゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#600 [三ッ葉]
……
はちまきを結んでいる間、私の背中に笙吾先輩の体が触れた………


笙吾先輩に亜梨沙先輩がいてることは分かっているけどドキドキしてしまう


早く終われ〜〜///

笙「はい、できた☆」

ようやく結び終えたようだ…………

梨(ホッ……

⏰:07/01/28 10:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#601 [三ッ葉]
《次は―…》

種目で呼び出しの放送がかかった―…

笙「あッ……行かないとダメじゃん!!」

新「……だな」


笙吾先輩と新先輩は、青色のはちまきを頭に結びはじめた


新「梨緒……タオルもっといて!!!」

新先輩が私の手にタオルを預けた……

新「俺頑張るからちゃんと、見といて…」

⏰:07/01/28 10:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#602 [三ッ葉]
梨『あ……はいッ!!』

そう答えると新先輩は笑って歩きだした


バサッ―…

笙「俺のもよろしくぅ!!」

笙吾先輩が私の頭にタオルを乗せて新先輩のところまで走っていった……   

ほんと………
気持ちくるうな―…

⏰:07/01/28 10:18 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#603 [三ッ葉]
ぎゅ……

二人のタオルを両手で握りしめた


亜「皆ッ……!!!」

亜梨沙先輩は、競技を終えて私達の元へ駆け付けた

栞「お疲れさまです
亜梨沙先輩格好よかったですよ!!」

亜「照れちゃうなぁ〜///笑」


会話の後、亜梨沙先輩が私の手元をみた―…

タオル――…

⏰:07/01/28 10:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#604 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん、それ笙吾のだよね?
あたしがもっとくよ!!
貸してくれる??」


亜梨沙先輩が笑顔で手差し出す…………


私は、その手に笙吾先輩のタオルをのせた

ぎゅ……

でも、のせただけで離せなかった―…

手に力が入る


だってこれは、笙吾先輩が私に渡したもの…………

⏰:07/01/28 10:32 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#605 [三ッ葉]
亜「梨緒ちゃん??」

亜梨沙先輩が首をかしげた

パッ――

梨「あ…すみません;」

私は、笙吾先輩のタオルから手を離した


龍「………」
栞「………」

龍也と栞がだまっていた

二人共私の気持ち知ってたもんね…………

⏰:07/01/28 10:35 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#606 [三ッ葉]
パンッ………

銃声の音に耳を傾けた

先輩達の競技…
リレーが始まったのだ――――…!!!


私は、先輩達の姿を目で探した………


あっ………いたッ!!!   
新先輩がバトンを受け取ったのを発見した……


先輩達のクラスが最後なようだ……        
一位はムリだろうと思った!!!

⏰:07/01/28 10:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#607 [♪]
毎日見てるょF
頑張ってね(・O・)

⏰:07/01/28 10:45 📱:810SH 🆔:☆☆☆


#608 [三ッ葉]
新先輩が走りだす―…!!

周りから歓声があがる


それもそのはず
最後だった新先輩が凄いスピードで2番目まで追い抜いたからだ――ッ!!

梨『すごいッ――!!』


でも、一位の人との距離はかなり空いていて追い抜けないまま新先輩は、一周走り終えた


新先輩の手からバトンが渡る――――……
笙吾先輩に――…!!

⏰:07/01/28 10:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#609 [三ッ葉]
♪サン
毎日みてくださって光栄です
これからも頑張りますのでよろしくお願いします

⏰:07/01/28 10:47 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#610 [三ッ葉]
笙吾先輩は、ぐんぐんとスピードをあげていく


一位の人もとても速い人だ
でも距離は、少しずつ縮まっていく


ゴール場所には白いテープ
その何メートル前に一位の人と笙吾先輩の姿が並んでいた………


パァン―――!!!

⏰:07/01/28 10:52 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#611 [三ッ葉]
私達は、歓声をあげた


一位は、もちろん青色!!

先輩達のクラスだった!


二人とも凄く格好よかった……………

《次の種目は――》

また放送が入り、私は足を動かした☆

皆にエールをもらって!!

⏰:07/01/28 10:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#612 [三ッ葉]
種目はリレー
チーム戦ではなく、個人戦のもの


龍也もでるので一緒に集合場所にいくと、
競技を終わらせた笙吾先輩と新先輩の姿があった


新「お前リレーできんの?見るからに遅そ;;」

一言目にでてきたのがこの言葉――…

軽く傷ついた;;笑

⏰:07/01/28 11:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#613 [三ッ葉]
新「龍也がでるのは納得だけど………梨緒は;;」

新先輩がやばいだろ
という感じの視線を向ける

笙「新……お前は知んねーかもしれねぇけど、梨緒まじ足速いぜ??
まぁ、俺には勝てねぇけどな!!!!!」


新「……まじ??」

梨『以外にやりますよ、私!!!!』

龍「小さい頃、俺ら駆けっこばっかやってたんで!!」
そぅ―――…
小さい時、三人でよく駆けっこをしていた……

⏰:07/01/28 11:06 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#614 [三ッ葉]
がんばれ
と、先輩の応援に見送られ足を進ませたとき

笙「一位とんね―とチューしちゃうからね??」

と、突然笙吾先輩が後ろから私の耳元に呟いた


梨『えッ…///?
何いってんですか!!亜梨沙先輩がいるのに……』


ズキン
先輩……あんまり私にそんなこと言わないでよ

壊れちゃいそうになるよ……………

⏰:07/01/28 11:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#615 [三ッ葉]
笙吾先輩は、悪魔の笑みを浮かべて手を振った


………………

競技が始まる――…

龍也はぶっちぎりで一位だった

私は、複雑な心境のままスタート地点についた


かならず一位をとる!!!

⏰:07/01/28 11:14 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#616 [三ッ葉]
結果は一位

亜梨沙先輩のものの笙吾先輩にキスなんかいらない――……

前みたいな強引なキスも……………

だから、一位になった


自分の気持ちを押さえて笙吾先輩と接することがそろそろ限界に近づいていた……………

先輩……私にあんまり近づいちゃやだよ…

気持ちおさえらんない

⏰:07/01/28 11:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#617 [三ッ葉]
うえの文章の二文目のを

【亜梨沙先輩がいる笙吾先輩のキスなんかいらない………】

にしてください
すみません

⏰:07/01/28 11:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#618 [三ッ葉]
栞と亜梨沙先輩のいる場所に皆で戻った……


栞「ほんと皆速かった!!凄かったです!!!」

と、一番興奮していた


新「梨緒……俺のタオルは?????」

梨『………え?
あッ!!!自分の席においてるんで』

私は、そう言って新先輩のタオルを席からとって渡した

新「さんきゅ」

⏰:07/01/28 11:27 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#619 [三ッ葉]
新先輩が頭を撫でた…

笙「梨緒……俺のは?」

梨『あ……』
亜「私がもってるよ!!
はいッ!!!」

亜梨沙先輩が笙吾先輩の前にきてタオルを渡した

笙「あ…ありがと」

チラッ……

そう言いながら笙吾先輩は私に視線を送ってきた


バッー
私は、すぐにその視線から目をそらしてしまう……

⏰:07/01/28 11:33 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#620 [三ッ葉]
新「一位とった記念にアイスおごってやるよ!!」

この体育祭では、アイスとジュースの販売がゆるされている……


梨『え??いいんですか?』
新「うん……だから、一緒に買いにいこ??」

新先輩が手を握ってきた……

梨『……ッ!あのッ……私トイレにいってきます!!』

ダダッ――…

私は、とっさに嘘をついて走ってしまった

⏰:07/01/28 11:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#621 [三ッ葉]
ジャ――…キュッ…

私は、水で火照った顔を冷やした


新先輩は、いつも私が困ってるときにフォローしてくれる………

優しさをくれるんだ…

でも、私の気持ちは中途半端で――…
優しさに甘えてばかりで――…


弱い……
鏡には弱い自分が映っていた―…

⏰:07/01/28 11:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#622 [三ッ葉]
ペチンッ――

