにじみ出ていた――…
私がとっさに噛んでしまったから――…
ドンッ
私は、すぐに笙吾先輩を押し飛ばして離れた
梨『"笙ちゃん"……最低だよぉ――…』
…
:07/01/23 01:34 :N902i :☆☆☆
#490 [三ッ葉]
そぅ言い放って、私は走って部屋を出ようとした
ドアノブに手をかけようとした時――…
ガチャッ――
ドアが開いた……
ドアの向こうにいたのは――新先輩…??
違う………
「梨緒ちゃ…ん……?」
梨『……ッ亜梨沙先輩…』
:07/01/23 01:39 :N902i :☆☆☆
#491 [めーたん]
:07/01/23 01:42 :SH902i :☆☆☆
#492 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん顔色悪いよ……??
あ……唇から血でてるのッ!?大丈夫ッ!??」
亜梨沙先輩は、そう言ってハンカチを唇に近付けてきた
バッ――
梨『すみませんッ―…』
私は、その手を払って部屋をでて走った―――
私の唇についてる血は、笙吾先輩のものでしかない――――
:07/01/23 01:45 :N902i :☆☆☆
#493 [三ッ葉]
:07/01/23 01:47 :N902i :☆☆☆
#494 [三ッ葉]
走っている私の行き先は、 自分の部屋
ではない――…
ガチャッ―…
ガチャガチャッ……
私は、ある場所に続くドアを開けようとドアノブを何回もひねった
今は、開かないと分かっていても――…
梨『お願いッ……開いてよぉお……』
私は、ドアを前に前かがみにぐったりとしゃがみこんだ
ポタッ―――
ポタッ……
:07/01/23 01:54 :N902i :☆☆☆
#495 [三ッ葉]
涙が何粒もこぼれてきた
シャラン――…
金属音がかすかに耳に届いた
梨『……』
新「鍵―……開けにきてやった」
新先輩が鍵を差し出して私の前に表われた
…………
:07/01/23 16:20 :N902i :☆☆☆
#496 [三ッ葉]
:07/01/23 16:23 :N902i :☆☆☆
#497 [三ッ葉]
ガチャリ……
新先輩が鍵を開けてドアを開けた
新「梨緒……?
外でないの??」
梨『ぅ――ヒッ…』
新先輩は、手を差し伸べてくれたけど
私は体を起こせずにいた
悲しくて
悲しくて悲しくて
何も考えれなくなってしまった――…
:07/01/23 23:02 :N902i :☆☆☆
#498 [x心愛x]
更新してるヘト∀-*x)ケ
:07/01/23 23:11 :W42K :☆☆☆
#499 [三ッ葉]
:07/01/24 12:43 :N902i :☆☆☆
#500 [三ッ葉]
新「梨緒…?」
新先輩は、私の前にしゃがみこんで下から覗き込んできた
そして、
私の頬をつたう涙を手で拭った
先輩の手は、大きくて
とても暖かい――…
新先輩……
あなたは、優しい人ですね……
:07/01/24 13:17 :N902i :☆☆☆
#501 [三ッ葉]
次に
新先輩は、私の唇についている血をみて、はっとした顔をする…
でも、新先輩はその血を親指で私の唇に優しく触れて拭う……
新「……無理すんなよ…」
梨『―…ッ…』
その言葉で私が堪えてきたものが破裂する
私は、新先輩の腕の下から自分の腕をのばした―…
:07/01/24 13:40 :N902i :☆☆☆
#502 [三ッ葉]
梨『私ッ……裏切っ…てなんかッ……ヒッ…ないの…に……グスッ』
ギュウ……
私は、新先輩の背中の服を両手でこれでもか!というぐらい握りしめた
新「うん」
新先輩に泣きながら全てを話す………
聞き取りにくい私の言葉に新先輩は、
新「うん」
と毎回うなずいてくれた
:07/01/24 18:03 :N902i :☆☆☆
#503 [三ッ葉]
私は、ずっと新先輩の体の中で声を押し殺して泣いた――……
新先輩の手が私の体を優しく包み込んでくれていて、その優しさに甘えてしまい長い時間このままの状態だった――…
それでも
新先輩は、ずっと私の体を包んでくれていた……
梨『先輩…本当にッあり……がと…うございます…』
私は擦れた声で言った
:07/01/24 18:12 :N902i :☆☆☆
#504 [三ッ葉]
━━━━━━━━………
━━━━━……
気付けば真っ暗な自分の部屋のベットの中――
私、泣き疲れて寝てしまったのかな……
ツゥ――…
目から涙がこぼれ私の頬に一筋の透明な道をつくる……
:07/01/24 18:17 :N902i :☆☆☆
#505 [三ッ葉]
……
涙なんて……
もぅ枯れちゃったくらい流したはずなのに…
まだ流れてくるんだ――…
私……
それだけ悲しかったんだ
:07/01/24 18:21 :N902i :☆☆☆
#506 [三ッ葉]
私……
信じてれば大丈夫だと思ってた――…
でも、
約束した想いでも変わってしまうものなんだね……
私の想いの先には
いつも
笙ちゃん……
笙ちゃんしかいなかった…
でも、笙ちゃんは違うんだ――…
:07/01/24 21:46 :N902i :☆☆☆
#507 [三ッ葉]
笙ちゃんには、
"亜梨沙先輩"
がいるんだ…………
私の想いは、届かない
私の想いの先は、途切れちゃったんだ
真っ暗で笙ちゃんがいないところで…………
叶わない想いは、どこに行ったらいいのかな……??
