゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#695 [三ッ葉]
私がドアの前に立ったとき
ガチャッ――…
亜「あッ……!!梨緒ちゃん目覚めたんだ!!
良かったあ〜」
亜梨沙先輩がでてきた…
梨『心配かけてすみませんでした…………;;』
亜「大丈夫ッ!!
私、用事あるから一旦自分の部屋へ戻るね」
と、言って亜梨沙先輩は去っていった
:07/01/31 22:17 :N902i :☆☆☆
#696 [三ッ葉]
ずっと亜梨沙先輩が笙吾先輩の傍にいてたんだ……
私……
行かなくてもいいのかも――…
でも、お礼ぐらいしなきゃ………
なんでだろう?
凄く笙吾先輩の顔が見たくなる――…
ペタッペタッ……
私は部屋の中へ――…
:07/01/31 22:20 :N902i :☆☆☆
#697 [三ッ葉]
笙「梨緒……」
ベットに横になっていた笙吾先輩がいた
梨『先輩……ごめんなさいッ………!!』
私は深く頭を下げて謝った
笙「いいって……梨緒は大丈夫なのかよ??」
先輩は私の手を握って軽く微笑んだ
梨『笙吾先輩のおかげで平気ですよ??
私なんかの心配より……自分の心配してください』
:07/01/31 22:25 :N902i :☆☆☆
#698 [三ッ葉]
私も先輩の手を握りかえした――…
笙「そうだな……
あのさ、いつも泣かせてごめん………ッ…
お前苦しめてわりぃッ…」
笙吾先輩は顔をくしゃくしゃにして言った
梨『何で…そんな事言うんですかッ……
大…丈夫ですよ?』
私は涙をこぼした……
笙「約束……本当にお前…覚えてる??」
梨『当り前じゃないですか………』
:07/01/31 22:31 :N902i :☆☆☆
#699 [三ッ葉]
笙「嘘つくなって…」
先輩は私の手をより強く握ってきた………
梨『嘘じゃないです!!
私ッ……信じてたから誰とも付き合わなかったんですよ…………??』
笙「潤って奴は??」
梨『なんにもないですよ………友達、です』
先輩は、ほっとした顔をしてから―…手を優しく握り直してきた………
笙「そ…っか…
あのさ、助けたお礼として聞いて欲しいことあんだけど……………」
:07/01/31 22:37 :N902i :☆☆☆
#700 [三ッ葉]
梨『何ですか??』
笙「俺が……俺が眠るまで手つないでて……??」
梨『は……い…』
………………
……………………
先輩は眠りについてしまった――…
私の手は笙吾先輩の手を握ったまま――…
ふと、先輩の机の上に目をやると、思わぬものを見つけてしまった!!
梨『!!!!』
:07/01/31 22:42 :N902i :☆☆☆
#701 [三ッ葉]
ずっと前に笙吾先輩にビリビリに破られた写真が
セロハンテープで貼り付けられたもの―――……
ぐしゃぐしゃだけど、元の一枚の写真
私は、なぜか嬉しくなった――…
ずっと………
幸せが続けばいいのに―――………
:07/01/31 22:45 :N902i :☆☆☆
#702 [三ッ葉]
━━━━━━………
でも、そんな訳にはいかない……………
ガシャッ……ガキッ……
私の想いの行方を自分で壊すことになるなんて――…
それがこの後に起こる事だなんて―――…
まだ今の私は知らない……
━━━━━━…………
:07/01/31 22:50 :N902i :☆☆☆
#703 [三ッ葉]
ガチャツ………
亜「…………」
亜梨沙先輩が部屋に無言で入ってきた―…
パッ――
私は、見つからないように笙吾先輩の手から自分の手をそっと離した………
亜「……梨緒ちゃん…笙吾寝てるの??」
梨『あ……はい
私、邪魔なので失礼しますね!!』
足を動かした…
亜「まって!!」
:07/01/31 23:16 :N902i :☆☆☆
#704 [三ッ葉]
…………………
私は、今……亜梨沙先輩の部屋にいる――…
同室の人は今はいなかった――…
亜「あのさぁ……噂って本当の事……な…の??」
これが亜梨沙先輩が口を開いてでてきた言葉だった
ドクンッ…
亜梨沙先輩の耳まで届いちゃったんだ――…
梨『………』
私は、何も答えられなかった
:07/02/01 01:17 :N902i :☆☆☆
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