私は、俯いてから軽く頬を両手で叩いた…………

梨『強くならないとダメ』

そう一言呟いて、鏡をもう一度見た………

そこには、笑顔な自分

多少弱さが見え隠れしているけど、笑顔な自分がいた――…

これで大丈夫……

私は、トイレから足を踏み出した――…

⏰:07/01/28 11:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#623 [三ッ葉]
外にでると
誰かが立っていた……

「……梨緒」

その声で、私の笑顔は一瞬にして消えた

再び弱い自分が表れてくるのを感じた――…

⏰:07/01/28 12:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#624 [三ッ葉]
また暇があれば更新します
感想板はこちら
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/
些細なことでも、感想でも、話したい事でもいいのでよければ書き込んじゃってください

⏰:07/01/28 12:28 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#625 [我輩は匿名である]
アゲェ

⏰:07/01/28 18:45 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#626 [ヒトミ]
 
あげ(`・ω・)印x
 

⏰:07/01/28 20:15 📱:W32SA 🆔:☆☆☆


#627 [三ッ葉]
匿名さん
      ヒトミさん
あげてくださって有難うございます(。・ロ・)*

最近は読んでくださる人も増えたようで嬉しいです

⏰:07/01/28 20:58 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#628 [奈々x]
いつ頃書きますか[
それに合ゎせて来ようと思いますxx

あっ!!!!急かしてるつもりぢゃ無いのでホホ頑張ってください

⏰:07/01/28 21:40 📱:W31K 🆔:☆☆☆


#629 [三ッ葉]
奈々さん
返事が遅くてすみません
初めまして

更新の方は、だいたいは平日は夕方とか夜の12時過ぎなんです
遅くてすみません

私のペースで頑張りますネ

⏰:07/01/29 01:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#630 [三ッ葉]
>>623から

私は、胸をぎゅっと押さえた――…

前にいたのは


梨『笙……吾先輩ッ…』


私は、ジリジリと足を後退させた――…

やばい……
涙がでそう―…

先輩がいつになく真剣な目だった………

後退する私に笙吾が近づいてくる

⏰:07/01/29 01:27 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#631 [三ッ葉]
ドンッ――…

私の体はトイレの壁にぶつかり行き場がなくなった

梨『………ッ…』


私は、顔を見られないように俯いた

笙吾先輩は、私の目の前に来て、トイレの壁に腕をつけた


笙「なぁ……。なんでいつも俺といてると泣きそうな顔すんだよ………」


私の顎が笙吾先輩によってクイッと持ち上げられる―――…

⏰:07/01/29 01:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#632 [三ッ葉]
私の目に写る先輩の目は、触れてしまうと
すぐに割れてしまいそうなガラス玉みたいだった――…


私が先輩をこんな目にさせてしまってるのかな?

苦しめてるのかな??


先輩――…

私があなたといると泣きそうになるのは
大好きだからなんですょ…………

私の想いの所為……
あなたの所為――…

⏰:07/01/29 01:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#633 [三ッ葉]
でも、言わない
言えないよ……


梨『…………』

笙「黙んなよ……

なぁ、俺…お前に……ムカついてたはずなのに分かんねえよ―……」


梨『――…え…』


シャラン……

私の首元のネックレスが音を小さなたてた―…

潤にもらったもの……

笙「傷つけたくないのに……止めらんねぇッ…」

⏰:07/01/29 01:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#634 [三ッ葉]
梨『きゃッ……!』


ブチッ………

シャラン――…ッ


ネックレスの装飾のハートの部分が乾いた地面に落ちて輝いた………


パラパラ………

チェーンのビーズが私の体を伝って落ちていく―…

梨『しょ…笙吾先輩……?』

⏰:07/01/29 01:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#635 [めーたん]
続きが気になるー
更新楽しみに待ってるねツ

⏰:07/01/29 02:09 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#636 [我輩は匿名である]
<<315

⏰:07/01/29 13:44 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#637 [x心愛x]
更新ヨ頑張ってさぃ~~~

⏰:07/01/29 15:56 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#638 [三ッ葉]
めーたんサン
    匿名サン
        心愛サン
アンカーやコメント有難うございます
とっても元気がでました
今日もいつもの時間帯に更新しますネ
遅くてすみません

⏰:07/01/29 17:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#639 [三ッ葉]
笙「………」

スッー


笙吾先輩の顔が私の首元に―――……

梨『………ッ』

先輩の吐息が私の首元にかかる……


チュ………

梨『ひゃッ………!!!』

⏰:07/01/29 22:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#640 [三ッ葉]
ビクッ…………

思わぬ出来事に私の体は反応してしまう――…

先輩が私の首筋に唇を重ねたのだ

梨「ふッ……や…め―…ッ」

体が押さえつけられていて振り払えない

変な感覚に襲われて、手にも力が入らなくなる


目から涙がこぼれてきてしまう――…

⏰:07/01/29 22:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#641 [三ッ葉]
ツゥ――…

私の涙が頬から首筋を伝って肌を濡らした


笙「………俺のもん…の…証――…」


笙吾先輩は、首筋に強くキスをしてきた――…!!


梨『………んぁッ…///』

声をあげたくないのに声がでてしまった

首筋を強く吸われる

私は、自分の口を片手でふさいだ……

⏰:07/01/29 22:43 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#642 [三ッ葉]
トイレの前だし人に見られるとまずい―…


梨『……ッせんぱ……何でこ…んなこっ……と』


喋ろうとすると涙も更に流れた


笙吾先輩は答えてくれないし、動きを止めてくれない!!!

梨『……ッやぁ』
 ――――ガリッ――――

⏰:07/01/29 22:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#643 [姫x]
続きがめちゃ気になる(*v∀vx)

感想トピへのカキコぁリがとぅござぃましたテ∀`シ)x~
返事書いておきました~

⏰:07/01/29 22:50 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#644 [三ッ葉]
ズキンッ――…

梨『――――ッ!!!』


首元からの激しい痛みが私を襲った――…     

笙吾先輩に噛まれた―…

梨『ハァ…ハッ…』


息の乱れる私の首元から笙吾先輩の唇がそっと離れる

笙「ずっと前のお返し……だよ?」

⏰:07/01/29 22:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#645 [三ッ葉]
姫さん
見てくださって有難うございます
元気がでましたぁ

⏰:07/01/29 23:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#646 [三ッ葉]
誰かよんでたりしますか

⏰:07/01/29 23:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#647 [リナ]
読んでますょ
めちゃめちゃぉもしろぃデスイ

⏰:07/01/29 23:15 📱:W41SH 🆔:☆☆☆


#648 [まぃ]
読んでるよ

頑張って

⏰:07/01/29 23:16 📱:SO702i 🆔:☆☆☆


#649 [姫x]
見てます(xvUvシ)g*゜。~この後、どなるの(*v∀vx)

⏰:07/01/29 23:20 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#650 [三ッ葉]
リナサンまいサン姫サン
見てくださってたんですか
すごく嬉しいです
悪いですがお風呂からあがったら更新しますネ
すみません

⏰:07/01/29 23:29 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#651 [まぃ]
待ってるね

⏰:07/01/30 00:01 📱:SO702i 🆔:☆☆☆


#652 [三ッ葉]
>>643から

この前のお返し………
あの時―…先輩の唇噛んじゃったから―……


笙「唇じゃないだけマシだろ……??」


そう言う笙吾先輩は、複雑な笑みを浮かべていた――…

でも、目はどことなく悲しそうに見えた気がした… 

先輩の唇には、血がついている……
私の血だ………

⏰:07/01/30 00:28 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#653 [三ッ葉]
涙が止まることを知らないように流れてくる


笙「やっぱり俺がなかせちまうのかよ…
ごめんね?
梨緒ちゃん………?」


笙吾先輩は、血を手で拭って私の傍から離れていた………………     


ズキンッ……
首筋が痛くて小さく悲鳴をあげている

梨『……痛ぃ…』


バタバタッ…………    数人の足音が聞こえた

⏰:07/01/30 07:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#654 [三ッ葉]
その足音は遠ざかっているようだった――…