ねぇ………
:07/01/24 21:49 :N902i :☆☆☆
#508 [三ッ葉]
――――――……………
―――――……
私の想いの行方は
どうなっちゃうのかな……
―――――………
――――――……………
:07/01/24 22:00 :N902i :☆☆☆
#509 [x心愛x]
x主xサンゎ無理しなぃで頑張ッてさぃツ(シヌ肉ヌ)
勉強も頑張ってさぃ*゚~+~~゚*
x主xサンゎこんなにすごぃ小説w書ぃて居るので国語ゎ完璧ですねェ(シP¨q*笑)~N
楽∪みにしてますケ*.⌒+゜
:07/01/24 22:37 :W42K :☆☆☆
#510 [三ッ葉]
:07/01/25 07:59 :N902i :☆☆☆
#511 [三ッ葉]
━━━━━━…………
龍「お〜い!!!
早く支度しねぇと遅れるぞ〜〜〜!!」
龍也が私をくるんでいる布団をユサユサと揺らす
梨『嫌…今日は行きたくない…………』
私は、擦れた声だった
目蓋が重い……
:07/01/25 08:03 :N902i :☆☆☆
#512 [三ッ葉]
昨日…寝れなくて
ずっと泣いてたから
目が腫れて重かった…
龍「何でそんなこと言うんだよ………?」
そんな時――…
ピンポーン
誰かが来たみたいだ
龍也がドアを開けにバタバタと早歩きでいく…
:07/01/25 08:07 :N902i :☆☆☆
#513 [三ッ葉]
新「よぅ。…梨緒は??」
………
遠くの方から耳につく
新先輩の声――…
昨日の事が更に頭に浮かんできた
私は、どうしようもない気持ちを閉じ込めようと
自分の体を頭までスッポリと布団で隠した
二人の足音がこちらに近づいてくる
:07/01/25 17:05 :N902i :☆☆☆
#514 [三ッ葉]
新「早くしねえと遅れるぞ………」
梨「行きたくないんです!!」
つい声に力が入ってしまう
手にも力が入り、布団をきつく締め付けた
新「そっ。……なら、もう行くわ〜」
新先輩は、冷たい声でそういった
ドタドタ……
足音が遠のいてった…
:07/01/25 18:12 :N902i :☆☆☆
#515 [我輩は匿名である]
:07/01/25 18:13 :D902i :☆☆☆
#516 [三ッ葉]
私は、一時間は布団にくるまっていた……
モソ……
いい加減、頭を出してみた――…
え……?
梨『新先輩ッ……!?』
私の目に写ったのは、
龍也のベットにもたれている新先輩の姿…
:07/01/25 18:19 :N902i :☆☆☆
#517 [三ッ葉]
:07/01/25 18:21 :N902i :☆☆☆
#518 [三ッ葉]
でも……
静かな寝息が聞こえた
新先輩は寝ているようだ
私は、新先輩の隣に静かに体を下ろした
先輩が軽く動くと、綺麗な黒髪もさらさらと揺れた
梨『………』
男の寝顔を間近で見るのは初めてで少しどきどきする――…
:07/01/25 20:15 :N902i :☆☆☆
#519 [三ッ葉]
日頃、無表情で大人な
新先輩も少しあどけなくみえる――…
無愛想なとこもあるけど
先輩はやっぱり優しいな…………
新「顔にやけてるよ……
寝込み襲うつもり??」
梨『…!!』
新先輩が突然片目をぱっちりと開けた
:07/01/25 20:19 :N902i :☆☆☆
#520 [三ッ葉]
梨『せッ…先輩起きてたんですか…//??』
新「うん。寝たフリ。」
新先輩は、右手にピースサインをつくる
梨『いっときますけど、
変な事するつもりありませんでしたからッ!!』
新「そう?
