゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#144 [三ッ葉]
「はぁッ!??
"なんなんですかッ!!"…じゃねえだろっ!!!」
ある一人の先輩がドスの効いた声で私に向かって怒鳴ってきた――…
すっごい迫力;;
私が黙っていると先輩が話を続ける――
「手紙で言っただろ??
ちゃんと意味理解できたの??
私達は、まとわりつくなって書いてたの!!」
先輩が私の体を押して壁へと追いやる……
:07/01/08 00:25 :N902i :☆☆☆
#145 [三ッ葉]
「……なのにお前は、ずっとつきまとってんだよッ!!一年のくせにッ……!」
睨みにくる視線が私の目に刺さる
頭が更にグラグラしてくるが――――
梨『私は、話したいから話してるだけですッ!!
そんなに一緒にいたいなら話かければいいじゃん!!
あ……もしかしてぇ話かける勇気もないんですか?笑
根性ないのは先輩達じゃないんですかッ!!』
言い返してやった!!
怒りの所為で私語やら敬語が交じってしまったけど……
:07/01/08 00:35 :N902i :☆☆☆
#146 [三ッ葉]
「良くそんな口きけるんだなッ!!!!
何こいつ……まじムカツクっ!!」
ガッ―
梨『痛っ…痛いっ!!ッ…!!』
先輩が私の髪の毛を乱暴に掴みひっぱる…
そして他の先輩が私の顔や体にホースを使って水をかけにきたッ……!!!
:07/01/08 00:41 :N902i :☆☆☆
#147 [三ッ葉]
息ができなくなるくらい顔にかけにこられる
苦しッ………
私はその場にしゃがみこんだ――
何秒後にホースの水が止まる
そして、
うずくまっていた私の顔を先輩はぐっと手で上げさせて言った……
「どうせアンタは笙吾に遊ばれてるんだからッ!!」
と笑いながら――…
:07/01/08 00:48 :N902i :☆☆☆
#148 [三ッ葉]
笙吾先輩が…………遊び――――??
梨『笙吾先輩は、女で遊ぶような人ではありませんッ!!!!』
怒りに狂った声で言った
その後にチャイムが鳴る―――
「へぇ…。あんた、笙吾の事何も知らないんだ〜。笑
いずれ分かるわ
…もう授業始まるしいこッ!!」
と大人の口調でかわされた……
:07/01/08 00:57 :N902i :☆☆☆
#149 [三ッ葉]
先輩達はトイレをでていく―――…
最後にトイレをでていく先輩が
「あっ!!これ返すわっ!!!」
と笑いながら私に何かを投げつけてでていった……
それは、ボロボロになったジャージだった――
まるで、今の私みたい………
:07/01/08 01:01 :N902i :☆☆☆
#150 [三ッ葉]
騒がしかったトイレは静かになった――
かすかに先生達が授業をしている声が廊下を伝って私の耳に届く――…
もう、笙吾先輩達と栞達は教室戻って授業受けてるよね―
女の先輩達はいなくなったのに私の心はどんどん沈んでいく――…
:07/01/08 01:11 :N902i :☆☆☆
#151 [三ッ葉]
本当の笙吾先輩?
……遊び?
………って何????
私には理解できなかった
ポタッポタッ―
私の髪から雫が落ちる
寒い…
頭が痛い―…
気持ち悪い――…
体が重いよ―――…
:07/01/08 01:15 :N902i :☆☆☆
#152 [三ッ葉]
このままでいてるわけにはいかない―…
梨『……ッ;;』
重たい体を頑張って起こして私はトイレから一歩踏み出した―――――
亜『梨緒ちゃんッ…!!』
亜梨沙先輩が私の姿を見て、血相を変えた
亜梨沙先輩が……なんでここに??
授業は――…‥??
:07/01/08 01:21 :N902i :☆☆☆
#153 [三ッ葉]
私はもう一歩踏み出そうとした………
だが――
視界がブレてぼやけていく……
亜梨沙先輩の声も聞こえにくい………
私の意識はスーッと消えていった―――――
:07/01/08 01:23 :N902i :☆☆☆
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