もしかして………
誰かに見られたりしたのかな……………


私は、足に力が入らなくなってその場でストンッとしゃがみこんだ


足元には、ハートの飾りと小さなビーズ達が落ちている

梨『ッ…う…グスッ…』


首筋より違う何かが痛かった――…

⏰:07/01/30 07:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#655 [三ッ葉]
何分かたつと、私はトイレの鏡の前に再び立った…

涙は止まったが目が真っ赤な私が映る


首筋には、キスマークとまだ血が滲み出ている噛み跡がくっきり残っていた――…



私は、それを隠すために絆創膏などをはろう、と保健室に行こうとしてトイレを出た――…       

ズキンッ……ズキン―…

⏰:07/01/30 07:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#656 [三ッ葉]
読んでくださってる方がいればコメントくださると嬉しいです
   感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/
です

⏰:07/01/30 07:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#657 [三ッ葉]
    「遅い」

歩いていると、腕組みをしながら壁にもたれている人にそう言われた

新先輩だった…


梨『あはッ;;すみません』
私は、左手で頭をさすりながら言った


右手は、跡を隠すために首元にあり……
目は、赤くなっている

新先輩は、少し困った顔をした――…

⏰:07/01/30 19:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#658 [三ッ葉]
そして、片手にもっていた袋からアイスをとりだして
新「お前の所為で溶けかけてるんだよ;;」

と、ムスッとしていた


そのアイスには、チョコレート味とピンク色のアイスがあった――…

ピンク色――ッ!!


梨『ストロベリーだぁ!!』

私は、赤い目を光らせて声をあげた        

新「ほらよ」

⏰:07/01/30 19:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#659 [三ッ葉]
新先輩は、私に向かってアイスをヒョイッと投げてきた


私は、それを両手で受けた

梨『有難うございます!
私がストロベリー好きなのどうして分かったんですか??』 

屈託のない笑顔でアイスの袋を破りながら聞いた


新「俺のカン……」

新(嘘だし……
本当は、遊園地の時の話を覚えてただけだし;;

⏰:07/01/30 20:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#660 [三ッ葉]
梨『すごいですね!!
先輩も早く食べないと更に溶けちゃいますよ??』


私は、新先輩の顔を下から覗き込んだ


新「俺は、アイスよりこっちがいい――…」


新先輩の唇が私の唇に近付きだす――…!


ドクンッ……
    ビクンッ……


笙吾先輩との出来事が頭の中に浮かび、
唇が近づいてくるにつれて私の体が震えていく――…

⏰:07/01/30 20:12 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#661 [三ッ葉]
チュッ………


梨『――え………?』


唇が触れた……

私の唇に―――……



いや、違った…

私の頬にだった―…


新先輩は、私の首元にそっと手で触れる―…

梨『……ッ……』

⏰:07/01/30 20:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#662 [三ッ葉]
新「なんでここ…こんなに赤くなってんの?
血もでてるし………」


新先輩は、私の目も赤いことにも気付いていた


梨『蚊にかまれて、掻きむしっちゃって――…』
新「これ、噛み跡だろ」


新先輩は、私の目を真っすぐみて聞いてきた


私は、視線をずらしてからうつむいた       
梨『言え…ません…』

⏰:07/01/30 20:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#663 [三ッ葉]
そう言うと、私の首元から新先輩の手が離れた……


新(ぜってぇ笙吾だ…


新先輩は、チョコ味のアイスの袋を取り出して

新「俺のん食べれなくなっちゃった;;」

はにかんで笑った


梨『ふはッ……』

私は、笑った


私の手にもピンク色のアイスの雫がこぼれていた――…

⏰:07/01/30 20:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#664 [三ッ葉]
それから、新先輩は私を引っ張って保健室までいき、絆創膏を私の首元にはってくれた―――……


二人でいろんな少し話をしてから保健室をでた……


その頃には、赤い目も普通に戻っていた


―――…………

⏰:07/01/30 20:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#665 [三ッ葉]
それからの体育祭は、
笑って過ごしていたけど本当は笑っていられる心境ではなかった――……


━━━━━━………
━━━━━……

時間が経てば首筋の跡は消えるんだろう


でも、
心の傷は癒えないままなのかな―――………

⏰:07/01/30 21:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#666 [三ッ葉]
…………………

目が覚めると次の日


あの後からの記憶はあまり覚えていない――…

楽しい体育祭になるはずだったのにな……



気が沈むが用意をして食堂へ足を傾けた

龍也と栞と共に……

⏰:07/01/30 21:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#667 [三ッ葉]
食堂についたのは、私達が一番のりだった

好きな品をとって椅子に腰をおろした

栞「あれ?ハートのネックレスは???
いつもつけてたじゃん!

それに首の絆創膏どうかしたの;!?」


私は、突然の栞の質問に言葉をつまらせた……


梨『別に何にもないよ』


栞、龍「……」

⏰:07/01/30 23:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#668 [姫x]
新センパイかっこぃぃデス.+゚。~
三ッ葉さんも自分のペースで頑張って下さぃ咐~

⏰:07/01/31 00:26 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#669 [三ッ葉]
姫サン
はい
マイペースで頑張ります
新格好良くてよかったです

⏰:07/01/31 07:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#670 [三ッ葉]
少しの間だけ沈黙ができる
龍「………無理す――」
「ねぇ、あの子が人の彼氏に手だした子だよね〜」


龍也が喋り終わる前に女子が私の方を指差して言っているのが耳に届く――…


ガタッ――…

私は、動揺して勢いよく椅子から腰をあげた    
梨『………』
女子「昨日……トイレの前で私見たんだから!!
笙吾先輩といるところを――…」

見られてたんだ……

私の顔がこわばった

⏰:07/01/31 07:57 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#671 [三ッ葉]
栞「は??
あんた何いってんの??
嘘ついてんじゃないの?」
栞が席をたって女子の前まで歩いていく――…

女子は一年で同じ学年だった………


女子「嘘なんかじゃない!トイレの前で――…ッ」


や………め…て

や……めて

梨『ゃだ……思い出したくない……』

私は、小声で言った

絆創膏を貼った噛み跡がまた痛みだす―…

ズキンッ

⏰:07/01/31 08:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#672 [三ッ葉]
そんな気持ちとは、裏腹に女子は口をあけて何か言おうとしていた―…

食堂に人が集まりだす
その中には新先輩の姿もあった――…


女子「あの子最低だよ??
何でか教えてあげようか?
あの子……笙吾先輩と――――』
梨『―――やめてぇッ!!』

私は、両耳をしっかり両手で塞いで避けんだ――…


食堂に響き渡るくらいの声で…………

⏰:07/01/31 08:11 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#673 [三ッ葉]
女子はきょとんとした表情をして、にやりと笑みを浮かべた――…

女子「言わないであげよっか???」

コツコツ……

私の前へ足音をたてながら近づいてきた


私は、さっきの質問に目をそらして首をたてにふった………

女子「………そっか………でも――――!!」

突然女子が私の絆創膏に手をかけた――…!!