俺、お前なら襲われてもいいよ?」
そう言いながら怪しい笑みを浮かべた
バサッ――…
:07/01/25 20:25 :N902i :☆☆☆
#521 [三ッ葉]
梨『何いってるんですかッ………!!』
私は、布団を新先輩に勢いよくかぶせた
新先輩は表情をかえず
新『冗談だって。
梨緒はガキだね…』
と言われる
梨『う……;;』
新先輩は、すくっと立ち上がって言う
新『さて、行こうか』
:07/01/25 20:29 :N902i :☆☆☆
#522 [三ッ葉]
:07/01/25 20:32 :N902i :☆☆☆
#523 [三ッ葉]
梨『嫌です!!』
私は、きっぱりといった!
新「行くんだよ!!」
このようなやりとりが何回も続いた
その結果……
新「行け」
無表情なようで睨み付ける新先輩の目と
いつもより低い声のトーンに押され負け……
梨『――ッ;』
授業に強制連行されることに;;泣
:07/01/25 20:41 :N902i :☆☆☆
#524 [三ッ葉]
━━━━━━……
渋々寮をでて、学園の玄関の前へ……
ヒュウ――
乾いた風が私の肌を撫で、髪を騒がせる…
私は、先へ進もうとする新先輩の制服の端をつかんだ
梨『やっぱり……やっぱり戻りますッ!!』
私は、足を素早く走らせた
:07/01/25 20:50 :N902i :☆☆☆
#525 [三ッ葉]
だが――――
ガシッー!!
ズルズル………
新先輩に引き戻され、無理矢理学園の中へ……
私は、もがいた
でも、さすが新先輩は男!!
叶うはずもない;;;
:07/01/25 20:53 :N902i :☆☆☆
#526 [三ッ葉]
廊下を引きずられる…
梨『今、授業の途中ですしッ………!;』
新「うん」
梨『私、目腫れちゃって顔不細工ですしッ……!;;;』
新「うん」
梨『うんっ……て;;それはそれで…ちょっとひどくないですかぁ!!!』
新「………
:07/01/25 20:58 :N902i :☆☆☆
#527 [三ッ葉]
新「十分可愛いんじゃねぇの………」
梨『え…?』
新先輩の口から出てきた以外な言葉に情けない声をもらしてしまう―…
新「いっ……今の嘘だからな!図に乗んなよ…//」
いつも冷静な新先輩の口調が慌ただしかった
:07/01/25 21:50 :N902i :☆☆☆
#528 [三ッ葉]
梨『それくらい分かってますよ!!』
私は、舌をべーっとだして言った
新「ならいい…//」
新先輩はこっちを向いてくれない
耳たぶが少し赤くなっているのは……
私の勘違い
かな??
ピタッ
:07/01/25 21:55 :N902i :☆☆☆
#529 [三ッ葉]
新先輩は足を止めた…
ある場所に目をやると
1-E
と書かれたものがあった
私のクラスだ……
ガラッ――
私が一息付く間もなく、新先輩が扉に手をかけてしまった;
:07/01/25 21:59 :N902i :☆☆☆
#530 [三ッ葉]
先生「お前…二年の滝川か。今は授業中だぞ!」
新「お届け"者"があるんで――…」
そう言ってる途中で私の腕を掴んで動きだす
新「お前の席ここ?」
開いてる席を指でさして私に聞いてきた…
梨『……』
私は、何も言わずに頷いた
:07/01/25 22:04 :N902i :☆☆☆
#531 [三ッ葉]
新先輩は、椅子を引いて私をそこに座らせた
そして………
新「いい子にな。
笑顔にしてろよ〜!!」
と一言いって、私の頭を撫でながら笑った……
あ……
新先輩のこんな優しくて明るい笑顔今までみたことない………
いつも
大人のように軽く笑うから――…
:07/01/25 22:10 :N902i :☆☆☆
#532 [三ッ葉]
太陽の光で余計に眩しい笑顔だった……
心が落ち着くような笑顔だった――…
私は
重い目蓋を動かして
笑った――…
新「よし!」
それだけ言うと何事も無いような余裕の表情で
スタスタと教室を去っていった……
:07/01/25 22:13 :N902i :☆☆☆
#533 [三ッ葉]
先生は、すぐに授業を再開した――…
………………
………………………
新先輩の笑顔
本当に落ち着く…
笙吾先輩なら
大きく口を開けて笑くぼをつくりながら
無邪気に笑うんだろうな……………
少し前まで辛さは少しずつ癒えていった――…
