゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#7 [三ッ葉]
私が立っていると……
「楠未 梨緒さんっ。ここにいましたか……あなたに言いたい事がありまして………。」
少しポッチャリとした優しそうな男性="校長先生"が申し訳なさそうな顔をして声をかけてきた―。
梨『何ですか??』
校「実は……あなたの入学手続きが周りより急だったために、部屋がちょっと………;;」
なんだか嫌な予感がする――。
:07/01/04 15:20 :N902i :☆☆☆
#8 [三ッ葉]
…………。
聞きたくないけど、聞くしかないっ!!!!!
梨『ちょっと……??』
問い掛けてみる。
校「ここは二人一部屋で使ってもらっていますが、女子の部屋にあまりがないので………」
梨『ので………??』
また問い掛ける。
校「申し訳ないですが…」
ガチャッ―――
校長が話している途中に私の前のドアが開く…。
:07/01/04 15:27 :N902i :☆☆☆
#9 [三ッ葉]
?「梨緒……???」
急に男子生徒が顔をだして私の名を呼ぶ……。
なんで私の名前をしってんの!??
心の中は驚きでいっぱいだった。
私は、その男子生徒の顔に見覚えがある……。
?「誰か覚えてねぇの?」
その声と同時に思いだした!!!!!
梨『――和佐 龍也ッ!!??』
私は思わず指をさして大声をだしてしまった!!
:07/01/04 15:33 :N902i :☆☆☆
#10 [三ッ葉]
龍「あったりぃ〜♪」
龍也は笑顔でそう言う………
龍也は私の小さい時の友達だ
何で私の部屋に龍也がッ―――!???
すっかり混乱しきった頭の中を整理させて考えていく―……。
まさかッ!!!
:07/01/04 15:38 :N902i :☆☆☆
#11 [三ッ葉]
梨『…校長先生ッ!!
どういう事で……ッ!!…』
あわてて振りかえるとそこには校長先生はいなかった…………。
あんの"ハゲッ"!!!
今度は怒りでいっぱいになった。
:07/01/04 15:41 :N902i :☆☆☆
#12 [三ッ葉]
でも、よく考えると私の入学手続きだすの本当に急だったし……………こっちが悪いかぁ…。
仕方ない…
私は深呼吸を大きくしてから荷物をもって部屋に入ろうとした。……ら、
龍「荷物、もう中にいれたからぁ〜」
部屋の中からそう言う龍也の声が聞こえた。
私は渋々部屋のなかへ足を一歩ずつ踏み入れた―――
:07/01/04 15:46 :N902i :☆☆☆
#13 [三ッ葉]
梨『わぁッ!!!』
部屋は思っていたよりも広く綺麗だった。
部屋に置いてある机に龍也がお茶の入ったコップを二つだし、
龍「まぁ、飲めよ〜」
といって手招きする。
私は言われるがまま机の前で座りお茶を一口飲んだ。
少し心が落ち着いた……。
:07/01/04 15:50 :N902i :☆☆☆
#14 [三ッ葉]
龍「まっ、俺から簡単に説明すると
女子で余ってる部屋もねぇし、他でも部屋があまってねえ。
俺んトコがたまたま人数の関係で一人しかいなくて、梨緒と知り合いだったからこの部屋にまわされたってこと!!!!!」
龍也は淡々と口調でしゃべる…………平気なのかな??
:07/01/04 15:54 :N902i :☆☆☆
#15 [三ッ葉]
梨『龍也は平気なの??』
龍「俺はなッ!!」
梨『何でッ??』
龍「お前みたいな幼稚体系なやつ女なんかにみれねぇし!!笑」
梨『何それッ!??
ムカつくしッ!!怒』
私は顔をしかめた。
龍也ってこんなやつだったっけ……??
昔は私にいつもくっついてきて、泣き虫だったのにぃ………
これじゃあ、まるで…
龍「形勢逆転だろッ☆
昔とは違うよん。」
急に口をだし、私にむかってウインクする。
私の考えてる事すべておみとおしされていた。
:07/01/04 16:16 :N902i :☆☆☆
#16 [三ッ葉]
梨『あたしも龍也なんか男なんかに見えないもんッ!!!!!』
と、反抗すると
龍「はいはい。
早く荷物とかだそ〜ねぇ」
と大人っぽく振る舞われて流された……。
私、子供みたいでかっこ悪…。
:07/01/04 16:20 :N902i :☆☆☆
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