梨『――いやッ…』
 ―――ビリッ―――

⏰:07/01/31 08:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#674 [我輩は匿名である]
失礼
>>1ー100
>>101ー200
>>201ー300
>>301ー400
>>401ー500
>>501ー600
>>601ー700

⏰:07/01/31 11:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#675 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700

⏰:07/01/31 11:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#676 [三ッ葉]
匿名さん
アンカー有難うございます
めっちゃ嬉しいです

⏰:07/01/31 15:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#677 [三ッ葉]
剥がれた絆創膏がヒラヒラと宙を舞って床に落ちる


梨『あ………』

私は、片手で噛み跡を隠そうとした


ガシッ

女子「隠そうとしたって無駄よ!!」

その腕は、頑丈に掴まれ身動きできなくなった…


「あれ…キスマーク……よ…ね??」


まわりにいた人が口を押さえながら言った

⏰:07/01/31 15:47 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#678 [三ッ葉]
梨『………』

私は、目をキツくつむった
こんな行為で周りから逃げられるわけじゃないのに――……

フッ


私の腕が突然自由になった
新「放せよ」

目を開けると新先輩が女子の腕を掴んでいた

新「梨緒……行くぞ」

グイッ……

⏰:07/01/31 15:51 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#679 [三ッ葉]
私は、周りの視線と声の飛び交う食堂から新先輩によって逃げ出した――…


━━━━━━…………
…………………

来たのは2-Aのクラス

新先輩と笙吾先輩のクラスだった――…

何の音もしない教室
誰もいないからだ……


私は、新先輩がだしてきた椅子に腰を降ろした……

⏰:07/01/31 15:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#680 [三ッ葉]
新「やっぱ笙吾だったんだな…………」


梨『分かってたんですね…………??』


新「このマークは……笙吾が無理矢理か??」


新先輩は膝に置いた手をグーにしていた

その手には力が入っていて、震えている

新先輩の目から怒りがみえていた


梨『ち……がいま…す』

⏰:07/01/31 16:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#681 [三ッ葉]
新「………まじかよ…」


梨『………』


"そうです"
の一言が言えなかった…

言ってしまったら
新先輩が笙吾先輩に何かしてしまいそうな気がしたから――――……


二人の仲が悪いところなんてみたくなかったから


新先輩は、辛そうな表情をしていた――…

ガタッ

梨『私……自分のクラスに行きますね……』

⏰:07/01/31 16:06 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#682 [三ッ葉]
新「………」

新(まじでキタ……
俺……勝ち目ねぇじゃん

…………

辛そうな新先輩を見ていられなくて
私は、教室から素早く立ち去った


いつのまにか
嫌な事から目をそらすことに慣れてしまっていた―――……………


――――誰よりも最低な人間だ……

⏰:07/01/31 16:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#683 [三ッ葉]
ドクンッ

自分のクラスに向おうと階段を降りる途中に笙吾先輩にあった――……    

梨『…………』

お互いの体は動かなくなった―――

そんな時…
女子「あ〜笙吾ッ!!
こんな女の子に手だされたって嘘だよね??」    
四人の女の先輩達が笙吾先輩に駆け寄ってきた

私にいやがらせをした先輩達だ―…        

笙「黙ってくんね〜かな??」

笙吾先輩は笑顔で答えた

⏰:07/01/31 16:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#684 [三ッ葉]
女子「やっぱり、こんな子相手にする訳ないよね
こ〜んなことしても――…」


ある一人の女の先輩が私の体を人差し指で軽くついてきた…………


梨『こっから落とす気ですか………??』
女子「まさかッ!!
冗だ―――――えッ??」


ガクンッ………

私の体のバランスが急に崩れて傾く――……


梨『………』

私はもがきもせず、
そのまま体を力に任せた――…


いっそのこと落ちちゃって傷ついた方がいい――……

⏰:07/01/31 16:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#685 [三ッ葉]
更新は夜にします

ぜひ感想くださると嬉しいです
    感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/

⏰:07/01/31 16:32 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#686 [三ッ葉]
笙「梨緒ッ―――!!」

ドサッ


私は、先輩の声と共に階段からずり落ちた――…


梨『う……ッ……!!』

頭を強打してしまって意識が朦朧とする―…


あれ…?
何故か体は痛くない――…
どうし……て?

スッ――!!        
目を開けると…………

⏰:07/01/31 21:35 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#687 [三ッ葉]
笙吾先輩の体が私の体を包み込んでいた――…


梨『ど……して…』

笙「…………」


笙吾先輩は目を開かなかった――……

梨『しょ…ぅ……』

フッ―…


先輩の名前を呼び終わる前に意識を失った………

先輩の心地よい温もりに包まれたまま――…

━━━━━……
━━━━━━………

⏰:07/01/31 21:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#688 [三ッ葉]
………………………
…………………
梨『んんッ……』

目を覚ますと私の顔を覗きこむ新先輩の顔があった

新「やっと目覚めたか
頭大丈夫か??」


ズキンッ………
私は痛む頭をさすってみると、大きなたんこぶを発見した――…

強く打ったみたいだ…


梨『なんとか………』

新「そ………」

⏰:07/01/31 21:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#689 [三ッ葉]
ガバッ――…

私は、ある事が頭に浮かび上半身を起こした

周りを見渡すと自分の部屋だった


新「どうしたの……?」

梨『あ……え―…と、笙吾先輩は……??』

新「………笙吾なら自分の部屋。
体と頭強打したみてぇ
さっき目覚ましたけど…」

笙吾先輩――…

わざわざ私を庇ってくれたんだ―――…

⏰:07/01/31 22:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#690 [まぃ]
三ッ葉チャン

頑張ってね
まぃは最後まで見てるからね

⏰:07/01/31 22:07 📱:SO702i 🆔:☆☆☆


#691 [三ッ葉]
梨『私……ッ――』
新「……行ったら?」


新先輩は、私に顔を向けないままそういった


梨『……はい』



私は、笙吾先輩の部屋へ行くため自分の部屋をでた

⏰:07/01/31 22:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#692 [大空]
失礼します
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700

⏰:07/01/31 22:09 📱:W41K 🆔:☆☆☆


#693 [三ッ葉]
まいちゃん
最後までみてくれるなんて嬉しいなッ

まいちゃんの優しさに三ッ葉泣いちゃいます

⏰:07/01/31 22:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#694 [三ッ葉]
大空さん
初めまして
細かいアンカーどうも有難うございます

とっても嬉しいです
頑張ります

⏰:07/01/31 22:11 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#695 [三ッ葉]
私がドアの前に立ったとき
ガチャッ――…


亜「あッ……!!梨緒ちゃん目覚めたんだ!!
良かったあ〜」

亜梨沙先輩がでてきた…


梨『心配かけてすみませんでした…………;;』

亜「大丈夫ッ!!
私、用事あるから一旦自分の部屋へ戻るね」


と、言って亜梨沙先輩は去っていった

⏰:07/01/31 22:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#696 [三ッ葉]
ずっと亜梨沙先輩が笙吾先輩の傍にいてたんだ……

私……
行かなくてもいいのかも――…


でも、お礼ぐらいしなきゃ………


なんでだろう?

凄く笙吾先輩の顔が見たくなる――…       

ペタッペタッ……

私は部屋の中へ――…

⏰:07/01/31 22:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#697 [三ッ葉]
笙「梨緒……」

ベットに横になっていた笙吾先輩がいた


梨『先輩……ごめんなさいッ………!!』

私は深く頭を下げて謝った

笙「いいって……梨緒は大丈夫なのかよ??」

先輩は私の手を握って軽く微笑んだ


梨『笙吾先輩のおかげで平気ですよ??
私なんかの心配より……自分の心配してください』

⏰:07/01/31 22:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#698 [三ッ葉]
私も先輩の手を握りかえした――…


笙「そうだな……
あのさ、いつも泣かせてごめん………ッ…
お前苦しめてわりぃッ…」

笙吾先輩は顔をくしゃくしゃにして言った


梨『何で…そんな事言うんですかッ……
大…丈夫ですよ?』

私は涙をこぼした……  
笙「約束……本当にお前…覚えてる??」

梨『当り前じゃないですか………』

⏰:07/01/31 22:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#699 [三ッ葉]
笙「嘘つくなって…」

先輩は私の手をより強く握ってきた………


梨『嘘じゃないです!!
私ッ……信じてたから誰とも付き合わなかったんですよ…………??』


笙「潤って奴は??」

梨『なんにもないですよ………友達、です』

先輩は、ほっとした顔をしてから―…手を優しく握り直してきた………    

笙「そ…っか…
あのさ、助けたお礼として聞いて欲しいことあんだけど……………」

⏰:07/01/31 22:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#700 [三ッ葉]
梨『何ですか??』


笙「俺が……俺が眠るまで手つないでて……??」

梨『は……い…』

………………
……………………

先輩は眠りについてしまった――…

私の手は笙吾先輩の手を握ったまま――…


ふと、先輩の机の上に目をやると、思わぬものを見つけてしまった!!