:07/01/25 22:18 :N902i :☆☆☆
#534 [三ッ葉]
いや……
そう感じただけ。
――――安らぎは、
一瞬のもの
長くは続かない……
そんなこと分かりきっていたのに――…
:07/01/25 22:21 :N902i :☆☆☆
#535 [三ッ葉]
受けとめなきゃいけないんだ――……
私の前に突き付けられてる
現実
受けとめなきゃ―…
泣いてはいけない―…
:07/01/25 22:23 :N902i :☆☆☆
#536 [三ッ葉]
〜♪
チャイムが学園内に鳴り響く―――…
その後
自分にふってくる女子や男子からの質問の群れから逃げ出した……
教室をでると
栞と龍也がいた
栞「今日はなんと派手な登場だったこと!笑」
栞は、お嬢様口調で言う
梨『あは…は』
:07/01/25 22:29 :N902i :☆☆☆
#537 [三ッ葉]
…………………
三人で食堂に足を運ぶと、新先輩と亜梨沙先輩が先に席についていた……
笙吾先輩の姿はない
私達が席につくと、少し離れたとこからざわつきだす――…
笙吾先輩が姿をみせたのだ
何人かの女子と一緒に――…
:07/01/25 22:33 :N902i :☆☆☆
#538 [三ッ葉]
「……」
私たちは黙りこんだ
亜梨沙先輩は、軽く笑っていた――…
でも、顔は引きつっていたのに私は気付いた
笙「よぉ!!」
笙吾先輩は笑顔で席についた………
皆は、まだ黙ったままだった――
:07/01/25 22:37 :N902i :☆☆☆
#539 [三ッ葉]
『こんにちは!!』
沈黙を破ったのは、私自身だった――…
自分でも驚いた
笙「あッ……!!
昨日はごめんなぁ〜」
昨日………
キスのこと??
その言葉に
新先輩と私だけが顔色を変える……
私達だけが昨日の夜の事を知っているから――…
:07/01/25 22:41 :N902i :☆☆☆
#540 [三ッ葉]
あとの三人に何か違和感をもたせるような事はしたくなかった……
だから
梨『全然ッ大丈夫です!!』
涙を奥へ……
奥へ奥へ閉じ込めながら答えた
泣いてはいけないから―…
笙「そっか…」
笙吾先輩は軽く答えた
:07/01/25 22:45 :N902i :☆☆☆
#541 [三ッ葉]
それから、いつものように会話をはずませた
でも皆何か違和感を抱えている…………
笙吾先輩が変わってしまったような気がする―…
これが、新先輩に聞いた
"女に軽かった時の
笙吾先輩"
なのか…………
なぜ変わってしまったの?
:07/01/25 22:49 :N902i :☆☆☆
#542 [三ッ葉]
原因は――……
一体何……???
誰なの??
…………
―――――私??
だとしたら――
亜梨沙先輩ごめんなさい……
:07/01/25 22:51 :N902i :☆☆☆
#543 [三ッ葉]
━━━━━━………
━━━━━………
誰も笙吾先輩の変化に触れないまま夜になる
私は、今――…
皆と一緒に笙吾先輩と新先輩の部屋にいる
いろんな話をして、笑った……
今は、表面だけでも
いつかは笙吾先輩への気持ちを忘れて
心から笑えるのかな――?
なんて、馬鹿な事を考えながら………
:07/01/25 22:55 :N902i :☆☆☆
#544 [三ッ葉]
.
《まだ部屋にであるいてる馬鹿者はいねぇか――!!》
ドアの外から
男のいかつい声が聞こえてきた
私達は、言葉をなくした
新「最悪……今日は"ハズレ"の日かよ;;」
新先輩は、ぼそりとつぶやいた……
ハズレっていえば――…
:07/01/25 23:31 :N902i :☆☆☆
#545 [三ッ葉]
梨『真山先生だッ!!』
私は、思い出して咄嗟に声をあげる
ガシッー
新先輩は片手で私の口を塞ぎ、もう一方の手で腕を掴んでいた……
それだけではなかった
笙吾先輩にも反対の腕を掴まれていた――…
:07/01/25 23:49 :N902i :☆☆☆
#546 [三ッ葉]
梨『……?』
新「早く隠れねぇと…」
まわりを見ると皆の姿はなかった――…
私だけ何も考えてなかったんだ――…;;
笙「早く隠れたら?」
笙吾先輩は、私の腕を離した――…
:07/01/25 23:53 :N902i :☆☆☆
#547 [三ッ葉]
その後に勢いよく私の体は、新先輩のベットの中へ引きずまりこまれる――!
