゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#655 [三ッ葉]
何分かたつと、私はトイレの鏡の前に再び立った…

涙は止まったが目が真っ赤な私が映る


首筋には、キスマークとまだ血が滲み出ている噛み跡がくっきり残っていた――…



私は、それを隠すために絆創膏などをはろう、と保健室に行こうとしてトイレを出た――…       

ズキンッ……ズキン―…

⏰:07/01/30 07:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#656 [三ッ葉]
読んでくださってる方がいればコメントくださると嬉しいです
   感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/1629/
です

⏰:07/01/30 07:38 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#657 [三ッ葉]
    「遅い」

歩いていると、腕組みをしながら壁にもたれている人にそう言われた

新先輩だった…


梨『あはッ;;すみません』
私は、左手で頭をさすりながら言った


右手は、跡を隠すために首元にあり……
目は、赤くなっている

新先輩は、少し困った顔をした――…

⏰:07/01/30 19:48 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#658 [三ッ葉]
そして、片手にもっていた袋からアイスをとりだして
新「お前の所為で溶けかけてるんだよ;;」

と、ムスッとしていた


そのアイスには、チョコレート味とピンク色のアイスがあった――…

ピンク色――ッ!!


梨『ストロベリーだぁ!!』

私は、赤い目を光らせて声をあげた        

新「ほらよ」

⏰:07/01/30 19:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#659 [三ッ葉]
新先輩は、私に向かってアイスをヒョイッと投げてきた


私は、それを両手で受けた

梨『有難うございます!
私がストロベリー好きなのどうして分かったんですか??』 

屈託のない笑顔でアイスの袋を破りながら聞いた


新「俺のカン……」

新(嘘だし……
本当は、遊園地の時の話を覚えてただけだし;;

⏰:07/01/30 20:04 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#660 [三ッ葉]
梨『すごいですね!!
先輩も早く食べないと更に溶けちゃいますよ??』


私は、新先輩の顔を下から覗き込んだ


新「俺は、アイスよりこっちがいい――…」


新先輩の唇が私の唇に近付きだす――…!


ドクンッ……
    ビクンッ……


笙吾先輩との出来事が頭の中に浮かび、
唇が近づいてくるにつれて私の体が震えていく――…

⏰:07/01/30 20:12 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#661 [三ッ葉]
チュッ………


梨『――え………?』


唇が触れた……

私の唇に―――……



いや、違った…

私の頬にだった―…


新先輩は、私の首元にそっと手で触れる―…

梨『……ッ……』

⏰:07/01/30 20:15 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#662 [三ッ葉]
新「なんでここ…こんなに赤くなってんの?
血もでてるし………」


新先輩は、私の目も赤いことにも気付いていた


梨『蚊にかまれて、掻きむしっちゃって――…』
新「これ、噛み跡だろ」


新先輩は、私の目を真っすぐみて聞いてきた


私は、視線をずらしてからうつむいた       
梨『言え…ません…』

⏰:07/01/30 20:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#663 [三ッ葉]
そう言うと、私の首元から新先輩の手が離れた……


新(ぜってぇ笙吾だ…


新先輩は、チョコ味のアイスの袋を取り出して

新「俺のん食べれなくなっちゃった;;」

はにかんで笑った


梨『ふはッ……』

私は、笑った


私の手にもピンク色のアイスの雫がこぼれていた――…

⏰:07/01/30 20:53 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#664 [三ッ葉]
それから、新先輩は私を引っ張って保健室までいき、絆創膏を私の首元にはってくれた―――……


二人でいろんな少し話をしてから保健室をでた……


その頃には、赤い目も普通に戻っていた


―――…………

⏰:07/01/30 20:56 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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