梨『!!!!』

⏰:07/01/31 22:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#701 [三ッ葉]
ずっと前に笙吾先輩にビリビリに破られた写真が
セロハンテープで貼り付けられたもの―――……


ぐしゃぐしゃだけど、元の一枚の写真



私は、なぜか嬉しくなった――…


ずっと………
幸せが続けばいいのに―――………

⏰:07/01/31 22:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#702 [三ッ葉]
━━━━━━………

でも、そんな訳にはいかない……………


ガシャッ……ガキッ……


私の想いの行方を自分で壊すことになるなんて――…
それがこの後に起こる事だなんて―――…

まだ今の私は知らない……

━━━━━━…………

⏰:07/01/31 22:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#703 [三ッ葉]
ガチャツ………

亜「…………」

亜梨沙先輩が部屋に無言で入ってきた―…

パッ――


私は、見つからないように笙吾先輩の手から自分の手をそっと離した………

亜「……梨緒ちゃん…笙吾寝てるの??」

梨『あ……はい
私、邪魔なので失礼しますね!!』

足を動かした…

亜「まって!!」

⏰:07/01/31 23:16 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#704 [三ッ葉]
…………………
私は、今……亜梨沙先輩の部屋にいる――…


同室の人は今はいなかった――…


亜「あのさぁ……噂って本当の事……な…の??」

これが亜梨沙先輩が口を開いてでてきた言葉だった

    ドクンッ…

亜梨沙先輩の耳まで届いちゃったんだ――…

梨『………』

私は、何も答えられなかった

⏰:07/02/01 01:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#705 [三ッ葉]
亜梨沙先輩が話たい事がある―――――
と、言ったので来てみたら……
やっぱり思っていたどおりの事を聞かれた


亜「きっと本当なんだね……………
私さ、笙吾の事……中一の頃からずっと好きだったんだ………」


梨『え…………?』


亜「でも、笙吾にはずっと想いを寄せてる人がいた………
それは―――」

⏰:07/02/01 01:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#706 [x心愛x]
めッッちゃ面白ぃデスy(*シ>∀<~)*~~笑

頑張ってさぃなぁ_~

⏰:07/02/01 07:07 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#707 [大空]
やっといままでの全部読みました


すごくおもしろいです 続きも期待してます

⏰:07/02/01 14:43 📱:W41K 🆔:☆☆☆


#708 [三ッ葉]
心愛ちゃん
見てくれてありがとう
また、暇がある時にでも更新するのでよろしくです

⏰:07/02/01 20:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#709 [三ッ葉]
大空さん
全部読んでくださって有難うございます

期待に応えられるか分かりませんが頑張りますネ

⏰:07/02/01 20:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#710 [三ッ葉]
亜「自己紹介した時にすぐに分かったの………

楠未………梨緒。」   

亜梨沙先輩が私の名前を
聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟いた


私…………の名前??



亜「梨緒ちゃん……
笙吾が想い続けた人は
梨緒ちゃん………
………あなたなの」   

―――――え。

⏰:07/02/01 21:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#711 [三ッ葉]
亜梨沙先輩からでてきた言葉によって
私の心臓は、止まりそうになった――――……

    ズキンッ

普通は嬉しいはずなのに……今は心が痛いだけだった

だって今は……
笙吾先輩の隣には
ちゃんと亜梨沙先輩がいるじゃない――………   
梨『………』


亜「私……それを知ってたから…それまで告白できなかった……」

⏰:07/02/01 21:35 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#712 [三ッ葉]
亜「でもッ……
気持ちは押さえられなかったの………
忘れたくても忘れなくて――――……」


亜梨沙先輩の顔が歪み始めた…………

目には溢れんばかりの涙が溜まっている


亜「そして、告白…した――――……

私が全部変えてあげるから…………

気持ちを変えてあげるから…………

って笙吾に言ったの…」

⏰:07/02/01 21:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#713 [三ッ葉]
梨「………」

私は、何も言うことができなかった………


ガシッ……

亜梨沙先輩の綺麗な手が私の両腕をつかんだ


亜梨沙先輩の顔は、今までに見たことがないくらい涙で濡れていて……

心の痛みを表していた

亜「でも……やっと付き合えたのにッ――…
不安で押しつぶされそうなのッ………!!!」

⏰:07/02/01 21:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#714 [三ッ葉]
亜「私じゃ……変えられないのっ???

笙吾は、私と付き合ってるのに………
いつだって梨緒ちゃんの事考えてるようにしか見えないのッ…」


亜梨沙先輩の目からこぼれる涙が私の服の上に無数のシミをつくっていた


亜「こんな事言うなんて最悪だッ……けど……
梨緒ちゃん……

笙吾をとらないで――…


お願い――……」

⏰:07/02/01 21:51 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#715 [三ッ葉]
……………
私は――…
いろんな人を傷つけてばかりだ………………


自分は傷ついたって構わない


もぅ……人を苦しくさせるのは嫌だよ……


だから―――――


梨『亜梨沙先輩……泣かないでください……

私が………
笙吾先輩と上手くいくように協力します……から』


私は、唇を何回か噛み締めながら擦れた声で言った

⏰:07/02/01 21:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#716 [三ッ葉]
亜「でも…………

梨緒ちゃんの気持ちは?
笙吾のこッ……と――」

梨『好きじゃな…いですよ』


亜梨沙先輩が話終える前に答えた――…


亜「…………ッ!!
ごッ……めんなさ、い
ごめんな………さい!!!」

亜梨沙先輩は、何回も涙を流しながら私に頭を下げて謝ってきた…………   

梨『……大丈夫です!!』 

⏰:07/02/01 22:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#717 [まあ]
失礼します!
>>>1-100
>>>101-200
>>>201-300
>>>301-400
>>>401-500
>>>501-600
>>>601-700
>>>701-800

⏰:07/02/01 22:14 📱:P701iD 🆔:☆☆☆


#718 [まあ]
うえミスりました

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:07/02/01 22:15 📱:P701iD 🆔:☆☆☆


#719 [三ッ葉]
まあサン
お久しぶりです
アンカー有難うございます後で更新しますネ


読んでくださってる方がいればコチラに
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/
感想くださると嬉しいです

⏰:07/02/01 23:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#720 [三ッ葉]
>>716から

……………………
………………………

私は、涙を堪えながら亜梨沙先輩の部屋からでた


パタンッ………


鍵の閉まっていない部屋に入る――…

自分の部屋ではない…
笙吾先輩と新先輩の部屋…

そこには、すやすやと眠る笙吾先輩と
ベットの上で雑誌を読んでいる新先輩がいた………

⏰:07/02/02 01:18 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#721 [三ッ葉]
新「………」

新先輩は、私に一瞬だけ視線を移して何も言わずにまた雑誌を読み始めた――…
………

私は、ある物に静かに手をかけた……

それを持って部屋からでるためにドアへと向う


新「……梨緒」


そんな時、後ろから新先輩の声が聞こえた――…

⏰:07/02/02 01:26 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#722 [三ッ葉]
梨『おじゃましました……………』


私は、振り向かないでそのまま部屋からでていった

振り向けなかった――…


また――…

泣いちゃってるから…



私は、何でこんなに泣き虫なんだろ??       
いつから泣き虫になっちゃったんだろ……

⏰:07/02/02 07:51 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#723 [三ッ葉]
━━━━……
夜………………


龍也が寝息をたてた頃――…


ビリッ……ビリビリッ…


梨『……ッ……グスッ』


私は、声を押し殺して泣きながら取ってきた写真を破った…………


それをごみ箱へ捨てて……

⏰:07/02/02 07:55 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#724 [三ッ葉]
━━━━━━━
━━━━━━━━━