梨『ちょ――んッ……!!』
私は、びっくりして声をあげたが新先輩の大きな手で再びふさがれた……
新「ごめん……ちょっと静かにしてて……」
新先輩が耳元で小さく言った
:07/01/25 23:57 :N902i :☆☆☆
#548 [三ッ葉]
梨『……//』
息が耳にかかって、体が反応してしまう……
私は新先輩が上にかぶさった状態でベットの中に隠れている
心臓の脈がスピードをあげていく………
息をすると、新先輩の手にかかってしまうのが恥ずかしくて息を止めた
ガチャッー
:07/01/26 00:02 :N902i :☆☆☆
#549 [三ッ葉]
真山「この部屋には、馬鹿者はいねぇみたいだな…」
真山の声がする
部屋の点検をするため、中に入ってきたんだ
真山「有馬―早く寝ろよ」
笙「うぃっス……。」
:07/01/26 00:05 :N902i :☆☆☆
#550 [三ッ葉]
息を止めているのが苦しくなる―……
梨『―――ッ!!』
今、息をしてしまったら
真山先生にばれてしまうのでなんとか耐えようとした!!
真山「次の部屋いくとするか――」
も……無理かも;;
パタ――ン…
梨『はぁッ……!!』
ドアが閉じた時にがまんしきれなくなり大きく息を吸い込んでしまう……
:07/01/26 00:12 :N902i :☆☆☆
#551 [三ッ葉]
皆姿を表した
私も上体を起こした
ぎりぎりセーフ☆
だと思ってたら――
ガチャッ
真山「やっぱり、馬鹿者がいたなッ!!」
ばれた;;
:07/01/26 00:14 :N902i :☆☆☆
#552 [三ッ葉]
その後、部屋から無理矢理追い出されて…
廊下で反省の旅へ……;;
真山先生の一時間にもわたる説教を聞かされ、
耳にタコができそうだった
真山先生が去っても、今日はは罰として
廊下で寝ることに
真山先生のハズレの意味を身に染みて感じた時だった――
:07/01/26 00:19 :N902i :☆☆☆
#553 [三ッ葉]
――――――………
数分たつと亜梨沙先輩、栞、龍也は睡魔に負けたらしく寝息をたてて寝ていた……
とり残される私……
寝れないないんだもん…
だって!!
笙吾先輩と新先輩に挟まれた場所に私はいるから――…
:07/01/26 00:31 :N902i :☆☆☆
#554 [三ッ葉]
…………
でも、
そんな私もいつしか
夢の世界へ…………
………………
:07/01/26 00:33 :N902i :☆☆☆
#555 [三ッ葉]
最終的に取り残された
新と笙吾
寝てしまった梨緒は、新の肩に顔をもたれさせていた
そんな光景をみて、笙吾が顔を一瞬しかめた
そんな笙吾を新は見逃さなかった――…
新「お前さ……梨緒のことどうなんだよ……」
新は、静かに無表情に言った
:07/01/26 00:41 :N902i :☆☆☆
#556 [三ッ葉]
笙「別に……」
笙吾は目を反らしてから俯いた
新「それなら…俺のものにしちゃうよ…?」
その言葉で笙吾は新の方に目線をゆっくり向ける
笙「は……?」
笙吾の睨みをきかせた視線 と
新の悪魔の笑みを浮かべた視線が重なりあった…
:07/01/26 00:51 :N902i :☆☆☆
#557 [三ッ葉]
笙「俺には亜梨沙がいるんだよ…
いちいち俺に言いにくんなよ……」
新「嘘つくな馬鹿。
何年お前と親友やってきたと思ってんだよ…
お前の本当の気持ちなんか見え見えなんだよ」
笙「それじゃあ……助けてくれんのかよ??」
新「まさか。
嫌だし……」
新は即答した……
:07/01/26 01:11 :N902i :☆☆☆
#558 [三ッ葉]
笙「今回は、新は本気の恋ってわけなんだ?
応援はしねえよ??」
皮肉っぽく言う
新「それがお前の本性だろ?
