゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#525 [三ッ葉]
だが――――
ガシッー!!
ズルズル………
新先輩に引き戻され、無理矢理学園の中へ……
私は、もがいた
でも、さすが新先輩は男!!
叶うはずもない;;;
:07/01/25 20:53 :N902i :☆☆☆
#526 [三ッ葉]
廊下を引きずられる…
梨『今、授業の途中ですしッ………!;』
新「うん」
梨『私、目腫れちゃって顔不細工ですしッ……!;;;』
新「うん」
梨『うんっ……て;;それはそれで…ちょっとひどくないですかぁ!!!』
新「………
:07/01/25 20:58 :N902i :☆☆☆
#527 [三ッ葉]
新「十分可愛いんじゃねぇの………」
梨『え…?』
新先輩の口から出てきた以外な言葉に情けない声をもらしてしまう―…
新「いっ……今の嘘だからな!図に乗んなよ…//」
いつも冷静な新先輩の口調が慌ただしかった
:07/01/25 21:50 :N902i :☆☆☆
#528 [三ッ葉]
梨『それくらい分かってますよ!!』
私は、舌をべーっとだして言った
新「ならいい…//」
新先輩はこっちを向いてくれない
耳たぶが少し赤くなっているのは……
私の勘違い
かな??
ピタッ
:07/01/25 21:55 :N902i :☆☆☆
#529 [三ッ葉]
新先輩は足を止めた…
ある場所に目をやると
1-E
と書かれたものがあった
私のクラスだ……
ガラッ――
私が一息付く間もなく、新先輩が扉に手をかけてしまった;
:07/01/25 21:59 :N902i :☆☆☆
#530 [三ッ葉]
先生「お前…二年の滝川か。今は授業中だぞ!」
新「お届け"者"があるんで――…」
そう言ってる途中で私の腕を掴んで動きだす
新「お前の席ここ?」
開いてる席を指でさして私に聞いてきた…
梨『……』
私は、何も言わずに頷いた
:07/01/25 22:04 :N902i :☆☆☆
#531 [三ッ葉]
新先輩は、椅子を引いて私をそこに座らせた
そして………
新「いい子にな。
笑顔にしてろよ〜!!」
と一言いって、私の頭を撫でながら笑った……
あ……
新先輩のこんな優しくて明るい笑顔今までみたことない………
いつも
大人のように軽く笑うから――…
:07/01/25 22:10 :N902i :☆☆☆
#532 [三ッ葉]
太陽の光で余計に眩しい笑顔だった……
心が落ち着くような笑顔だった――…
私は
重い目蓋を動かして
笑った――…
新「よし!」
それだけ言うと何事も無いような余裕の表情で
スタスタと教室を去っていった……
:07/01/25 22:13 :N902i :☆☆☆
#533 [三ッ葉]
先生は、すぐに授業を再開した――…
………………
………………………
新先輩の笑顔
本当に落ち着く…
笙吾先輩なら
大きく口を開けて笑くぼをつくりながら
無邪気に笑うんだろうな……………
少し前まで辛さは少しずつ癒えていった――…
:07/01/25 22:18 :N902i :☆☆☆
#534 [三ッ葉]
いや……
そう感じただけ。
――――安らぎは、
一瞬のもの
長くは続かない……
そんなこと分かりきっていたのに――…
:07/01/25 22:21 :N902i :☆☆☆
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