亜梨沙先輩が言ったとおり、気持ちは変えられるのかもしれない………



なら―――…

私が、君が愛としいと想う気持ちも

時間が経てば忘れられる…………

きっと…………


━━━━━━━━    ━━━

⏰:07/02/02 08:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#725 [三ッ葉]
それからは……

笙吾先輩には、前より話し掛けられる事が多くなって――…


その度に軽く促して避けた……………


笙吾先輩から逃げた――…


大丈夫。
いつか忘れられるよ…

⏰:07/02/02 08:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#726 [三ッ葉]
━━━━━━…………
━━━━━………

季節は、いつしか秋


紅葉で山が赤、黄、茶の色に染まるころ――…



枯れきった落ち葉のように私の心は乾いていた…… 

今日は

文化祭の日―――…

………

⏰:07/02/02 08:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#727 [三ッ葉]
首にあった跡は、すっかり消えていた


でも、
噂は広まる一方で――

皆は、悪人を見るような目で私を見るようになった



それでも深くは気にしていない様に振る舞い続けた………

⏰:07/02/02 15:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#728 [我輩は匿名である]
>>1-300
>>301-700

⏰:07/02/02 15:58 📱:D901iS 🆔:☆☆☆


#729 [三ッ葉]
匿名さん
アンカー有難うございます凄く嬉しいです

勉強があるので、今日も夜中に更新となります

この先の話を書くのにウキウキしてるので、たくさん更新しようと思ってます

読んでくださる方がいればコメントなどくださると嬉しいです

⏰:07/02/02 18:00 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#730 [りか]
はじめまして。~~この小説ぉもしろすぎてどぅしょぅかと思っちゃうくらぃはまりましたぁy勉強大変かもしれなぃケド,ぁんまり無理しなぃで頑張ってくださぃ(x。3-シ~・゜

⏰:07/02/02 18:02 📱:W41S 🆔:☆☆☆


#731 [我輩は匿名である]
めちゃハマった
何回もごめんな
>>300-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
失礼しました!

⏰:07/02/02 19:53 📱:D901iS 🆔:☆☆☆


#732 [三ッ葉]
りかさん
初めまして
はまっちゃいましたか

勿体ないお言葉くださって三ッ葉ゎとても幸せです
これからも頑張りますのでよろしくです

⏰:07/02/02 22:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#733 [三ッ葉]
匿名さん
めっちゃはまってくださって有難うございます
いぇ
何回でもかまいませんょ
と言うより、
何回でもやっちゃってください

頑張りますね

⏰:07/02/02 22:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#734 [三ッ葉]
>>727から


梨、栞「『お帰りなさいませご主人様ッ!!』」


何故こんな台詞を言っているのかと言うと――…


私達の出し物は、ありきたりな
   メイド喫茶……
になったから―…


と、いっても

男のお客さまには女、
女のお客さまには男が接待するようになっている

⏰:07/02/02 22:36 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#735 [三ッ葉]
栞「う――……;;」


栞が浮かない顔をして、うめいた………


梨『栞ッ……??
どうしたの??』


栞「龍也格好良すぎる…………だから、周りに女の子いっぱいいるし―――
何か不安で……」


そんな時――…
私はある事に気付いた

梨『大丈夫!!
だって―――――』

⏰:07/02/02 22:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#736 [三ッ葉]
龍「栞ッ…そんな顔して何かあった……??」


龍也がお客をほったらかして栞の元へ駆け寄ってきた……………


栞「あ……もぅ…何でもないよ!!」

栞はすぐに笑顔になった


栞「龍…也の…タブリエ姿格好良いな……////」


龍「ありがと
栞も良いと……思う///」

そう言って龍也は仕事に戻っていった………

⏰:07/02/02 22:59 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#737 [三ッ葉]
二人ともいい感じ!!

栞「梨緒……あたし…今日告白する!!!」

栞は顔を真っ赤にして言った


梨『うん!!頑張れッ……』

私は、栞の両肩をポンッと叩いて応援した……   

栞「ありがとう!!」

⏰:07/02/02 23:02 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#738 [三ッ葉]
……………………
………………………

男子達は、タブリエ
女子達は、メイド服に猫耳
という衣裳――…


栞はいつもより可愛いらしくなったし、
龍也は、タブリエを来ていつもより大人っぽく見えた――…


私もいつもと違うように見えてたりするのかなぁ??

な〜んて、考えながら仕事をしていた

ガシッ……

⏰:07/02/02 23:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#739 [三ッ葉]
急に誰かに腕を掴まれて振り返った――…

梨『………』


そこにいたのは、
笙吾先輩でも新先輩でもなかった――…


まったく知らない男の人――――……


「へぇ〜君が楠未 梨緒かぁ………」

私の胸につけている名前入りのワッペンを見て、
怪しい笑みを浮かべながらその人は口を開いてきた…………

⏰:07/02/02 23:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#740 [x心愛x]
來ちゃいましたーー印咐~

勉強お疲れ様デスN
先輩xx

(*シuvuヌ)⌒~ 体に気を付けて*゜

⏰:07/02/03 00:03 📱:W42K 🆔:☆☆☆


#741 [三ッ葉]
梨『誰ですか……??』


陽「あ―…俺??
新橋 陽介っつうんだけど〜
あッ!笙吾や新と一緒のクラスでサッカー部だよ!!」


私は、その人から離れようと後退しようとした

が、腕を離してくれないので動けなかった………


陽「逃げちゃ駄目だよ?」

……

⏰:07/02/03 00:07 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#742 [三ッ葉]
心愛ちゃん
来てくれて有難うございます

嬉しいです

体にもちゃんと気を付けますネ

⏰:07/02/03 00:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#743 [三ッ葉]
梨『………ッ』

何だか少し恐かった


陽「君が、女に興味を持たないあの新を引き付けてる子かぁ〜〜
それと―――…

人の男に……
亜梨沙がいる笙吾に手だしたって噂がたってる子だよね〜??」


ドクンッ…………


陽「純粋で可愛い顔しといて、結構黒いんだ〜」

陽介先輩は、笑っている

腕も離してくれない……

⏰:07/02/03 07:02 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#744 [三ッ葉]
梨『…ッ…や…めてください……!!!』

私は、陽介先輩の私を掴む手に触れて小さな声で言った…


ここには、たくさんの人が来て楽しんでいるために、大きな声をだせなかった 

陽「まだ離さないよ」

その時隣にいてた男の先輩が………

「楠未 梨緒ってあの噂の奴だろ〜
あんま関わんなよ…
人の男に手だすとか、魔性の女じゃん……」

⏰:07/02/03 07:14 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#745 [三ッ葉]
ズキンッ………

早くこの場所から立ち去りたい―――…


陽「魔性……ね
俺は結構好きなタイプなんだけど――――なッ!」


グイッ――

梨『……ッ…!!!』


陽介先輩が私のあごを引っ張って、私の顔を自分の目の前に近付けた……


動くと唇が触れてしまいそうなくらい近い距離……

⏰:07/02/03 07:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#746 [三ッ葉]
陽「ねぇ……笙吾と新の心をうばっちゃったみたいに
俺の心も奪ってよ……梨緒ちゃん??」


陽介先輩は、にやりと笑った…………


私の顔がこわばっていく――…


周りにいる男やメイド役の子達の数人の視線が感じらる――…        

私は、唇を噛み締めた

まだ動けない……

⏰:07/02/03 07:27 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#747 [三ッ葉]
グイッ―――!!