応援なんていらねーし。
つーか、好きなら何で亜梨沙と付き合ったんだよ…」
新は軽く笑いとばしながら言い返す
:07/01/26 01:22 :N902i :☆☆☆
#559 [三ッ葉]
笙「梨緒から約束を裏切ったから……」
新「何の約束?」
笙「言わねぇ。」
新「あっそ…ならいいわ」
笙「お前と梨緒がくっつこうが勝手だし。」
新「あんま余裕ぶっこいてると後悔するよ?」
新は笑顔のまま言った
:07/01/26 01:32 :N902i :☆☆☆
#560 [三ッ葉]
そんな二人の止まることのない言い合いを止めたのは―――――…
梨緒だった……
目を覚ましていないが
目から一筋の涙を流している梨緒だった――…
二人は、そんな梨緒をみて黙った
:07/01/26 01:36 :N902i :☆☆☆
#561 [三ッ葉]
━━━━━━………
━━━━………
梨『ん……?』
朝になったようで、私は眠りから目を覚ます
場所は廊下……
朝早くから学園へ迎う人が何人か通っていく
その人たちは、私をみて驚いたような顔をした
その理由がわかった
:07/01/26 01:55 :N902i :☆☆☆
#562 [三ッ葉]
やけに両肩が重かった……
左肩には、
笙吾先輩
右肩には、
新先輩
の頭が寄り添っていたからだ―――…
私は、唖然として体をぴくりとも動かせなくなる……
:07/01/26 02:07 :N902i :☆☆☆
#563 [三ッ葉]
梨『……///』
私が戸惑っていると
亜「梨緒ちゃんごめんね;;
笙吾ッ!起きろ〜」
と、言って私の左肩から笙吾先輩の頭をどけた
梨『………』
:07/01/26 02:14 :N902i :☆☆☆
#564 [なな]
:07/01/26 07:14 :P901iS :☆☆☆
#565 [三ッ葉]
:07/01/26 16:56 :N902i :☆☆☆
#566 [三ッ葉]
私が体を揺らすと
新先輩の頭もゆらゆらと揺れた
新「んん……?朝ぁ?」
目を覚ましたのか横から声がしたので
私はその方向にクルリと顔を傾けた………
梨『…………!!!』
:07/01/26 23:03 :N902i :☆☆☆
#567 [三ッ葉]
…………… 3p
………………
新先輩と私の顔との間が―――…
新先輩の目から目がそらせなくなる……
新先輩の目を見るとそこから薄らと見える私の顔…………
新先輩も私を見ているのだ
梨『…………』
:07/01/27 00:42 :N902i :☆☆☆
#568 [三ッ葉]
ピン――…
新「そんな見んなよ…」
新先輩は、平然とした表情で私のおでこにデコピンをした………
新(やべぇ―…///
ちけぇよ…;;
梨『はっ…はい!!』
私は、サッと立ち上がって部屋に戻った――…
笙(…………
:07/01/27 00:50 :N902i :☆☆☆
#569 [三ッ葉]
━━━━……
━━━━━━………‥
‥……━━━━━━
私はある道の上にたっていた――…
ペタ…ペタ…
一歩一歩先へと歩いていく
「……梨緒…」
そう呼ぶ誰かの悲しそうな声の元へと――…
:07/01/27 00:58 :N902i :☆☆☆
#570 [三ッ葉]
誰かの影が見えた
私はその人に向かって走りだした――…
そして抱きついたんだ……
「梨緒…約束だよ」
そう言う"笙ちゃん"に――…
ひまわりみたいな笑顔な笙ちゃんに……
:07/01/27 01:06 :N902i :☆☆☆
#571 [めーたん]
続きがきになる
更新楽しみに待ってます
:07/01/27 01:08 :SH902i :☆☆☆
#572 [三ッ葉]
私達はぎゅっと抱き締めあっていた
そんな私達は、まだ幼かった――…
約束を交わした時
小学5年生の姿だった――…
ブワッ……
急に真っ暗になり何も見えなくなった――…
:07/01/27 01:09 :N902i :☆☆☆
#573 [三ッ葉]
めーたんサン
見てくださって有難うございます
(・ロ・
)ノ
更新頑張ります
:07/01/27 01:11 :N902i :☆☆☆
#574 [三ッ葉]
ブワッ………
まわりが明るくなった
笙ちゃんは大きくなっていて――…
笙吾先輩だった
私の姿も今の姿になっていた…………
笙吾先輩は、笑った
ひまわりみたいな笑顔で………
でも―――……
:07/01/27 01:15 :N902i :☆☆☆
#575 [三ッ葉]
私が抱き締めている手に力を込めようとした時―…
笙吾先輩は、私から離れてしまう………
「約束……裏切ったのは…お前だろ……」
冷たく鋭い目で……
泣きそうな目を私に向けてそう言い放って私の腕の中から
突然消えてった……
私は、必死につかもうとしたが無理だった
:07/01/27 01:20 :N902i :☆☆☆
#576 [三ッ葉]
雨が降ってきた…
私――…
いつ、裏切っちゃったんだろ…………
知らないとこで傷つけたのだろうか――…?
