゚*。+-想いの行方-+。*゚
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#532 [三ッ葉]
太陽の光で余計に眩しい笑顔だった……


心が落ち着くような笑顔だった――…

私は
重い目蓋を動かして
笑った――…


新「よし!」


それだけ言うと何事も無いような余裕の表情で
スタスタと教室を去っていった……

⏰:07/01/25 22:13 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#533 [三ッ葉]
先生は、すぐに授業を再開した――…


………………
………………………
新先輩の笑顔
本当に落ち着く…


笙吾先輩なら
大きく口を開けて笑くぼをつくりながら
無邪気に笑うんだろうな……………



少し前まで辛さは少しずつ癒えていった――…

⏰:07/01/25 22:18 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#534 [三ッ葉]
いや……
そう感じただけ。



――――安らぎは、
    一瞬のもの

 長くは続かない……



そんなこと分かりきっていたのに――…

⏰:07/01/25 22:21 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#535 [三ッ葉]
受けとめなきゃいけないんだ――……


私の前に突き付けられてる
     現実

受けとめなきゃ―…



泣いてはいけない―…

⏰:07/01/25 22:23 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#536 [三ッ葉]
〜♪

チャイムが学園内に鳴り響く―――…

その後
自分にふってくる女子や男子からの質問の群れから逃げ出した……      
教室をでると
栞と龍也がいた


栞「今日はなんと派手な登場だったこと!笑」

栞は、お嬢様口調で言う 
梨『あは…は』

⏰:07/01/25 22:29 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#537 [三ッ葉]
…………………

三人で食堂に足を運ぶと、新先輩と亜梨沙先輩が先に席についていた……


笙吾先輩の姿はない


私達が席につくと、少し離れたとこからざわつきだす――…         

笙吾先輩が姿をみせたのだ
何人かの女子と一緒に――…

⏰:07/01/25 22:33 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#538 [三ッ葉]
「……」
私たちは黙りこんだ


亜梨沙先輩は、軽く笑っていた――…
でも、顔は引きつっていたのに私は気付いた


笙「よぉ!!」

笙吾先輩は笑顔で席についた………


皆は、まだ黙ったままだった――

⏰:07/01/25 22:37 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#539 [三ッ葉]
『こんにちは!!』


沈黙を破ったのは、私自身だった――…

自分でも驚いた


笙「あッ……!!
昨日はごめんなぁ〜」


昨日………
   キスのこと??

その言葉に
新先輩と私だけが顔色を変える……

私達だけが昨日の夜の事を知っているから――…

⏰:07/01/25 22:41 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#540 [三ッ葉]
あとの三人に何か違和感をもたせるような事はしたくなかった……

だから

梨『全然ッ大丈夫です!!』

涙を奥へ……
奥へ奥へ閉じ込めながら答えた

泣いてはいけないから―…

笙「そっか…」

笙吾先輩は軽く答えた

⏰:07/01/25 22:45 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#541 [三ッ葉]
それから、いつものように会話をはずませた

でも皆何か違和感を抱えている…………


笙吾先輩が変わってしまったような気がする―…


これが、新先輩に聞いた

"女に軽かった時の
      笙吾先輩"

なのか…………


なぜ変わってしまったの?

⏰:07/01/25 22:49 📱:N902i 🆔:☆☆☆


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