゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#696 [三ッ葉]
ずっと亜梨沙先輩が笙吾先輩の傍にいてたんだ……

私……
行かなくてもいいのかも――…


でも、お礼ぐらいしなきゃ………


なんでだろう?

凄く笙吾先輩の顔が見たくなる――…       

ペタッペタッ……

私は部屋の中へ――…

⏰:07/01/31 22:20 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#697 [三ッ葉]
笙「梨緒……」

ベットに横になっていた笙吾先輩がいた


梨『先輩……ごめんなさいッ………!!』

私は深く頭を下げて謝った

笙「いいって……梨緒は大丈夫なのかよ??」

先輩は私の手を握って軽く微笑んだ


梨『笙吾先輩のおかげで平気ですよ??
私なんかの心配より……自分の心配してください』

⏰:07/01/31 22:25 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#698 [三ッ葉]
私も先輩の手を握りかえした――…


笙「そうだな……
あのさ、いつも泣かせてごめん………ッ…
お前苦しめてわりぃッ…」

笙吾先輩は顔をくしゃくしゃにして言った


梨『何で…そんな事言うんですかッ……
大…丈夫ですよ?』

私は涙をこぼした……  
笙「約束……本当にお前…覚えてる??」

梨『当り前じゃないですか………』

⏰:07/01/31 22:31 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#699 [三ッ葉]
笙「嘘つくなって…」

先輩は私の手をより強く握ってきた………


梨『嘘じゃないです!!
私ッ……信じてたから誰とも付き合わなかったんですよ…………??』


笙「潤って奴は??」

梨『なんにもないですよ………友達、です』

先輩は、ほっとした顔をしてから―…手を優しく握り直してきた………    

笙「そ…っか…
あのさ、助けたお礼として聞いて欲しいことあんだけど……………」

⏰:07/01/31 22:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#700 [三ッ葉]
梨『何ですか??』


笙「俺が……俺が眠るまで手つないでて……??」

梨『は……い…』

………………
……………………

先輩は眠りについてしまった――…

私の手は笙吾先輩の手を握ったまま――…


ふと、先輩の机の上に目をやると、思わぬものを見つけてしまった!!

梨『!!!!』

⏰:07/01/31 22:42 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#701 [三ッ葉]
ずっと前に笙吾先輩にビリビリに破られた写真が
セロハンテープで貼り付けられたもの―――……


ぐしゃぐしゃだけど、元の一枚の写真



私は、なぜか嬉しくなった――…


ずっと………
幸せが続けばいいのに―――………

⏰:07/01/31 22:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#702 [三ッ葉]
━━━━━━………

でも、そんな訳にはいかない……………


ガシャッ……ガキッ……


私の想いの行方を自分で壊すことになるなんて――…
それがこの後に起こる事だなんて―――…

まだ今の私は知らない……

━━━━━━…………

⏰:07/01/31 22:50 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#703 [三ッ葉]
ガチャツ………

亜「…………」

亜梨沙先輩が部屋に無言で入ってきた―…

パッ――


私は、見つからないように笙吾先輩の手から自分の手をそっと離した………

亜「……梨緒ちゃん…笙吾寝てるの??」

梨『あ……はい
私、邪魔なので失礼しますね!!』

足を動かした…

亜「まって!!」

⏰:07/01/31 23:16 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#704 [三ッ葉]
…………………
私は、今……亜梨沙先輩の部屋にいる――…


同室の人は今はいなかった――…


亜「あのさぁ……噂って本当の事……な…の??」

これが亜梨沙先輩が口を開いてでてきた言葉だった

    ドクンッ…

亜梨沙先輩の耳まで届いちゃったんだ――…

梨『………』

私は、何も答えられなかった

⏰:07/02/01 01:17 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#705 [三ッ葉]
亜梨沙先輩が話たい事がある―――――
と、言ったので来てみたら……
やっぱり思っていたどおりの事を聞かれた


亜「きっと本当なんだね……………
私さ、笙吾の事……中一の頃からずっと好きだったんだ………」


梨『え…………?』


亜「でも、笙吾にはずっと想いを寄せてる人がいた………
それは―――」

⏰:07/02/01 01:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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