どうして私の想いは彷徨い続けてるの??
どうして私の想いは届かないの????
ねぇ……神様?
:07/01/27 01:24 :N902i :☆☆☆
#577 [三ッ葉]
……………
恋愛は――…
こんなに辛くて苦しいものなの…………??
誰かを好きになることは
こんなにも
苦しいものなの―――?
ねぇ……?
………━━━━ ……………━━━━━━━━━━…………
:07/01/27 01:28 :N902i :☆☆☆
#578 [めーたん]
:07/01/27 01:30 :SH902i :☆☆☆
#579 [三ッ葉]
《バコッ!!!!》
頭に激しい衝撃が走った!!
梨『…いっ……!!』
顔をあげると先生が怒りのおびた笑みを浮かべて、
片手に教科書を丸めて筒状にした物を手にしていた
これで、殴られたんだ…;;
先「楠未……居眠りなんかせんと、真面目に授業聞け―――ッ!!」
先生が怒鳴った
:07/01/27 01:34 :N902i :☆☆☆
#580 [三ッ葉]
梨『すいまひぇん;;』
私は頭を擦りながら言った
まわりは、声を挙げて笑っていた………
恥ずかしい;;;
先「許してやろう!!
ただし――……」
いやな予感がした;;
:07/01/27 01:38 :N902i :☆☆☆
#581 [三ッ葉]
先「体育祭の種目でリレーでてくれる奴がいねぇから…………楠未ッ!!
お前がでろ!!!」
梨『えッ………!!!』
私は、それから懸命に嫌だと言い続けたが
その努力も虚しく
リレーにでることに;;
《はぁッ……;;》
私は、心の中で大きくため息をついた
:07/01/27 01:43 :N902i :☆☆☆
#582 [三ッ葉]
さっき……
見たものは夢だったんだ―――…
夢にでてきてしまうくらいに気にしていたのだろうか………??
ズキッ―…
どこかに痛み走った
:07/01/27 08:22 :N902i :☆☆☆
#583 [三ッ葉]
めーたんさん
昨日は、途中で寝てしまってすみません
何だか一気に切なさから抜けてしまいました
今から勉強なので、また暇があれば更新しますネ
上の文章を
【どこかに痛みが走った】にしてください
:07/01/27 08:27 :N902i :☆☆☆
#584 [三ッ葉]
それから体育の時間は、
体育祭の練習へ………
いろんな所で笙吾先輩と新先輩を見かけるけど
周りには女子がたくさんいた――…
正確にいうと
笙吾先輩の周りに――…
だった
:07/01/27 14:15 :N902i :☆☆☆
#585 [三ッ葉]
新先輩もすごくモテてるけど、女を寄せ付けようとしない人だから………
笙吾先輩も久しぶりに逢ったときは
周りに女子をはべらしたりしてなかったのに――…
今はいつ見ても周りには
亜梨沙先輩か、女子の先輩――…
見てて気持ちいいものではなかった………
:07/01/27 14:20 :N902i :☆☆☆
#586 [三ッ葉]
━━━━……………
━━━━━━…
《パァンッ………!!》
銃声が何かの始まりを告げようと青空の空間に大きく鳴り響いた!!
そぅ―……
水菜月学園の
体育祭
の始まりを告げるために……
.
:07/01/27 16:22 :N902i :☆☆☆
#587 [三ッ葉]
:07/01/27 16:24 :N902i :☆☆☆
#588 [三ッ葉]
競技をしてる間は、自分のクラスの場所にいとかなきゃならない
私は、仕方なしに座っていた……………
「楠未さんッ!!