突然私の体が後ろから引っ張られた

陽介先輩は、腕を掴んでいるので私の体はある地点で急に止まった


笙「陽介……梨緒に何してんだよッ……!!」


私が後ろに振り返った時に、笙吾先輩が怒鳴った


笙吾先輩の後ろには新先輩がいて、陽介先輩を睨んでいた………       

皆の視線がこちらに集まる――…

⏰:07/02/03 07:36 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#748 [三ッ葉]
陽「二人して怒んないでよ〜〜;;笑
ただ、梨緒ちゃんにひかれただけだからさッ」

陽介先輩は、友達と席を立った


陽『お勘定お願い〜』

私の腕を引っ張ってレジまでいく……


私は、会計をしてお釣りを渡した

陽介は、教室から出るときに振り返った

⏰:07/02/03 07:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#749 [三ッ葉]
陽「二人がこの子になんでひかれたのか何でか分かるわ………

"またね"
可愛いメイドの子猫ちゃん☆」


そう言い残して去っていった……         

またね……
っていつかまた会うの?


ガヤガヤ……

静まりかえった教室は、再びにぎわいだした    

笙「梨緒ッ…何かされたのか??」

梨「大丈夫です……それに笙吾先輩には…関係ないです!!」

⏰:07/02/03 07:52 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#750 [三ッ葉]
笙「関係ねぇことねぇだろ……」

梨『………』

二人の間に沈黙がつもる



栞「梨緒ッ……店番交代だよ☆
遊びにいけるよ!!」


栞が私に飛び付きにきた


龍也も現れる

⏰:07/02/03 07:57 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#751 [三ッ葉]
新「龍也、いつもより大人っぽく見える」


龍「まじっすか??」

龍也は笑った……


龍「あの……お願いがあるんですけど――…」


笙、新「何??」


龍「栞と回っていいですか??」

龍也は、少し頬を赤くした

栞「えッ……!!!」

栞は真っ赤になる

⏰:07/02/03 08:01 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#752 [三ッ葉]
新「いいよ」
笙「いってらっしゃい☆」
二人の顔はにやけている


龍「栞ッ行くぞ………!!」

龍也は栞を手で招いた

栞「うんッ☆」

栞は特別に幸せそうに笑って龍也とでていった   

恋って楽しいものだよね――――…

何で私は…………

⏰:07/02/03 08:06 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#753 [三ッ葉]
取り残される私と、笙吾先輩と、新先輩……


梨『新先輩ッ!!
一緒にまわりましょッ』

新「お…ぅ……」

笙「………」

私は、新先輩を引っ張ってでていく……


梨『笙吾先輩は、亜梨沙先輩とですよッ!!
ちゃんと誘うんですよ☆』

そう言って………

⏰:07/02/03 08:11 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#754 [三ッ葉]
私と新先輩は、人の行き交う廊下を歩いた……


梨『………///』

私は恥ずかしかった

なぜなら
メイド服のままで回らないといけないから;;

せめて、猫耳だけ外そうとした


新「つけとけよ……
ご主人様命令!!笑」

梨『え〜〜ッ!』

とか、言いつつ付けとくままに…………;;

⏰:07/02/03 08:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#755 [三ッ葉]
いろんな場所をまわった


途中で栞と龍也

笙吾先輩と亜梨沙先輩にあった……


気が付くと夜で前夜祭が始まる――…


この学園は、
楽しむ時は、楽しめ!!
がモット――!!

前夜祭では、綺麗な洋風の室内で踊ることになっています!

⏰:07/02/03 08:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#756 [三ッ葉]
私は栗色の長い髪の毛先を巻いて、真っ白なふわふわのドレスを来た

足には銀色の靴

胸元には、潤からもらって壊れてしまったネックレスを自分で直して付けている……………       

キィ………


装飾のついたドアを開けると、シャンデリアが照らす綺麗な部屋が私の視界を輝かせた――…      
梨『す…ごい…』

⏰:07/02/03 13:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#757 [三ッ葉]
中には、既にたくさんの人がいた………

栞は、淡い黄色のドレス
を着ていた


横には正装した龍也がいて、二人は手を握っていた


梨『…もしかして』

龍「付き合っちゃわりいかよ???」

梨『全然いいよ!!
邪魔者は去りますね〜』


栞は、すごく幸せそうに笑っていた……

おめでとう


私は、適当に歩いた

⏰:07/02/03 13:14 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#758 [三ッ葉]
…………
私も想いを伝えないといけない―――…

そう思った



私は、笙吾先輩を探してドレスを裾を揺らしながら歩く――…        
笙吾先輩……どこ??


「梨緒ッ……!!」

私は誰かに呼び止められる
梨『先輩………』

⏰:07/02/03 13:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#759 [我輩は匿名である]
どっち[ホ気になるぅ

主さんx
面白いです`
新先輩かっこぃぃx主さんのペースで頑張ってください~

⏰:07/02/03 13:30 📱:W31K 🆔:☆☆☆


#760 [三ッ葉]
新「ハァ………やっと見つけた……やべぇ……////
梨緒…白にあうな」


新先輩が息を軽くきらして私の元へ来た……

先輩は手で顔を隠して言うので、顔が見えない


周りの人の視線が集まる


梨『あ……有難うごッざいます……////』

誉められると照れてしまう……

……………
急に周りが静かになる

⏰:07/02/03 13:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#761 [三ッ葉]
匿名さん
初めまして
呼び止めたのは、新先輩でしたぁ

新が人気ですね

面白いですか嬉しいです有難うございます

⏰:07/02/03 13:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#762 [三ッ葉]
〜♪

そして、スローテンポのしっとりとした曲調の曲が流れだす………


スッ――…

新先輩は、
私の前にひざまつき
私の片手をとって
私の目を見つめる


新「一緒に踊っていただけますか……??
………お姫さま……」


ドクンッ……ドクンッ


私は…………
私は―――…!!

⏰:07/02/03 13:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#763 [めーたん]
ぃつも見てます続きが気になるー
更新楽しみに待ってまぁす

⏰:07/02/03 13:58 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#764 [三ッ葉]
めーたんサン
いつも見てくださって嬉しいです
また更新しますね
コメント有難うございます
感想があればコチラへ
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/

⏰:07/02/03 14:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#765 [我輩は匿名である]
>>1-70
>>71-140
>>141-210
>>211-280
>>281-350
>>351-420
>>421-490
>>491-560
>>591-630
>>631-700
>>701-770
>>840-910
>>911-1000

⏰:07/02/03 14:35 📱:W32H 🆔:☆☆☆


#766 [三ッ葉]
匿名さん
アンカー有難うございます
暇があれば更新頑張りますね

⏰:07/02/03 17:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#767 [まぃ]
三ッ葉チャン

いつもxoz更新ご苦労さま

ゆっくりでいいから小説&受験頑張ってネ

⏰:07/02/03 23:34 📱:SO702i 🆔:☆☆☆


#768 [三ッ葉]
まいちゃん
丁度今から更新しようと思っていました

まいちゃんも受験頑張ってね

いつも有難う

⏰:07/02/03 23:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#769 [三ッ葉]
>>762から

梨『新先輩ッ……ちょっとすみませんッ………!!!』


ダッ…………



私は、新先輩の手を優しく払って走った―――…  


新「………」

⏰:07/02/03 23:44 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#770 [三ッ葉]
…………

梨『ハァ……ッハァ…』


私は、人込みを無理矢理かけわけて走った――…


笙吾先輩に逢いたいから…
気持ちを伝える為に――…

梨『あ……』

白いタキシードで正装した笙吾先輩が遠くを見つけた

⏰:07/02/03 23:54 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#771 [三ッ葉]
上のレスの最後の文を

【白いタキシードで正装した笙吾先輩を遠くに見つけた】

にして読んでくださいすみません

⏰:07/02/04 00:03 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#772 [三ッ葉]
笙「……!!」

笙吾先輩と目が合った

私の元に走ってきた……


梨『白のタキシード似合ってますね………』


亜梨沙先輩は近くにいないようだ――…

笙「梨緒も白じゃん……
まじで綺麗……///
天使みてぇッ////笑」

笙吾先輩は、少し顔を赤らめて言った…

⏰:07/02/04 00:08 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#773 [(pq¨)・゚]
ドキドキ(・∀・)