俺…楠未さんの隣になれてラッキー☆
今日のリレー応援してるから頑張ってね」
隣の男子が私に話し掛けにきた………
梨『ぅ…うん……;;』
:07/01/28 09:14 :N902i :☆☆☆
#589 [ゅレ1]
:07/01/28 09:17 :N902i :☆☆☆
#590 [三ッ葉]
「いや〜俺たちこれがきっかけで仲良くなれそうじゃない〜〜??!」
男子は、私の片手を両手で握ってブンブンと振り回しにきた
ちょっと痛い;;
私が生返事を返そうとしたとき――――…
笙「それはねぇな!!!」
突然後ろから笙吾先輩が
私の隣の男子の肩をポンッと叩いて表れる
笑顔に殺気が入っているようだ………
笙(気やすく触ってんじゃねえよ……怒
:07/01/28 09:21 :N902i :☆☆☆
#591 [三ッ葉]
:07/01/28 09:24 :N902i :☆☆☆
#592 [三ッ葉]
「…そうですね;;泣」
男子は渋々そう言って私の手を離した
梨『しょ―――
女子「きゃ――ッ!!!
笙吾先輩と新先輩が近くにいる!!!!」
私が口を開こうとした時に、私の周りにいた女子がピンク色の声をあげた
うるさいな;;
笙「どぉも!!」
新「よってくんなよ…」
先輩達の女子に対する対応は、真逆だった……
:07/01/28 09:30 :N902i :☆☆☆
#593 [三ッ葉]
その対応の差から、
新先輩の周りの女子が退いていく………
笙吾先輩が周りの女子にチヤホヤされたまま手を伸ばしてきて
笙「一緒にみよ☆」
と言ってきた……
笙吾先輩は……
私の事
引き付けにきたり
遠ざけたり
退きついてきたり……
一体何を考えてるんだろ……
:07/01/28 09:35 :N902i :☆☆☆
#594 [三ッ葉]
まだ笙吾先輩の周りに女子がたくさん………
何かモヤモヤする;
私は、笙吾先輩を軽く睨み
梨『はい……』
と言った
笙吾先輩の手をとらずに新先輩の横までスタスタと歩いた……
笙「何で手とってくれないの〜??」
笙吾先輩が不機嫌そうな顔をして周りの女子から離れて近づいてくる…
ちょっと恐い;;
:07/01/28 09:41 :N902i :☆☆☆
#595 [三ッ葉]
"笙吾先輩には、亜梨沙先輩がいるのに……周りの女子と仲良くしてるのはおかしい!!!!"
な〜んて言ったら女子に反感を買われそうだから言えなかった
何よりも
笙吾先輩には、亜梨沙先輩がいるってことをまた口にするのは辛い――…
まだ現実を受けとめられてない私がいた………
心の奥は、嫉妬だらけだった………
汚い…………
自分が汚い…………
:07/01/28 09:45 :N902i :☆☆☆
#596 [三ッ葉]
私がいろんな事を考えてると、新先輩が私の体を抱き寄せて
新「俺の事好きだから、笙吾の手取らなかったんだよな〜??」
といつものように怪しい笑みを浮かべて言った
梨『え………えッ!!??』
私は、突然の事で驚いた
栞「新先輩!!
梨緒の事からかいすぎですよ〜〜〜〜」
龍「梨緒はまだガキなんですからぁ!!!笑」
と言ってでてきた
:07/01/28 09:50 :N902i :☆☆☆
#597 [三ッ葉]
新「そうだな……;」
新先輩が抱き寄せた私の体をそっと離した
新(ちょっと本気だったんだけどな;;
梨『ところで……亜梨沙先輩は??』
さっきから亜梨沙先輩の姿が見えないのだ…
笙「……亜梨沙なら今競技でてるよ!」
笙吾先輩が答えた…
:07/01/28 09:56 :N902i :☆☆☆
#598 [三ッ葉]
梨『そうですか……』
グイッ―
笙吾先輩が私のはちまきを引っ張った……
笙「結び目ぐしゃぐしゃになってるよ??」
と言って私の黄色いはちまきを結びだす―――…
……
バチッ―…
笙吾と新の目があう
笙吾は新にウインクをした
:07/01/28 10:00 :N902i :☆☆☆
#599 [三ッ葉]
新(あの野郎…;
亜梨沙がいない今に責めとこって訳か………
新は、笙吾を軽く睨んでから余裕な表情をみせた
そんな二人のやりとりに気づくものはいない――…
:07/01/28 10:03 :N902i :☆☆☆
#600 [三ッ葉]
……
はちまきを結んでいる間、私の背中に笙吾先輩の体が触れた………
笙吾先輩に亜梨沙先輩がいてることは分かっているけどドキドキしてしまう
早く終われ〜〜///
笙「はい、できた☆」
ようやく結び終えたようだ…………
梨(ホッ……
:07/01/28 10:08 :N902i :☆☆☆
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