⏰:07/02/04 00:22 📱:SH700iS 🆔:☆☆☆


#774 [三ッ葉]
梨『天使……///』


すごく本当に嬉しい……

私、幸せだ……


ずっとこのままが良かったなぁ


梨『私……笙吾先輩に伝えたい事があって――…』


笙「…何……??」

私は、大きく息を吸ってから笑顔を作った

⏰:07/02/04 00:26 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#775 [めーたん]
何Aめっちゃ気になるー

⏰:07/02/04 00:28 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#776 [三ッ葉]
(pq¨)・゚サン
めーたんさん

見てくださって有難うございます
それぞれの期待どおりにいくか分かりませんが頑張りますネ

⏰:07/02/04 00:30 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#777 [三ッ葉]
………


梨『私……笙吾先輩の事が―――…

好き――………』    

でも……


でも―――………

⏰:07/02/04 00:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#778 [三ッ葉]
梨『凄く……
凄くッ…………

好き…………"でした"』


私は、言い直した


笙「………でした?」


笙吾先輩が擦れた声で聞いてくる

梨『はい。
好きでした………。』  
ぎゅッ…………

笙吾先輩が私を抱き締めにきた――…

⏰:07/02/04 00:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#779 [三ッ葉]
近くにいた周りの人は皆驚いていた………


梨『笙吾先輩………
約束解除です…………』

笙「は?意味分かんねえ……ッ…」

梨『だから――…こういう事も駄目です…』


私は、笙吾先輩の体を押して離れた――      
笙「梨緒……」


梨『私や他の女の子に簡単に触れちゃ駄目です!!』

⏰:07/02/04 00:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#780 [三ッ葉]
梨『亜梨沙先輩が不安になっちゃいます!!

自分の気持ちを大切にしてください……

亜梨沙先輩を……
大切にしてあげてください――…』


自分の気持ちを大切に…


本当の気持ちに嘘をついてる自分が言える言葉ではない――……

でも、嘘も必要な時だってある


だから――…
今はこれで良いんだよ…

⏰:07/02/04 00:57 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#781 [めーたん]
切ないね…

⏰:07/02/04 00:58 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#782 [三ッ葉]
めーたんさん
切なくなっちゃいましたネ
ごめんなさい

書いてる三ッ葉まで切なくなっちゃいます

⏰:07/02/04 01:05 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#783 [めーたん]
謝んないで下さいょ

切ないケドすごぃイィ話だと思います

これからも頑張って下さい

無理しなぃで下さいね

⏰:07/02/04 01:11 📱:SH902i 🆔:☆☆☆


#784 [三ッ葉]
梨『笙ちゃん……
本当に大好きでした!!
お幸せにッ』


とびっきりの笑顔で言った
そして
私は笙吾先輩に背を向けて足を進ませる


笙「―――ッ今はどうなんだよぉ!!」


後ろから笙吾先輩の声が私の耳にまっすぐ届く

梨『……ッ…』

私は、耳を塞いで人混みの中へと走った………

⏰:07/02/04 01:12 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#785 [三ッ葉]
めーたんサン
そう言っていただけるとホッとします

はい自分のペースで頑張りますね
嬉しいです

⏰:07/02/04 01:16 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#786 [三ッ葉]
……………………    ……………

そんな二人のやりとりを
亜梨沙が二階の階段の隅で見ていた事に
誰も気付いていなかった


亜「梨緒ちゃん……

…………笙吾ッ」


………………
……………………

⏰:07/02/04 01:19 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#787 [三ッ葉]
梨『新先輩ッ………』


私は新先輩の元へ戻った――…

新「遅い――…」

梨『怒ってるんですか?』

新「怒ってねーよ??
元の顔がこんななの;;

つーか、いいのかよ…?」 

梨「見てたんですか?
覗きは駄目ですよ?」

クスッ……

新先輩は笑ってからまた私の前に跪いた……

⏰:07/02/04 01:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#788 [三ッ葉]
新「今度こそ…踊ってくださいますか??
気まぐれお姫さま?」


私は、手をとった


梨『仕方ないですね
踊ってあげましょう!!

お願いします……しかめっ面の騎士様!!笑』


私達は、笑い合った……


私は誰にも心の中を知られたくなくて、笑い続けた……


私達は、テンポにのってクルクルと踊った

⏰:07/02/04 01:40 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#789 [三ッ葉]
周りの人が見ていても気にしなかった………


笙吾先輩が見ていても気にしないようにした…




笙「………梨緒…」


笙吾は誰にも聞こえない声で小さく名前を呼んだ……

そんな声は、梨緒には届かない――…

⏰:07/02/04 01:46 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#790 [三ッ葉]
━━━━………

  今日の出来事は

 今までで一番辛くて

   苦しすぎた



それでも私は……

泣かなかったよ??

━━━━━……………

⏰:07/02/04 01:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#791 [三ッ葉]
━━━━……………   ………………

   気が付くと

  私の想いの先に

   道はなかった


私が壊したから――……


私の後ろにも道はない…


私は、そこから動けず留まることしかできなかった 

一体どうしろというの?

…………………
━━━━━━━………

⏰:07/02/04 09:54 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#792 [三ッ葉]
ガチャッ………

自分の部屋のドアを開くと新先輩がいる


新「お迎えにあがりました、お姫さま……!笑」


新先輩は小さく笑う


梨『またその口調ですかぁ??』


新「なんかはまった!
梨緒………行こ」

梨『はい!!!』

⏰:07/02/04 10:10 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#793 [三ッ葉]
文化祭は二日にわたって行われる

今日は、その二日目で
イベントが多い日


私の周りは

    栞と龍也
 笙吾先輩と亜梨沙先輩

と、付き合ってる人なので残った新先輩と私は、
一緒にまわる事になった


新「それじゃあ、仕事あいたこの時間にあそこへ集合しろよ」

梨『分かりました』


私達は、それぞれの出し物の仕事に向かった……

⏰:07/02/04 10:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#794 [三ッ葉]
………………………
…………………

仕事が終わり、新先輩の姿を集合場所で探していた

格好は、仕事のままで
猫耳とメイド服だ;;;

新「こっち」

後ろにいた新先輩が私に向かって手招きをする


新「手みせて?」

スッ――…

私は、手を言われるままに差し出した


ギュッ………      
梨『え………』

⏰:07/02/04 10:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#795 [三ッ葉]
新「……恋人ごっこ」


新先輩は子供みたいに嬉しそうに笑って、手を握ってきた――――………


梨『いいかもしれませんね…………』


私は、何も思わなかった

気持ちを失った後だから……………


二人で手をつないでまわった


もちろん視線が集まった

⏰:07/02/04 10:26 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#796 [三ッ葉]
私がストロベリーのアイスを買いに行ったとき―…

「カップルですか??
ラブラブですね!!!!」


と、優しそうな三年の先輩に言われた


新「有難うございま〜す」

梨『あっ……新先輩!!』


慌てる私を見て新先輩は笑った………

⏰:07/02/04 10:30 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#797 [三ッ葉]
イベントが行われるころ………………


「あの〜イベント参加者が少ないので、出てもらえませんか??」

と男の人がチラシを差し出す

私は、チラシに目をとおした

梨『えッ………!!!!』

新「いいよ、参加する」


新先輩は、無理矢理私を引っ張ってステージ裏へ  

私は、戸惑った

⏰:07/02/04 10:34 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#798 [まー]
毎日見てますめっちゃぃぃですね切なくて前の自分と似てて涙がとまりません今日ゎ何時頃更新しますか

⏰:07/02/04 14:37 📱:SH903i 🆔:☆☆☆


#799 [三ッ葉]
まーサン
初めまして
毎日見てくださって有難うございます
似たような経験をされたのですか切ないですネ

泣いちゃいましか
ハンカチ届けましょうか
こんな作品でも気持ちを感じてくださり感謝です

⏰:07/02/04 14:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#800 [三ッ葉]
まーサン
何時に更新するかは感想板に書き込みしたいと思うので来てくださあい

こちらです
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/

他に読んでくださっている方がいればコメントくれると嬉しいです

⏰:07/02/04 14:47 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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